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第1章 - 異世界転生、始まりの無双
第5話:魔物襲来と誓いの時
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翌朝、俺は昨日と同じように爽やかな目覚めを迎えた。
窓の外からは心地よい朝日が差し込んでいて、鳥のさえずりが聞こえる。平和な朝だ。
身支度を整えて一階に降りると、エミリアが既に朝食の準備をしていた。
「おはようございます」
「あ...おはようございます、レンさん...」
エミリアは、昨日よりも少しだけ声が大きい。少しずつだが、確実に打ち解けてきている気がする。
「昨日は...心配しました...」
「ごめんなさい。でも、本当に大丈夫でしたから」
「...よかったです」
エミリアは、ホッとした表情で微笑んだ。その笑顔が、朝日に照らされてより一層可愛らしく見える。
朝食を食べ終えると、俺は今日もギルドに行くことにした。もう少しクエストをこなして、ランクを上げたい。それに——リーナにも会いたい。
ギルドに着くと、リーナが既にカウンターで仕事をしていた。俺の姿を見つけると、彼女の顔がパッと明るくなる。
「レンさん、おはようございます♪」
「おはようございます、リーナさん」
「今日もクエストですか?」
「はい。何かいいのはありますか?」
「そうですね...」
リーナがクエストボードを見ようとした、その時だった。
突然、街に甲高い警報音が響き渡った。
「...!?」
ギルド内にいた冒険者たちが、一斉に緊張した表情になる。
「魔物襲来の警報...!」
リーナが、青ざめた顔で呟いた。
「魔物襲来?」
「はい...街に魔物の大群が近づいているという警報です...!」
その瞬間、ギルドの扉が勢いよく開いた。
息を切らせた騎士が飛び込んでくる。
「大変だ! 魔物の大群が街に向かっている! オーク五十体以上、それにオーガも十体以上!」
ギルド内がざわめく。
「五十体以上だと!?」
「オーガまで...!」
「冗談じゃねえ!」
冒険者たちが、慌てて装備を確認し始める。
俺は、すぐに外に飛び出した。
城門の方から、怒号と悲鳴が聞こえてくる。街の人々が逃げ惑い、騎士団が武器を手に城門へと走っていく。
俺も城門に向かって走った。
城門に着くと、そこには信じられない光景が広がっていた。
城壁の向こうから、魔物の大群が押し寄せてきている。オークの群れ、そしてその後ろには巨大なオーガたち。地響きを立てながら、街に向かって突進してくる。
城門前では、騎士団が必死に応戦していた。
そして、その最前線には——クレアの姿があった。
「全員、陣形を崩すな!」
クレアが、騎士たちに指示を飛ばしている。剣を握り、敵を睨みつけるその姿は、まさに戦場の華だった。
だが、敵の数が多すぎる。騎士団は徐々に押されていく。
オークの一体が、クレアに襲いかかった。クレアは剣でそれを斬り払うが、すぐに次のオークが襲ってくる。
「くっ...!」
クレアが、オークの攻撃を受け止める。だが、その隙に別のオークが側面から攻撃してきた。
「危ない!」
俺は思わず叫んでいた。
だが、その瞬間——一体の巨大なオーガが、クレアに向かって棍棒を振り下ろした。
「!!」
クレアが気づいた時には、もう遅い。
俺は、考えるより先に身体が動いていた。全速力で駆け出し、クレアの前に立ちはだかる。
オーガの棍棒が、俺に向かって振り下ろされる。
「させるか!」
俺は、素手でその棍棒を受け止めた。
ゴッ、という鈍い音が響く。
だが、俺の身体は微動だにしない。
「な...!?」
クレアが、信じられないという表情で目を見開く。
周囲の騎士たちも、呆然としている。
「レン...!?」
「あんたを死なせるわけにはいかない」
俺はそう言って、オーガの棍棒を掴んだまま、軽く捻った。
メキメキと音を立てて、棍棒が砕ける。
「がぁっ!?」
オーガが驚いて後ずさる。
俺は、その巨体に向かって拳を叩き込んだ。
ドゴォン!
