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第2章 風の大龍穴編
34 ルフトリーフとルシア
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目の前には青筋を立ててキレているルフトリーフさんが僕を睨んでいる。
ふう~。落ち着け僕。きちんと説明したら分かってくれるはずだ。よし。とにかく嘘偽りなくルシアとの関係性を伝えるしかないな。
「あの~、実はですね……」
僕がルフトリーフさんに説明を始めた瞬間、上の方に人影が見えた。
「何を騒いでいるのだ。リーフ、説明せよ」
そこに現れたのは風龍様だ。
「これは、風龍様。お見苦しいところをお見せして申し訳ありません。こやつがとんでもない発言をしたので問い質していたのです」
「ん? 何を言ったのだ?」
「クロノルシア様のことをあろうことか、"ルシア"と呼び捨てで呼んでいるのです」
「――ガハハハハッ!! レアンデルよ。ルシア殿のことをルシアと呼んでおるのか?」
「はい。風龍様。初めて出会ったときに僕に憑依することになった経緯がありまして、その際にルシアと呼べと言われ、それ以来ずっとルシアと呼んでおりますし、言葉遣いもくだけて話すようにと言われましたので、友だちのように話しております」
「ルシア殿と友だちのように……。グハハハハッ!! お主最高だのう! ルシア殿がそのような関係を求められるとはよっぽど気に入られたのだな。龍族の世界でもそのように話すものはおらんぞ」
「主! こやつが口から出まかせを言ってるのかも知れません。クロノルシア様がそのようなことをおっしゃるとは信じられません!」
『小僧が言ってることは本当だぞ?』
そこには階段から下りてきたルシアが現れた。
「ガハハハッ! やはり本当のことなのですな! レアンデルが嘘をついてるようにも思えませんし、嘘をつく必要もありませんからな」
「クロノルシア様! なぜそのようなことをおっしゃられたのですか!?」
『なぜと言われてもな。きちんとした理由があるわけでもないが、強いて言えばその方が我が心地よかったということだ。レアンデルに色々教えてやりたいと思ったのも我であるし、レアンデルに秘められた力を操るようになってもらいたいからな』
「秘められた力……ですか?」
『そうか。二人には話していなかったが、レアンデルは空の紋章を持つ時空間魔法の使い手なのだ』
「なんと! レアンデルは時空間魔法の使い手でありましたか! ガハハッ! それはルシア殿が気に入るのも当然と言えますな。数少ない同じ魔法の使い手同士。レアンデルも成長すれば絶大な力を持つ使い手となりそうですな」
「……時空間魔法の使い手、人族にもいたのか……」
僕の話をしてるけど、なんかすごい人みたいに言われてるから僕のこととは思えないや。確かに時空間魔法はすごい魔法だけど、まだ実感がないんだよね。
『そういうわけで我と小僧の関係は気安いものになっておる。ルフトリーフが激高してくれるのも我のことを思ってのことだと分かっておるが、小僧の話し方を変えさせる気はないし、我が望んでおることだから了承してくれ』
「……クロノルシア様にそのように言われて反対する理由は何一つありません。レアンデル殿。私の発言が不当であった。許してくれ」
「いえいえ! ルフトリーフさんが怒られるのは分かります。僕も大事な人を無下に扱われたら怒りを覚えますから。ですから謝罪は必要ありませんよ」
「ガハハハハッ! それではお互いの気持ちも晴れたということでよかろう。そうだ! レアンデルよ。吾輩とも友だち付き合いをしてくれんか? もともと堅苦しい言葉遣いは好かんし、リーフには改めよと言い続けておるのだが頑固でのう。その点、お主はルシア殿と気安い関係なのだから、吾輩にも同じように接すれば良いだけだ。簡単だろう?」
「簡単なわけないじゃないですか! 風龍様と友だちのように接するなんて無理です。お断りさせてください」
「なんだ。連れないのう。フレアとは……火龍のやつとはどのように接しておるのだ?」
「火龍様にも敬意を持った態度で接しておりますよ。ルシアとはいきさつでそうなっただけなんです。たまたま特別な関係が出来てしまったんですよ」
「その特別な関係に惹かれておるのだがな。吾輩がそういった付き合いができるのは龍族の世界にもほとんどおらん。人族と特別な関係を持てるのは面白いし、それが時空間魔法の使い手なら尚更だ」
「そんなことを言われましても……」
「主。レアンデル殿が困っておりますよ。あまり無理強いをするものではないと進言いたします。それと私は主の眷属なのですから、何度頼まれても今の態度を改めませんし、改める必要がありません」
