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その3 ~多輪咲のバラ~
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その3 ~多輪咲のバラ~
結論から言おう。テストは全然余裕だった。元の学校がそれなりに偏差値の高い学校だったため難無く問題を解いていくことが出来た。それに進級おめでとうという意図が込められているらしくそこまで難しい問題もなかった。
どうやら後ろの奴も簡単だったようでテスト後に、
「片栗くんー。テストどうだった?私はダメダメー。」
「ふっふっふ、聞いて驚くなよ!余裕だとも!この僕にかかればこの程度の問題。大人の手をひねるようなものだよ!あ、紫苑はどうだった?」
まったり空を見ていて、あ、あの雲昨日食べたオムライスの形に似てるななどと思っていると、友達とまだ返ってきていないテストの話で盛り上がっていたあいつが話しかけてきた。相変わらず人を会話に混ぜるのが上手いな。とりあえず答えておこう。そして間違いを指摘しておきたい。
「余裕だったよ。あと、お前。大人の手をひねるようなものだよって言ったがあれ、間違ってるぞ。本来は赤子の手をひねるだから。そんなんでテスト本当に大丈夫なのか?」
「げっ…。まあ今のはちょっとした間違いって事で。ほら、人は誰しも間違えるんだよ。紫苑ももし点数低かったら僕が教えたげるからねー。」
「おーおー。それは楽しみにしとくわ。」
ーー次の日
「はい、昨日のテスト返すぞ。名簿番号一番から取りに来い。一番…」
この学校テストの採点早いなと感動しつつテストを見ると思った通りほぼ満点に近いものが多かった。
「うーん。やっぱりこの部分凡ミスするな。そろそろなんとかしないとな。」
などとテストの結果を見ながらここはやっぱりこの公式で、いやでもこっちでもなどとと悩んでいると、前で叫び声を上げているあいつがいた。
「おー、どうだった?」
「あー…うん…あははははは」
きっと昨日は運が悪かったんだなーと後ろでズーンとした雰囲気で座っていた。運?テストに運は関係ないだろ。いや、ちょっと待て、よく考えると昨日テスト中に無駄にコロコロという音がよく聞こえてきたな。まさか、鉛筆で…。
頑なにテスト用紙を見せまいとしている片栗の事をクラスメイトととある男子が押さえもう1人がテスト用紙を取る。
「あ!お前らそれはダメだって!!ちょっ、返せよな!!」
ぴょんぴょん飛びながら必死に返してもらおうと頑張っているが全く届いていない。
「見たら返すから大丈夫だぞー。さてさて片栗くんの点数ご発表ー。どれどれ…。あーうん、どんまい。」
最初は楽しそうにテストを見ていた奴の顔が段々暗くなっていき最終的に慰めた。その様子からなんとなく察しがついた。
「点数。低かったんだな。」
「そうだよ!畜生!!あー昨日あんな大見得切った自分が恥ずかしい!!穴があったら入りたい!!」
と目を潤ませつつ顔を真っ赤にするものでまるで女子かと思ってしまった。
「でも赤点は流石にいってないだろ?」
「…点数見れば分かる。」
ぶすっという効果音が付くような顔をしながらテスト用紙を渡された。
「どれどれ?…。」
まさに絶句とはこの事を言うのではないかと思った。
「…低いだろー!笑いたきゃ笑えよ!!昨日は運が悪かったんだ!俺が運がいい時は凄いんだからな!!」
わああん!!と言いながら足をバタバタさせてる様子を見ながら。こいつよく進級出来たな。いや、そもそもよく入学できたなと思った。
「今度、勉強教えてやるよ。」
俺はプライドが許さない!と言うと思っていたが返ってきた反応は違った。
「よろしく頼む。」
こいつにはプライドはあるのだろうか。それを知りたくなった日だった。
いやきっとプライドはあるんだろう。次の日に頬に涙のあとがあった。それがテストの点が低く泣いたのかは俺には分からなかったが。
結論から言おう。テストは全然余裕だった。元の学校がそれなりに偏差値の高い学校だったため難無く問題を解いていくことが出来た。それに進級おめでとうという意図が込められているらしくそこまで難しい問題もなかった。
どうやら後ろの奴も簡単だったようでテスト後に、
「片栗くんー。テストどうだった?私はダメダメー。」
「ふっふっふ、聞いて驚くなよ!余裕だとも!この僕にかかればこの程度の問題。大人の手をひねるようなものだよ!あ、紫苑はどうだった?」
まったり空を見ていて、あ、あの雲昨日食べたオムライスの形に似てるななどと思っていると、友達とまだ返ってきていないテストの話で盛り上がっていたあいつが話しかけてきた。相変わらず人を会話に混ぜるのが上手いな。とりあえず答えておこう。そして間違いを指摘しておきたい。
「余裕だったよ。あと、お前。大人の手をひねるようなものだよって言ったがあれ、間違ってるぞ。本来は赤子の手をひねるだから。そんなんでテスト本当に大丈夫なのか?」
「げっ…。まあ今のはちょっとした間違いって事で。ほら、人は誰しも間違えるんだよ。紫苑ももし点数低かったら僕が教えたげるからねー。」
「おーおー。それは楽しみにしとくわ。」
ーー次の日
「はい、昨日のテスト返すぞ。名簿番号一番から取りに来い。一番…」
この学校テストの採点早いなと感動しつつテストを見ると思った通りほぼ満点に近いものが多かった。
「うーん。やっぱりこの部分凡ミスするな。そろそろなんとかしないとな。」
などとテストの結果を見ながらここはやっぱりこの公式で、いやでもこっちでもなどとと悩んでいると、前で叫び声を上げているあいつがいた。
「おー、どうだった?」
「あー…うん…あははははは」
きっと昨日は運が悪かったんだなーと後ろでズーンとした雰囲気で座っていた。運?テストに運は関係ないだろ。いや、ちょっと待て、よく考えると昨日テスト中に無駄にコロコロという音がよく聞こえてきたな。まさか、鉛筆で…。
頑なにテスト用紙を見せまいとしている片栗の事をクラスメイトととある男子が押さえもう1人がテスト用紙を取る。
「あ!お前らそれはダメだって!!ちょっ、返せよな!!」
ぴょんぴょん飛びながら必死に返してもらおうと頑張っているが全く届いていない。
「見たら返すから大丈夫だぞー。さてさて片栗くんの点数ご発表ー。どれどれ…。あーうん、どんまい。」
最初は楽しそうにテストを見ていた奴の顔が段々暗くなっていき最終的に慰めた。その様子からなんとなく察しがついた。
「点数。低かったんだな。」
「そうだよ!畜生!!あー昨日あんな大見得切った自分が恥ずかしい!!穴があったら入りたい!!」
と目を潤ませつつ顔を真っ赤にするものでまるで女子かと思ってしまった。
「でも赤点は流石にいってないだろ?」
「…点数見れば分かる。」
ぶすっという効果音が付くような顔をしながらテスト用紙を渡された。
「どれどれ?…。」
まさに絶句とはこの事を言うのではないかと思った。
「…低いだろー!笑いたきゃ笑えよ!!昨日は運が悪かったんだ!俺が運がいい時は凄いんだからな!!」
わああん!!と言いながら足をバタバタさせてる様子を見ながら。こいつよく進級出来たな。いや、そもそもよく入学できたなと思った。
「今度、勉強教えてやるよ。」
俺はプライドが許さない!と言うと思っていたが返ってきた反応は違った。
「よろしく頼む。」
こいつにはプライドはあるのだろうか。それを知りたくなった日だった。
いやきっとプライドはあるんだろう。次の日に頬に涙のあとがあった。それがテストの点が低く泣いたのかは俺には分からなかったが。
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