29 / 50
【一欠片の淡い花は、遠くにいる貴方を想う】
1
しおりを挟む
恋人であり、オレのパートナーである國士と喧嘩をした。
一人暮らしをしていたボロアパートでのプロポーズから、早くも三年の月日が流れていた。
当然、今までにも喧嘩はあったけど、それは時々ある意見の食い違い程度だった。
そんな頻繁にあることじゃない。
それに、喧嘩してもすぐに仲直りするようにしてきた。
ただ、最近はほんの些細な事ですら、喧嘩してしまう。
忙しい彼をサポートするのがオレの役割だから、やることが増えても別にいい。
イライラしているのは、疲れているからだって、最初は思ってた。
忙しいから、オレとの約束を忘れただけだって思ってた。
そう思っていたのに……
最近、國士はオレに関する事だけ忘れている気がしてならない。
オレの存在を忘れているような……
オレだけを、忘れているような……
そんな嫌がらせみたいな態度と取られると、オレ自身もイライラしてしまう。
最初はちょっとした喧嘩の腹いせなのかと思っていた。
彼は年上だけど、子どもみたいなところがあるから……
最初は子どもっぽい態度につい笑ってしまって、その後二人で謝って仲直りしていた。
でもなぜか、國士は困惑したような顔をしていた。
オレはあの時に國士も笑っていたから大丈夫だって勝手に思っていた。
もう大丈夫だって……。
もう、仲直りって……思っていたのに……
それなのに、数日後、また同じ事が繰り返される。
オレに関すること以外は普通なのに……
オレのことだけ、忘れているような日が増えた。
話せば思い出してくれるけど、オレのことだけ忘れてしまっていることが増えた。
オレへの連絡だけを忘れて、オレだけ予定を知らなくて……
前々から約束していたのに、オレとの約束を忘れて別の予定をいれたりする。
仕事や他の人のことはちゃんと覚えているのに……
オレとの約束だけ覚えていてくれない。
こんなこと、今までなかったのに。
日々、不安と苛立ちが募っていって……
ずっと我慢していたはずなのに、あの日、どうしても耐えられなかった……
國士が傷付くってわかっていたのに、オレが一方的に責め立てるような言葉を使ってしまった。
「ごめん、紫苑。本当に、ごめん」
眉を下げ傷ついたような悲しそうな顔で謝ってきた彼を、オレは許すことができなかった。
「今日は近くのホテルに泊まって頭を冷やしてくる。明日、会社で会った時にはちゃんとするから……本当に、ごめん」
上着とスマホ、財布だけを手に出て行く彼を止めることができなかった。
「行かないで」って、ただ一言、素直に言えばよかった。
心のどこかでそう叫んでいたのに、喉の奥で言葉が詰まって出てこなかった。
「素直に行かないで欲しい」って言えばよかったのに、オレのちっぽけなプライドがそれを許さなかった。
一番傷付いているのは國士自身だってわかっているのに、彼が一番傷付くことを口にしてしまった。
出て行く彼の寂しそうな背を、ただ見送ることしかできなかった。
「國士っ!」
扉の閉まる音と同時に慌てて名前を呼ぶも、彼は出て行ってしまった。
不意になぜかもう会えなくなるじゃないかって不安が過ぎる。
胸の奥を冷たい手でぎゅっと締め付けるような不安が押し寄せてくる。
頭では「そんなわけない」と否定しても、心のどこかでざわめく予感が止まらなかった。
でも、オレは彼を追い掛けることすらできなかった。
ダイニングのテーブルには、二人分の食事が手付かずのまま残されていた。
疲れて帰ってきた彼に食べてもらいたくて、彼の好物であるサバの味噌煮を作ったのに……
食べてほしかった人に食べてもらえなかった。
「國士、ホテルでちゃんと夕飯食べてるかな……」