「確かに無理強いをするのはよくないな。分かった。レアンデルよ。それでは今すぐに態度を変えよとは言わん。徐々に変わることを期待するとしよう。ただし、我のことはヴァンと呼ぶがよい。あと我の眷属は2人おるのだが、ここにいるルフトリーフのことはリーフと呼べ。龍族において愛称で呼ぶのは親しさの証。それぐらいのお願いは聞いてくれぬかのう」
ルフトリーフさんが上手くかわしてくれたと思ったのに、風龍様の粘りがすごいな。
「分かりました。ただし呼び捨ては無理です。ヴァン様とリーフさんで手を打っていただけませんか?」
「ふむう。態度は諦めたのだから愛称で呼ぶぐらいしてもらいたいものだが、無理強いは良くないか。分かった。その呼び方でよい。リーフもそれでよいな」
「主が決めたことに異論はございません」
『フフフ。ヴァンボロスよ。お主もレアンデルのことが気に入ったと見えるな』
「分かりますか! 何かこう惹きつけられるものがありますな。龍族に気に入られる何かを持っているかのようです』
『案外そうなのかも知れんな。ルフトリーフも我のことで怒ってくれてはいたが、レアンデルのことを嫌いではなさそうだしな」
「はい。初めて会ったときから興味を惹かれたのは間違いありません。それにしても時空間魔法の使い手とは驚きました」
『まだまだ修行の途中だから、魔法を使いこなせるようになるのはもう少し時間がかかるぞ。それでも今のまま修行を続ければ近いうちに、龍族の世界でも通じる使い手となるだろう』
「クロノルシア様がそこまで言われるとは感心いたしました。楽しみでございますな」
「ところでルシア殿。龍脈の確認はもう終えられたのですかな?」
『おお、そうであった。騒がしい気配を感じたので下りてきたまで。我はもう少し確認したいから戻るぞ。ルフトリーフには悪いがそれまでレアンデルの相手をしてやってくれ』
「承知しました。それではレアンデル殿。よければ一緒に風呂でも入らぬか?」
「本当ですか! この広いお風呂に入ってみたいと思っていたのです!」
「ガハハッ。吾輩自慢の大浴場である。それなら吾輩も入るぞ! 三人で親交を温めるとしようぞ!」
そんな流れが出来上がって、僕とヴァン様とリーフさんの三人でお風呂に入ることになった。いや~、最高に気持ちのいいお風呂だったよ。
浴槽から見える景色が砂嵐だけだったのが残念だけど、ヌルっとしたお湯が疲れを癒してくれてすごくリラックスすることができた。
ふう~。落ち着け僕。きちんと説明したら分かってくれるはずだ。よし。とにかく嘘偽りなくルシアとの関係性を伝えるしかないな。
「あの~、実はですね……」
僕がルフトリーフさんに説明を始めた瞬間、上の方に人影が見えた。
「何を騒いでいるのだ。リーフ、説明せよ」
そこに現れたのは風龍様だ。
「これは、風龍様。お見苦しいところをお見せして申し訳ありません。こやつがとんでもない発言をしたので問い質していたのです」
「ん? 何を言ったのだ?」
「クロノルシア様のことをあろうことか、"ルシア"と呼び捨てで呼んでいるのです」
「――ガハハハハッ!! レアンデルよ。ルシア殿のことをルシアと呼んでおるのか?」
「はい。風龍様。初めて出会ったときに僕に憑依することになった経緯がありまして、その際にルシアと呼べと言われ、それ以来ずっとルシアと呼んでおりますし、言葉遣いもくだけて話すようにと言われましたので、友だちのように話しております」
「ルシア殿と友だちのように……。グハハハハッ!! お主最高だのう! ルシア殿がそのような関係を求められるとはよっぽど気に入られたのだな。龍族の世界でもそのように話すものはおらんぞ」
「主! こやつが口から出まかせを言ってるのかも知れません。クロノルシア様がそのようなことをおっしゃるとは信じられません!」
『小僧が言ってることは本当だぞ?』
そこには階段から下りてきたルシアが現れた。
「ガハハハッ! やはり本当のことなのですな! レアンデルが嘘をついてるようにも思えませんし、嘘をつく必要もありませんからな」
「クロノルシア様! なぜそのようなことをおっしゃられたのですか!?」
『なぜと言われてもな。きちんとした理由があるわけでもないが、強いて言えばその方が我が心地よかったということだ。レアンデルに色々教えてやりたいと思ったのも我であるし、レアンデルに秘められた力を操るようになってもらいたいからな』
「秘められた力……ですか?」
『そうか。二人には話していなかったが、レアンデルは空の紋章を持つ時空間魔法の使い手なのだ』