鈍い音と共に、三メートルを超える巨体が、まるで人形のように吹き飛んだ。そのまま地面に叩きつけられ、動かなくなる。
「...嘘だろ...」
「オーガを...素手で...」
騎士たちが、唖然としている。
だが、俺には立ち止まっている暇はなかった。まだ魔物の大群が、街に向かって押し寄せてきている。
「ここは任せてください」
俺は、クレアにそう言った。
「お前...何を...」
「大丈夫です。俺が、全部片付けますから」
俺は、魔物の群れに向かって歩いていく。
オークたちが、一斉に俺に襲いかかってきた。
だが——
「【ファイアストーム】」
俺が魔法を発動すると、魔物たちの周囲に巨大な炎の渦が巻き起こった。
轟音と共に、炎が魔物たちを飲み込んでいく。オークたちが、次々と燃え尽きていく。一瞬で、十体以上のオークが消滅した。
「な、なんだあれは...!?」
「化け物か...!?」
騎士たちが、驚愕の声を上げる。
だが、俺はそれで終わりではなかった。
残ったオークとオーガたちに向かって、次々と魔法を放っていく。
「【ライトニング】」
雷が、オーガの群れを貫く。
「【アイスランス】」
氷の槍が、オークたちを串刺しにする。
「【ウィンドカッター】」
風の刃が、魔物たちを切り裂いていく。
圧倒的だった。
俺の魔法の前では、魔物の大群など、ただの的でしかない。
五分もかからず、全ての魔物が地面に倒れ伏していた。
静寂が訪れる。
騎士たちが、俺を、そして魔物の死骸を、呆然と見つめている。
「終わり...ました...」
俺がそう言うと、その場にいた全員が、一斉にざわめいた。
「一人で...あの大群を...」
「信じられない...」
「あれが...人間の力か...?」
騎士団長らしき老人が、震える足で俺に近づいてきた。
「き、君は...何者だ...?」
「冒険者のレンです」
「冒険者...?」
老人は、信じられないという表情をしている。
「君は...英雄だ...街を救ってくれた...!」
周囲の騎士たちも、次々と俺に頭を下げる。
「ありがとうございます!」
「街を救ってくれて...!」
だが、俺は彼らよりも、一人の女性の方が気になっていた。
クレアが、俺をじっと見つめている。
その目には、驚き、困惑、そして——何か別の感情が混ざっているように見えた。
「クレアさん、大丈夫ですか?」
俺が声をかけると、クレアはハッとして我に返った。
「あ、ああ...大丈夫だ」
だが、その声は少し震えている。
「レン...お前の強さ...尋常ではない...」
「まあ、色々ありまして」
「色々...?」
クレアは、困惑した表情で首を傾げる。
その時、街の人々が城門に集まってきた。
「魔物は...!?」
「全部倒されてる...!」
「誰が...?」
「あの黒髪の若者だ!」
人々の視線が、俺に集中する。
「街を救ってくれた!」
「英雄だ!」
「ありがとう!」
次々と感謝の言葉が飛んでくる。その光景に、俺は少し照れくさくなった。
「いえ、当然のことをしただけですから...」
だが、人々の感謝の言葉は止まらない。
そして、その中にリーナの姿もあった。
「レンさん...!」
リーナが、目に涙を浮かべながら俺に駆け寄ってくる。
「レンさん、凄いです...! 街を、みんなを救ってくれて...!」
「リーナさん、無事でよかった」
「はい...レンさんのおかげです...!」
リーナは、感極まったように俺の手を握ってきた。その手は、温かくて、少し震えている。
「本当に...ありがとうございます...!」
「どういたしまして」
俺がそう答えると、リーナは嬉しそうに微笑んだ。
その後、ギルドに戻ると、ギルドマスターが俺を呼び出した。
「レン君。君の功績を讃え、特別にランクを上げよう」
「ありがとうございます」
「Bランクからは、通常は実力試験が必要だが...君の場合は不要だな。街を救った英雄だ」
そう言って、ギルドマスターは俺のギルドカードを更新してくれた。
新しいカードには、『ランクB』と刻まれている。
「たった三日でBランク...異例中の異例だ」