食事に無頓着な彼が、オレが作った料理なら喜んで食べてくれていた。
いつも「美味しい」って言ってくれた。
あの笑顔を見るたびに、オレの心は温かくなって、どんな疲れも吹き飛んだ。
なのに、今、その笑顔を思い出すだけで胸が痛む。
食べてもらえなかった今日の夕食を見て、小さく溜息が漏れる。
ひとり、ポツンと椅子に座って自分の分の料理を眺めるも、一向に食欲が湧かない。
そういえば、こうやって料理を作れるようにまで、天河にはいっぱい練習に付き合ってたなぁ……
失敗も多くて、塩辛かったり味がしないのを作って困らせちゃったっけ……
ホント、天河には申し訳ないとは思っている。
でも、彼が一番國士の好きな味を知っているから……つい。
「はぁ……」
さっきよりも深い溜息が出てしまい、仕方なく二人分の食事にラップをする。
やらなきゃいけない事はたくさんあるのに、やる気が出ない……
お風呂も、一人で入るのが寂しくてシャワーで簡単に済ませてしまった。
ソファーに深く座り、膝を抱えるように小さく蹲って何をするでもなく、ただボーっとしてしまう。
ひとりぼっちでいると、徐々に頭が冷めていき、さっき國士に言ってしまった言葉の数々が頭の中を巡る。
『オレのことどうでもいいって思ってんだろ!』
『最近なんで無視すんだよ!』
『オレのこと、嫌いになったんだろ!』
『男のオレに飽きたってことだろ!』
『浮気してるんじゃないのか?』
『だって、本当のことだろ!オレなんかと結婚しなきゃよかったって!本当は後悔してるんだろっ!』
言い過ぎてしまった言葉の数々。
國士の傷付いた顔を思い出すだけで、胸が締め付けられる。
「國士……」
膝の上にコテンと頭を預けながら横を振り向くも、いつも隣に居てくれたはずの彼が、今はいない。
いつもだったら、もう仲直りしているはずなのに……
仲直りしたいのに、彼が居ない。
いつもだったら、今頃ギュッと強く抱きしめ合って、沢山キスをしてくれるのに……今はひとりぼっち。
彼の温もりが、いつもならこんな時そばにあるのに……
今はその温かさがあまりにも遠く感じられて、涙が滲みそうになる。
「あんな思ってもないこと、あんな酷いこと……言うんじゃなかった……」
今更後悔しても、時間は巻き戻ってはくれない。
寂しさだけが募っていく。
「國士に謝らなきゃ……」
國士がいつも使っていたクッションを抱きしめると、ほんのりと彼の匂いがした。
ウッディーな落ち着いた感じの香り。
國士に似合うと思って、オレが一緒に選んだ香り……
その香りを吸い込むたびに、彼と過ごした日々が鮮やかに蘇る。
あの時、二人で香水売り場をうろうろしながら笑い合ったこと。
彼が「これ、紫苑が選んだから好きだよ」って照れくさそうに言ってくれたこと。
全部、全部、愛おしくて、なのに今はそれが苦しい。
「國士に、会いたい……今すぐ、謝りたい」
寂しさと罪悪感からポツリと呟くも、時計を見るともう0時を回っていた。
今から謝りに行こうにも、時間が時間なだけに電話をするのも憚られる。
諦めて小さく溜息を吐き出し、明日出社した時に謝ろうと決意する。
明日の朝、朝一で、誰よりも早く國士に会って謝ろう。
ちゃんと仲直りして、今日食べるはずだった夕飯を一緒に食べよう。
他にも彼の好きな物をいっぱい用意しよう。
大丈夫。きっと彼は許してくれる。
許してくれて、いつもみたいにギュッて抱きしめてくれる。
そう思うと、ほんの少しだけ希望が灯る。
でも、同時に、もし彼がもうオレを許してくれなかったらどうしよう、という恐怖が胸の奥で蠢く。
明日の夜は……オレからお誘いしてみてもいいし……
國士が喜んでくれること、いっぱいやろう。
そうしよう!