「なんと! レアンデルは時空間魔法の使い手でありましたか! ガハハッ! それはルシア殿が気に入るのも当然と言えますな。数少ない同じ魔法の使い手同士。レアンデルも成長すれば絶大な力を持つ使い手となりそうですな」
「……時空間魔法の使い手、人族にもいたのか……」
僕の話をしてるけど、なんかすごい人みたいに言われてるから僕のこととは思えないや。確かに時空間魔法はすごい魔法だけど、まだ実感がないんだよね。
『そういうわけで我と小僧の関係は気安いものになっておる。ルフトリーフが激高してくれるのも我のことを思ってのことだと分かっておるが、小僧の話し方を変えさせる気はないし、我が望んでおることだから了承してくれ』
「……クロノルシア様にそのように言われて反対する理由は何一つありません。レアンデル殿。私の発言が不当であった。許してくれ」
「いえいえ! ルフトリーフさんが怒られるのは分かります。僕も大事な人を無下に扱われたら怒りを覚えますから。ですから謝罪は必要ありませんよ」
「ガハハハハッ! それではお互いの気持ちも晴れたということでよかろう。そうだ! レアンデルよ。吾輩とも友だち付き合いをしてくれんか? もともと堅苦しい言葉遣いは好かんし、リーフには改めよと言い続けておるのだが頑固でのう。その点、お主はルシア殿と気安い関係なのだから、吾輩にも同じように接すれば良いだけだ。簡単だろう?」
「簡単なわけないじゃないですか! 風龍様と友だちのように接するなんて無理です。お断りさせてください」
「なんだ。連れないのう。フレアとは……火龍のやつとはどのように接しておるのだ?」
「火龍様にも敬意を持った態度で接しておりますよ。ルシアとはいきさつでそうなっただけなんです。たまたま特別な関係が出来てしまったんですよ」
「その特別な関係に惹かれておるのだがな。吾輩がそういった付き合いができるのは龍族の世界にもほとんどおらん。人族と特別な関係を持てるのは面白いし、それが時空間魔法の使い手なら尚更だ」
「そんなことを言われましても……」
「主。レアンデル殿が困っておりますよ。あまり無理強いをするものではないと進言いたします。それと私は主の眷属なのですから、何度頼まれても今の態度を改めませんし、改める必要がありません」
「確かに無理強いをするのはよくないな。分かった。レアンデルよ。それでは今すぐに態度を変えよとは言わん。徐々に変わることを期待するとしよう。ただし、我のことはヴァンと呼ぶがよい。あと我の眷属は2人おるのだが、ここにいるルフトリーフのことはリーフと呼べ。龍族において愛称で呼ぶのは親しさの証。それぐらいのお願いは聞いてくれぬかのう」
ルフトリーフさんが上手くかわしてくれたと思ったのに、風龍様の粘りがすごいな。
「分かりました。ただし呼び捨ては無理です。ヴァン様とリーフさんで手を打っていただけませんか?」
「ふむう。態度は諦めたのだから愛称で呼ぶぐらいしてもらいたいものだが、無理強いは良くないか。分かった。その呼び方でよい。リーフもそれでよいな」
「主が決めたことに異論はございません」
『フフフ。ヴァンボロスよ。お主もレアンデルのことが気に入ったと見えるな』
「分かりますか! 何かこう惹きつけられるものがありますな。龍族に気に入られる何かを持っているかのようです』
『案外そうなのかも知れんな。ルフトリーフも我のことで怒ってくれてはいたが、レアンデルのことを嫌いではなさそうだしな」
「はい。初めて会ったときから興味を惹かれたのは間違いありません。それにしても時空間魔法の使い手とは驚きました」
『まだまだ修行の途中だから、魔法を使いこなせるようになるのはもう少し時間がかかるぞ。それでも今のまま修行を続ければ近いうちに、龍族の世界でも通じる使い手となるだろう』
「クロノルシア様がそこまで言われるとは感心いたしました。楽しみでございますな」
「ところでルシア殿。龍脈の確認はもう終えられたのですかな?」
『おお、そうであった。騒がしい気配を感じたので下りてきたまで。我はもう少し確認したいから戻るぞ。ルフトリーフには悪いがそれまでレアンデルの相手をしてやってくれ』
「承知しました。それではレアンデル殿。よければ一緒に風呂でも入らぬか?」
「本当ですか! この広いお風呂に入ってみたいと思っていたのです!」
「ガハハッ。吾輩自慢の大浴場である。それなら吾輩も入るぞ! 三人で親交を温めるとしようぞ!」
そんな流れが出来上がって、僕とヴァン様とリーフさんの三人でお風呂に入ることになった。いや~、最高に気持ちのいいお風呂だったよ。
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