ギルドマスターは、感心したように笑った。
ギルドを出ると、クレアが待っていた。
「レン」
「クレアさん」
クレアは、真剣な表情で俺を見つめている。
「話がある。ついてきてくれ」
俺は頷いて、クレアについていった。
彼女が向かったのは、街外れの小さな公園だった。人気はなく、静かな場所だ。
クレアは、ベンチに座るように促してから、俺の隣に座った。
しばらく沈黙が続く。
やがて、クレアが口を開いた。
「レン...お前の強さを見た」
「はい」
「あれは...尋常ではない。まるで、伝説の勇者のようだった」
クレアは、空を見上げながら続ける。
「私は...孤児院で育った。恩師に騎士の道を教わり、今まで必死に戦ってきた」
「...」
「だが、恩師は魔物に殺された。仲間も、何人も失った。私の力では...守れなかった」
クレアの声が、少し震える。
「今日も...もし、お前がいなければ、私は死んでいた。街の人々も、大勢死んでいただろう」
「...」
「こんな強い人がいれば...もう、誰も死なない」
クレアは、俺の方を振り向いた。
その目には、強い決意が宿っている。
「私を...お前の騎士にしてくれ」
「...え?」
「お前と共にいれば、私はもっと強くなれる。そして、もっと多くの人を守れる」
クレアは、真っ直ぐに俺を見つめている。
「私の剣を、お前に捧げたい」
その言葉に、俺は少し驚いた。
「俺、別に騎士とかいらないんですけど...」
「...そうか」
クレアは、落胆したように俯く。
だが、俺は続けた。
「でも、一緒に来るなら歓迎します。仲間として」
「仲間...?」
「はい。騎士とか主従とかじゃなくて、対等な仲間として」
俺がそう言うと、クレアは驚いたように目を見開いた。
「対等...?」
「はい。俺は、クレアさんを部下としてじゃなくて、仲間として一緒にいたいんです」
「...なぜ?」
「クレアさんは強いし、優しいし、頼りになるから」
俺は、素直にそう答えた。
「それに...一緒にいて、楽しいから」
クレアの頬が、ほんのりと赤くなる。
「...お前は、本当に変わった男だな」
「よく言われます」
「だが...嫌いではない」
クレアは、小さく笑った。
「分かった。お前の仲間になる」
「ありがとうございます」
「いや、こちらこそだ」
クレアは立ち上がり、俺に手を差し出した。
「改めて。私はクレア。これから、よろしく頼む」
「こちらこそ。レンです。よろしく」
俺たちは、しっかりと握手を交わした。
「それで...これからどうする?」
クレアが尋ねる。
「そうですね...まず、拠点が欲しいですね」
「拠点?」
「はい。宿屋暮らしも悪くないですけど、そろそろ自分の家が欲しいなと」
「なるほど。では、私が案内しよう。手頃な物件を知っている」
クレアに案内されて、俺たちは街の不動産屋へと向かった。
店主は、中年の女性だった。
「いらっしゃい。家を探してるのかい?」
「はい。二人で住める家を」
「二人? カップルかい?」
店主がニヤニヤしながら尋ねる。クレアが、顔を真っ赤にした。
「ち、違う! 仲間だ!」
「はいはい、分かってるよ」
店主は、笑いながら何件か物件を紹介してくれた。
その中で、俺たちが選んだのは、街の中心部にある二階建ての家だった。
二LDKで、清潔感があり、家具も一通り揃っている。値段は百万ゴールド。高いが、俺には【創造魔法】がある。金貨を作れば問題ない。
「これにします」
「まいど! じゃあ、契約書を...」
契約を済ませ、俺たちは新しい家の鍵を手に入れた。
家に入ると、クレアが興味深そうに辺りを見回している。
「立派な家だな...」
「そうですね。ここが、俺たちの拠点です」
「私たちの...拠点...」
クレアは、その言葉を噛みしめるように繰り返した。
「一階は居間と台所。二階に寝室が二つありますから、それぞれ使いましょう」
「ああ。...あの、レン」
「はい?」
「私...家事は得意ではない。特に料理は...」
クレアは、申し訳なさそうに俯く。