明日のことを思うと少しだけ心が軽くなったような気がした。
でも、広いクイーンサイズのベッドに横になると、また寂しさが込み上げてくる。
ベッドの半分が冷たく空っぽで、いつもなら彼の寝息が聞こえるはずの空間が静まり返っている。
シーツに残る彼の匂いすら、今は遠い記憶のようだ。
大丈夫。早く謝ろう。
國士はきっと許してくれるから……
明日の朝、一番に謝って仲直りしよう。
この願いが叶うことは一生ないのだと、この時は何も知らなかった。
あの幸せな日々が壊れ始めていたなんて、気付けなかった。
こんな事になるなら、あの時喧嘩なんてしなければ良かった……
もし、あの瞬間にもう一度戻れたなら、オレは絶対に彼を傷つけるような言葉を選ばなかった。
どんなに苛立っても、彼の悲しそうな目を見ないで済むなら、我慢できたはずなのに。
一人暮らしをしていたボロアパートでのプロポーズから、早くも三年の月日が流れていた。
当然、今までにも喧嘩はあったけど、それは時々ある意見の食い違い程度だった。
そんな頻繁にあることじゃない。
それに、喧嘩してもすぐに仲直りするようにしてきた。
ただ、最近はほんの些細な事ですら、喧嘩してしまう。
忙しい彼をサポートするのがオレの役割だから、やることが増えても別にいい。
イライラしているのは、疲れているからだって、最初は思ってた。
忙しいから、オレとの約束を忘れただけだって思ってた。
そう思っていたのに……
最近、國士はオレに関する事だけ忘れている気がしてならない。
オレの存在を忘れているような……
オレだけを、忘れているような……
そんな嫌がらせみたいな態度と取られると、オレ自身もイライラしてしまう。
最初はちょっとした喧嘩の腹いせなのかと思っていた。
彼は年上だけど、子どもみたいなところがあるから……
最初は子どもっぽい態度につい笑ってしまって、その後二人で謝って仲直りしていた。
でもなぜか、國士は困惑したような顔をしていた。
オレはあの時に國士も笑っていたから大丈夫だって勝手に思っていた。
もう大丈夫だって……。
もう、仲直りって……思っていたのに……
それなのに、数日後、また同じ事が繰り返される。
オレに関すること以外は普通なのに……
オレのことだけ、忘れているような日が増えた。
話せば思い出してくれるけど、オレのことだけ忘れてしまっていることが増えた。
オレへの連絡だけを忘れて、オレだけ予定を知らなくて……
前々から約束していたのに、オレとの約束を忘れて別の予定をいれたりする。
仕事や他の人のことはちゃんと覚えているのに……
オレとの約束だけ覚えていてくれない。
こんなこと、今までなかったのに。
日々、不安と苛立ちが募っていって……
ずっと我慢していたはずなのに、あの日、どうしても耐えられなかった……
國士が傷付くってわかっていたのに、オレが一方的に責め立てるような言葉を使ってしまった。
「ごめん、紫苑。本当に、ごめん」
眉を下げ傷ついたような悲しそうな顔で謝ってきた彼を、オレは許すことができなかった。
「今日は近くのホテルに泊まって頭を冷やしてくる。明日、会社で会った時にはちゃんとするから……本当に、ごめん」
上着とスマホ、財布だけを手に出て行く彼を止めることができなかった。
「行かないで」って、ただ一言、素直に言えばよかった。
心のどこかでそう叫んでいたのに、喉の奥で言葉が詰まって出てこなかった。
「素直に行かないで欲しい」って言えばよかったのに、オレのちっぽけなプライドがそれを許さなかった。
一番傷付いているのは國士自身だってわかっているのに、彼が一番傷付くことを口にしてしまった。
出て行く彼の寂しそうな背を、ただ見送ることしかできなかった。
「國士っ!」
扉の閉まる音と同時に慌てて名前を呼ぶも、彼は出て行ってしまった。
不意になぜかもう会えなくなるじゃないかって不安が過ぎる。
胸の奥を冷たい手でぎゅっと締め付けるような不安が押し寄せてくる。
頭では「そんなわけない」と否定しても、心のどこかでざわめく予感が止まらなかった。
でも、オレは彼を追い掛けることすらできなかった。
ダイニングのテーブルには、二人分の食事が手付かずのまま残されていた。
疲れて帰ってきた彼に食べてもらいたくて、彼の好物であるサバの味噌煮を作ったのに……
食べてほしかった人に食べてもらえなかった。
「國士、ホテルでちゃんと夕飯食べてるかな……」
食事に無頓着な彼が、オレが作った料理なら喜んで食べてくれていた。
いつも「美味しい」って言ってくれた。
あの笑顔を見るたびに、オレの心は温かくなって、どんな疲れも吹き飛んだ。
なのに、今、その笑顔を思い出すだけで胸が痛む。
食べてもらえなかった今日の夕食を見て、小さく溜息が漏れる。
ひとり、ポツンと椅子に座って自分の分の料理を眺めるも、一向に食欲が湧かない。
そういえば、こうやって料理を作れるようにまで、天河にはいっぱい練習に付き合ってたなぁ……
失敗も多くて、塩辛かったり味がしないのを作って困らせちゃったっけ……
ホント、天河には申し訳ないとは思っている。
でも、彼が一番國士の好きな味を知っているから……つい。
「はぁ……」
さっきよりも深い溜息が出てしまい、仕方なく二人分の食事にラップをする。
やらなきゃいけない事はたくさんあるのに、やる気が出ない……
お風呂も、一人で入るのが寂しくてシャワーで簡単に済ませてしまった。
ソファーに深く座り、膝を抱えるように小さく蹲って何をするでもなく、ただボーっとしてしまう。
ひとりぼっちでいると、徐々に頭が冷めていき、さっき國士に言ってしまった言葉の数々が頭の中を巡る。
『オレのことどうでもいいって思ってんだろ!』
『最近なんで無視すんだよ!』
『オレのこと、嫌いになったんだろ!』
『男のオレに飽きたってことだろ!』
『浮気してるんじゃないのか?』
『だって、本当のことだろ!オレなんかと結婚しなきゃよかったって!本当は後悔してるんだろっ!』
言い過ぎてしまった言葉の数々。
國士の傷付いた顔を思い出すだけで、胸が締め付けられる。
「國士……」
膝の上にコテンと頭を預けながら横を振り向くも、いつも隣に居てくれたはずの彼が、今はいない。
いつもだったら、もう仲直りしているはずなのに……
仲直りしたいのに、彼が居ない。
いつもだったら、今頃ギュッと強く抱きしめ合って、沢山キスをしてくれるのに……今はひとりぼっち。
彼の温もりが、いつもならこんな時そばにあるのに……
