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・Day2/chapter2 再会は毒のごとく(2)

24.

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「ん、もう平気。充分、濡れちゃったから」
 火照った頬を向けて青年に微笑む少年は青年に見える角度で自身の後ろ穴に指を突っ込んだ。中指を中心に薬指と人差し指を添えて、いきなり三本もの指をほころぶ菊に押し付けたせいで、秘孔はめくれあがるように必死に充血しながらそれを美味しそうに銜え込んだ。
「んあぁ、入った、もう、入ったから……」
 中を押し開くように少年はそこをほぐしていく。その度に漏れる吐息の甘ったるさと艶めいた呻きに青年は頭を揺さぶられているかのようにくらくらする。
「おい、何して……」
 少年は、満足げに指を引き抜いた。使用人たちが青年の身体から離れる。どろりと使用人の唾液で濡れた乳首が空気に触れて少し冷たく感じるせいだ。自身の身体の高まりと火照った欲情を感じてしまうのは。
 少年は、急に解放されて唖然としている青年に妖艶な微笑みを浮かべながらも、彼の下腹に繊細な指先を這わせた。そっと触れられただけで、刺激を求めていた青年の肉体はびくりと跳ねる。
「これから、実演するから、ちゃーんと見ててね……」
 少年は、大きく太腿を開いて、青年に自分の痴態を晒した。細い花芯からは快楽を求めてぴくぴくと立ち上がった先端からとろとろと先走りが流れ落ちてくる。ほぐされ劣情に香る彼の蕾孔は男を誘ういろに充血していて、待ちきれないとばかりにくぱくぱと開閉を繰り返していた。
「待て、お前、まさか……!?」
 青年の制止を待たずに、少年は青年のペニスに手をかけた。
「んはぁ、すごぉい、さっきのでこんなに大きくなっちゃったの? ねえ、にいさん」
 青年は雄を撫でられて、息を荒くした。すこし触れられただけで快楽が走る。腰に溜まっていく熱が爆ぜそうになって、つらい。必死でこらえる青年を見て少年は満足げに笑う。
「やっぱり、にいさんだって、すきもんだよね。気持ちいいのには抗えないし」
「ちが……」
「否定しようとしたって、ここをこんなに物欲しそうにしてちゃ、誰も信じてくれないよ」
 ぐりりと少年の手が青年の先端をいじめた。途端に、射精感がこみあげてくる。しかし、それに至る前に少年は手を離した。高められるだけ高められた後、中途半端に終わらされて、行き場のない欲望が、青年の体内を駆けまわり、いますぐにでも解放してくれと暴れまわる。まるで、ちゅうぶらりんにされて、どっちつかずの状態だ。
 しかし、青年は強く下唇を噛んだ。ここで甘さに回るわけにはいかない、とかすかな理性がそう語りかけていた。
「それじゃ、いっこか。さっきも言ったけど、ちゃんと見学してるんだよ」
 少年の手が再び青年のペニスに伸びた。しかし、今度は悦を与えるために触れたのではない。そこが逃げないように支えるようにペニスを固定するとその上に自身の腰を落とした。
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