「大丈夫ですよ。俺が作りますから」
「本当か?」
「はい。むしろ、料理は得意なので」
「そうか...助かる」
クレアは、ホッとした表情を浮かべた。
その日の夜、俺は簡単な夕食を作った。
パスタと、サラダと、スープ。前世で一人暮らしをしていた時によく作っていたメニューだ。
「いただきます」
クレアがパスタを一口食べると、その目が驚きで見開かれた。
「...美味い!」
「よかった」
「レン、お前料理上手いな!」
「ありがとうございます」
クレアは、嬉しそうにパスタを食べている。その姿が、微笑ましかった。
食事を終えると、クレアが立ち上がった。
「では、私は自分の部屋に...」
「ああ、おやすみなさい」
「ああ。おやすみ」
クレアは、二階の自分の部屋へと向かった。
俺も、自分の部屋に入ろうとした時、ノックの音が聞こえた。
「...レン。入ってもいいか?」
クレアの声だ。
「どうぞ」
扉が開き、クレアが入ってきた。
部屋着に着替えたクレアは、普段の鎧姿とは違って、柔らかい雰囲気だった。
「どうしました?」
「その...話がある」
クレアは、少し緊張した様子で、俺の隣に座った。
「レン...今日、お前が私を守ってくれた」
「はい」
「私は...嬉しかった。守られるなんて、久しぶりだった」
クレアは、俯きながら続ける。
「孤児院を出てから、ずっと一人で戦ってきた。誰かを守ることはあっても、誰かに守られることはなかった」
「...」
「だから...お前が私の前に立った時、心が震えた」
クレアは、顔を上げて俺を見つめた。
その目は、どこか潤んでいる。
「レン...私は...」
「クレアさん」
俺は、彼女の頭に手を置いた。
「無理しなくていいんですよ」
「...」
「クレアさんは、ずっと頑張ってきたんでしょう? もう、一人じゃないんですから」
その言葉を聞いて、クレアの目から涙が溢れた。
「レン...私は...!」
クレアは、俺の胸に顔を埋めた。
「私は...お前に...!」
俺は、何も言わずに彼女を抱きしめた。
クレアの身体は、震えている。
長い間、一人で戦ってきた彼女にとって、誰かに抱きしめられるということが、どれだけ特別なことなのか。
「大丈夫です。もう、一人じゃないから」
「...ああ」
クレアは、顔を上げた。
その目は、涙で濡れているが、どこか温かい光を宿している。
「レン...私は、お前のものだ」
「...え?」
「私の全て...身体も、心も、剣も...全てをお前に捧げる」
クレアは、真剣な表情でそう言った。
そして——
彼女は、ゆっくりと俺の唇に自分の唇を重ねた。
柔らかい感触。
驚いたが、俺も彼女を抱きしめ返した。
長いキスの後、クレアは恥ずかしそうに俯いた。
「...初めて、だ」
「...俺もです」
「そうか...」
クレアは、小さく笑った。
「レン...今夜は、このままここにいてもいいか?」
「...はい」
俺は頷いた。
その夜、俺たちは初めて一つになった。
クレアは、最初は緊張していたが、次第にその身体を俺に委ねてくれた。
「レン...」
「クレア...」
互いの名前を呼び合いながら、俺たちは深く結ばれていった。
全てが終わった後、クレアは俺の腕の中で幸せそうに微笑んでいた。
「...私、幸せだ」
「俺もだよ」
「これから...ずっと一緒だ」
「ええ、ずっと」
クレアは、俺の胸に顔を埋めた。
「レン...愛してる」
「俺も、愛しているよ」
二人は、そのまま眠りについた。
翌朝、目を覚ますと、クレアが俺の隣で寝息を立てていた。
穏やかな寝顔。昨夜の情熱が嘘のような、平和な表情だ。
俺は、そっと彼女の髪を撫でた。
「...ん」
クレアが目を覚ます。
「...おはよう、レン」
「おはようございます、クレア」
二人は、微笑み合った。
「これから、どうする?」
クレアが尋ねる。
「そうですね...もっと広い世界を見に行きましょうか」
「広い世界?」
「はい。この街も好きですけど、まだ見ぬ場所がたくさんあるはずです」
「なるほど...」
クレアは、少し考えてから頷いた。