今はその温かさがあまりにも遠く感じられて、涙が滲みそうになる。
「あんな思ってもないこと、あんな酷いこと……言うんじゃなかった……」
今更後悔しても、時間は巻き戻ってはくれない。
寂しさだけが募っていく。
「國士に謝らなきゃ……」
國士がいつも使っていたクッションを抱きしめると、ほんのりと彼の匂いがした。
ウッディーな落ち着いた感じの香り。
國士に似合うと思って、オレが一緒に選んだ香り……
その香りを吸い込むたびに、彼と過ごした日々が鮮やかに蘇る。
あの時、二人で香水売り場をうろうろしながら笑い合ったこと。
彼が「これ、紫苑が選んだから好きだよ」って照れくさそうに言ってくれたこと。
全部、全部、愛おしくて、なのに今はそれが苦しい。
「國士に、会いたい……今すぐ、謝りたい」
寂しさと罪悪感からポツリと呟くも、時計を見るともう0時を回っていた。
今から謝りに行こうにも、時間が時間なだけに電話をするのも憚られる。
諦めて小さく溜息を吐き出し、明日出社した時に謝ろうと決意する。
明日の朝、朝一で、誰よりも早く國士に会って謝ろう。
ちゃんと仲直りして、今日食べるはずだった夕飯を一緒に食べよう。
他にも彼の好きな物をいっぱい用意しよう。
大丈夫。きっと彼は許してくれる。
許してくれて、いつもみたいにギュッて抱きしめてくれる。
そう思うと、ほんの少しだけ希望が灯る。
でも、同時に、もし彼がもうオレを許してくれなかったらどうしよう、という恐怖が胸の奥で蠢く。
明日の夜は……オレからお誘いしてみてもいいし……
國士が喜んでくれること、いっぱいやろう。
そうしよう!
明日のことを思うと少しだけ心が軽くなったような気がした。
でも、広いクイーンサイズのベッドに横になると、また寂しさが込み上げてくる。
ベッドの半分が冷たく空っぽで、いつもなら彼の寝息が聞こえるはずの空間が静まり返っている。
シーツに残る彼の匂いすら、今は遠い記憶のようだ。
大丈夫。早く謝ろう。
國士はきっと許してくれるから……
明日の朝、一番に謝って仲直りしよう。
この願いが叶うことは一生ないのだと、この時は何も知らなかった。
あの幸せな日々が壊れ始めていたなんて、気付けなかった。
こんな事になるなら、あの時喧嘩なんてしなければ良かった……
もし、あの瞬間にもう一度戻れたなら、オレは絶対に彼を傷つけるような言葉を選ばなかった。
どんなに苛立っても、彼の悲しそうな目を見ないで済むなら、我慢できたはずなのに。
50
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?
krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」
突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。
なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!?
全力すれ違いラブコメファンタジーBL!
支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。
【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。
猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。
復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。
やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、
勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。
過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。
魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、
四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。
輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。
けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、
やがて――“本当の自分”を見つけていく――。
そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。
※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
ビジネス婚は甘い、甘い、甘い!
ユーリ
BL
幼馴染のモデル兼俳優にビジネス婚を申し込まれた湊は承諾するけれど、結婚生活は思ったより甘くて…しかもなぜか同僚にも迫られて!?
「お前はいい加減俺に興味を持て」イケメン芸能人×ただの一般人「だって興味ないもん」ーー自分の旦那に全く興味のない湊に嫁としての自覚は芽生えるか??
借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます
なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。
そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。
「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」
脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……!
高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!?
借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。
冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!?
短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる