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序章
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娘が瑠璃色の目をそこで小競り合う2人の周辺の悲惨な様子に向ける。その視線を追う様に険悪な様子であった2人は揃って視線を巡らせた。
「でぇ? まだやるの? 」
『『もう、やりません…』』
しょんぼりと肩を落とす輝く焔を纏った金髪の男と、薄い蒼の長い髪の水瓶を盛った男、2人の周りを妖精姿のスピカが楽しそうに飛んでまわる。
『プフフフッ 怒られちゃったわねぇ アハハハハハッ』
『くっ』
『う…』
恨めしそうにスピカを見上げている二人の足元に、星屑の鞭がバチンと音を鳴らした。再び肩を揺らす二人。
「それよりも、お片付けしましょうね? 」
『『……はい』』
本来のこの辺りの様子を、近くに漂っていた妖精に聞いたくれたスピカが、指示を出しその一帯を元々あったように修復していく。
――まったくもう……本来の目的忘れて、どうしてケンカするかなぁ
普段は王都にいる娘の兄の元にいる獅子宮のレオと、スペンサー領を中心に風に流れて漂っている宝瓶宮のエアリスは、寄ると触ると意見をたがえ張り合うのだ。星獣達は他の地に住みながらも、星獣の姫からの祈りで星獣の森に現れる事が出来き、昨日王都から来たレオはそのまま娘の旅の道中を見守ることにしていたのだ。
因みに魔力の多い星獣は地上に顕現していなければ、何処で呼んでもその場に顕現する事が可能だ。つまり星獣たちが元々存在する亜空間にいる星獣とはいつでも連絡が取れるが、地上に顕現している星獣とは物や人、魔術を介さなければ連絡が取れないのだ。
――どっちがよりあたしの役に立っているか? だっけ?
――ダントツの1位は紛れもなくスピカよね
片付けにいそしむ2人を脇目で見ながら、娘は飛んできたスピカを肩に乗せた。
『姫、そろそろこっちの道に来れない人が、怪しんできたわ』
「っ!? 不味いわね…」
まだ文句を言い合いながら片付けているレオとエリアスに、ため息を一つ送ると娘はポケットにしまっていた銀時計を取り出した。
『おねがいロロ、壊れたモノの時間を戻してくれる? 』
両の掌で包み込んだ銀の懐中時計に話しかけながら、魔力を送る娘。銀時計が光り出し、レオとエリアスによって壊された小屋や、バケツ、めくれ上がって所々にあいてしまった地面の窪みを元の様子に戻してくれた。
『マスター、完了ですロロ』
「ありがとうロロ スピカもピスケスもシリウスもありがとねっ」
辺りを確認してカバンを回収してからスピカに頼んで、見えない・認識できない・聞こえないの結界を解けば、すぐに人の声が近づいてきた。見知った道を間違えて、迷子になるなんて調子が悪いのかもなどという会話も聞こえてくる。
「もーっ! 早くここを離れなきゃっ」
『……姫、元気ダシテッ』
フワフワと宙に浮く、羽の付いた手のひらサイズの小さな乙女。そのまるで妖精のような姿は透けていて、彼女が許可を与えればその姿を人に見せることもできる。スピカ同様に12宮の星獣や、輝きが強く魔力の多い星獣は同じ事が出来る。姿を見せる許可は、それぞれの星獣本人に任せられている。
『マスター、時間ロロ!! 時間ロロ!!』
「えっ!!」
スピカとの会話にポケットの懐中時計から声がかかった。セリーナはハッとして、その懐中時計に話しかけた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シリウス→おおいぬ座・風属性
ピスケス→魚座 2匹の魚の姿で泳ぎ、人魚にも人の姿にもなれる。長く蒼い髪。金色の鱗・金色の目 エロスの美の女神様 無口 水属性
銀の懐中時計(ロロ)→時計座のホロロギウム・・時間の一部を少し戻したり進めたり、管理したりできる。『~~~ロロ』と言葉の最後にロロが付く 火属性
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダーッと進めてきましたが、序章を1日2回のペースで更新していきたいと思います。その後は下書き期間を経てまた更新していければと思います。まだまだ序章です……<(_ _)>