「分かった。私は、お前についていく。どこへでも」
「ありがとうございます」
「いや、こちらこそだ」
クレアは、幸せそうに微笑んだ。
こうして、俺の異世界ハーレムライフが、本格的に始まった。
最初のヒロイン——クレアを手に入れた俺は、これから更なる冒険へと旅立つ。
次は、どんな美女と出会えるのか。
楽しみで仕方なかった。
窓の外からは心地よい朝日が差し込んでいて、鳥のさえずりが聞こえる。平和な朝だ。
身支度を整えて一階に降りると、エミリアが既に朝食の準備をしていた。
「おはようございます」
「あ...おはようございます、レンさん...」
エミリアは、昨日よりも少しだけ声が大きい。少しずつだが、確実に打ち解けてきている気がする。
「昨日は...心配しました...」
「ごめんなさい。でも、本当に大丈夫でしたから」
「...よかったです」
エミリアは、ホッとした表情で微笑んだ。その笑顔が、朝日に照らされてより一層可愛らしく見える。
朝食を食べ終えると、俺は今日もギルドに行くことにした。もう少しクエストをこなして、ランクを上げたい。それに——リーナにも会いたい。
ギルドに着くと、リーナが既にカウンターで仕事をしていた。俺の姿を見つけると、彼女の顔がパッと明るくなる。
「レンさん、おはようございます♪」
「おはようございます、リーナさん」
「今日もクエストですか?」
「はい。何かいいのはありますか?」
「そうですね...」
リーナがクエストボードを見ようとした、その時だった。
突然、街に甲高い警報音が響き渡った。
「...!?」
ギルド内にいた冒険者たちが、一斉に緊張した表情になる。
「魔物襲来の警報...!」
リーナが、青ざめた顔で呟いた。
「魔物襲来?」
「はい...街に魔物の大群が近づいているという警報です...!」
その瞬間、ギルドの扉が勢いよく開いた。
息を切らせた騎士が飛び込んでくる。
「大変だ! 魔物の大群が街に向かっている! オーク五十体以上、それにオーガも十体以上!」
ギルド内がざわめく。
「五十体以上だと!?」
「オーガまで...!」
「冗談じゃねえ!」
冒険者たちが、慌てて装備を確認し始める。
俺は、すぐに外に飛び出した。
城門の方から、怒号と悲鳴が聞こえてくる。街の人々が逃げ惑い、騎士団が武器を手に城門へと走っていく。
俺も城門に向かって走った。
城門に着くと、そこには信じられない光景が広がっていた。
城壁の向こうから、魔物の大群が押し寄せてきている。オークの群れ、そしてその後ろには巨大なオーガたち。地響きを立てながら、街に向かって突進してくる。
城門前では、騎士団が必死に応戦していた。
そして、その最前線には——クレアの姿があった。
「全員、陣形を崩すな!」
クレアが、騎士たちに指示を飛ばしている。剣を握り、敵を睨みつけるその姿は、まさに戦場の華だった。
だが、敵の数が多すぎる。騎士団は徐々に押されていく。
オークの一体が、クレアに襲いかかった。クレアは剣でそれを斬り払うが、すぐに次のオークが襲ってくる。
「くっ...!」
クレアが、オークの攻撃を受け止める。だが、その隙に別のオークが側面から攻撃してきた。
「危ない!」
俺は思わず叫んでいた。
だが、その瞬間——一体の巨大なオーガが、クレアに向かって棍棒を振り下ろした。
「!!」
クレアが気づいた時には、もう遅い。
俺は、考えるより先に身体が動いていた。全速力で駆け出し、クレアの前に立ちはだかる。
オーガの棍棒が、俺に向かって振り下ろされる。
「させるか!」
俺は、素手でその棍棒を受け止めた。
ゴッ、という鈍い音が響く。
だが、俺の身体は微動だにしない。
「な...!?」
クレアが、信じられないという表情で目を見開く。
周囲の騎士たちも、呆然としている。
「レン...!?」
「あんたを死なせるわけにはいかない」
俺はそう言って、オーガの棍棒を掴んだまま、軽く捻った。
メキメキと音を立てて、棍棒が砕ける。
「がぁっ!?」
オーガが驚いて後ずさる。
俺は、その巨体に向かって拳を叩き込んだ。
ドゴォン!
