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テーブルの上に3人分の料理を並べる
とりあえず、パンにしたけど足りなかったらご飯も出そう。
「「「いただきます」」」
いつも通り幸せそうに食べる冬弥にホッと安堵する
「夏樹、今日のシチューも美味しいね。天才!肉もホロホロだぁ~」
パンを頬張りながらどんどん平らげていくのを見て嬉しくなる
そんな冬弥を驚いた顔で見ているのに気づき
「あの、お味大丈夫ですか?合わなかったらごめんなさい...」
「いや、シチューはめちゃくちゃ美味しいよ。
ただ、冬弥がちゃんと飯食ってるのが驚きで...
ロケ弁は基本食わない。食レポは一口のみ...自分から食べ物を摂取してることなんてほぼ皆無のヤツが...」
聞いてるこっちが信じられない内容が聞こえる
「冬弥、オレが作った時はいつもこんな感じなんですが...」
急に手をガシッと握られ驚いていると、横から冬弥にマネージャーの手を払い除けられ、消毒とかいってウェットティッシュで拭いてくる
「おい、誰か雑菌だ。
いや、それよりも、早坂くん。もし可能なら今後もコイツに飯を作ってやってくれ。身体が資本の仕事なのに、普段の生活がめちゃくちゃなんだよ
バイト代はちゃんと出すから、本当によろしく頼む!」
二人のやり取りを見ていて苦笑してしまい、とりあえずマネージャーさんに向き合い
「わかりました。学校もあるから休みとか時間のある時にですが、こんな感じで作らせて貰います
あ、食費とかは冬弥から貰ってるんで大丈夫なのかな?」
今後のこともあるから、とバイト代は貰える事になりなんだか申し訳なく思っていると、冬弥が抱き付いてきて、頬にキスをしてくる
マネージャーさん、めっちゃ目見開いてんじゃん!?
「ま、まさか...付き合ってるわけじゃないよな?」
「ち、違いますっ!いや、えっと...んっ!?ふぉ、や...」
慌てて否定しようとするが、冬弥に口を手で塞がれモゴモゴとしか言えない
「オレが夏樹にアプローチ中だから、邪魔しないでよ
ご飯食べたなら、さっさと帰って。明日はオフなんだから、夏樹と2人っきりでゆっくりしたいし」
不機嫌になる冬弥に呆れたように溜息をつき、オレに色々ごめんな。と言って早々に帰って行った
マネージャーが帰ってからは機嫌も直り、後ろから抱き着いてくる
「夏樹、ごめんね。アイツにはオレからしっかり文句言っとくから
あと、今日は泊まれる?せっかく半日はゆっくり一緒にいる予定だったのに...明日はオフだから、夏樹がいいなら...」
泊まるって、なると色々一線越えそうなんだけど...
嫌じゃない自分がいて戸惑う
確かに、最近は特に冬弥からのスキンシップに抵抗がないし、むしろ嬉しいって気持ちもあって...
悩んでいると頸の辺りにキスをされ、ビクッと震えてしまう
「夏樹、大好きだよ。オレのことも、好きになって欲しいなぁ...」
振り向くと頬を抑えられ、ゆっくりとキスをされる
最初は触れるだけのキスだったのに、唇を舐められ舌を絡めるような深い口付けに変わる
「っん、ふぁ...ん...」
いつの間にかこんなキスにも慣れてしまい、気持ち良さからズボンがキツくなるのがわかる
「んっ、とうや...ダメだって...」
「夏樹、大好きだよ」
耳元で囁かれる甘い声と少し涙で潤んだ綺麗な目に、つい頷いてしまう
「オレ、まだハッキリとはわかんないけど...でも、冬弥のこと好きなんだと思う
冬弥にキスせれるのも、抱き付かれるのも...むしろ、好きだし...」
驚いた顔で見つめてきたと思ったら、徐々に赤くなって恥ずかしそうにする冬弥が可愛く見える
自分からはもっと恥ずかしいこといっぱいしてくるくせに、オレからの告白には真っ赤になるのかよ
チュッと音を立ててキスをし、スマホを持って離れる
「親に泊まること、電話してくる。
あと、オレ着替えとか持ってないから、冬弥の服借りるから」
ニッと悪戯っぽく笑い、廊下に電話しに行く
とりあえず、パンにしたけど足りなかったらご飯も出そう。
「「「いただきます」」」
いつも通り幸せそうに食べる冬弥にホッと安堵する
「夏樹、今日のシチューも美味しいね。天才!肉もホロホロだぁ~」
パンを頬張りながらどんどん平らげていくのを見て嬉しくなる
そんな冬弥を驚いた顔で見ているのに気づき
「あの、お味大丈夫ですか?合わなかったらごめんなさい...」
「いや、シチューはめちゃくちゃ美味しいよ。
ただ、冬弥がちゃんと飯食ってるのが驚きで...
ロケ弁は基本食わない。食レポは一口のみ...自分から食べ物を摂取してることなんてほぼ皆無のヤツが...」
聞いてるこっちが信じられない内容が聞こえる
「冬弥、オレが作った時はいつもこんな感じなんですが...」
急に手をガシッと握られ驚いていると、横から冬弥にマネージャーの手を払い除けられ、消毒とかいってウェットティッシュで拭いてくる
「おい、誰か雑菌だ。
いや、それよりも、早坂くん。もし可能なら今後もコイツに飯を作ってやってくれ。身体が資本の仕事なのに、普段の生活がめちゃくちゃなんだよ
バイト代はちゃんと出すから、本当によろしく頼む!」
二人のやり取りを見ていて苦笑してしまい、とりあえずマネージャーさんに向き合い
「わかりました。学校もあるから休みとか時間のある時にですが、こんな感じで作らせて貰います
あ、食費とかは冬弥から貰ってるんで大丈夫なのかな?」
今後のこともあるから、とバイト代は貰える事になりなんだか申し訳なく思っていると、冬弥が抱き付いてきて、頬にキスをしてくる
マネージャーさん、めっちゃ目見開いてんじゃん!?
「ま、まさか...付き合ってるわけじゃないよな?」
「ち、違いますっ!いや、えっと...んっ!?ふぉ、や...」
慌てて否定しようとするが、冬弥に口を手で塞がれモゴモゴとしか言えない
「オレが夏樹にアプローチ中だから、邪魔しないでよ
ご飯食べたなら、さっさと帰って。明日はオフなんだから、夏樹と2人っきりでゆっくりしたいし」
不機嫌になる冬弥に呆れたように溜息をつき、オレに色々ごめんな。と言って早々に帰って行った
マネージャーが帰ってからは機嫌も直り、後ろから抱き着いてくる
「夏樹、ごめんね。アイツにはオレからしっかり文句言っとくから
あと、今日は泊まれる?せっかく半日はゆっくり一緒にいる予定だったのに...明日はオフだから、夏樹がいいなら...」
泊まるって、なると色々一線越えそうなんだけど...
嫌じゃない自分がいて戸惑う
確かに、最近は特に冬弥からのスキンシップに抵抗がないし、むしろ嬉しいって気持ちもあって...
悩んでいると頸の辺りにキスをされ、ビクッと震えてしまう
「夏樹、大好きだよ。オレのことも、好きになって欲しいなぁ...」
振り向くと頬を抑えられ、ゆっくりとキスをされる
最初は触れるだけのキスだったのに、唇を舐められ舌を絡めるような深い口付けに変わる
「っん、ふぁ...ん...」
いつの間にかこんなキスにも慣れてしまい、気持ち良さからズボンがキツくなるのがわかる
「んっ、とうや...ダメだって...」
「夏樹、大好きだよ」
耳元で囁かれる甘い声と少し涙で潤んだ綺麗な目に、つい頷いてしまう
「オレ、まだハッキリとはわかんないけど...でも、冬弥のこと好きなんだと思う
冬弥にキスせれるのも、抱き付かれるのも...むしろ、好きだし...」
驚いた顔で見つめてきたと思ったら、徐々に赤くなって恥ずかしそうにする冬弥が可愛く見える
自分からはもっと恥ずかしいこといっぱいしてくるくせに、オレからの告白には真っ赤になるのかよ
チュッと音を立ててキスをし、スマホを持って離れる
「親に泊まること、電話してくる。
あと、オレ着替えとか持ってないから、冬弥の服借りるから」
ニッと悪戯っぽく笑い、廊下に電話しに行く
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