「でぇ? まだやるの? 」
『『もう、やりません…』』
しょんぼりと肩を落とす輝く焔を纏った金髪の男と、薄い蒼の長い髪の水瓶を盛った男、2人の周りを妖精姿のスピカが楽しそうに飛んでまわる。
『プフフフッ 怒られちゃったわねぇ アハハハハハッ』
『くっ』
『う…』
恨めしそうにスピカを見上げている二人の足元に、星屑の鞭がバチンと音を鳴らした。再び肩を揺らす二人。
「それよりも、お片付けしましょうね? 」
『『……はい』』
本来のこの辺りの様子を、近くに漂っていた妖精に聞いたくれたスピカが、指示を出しその一帯を元々あったように修復していく。
――まったくもう……本来の目的忘れて、どうしてケンカするかなぁ
普段は王都にいる娘の兄の元にいる獅子宮のレオと、スペンサー領を中心に風に流れて漂っている宝瓶宮のエアリスは、寄ると触ると意見をたがえ張り合うのだ。星獣達は他の地に住みながらも、星獣の姫からの祈りで星獣の森に現れる事が出来き、昨日王都から来たレオはそのまま娘の旅の道中を見守ることにしていたのだ。
因みに魔力の多い星獣は地上に顕現していなければ、何処で呼んでもその場に顕現する事が可能だ。つまり星獣たちが元々存在する亜空間にいる星獣とはいつでも連絡が取れるが、地上に顕現している星獣とは物や人、魔術を介さなければ連絡が取れないのだ。
――どっちがよりあたしの役に立っているか? だっけ?
――ダントツの1位は紛れもなくスピカよね
片付けにいそしむ2人を脇目で見ながら、娘は飛んできたスピカを肩に乗せた。
『姫、そろそろこっちの道に来れない人が、怪しんできたわ』
「っ!? 不味いわね…」
まだ文句を言い合いながら片付けているレオとエリアスに、ため息を一つ送ると娘はポケットにしまっていた銀時計を取り出した。
『おねがいロロ、壊れたモノの時間を戻してくれる? 』
両の掌で包み込んだ銀の懐中時計に話しかけながら、魔力を送る娘。銀時計が光り出し、レオとエリアスによって壊された小屋や、バケツ、めくれ上がって所々にあいてしまった地面の窪みを元の様子に戻してくれた。
『マスター、完了ですロロ』
「ありがとうロロ スピカもピスケスもシリウスもありがとねっ」
辺りを確認してカバンを回収してからスピカに頼んで、見えない・認識できない・聞こえないの結界を解けば、すぐに人の声が近づいてきた。見知った道を間違えて、迷子になるなんて調子が悪いのかもなどという会話も聞こえてくる。
「もーっ! 早くここを離れなきゃっ」
『……姫、元気ダシテッ』
フワフワと宙に浮く、羽の付いた手のひらサイズの小さな乙女。そのまるで妖精のような姿は透けていて、彼女が許可を与えればその姿を人に見せることもできる。スピカ同様に12宮の星獣や、輝きが強く魔力の多い星獣は同じ事が出来る。姿を見せる許可は、それぞれの星獣本人に任せられている。
『マスター、時間ロロ!! 時間ロロ!!』
「えっ!!」
スピカとの会話にポケットの懐中時計から声がかかった。セリーナはハッとして、その懐中時計に話しかけた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シリウス→おおいぬ座・風属性
ピスケス→魚座 2匹の魚の姿で泳ぎ、人魚にも人の姿にもなれる。長く蒼い髪。金色の鱗・金色の目 エロスの美の女神様 無口 水属性
銀の懐中時計(ロロ)→時計座のホロロギウム・・時間の一部を少し戻したり進めたり、管理したりできる。『~~~ロロ』と言葉の最後にロロが付く 火属性
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダーッと進めてきましたが、序章を1日2回のペースで更新していきたいと思います。その後は下書き期間を経てまた更新していければと思います。まだまだ序章です……<(_ _)>
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