鈍い音と共に、三メートルを超える巨体が、まるで人形のように吹き飛んだ。そのまま地面に叩きつけられ、動かなくなる。
「...嘘だろ...」
「オーガを...素手で...」
騎士たちが、唖然としている。
だが、俺には立ち止まっている暇はなかった。まだ魔物の大群が、街に向かって押し寄せてきている。
「ここは任せてください」
俺は、クレアにそう言った。
「お前...何を...」
「大丈夫です。俺が、全部片付けますから」
俺は、魔物の群れに向かって歩いていく。
オークたちが、一斉に俺に襲いかかってきた。
だが——
「【ファイアストーム】」
俺が魔法を発動すると、魔物たちの周囲に巨大な炎の渦が巻き起こった。
轟音と共に、炎が魔物たちを飲み込んでいく。オークたちが、次々と燃え尽きていく。一瞬で、十体以上のオークが消滅した。
「な、なんだあれは...!?」
「化け物か...!?」
騎士たちが、驚愕の声を上げる。
だが、俺はそれで終わりではなかった。
残ったオークとオーガたちに向かって、次々と魔法を放っていく。
「【ライトニング】」
雷が、オーガの群れを貫く。
「【アイスランス】」
氷の槍が、オークたちを串刺しにする。
「【ウィンドカッター】」
風の刃が、魔物たちを切り裂いていく。
圧倒的だった。
俺の魔法の前では、魔物の大群など、ただの的でしかない。
五分もかからず、全ての魔物が地面に倒れ伏していた。
静寂が訪れる。
騎士たちが、俺を、そして魔物の死骸を、呆然と見つめている。
「終わり...ました...」
俺がそう言うと、その場にいた全員が、一斉にざわめいた。
「一人で...あの大群を...」
「信じられない...」
「あれが...人間の力か...?」
騎士団長らしき老人が、震える足で俺に近づいてきた。
「き、君は...何者だ...?」
「冒険者のレンです」
「冒険者...?」
老人は、信じられないという表情をしている。
「君は...英雄だ...街を救ってくれた...!」
周囲の騎士たちも、次々と俺に頭を下げる。
「ありがとうございます!」
「街を救ってくれて...!」
だが、俺は彼らよりも、一人の女性の方が気になっていた。
クレアが、俺をじっと見つめている。
その目には、驚き、困惑、そして——何か別の感情が混ざっているように見えた。
「クレアさん、大丈夫ですか?」
俺が声をかけると、クレアはハッとして我に返った。
「あ、ああ...大丈夫だ」
だが、その声は少し震えている。
「レン...お前の強さ...尋常ではない...」
「まあ、色々ありまして」
「色々...?」
クレアは、困惑した表情で首を傾げる。
その時、街の人々が城門に集まってきた。
「魔物は...!?」
「全部倒されてる...!」
「誰が...?」
「あの黒髪の若者だ!」
人々の視線が、俺に集中する。
「街を救ってくれた!」
「英雄だ!」
「ありがとう!」
次々と感謝の言葉が飛んでくる。その光景に、俺は少し照れくさくなった。
「いえ、当然のことをしただけですから...」
だが、人々の感謝の言葉は止まらない。
そして、その中にリーナの姿もあった。
「レンさん...!」
リーナが、目に涙を浮かべながら俺に駆け寄ってくる。
「レンさん、凄いです...! 街を、みんなを救ってくれて...!」
「リーナさん、無事でよかった」
「はい...レンさんのおかげです...!」
リーナは、感極まったように俺の手を握ってきた。その手は、温かくて、少し震えている。
「本当に...ありがとうございます...!」
「どういたしまして」
俺がそう答えると、リーナは嬉しそうに微笑んだ。
その後、ギルドに戻ると、ギルドマスターが俺を呼び出した。
「レン君。君の功績を讃え、特別にランクを上げよう」
「ありがとうございます」
「Bランクからは、通常は実力試験が必要だが...君の場合は不要だな。街を救った英雄だ」
そう言って、ギルドマスターは俺のギルドカードを更新してくれた。
新しいカードには、『ランクB』と刻まれている。
「たった三日でBランク...異例中の異例だ」
ギルドマスターは、感心したように笑った。
ギルドを出ると、クレアが待っていた。
「レン」
「クレアさん」
クレアは、真剣な表情で俺を見つめている。
「話がある。ついてきてくれ」
俺は頷いて、クレアについていった。
彼女が向かったのは、街外れの小さな公園だった。人気はなく、静かな場所だ。
クレアは、ベンチに座るように促してから、俺の隣に座った。
しばらく沈黙が続く。
やがて、クレアが口を開いた。
「レン...お前の強さを見た」
「はい」
「あれは...尋常ではない。まるで、伝説の勇者のようだった」
クレアは、空を見上げながら続ける。
「私は...孤児院で育った。恩師に騎士の道を教わり、今まで必死に戦ってきた」
「...」
