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第4章 帝都アウシルバード編
SS レオーネの私室
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「ワハハハッ! ルシア殿とレンと知り合えたのは誠に喜ばしい出会いだったな!」
ここはサンネイシス帝国の皇帝であるレオーネの私室。
満面の笑みを浮かべたレオーネが、高級なカップに注がれた紅茶を飲みながら、ゆったりと椅子に腰をかけて、3人で談笑していた。
「本当に楽しい時間でしたな。紹介してくれたフライヤ殿にも感謝ですぞ。それにしてもルシア殿の強さは底が見えませんでした。ヴァン様やフライヤ殿が尊敬するというのは強さだけではないでしょうが、その強さもレベルが違うように感じましたぞ」
レオーネの私室で一緒に寛いでいる近衛隊長のロンジンも感想を述べ、それを聞いたレオーネは静かに頷く。
「全くだ。ルシア殿は次元が違うところにおられるように感じた。我々が知る龍族と言えばヴァン様とフライヤ、そしてリーフ殿であるが、ルシア殿は龍族の中でも別格の存在であることは間違いないであろう。強さに憧れ、強さを求め続ける我々獣人族にとっても畏敬の念を抱く御仁であるな。
あとは何と言ってもレンだ。あの若さであの強さ。そしてまだまだ強くなりそうな秘められた才能も感じた。将来が有望な若者はとても眩しく感じられて気持ちが良い。リオン、お前はどう思ったのだ?」
レオーネの長男である第一皇子のリオンが答える。
「父上たちが言われる通り、ルシア様に関してはフライヤ様のみならず、あのヴァン様も尊敬するお方。それだけの威厳と力を感じました。そしてレンですが、訓練室での稽古を間近で見ましたが、ものすごかったですよ。同い年とは思えない身のこなしに剣技、そして膨大な魔力。現時点で私の遥か先にいますが、追いつけたらと思う目標ができました。友人になれて本当によかったです」
「レンが帝国の貴族であったなら、お前を支えてくれる良い仲間になってくれたかも知れんのにな」
「いえ、父上。そうだったら私がレンを支えることになってたかも知れませんよ。それだけの実力と人望を感じましたから」
「ワハハハハッ!! そうかも知れんな。レンには人を惹きつける魅力みたいなものが備わっている。強さもあるが、性格や生まれ育った環境などの要因もあるのだろう。まさに、その魅力にいちころだったのがルナだがな」
「男勝りのルナがレンの前ではすっかり可愛い女の子になってましたからね。レンの強さに触発されたみたいで、今まで以上に訓練に打ち込んでますよ」
「今朝もルナのやつが槍術を教えてくれとせがんでくるから、少しだけ指導してやったらすごく喜んでいたぞ。もっと教えて欲しそうだったが、キリが無いから無理やり終わらせたがな」
「陛下の指導時間が短いと言って、すぐに私のところに来たのですぞ。実戦訓練の相手をして欲しいと言われて、2時間付き合わされました。しかし驚くほど上達されていたのでビックリしましたぞ。姫はますます強くなられますな」
「ルナの強さを求める性格は間違いなく俺譲りだからな。それにしてもルナがあそこまで興味を示すのは想像以上だった。リオンが言うように強さに惹かれているだけではないのかも知れんな。それはそれで父親としては全力で応援するがな。レンなら大歓迎だ」
「父上、それは流石に気が早いのでは。帝国皇帝の娘と王国名門貴族の子息というのも無視できない問題でしょうし」
「フハハハッ! まあ、国同士のことは置いといてだな。リオンもレンのことが気に入ったようだし、ルナも惹かれているのは間違いあるまい。友情を育むことに遠慮はいらん。切磋琢磨しあえる相手がいるのは幸せなことだ。お前もルナも次にレンと会う時には成長した姿を見せられるように研鑽しておくのだぞ」
「はい! 分かりました、父上!」
レオーネ、ロンジン、リオンの3人はそれからしばらくの間、レンの話で盛り上がるのだった。
ここはサンネイシス帝国の皇帝であるレオーネの私室。
満面の笑みを浮かべたレオーネが、高級なカップに注がれた紅茶を飲みながら、ゆったりと椅子に腰をかけて、3人で談笑していた。
「本当に楽しい時間でしたな。紹介してくれたフライヤ殿にも感謝ですぞ。それにしてもルシア殿の強さは底が見えませんでした。ヴァン様やフライヤ殿が尊敬するというのは強さだけではないでしょうが、その強さもレベルが違うように感じましたぞ」
レオーネの私室で一緒に寛いでいる近衛隊長のロンジンも感想を述べ、それを聞いたレオーネは静かに頷く。
「全くだ。ルシア殿は次元が違うところにおられるように感じた。我々が知る龍族と言えばヴァン様とフライヤ、そしてリーフ殿であるが、ルシア殿は龍族の中でも別格の存在であることは間違いないであろう。強さに憧れ、強さを求め続ける我々獣人族にとっても畏敬の念を抱く御仁であるな。
あとは何と言ってもレンだ。あの若さであの強さ。そしてまだまだ強くなりそうな秘められた才能も感じた。将来が有望な若者はとても眩しく感じられて気持ちが良い。リオン、お前はどう思ったのだ?」
レオーネの長男である第一皇子のリオンが答える。
「父上たちが言われる通り、ルシア様に関してはフライヤ様のみならず、あのヴァン様も尊敬するお方。それだけの威厳と力を感じました。そしてレンですが、訓練室での稽古を間近で見ましたが、ものすごかったですよ。同い年とは思えない身のこなしに剣技、そして膨大な魔力。現時点で私の遥か先にいますが、追いつけたらと思う目標ができました。友人になれて本当によかったです」
「レンが帝国の貴族であったなら、お前を支えてくれる良い仲間になってくれたかも知れんのにな」
「いえ、父上。そうだったら私がレンを支えることになってたかも知れませんよ。それだけの実力と人望を感じましたから」
「ワハハハハッ!! そうかも知れんな。レンには人を惹きつける魅力みたいなものが備わっている。強さもあるが、性格や生まれ育った環境などの要因もあるのだろう。まさに、その魅力にいちころだったのがルナだがな」
「男勝りのルナがレンの前ではすっかり可愛い女の子になってましたからね。レンの強さに触発されたみたいで、今まで以上に訓練に打ち込んでますよ」
「今朝もルナのやつが槍術を教えてくれとせがんでくるから、少しだけ指導してやったらすごく喜んでいたぞ。もっと教えて欲しそうだったが、キリが無いから無理やり終わらせたがな」
「陛下の指導時間が短いと言って、すぐに私のところに来たのですぞ。実戦訓練の相手をして欲しいと言われて、2時間付き合わされました。しかし驚くほど上達されていたのでビックリしましたぞ。姫はますます強くなられますな」
「ルナの強さを求める性格は間違いなく俺譲りだからな。それにしてもルナがあそこまで興味を示すのは想像以上だった。リオンが言うように強さに惹かれているだけではないのかも知れんな。それはそれで父親としては全力で応援するがな。レンなら大歓迎だ」
「父上、それは流石に気が早いのでは。帝国皇帝の娘と王国名門貴族の子息というのも無視できない問題でしょうし」
「フハハハッ! まあ、国同士のことは置いといてだな。リオンもレンのことが気に入ったようだし、ルナも惹かれているのは間違いあるまい。友情を育むことに遠慮はいらん。切磋琢磨しあえる相手がいるのは幸せなことだ。お前もルナも次にレンと会う時には成長した姿を見せられるように研鑽しておくのだぞ」
「はい! 分かりました、父上!」
レオーネ、ロンジン、リオンの3人はそれからしばらくの間、レンの話で盛り上がるのだった。
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