「だが、恩師は魔物に殺された。仲間も、何人も失った。私の力では...守れなかった」
クレアの声が、少し震える。
「今日も...もし、お前がいなければ、私は死んでいた。街の人々も、大勢死んでいただろう」
「...」
「こんな強い人がいれば...もう、誰も死なない」
クレアは、俺の方を振り向いた。
その目には、強い決意が宿っている。
「私を...お前の騎士にしてくれ」
「...え?」
「お前と共にいれば、私はもっと強くなれる。そして、もっと多くの人を守れる」
クレアは、真っ直ぐに俺を見つめている。
「私の剣を、お前に捧げたい」
その言葉に、俺は少し驚いた。
「俺、別に騎士とかいらないんですけど...」
「...そうか」
クレアは、落胆したように俯く。
だが、俺は続けた。
「でも、一緒に来るなら歓迎します。仲間として」
「仲間...?」
「はい。騎士とか主従とかじゃなくて、対等な仲間として」
俺がそう言うと、クレアは驚いたように目を見開いた。
「対等...?」
「はい。俺は、クレアさんを部下としてじゃなくて、仲間として一緒にいたいんです」
「...なぜ?」
「クレアさんは強いし、優しいし、頼りになるから」
俺は、素直にそう答えた。
「それに...一緒にいて、楽しいから」
クレアの頬が、ほんのりと赤くなる。
「...お前は、本当に変わった男だな」
「よく言われます」
「だが...嫌いではない」
クレアは、小さく笑った。
「分かった。お前の仲間になる」
「ありがとうございます」
「いや、こちらこそだ」
クレアは立ち上がり、俺に手を差し出した。
「改めて。私はクレア。これから、よろしく頼む」
「こちらこそ。レンです。よろしく」
俺たちは、しっかりと握手を交わした。
「それで...これからどうする?」
クレアが尋ねる。
「そうですね...まず、拠点が欲しいですね」
「拠点?」
「はい。宿屋暮らしも悪くないですけど、そろそろ自分の家が欲しいなと」
「なるほど。では、私が案内しよう。手頃な物件を知っている」
クレアに案内されて、俺たちは街の不動産屋へと向かった。
店主は、中年の女性だった。
「いらっしゃい。家を探してるのかい?」
「はい。二人で住める家を」
「二人? カップルかい?」
店主がニヤニヤしながら尋ねる。クレアが、顔を真っ赤にした。
「ち、違う! 仲間だ!」
「はいはい、分かってるよ」
店主は、笑いながら何件か物件を紹介してくれた。
その中で、俺たちが選んだのは、街の中心部にある二階建ての家だった。
二LDKで、清潔感があり、家具も一通り揃っている。値段は百万ゴールド。高いが、俺には【創造魔法】がある。金貨を作れば問題ない。
「これにします」
「まいど! じゃあ、契約書を...」
契約を済ませ、俺たちは新しい家の鍵を手に入れた。
家に入ると、クレアが興味深そうに辺りを見回している。
「立派な家だな...」
「そうですね。ここが、俺たちの拠点です」
「私たちの...拠点...」
クレアは、その言葉を噛みしめるように繰り返した。
「一階は居間と台所。二階に寝室が二つありますから、それぞれ使いましょう」
「ああ。...あの、レン」
「はい?」
「私...家事は得意ではない。特に料理は...」
クレアは、申し訳なさそうに俯く。
「大丈夫ですよ。俺が作りますから」
「本当か?」
「はい。むしろ、料理は得意なので」
「そうか...助かる」
クレアは、ホッとした表情を浮かべた。
その日の夜、俺は簡単な夕食を作った。
パスタと、サラダと、スープ。前世で一人暮らしをしていた時によく作っていたメニューだ。
「いただきます」
クレアがパスタを一口食べると、その目が驚きで見開かれた。
「...美味い!」
「よかった」
「レン、お前料理上手いな!」
「ありがとうございます」
クレアは、嬉しそうにパスタを食べている。その姿が、微笑ましかった。
食事を終えると、クレアが立ち上がった。
「では、私は自分の部屋に...」
「ああ、おやすみなさい」
「ああ。おやすみ」
クレアは、二階の自分の部屋へと向かった。
俺も、自分の部屋に入ろうとした時、ノックの音が聞こえた。
「...レン。入ってもいいか?」
クレアの声だ。
「どうぞ」
扉が開き、クレアが入ってきた。
部屋着に着替えたクレアは、普段の鎧姿とは違って、柔らかい雰囲気だった。
「どうしました?」
「その...話がある」
クレアは、少し緊張した様子で、俺の隣に座った。
「レン...今日、お前が私を守ってくれた」
「はい」
「私は...嬉しかった。守られるなんて、久しぶりだった」
クレアは、俯きながら続ける。
「孤児院を出てから、ずっと一人で戦ってきた。誰かを守ることはあっても、誰かに守られることはなかった」
「...」
「だから...お前が私の前に立った時、心が震えた」
クレアは、顔を上げて俺を見つめた。
その目は、どこか潤んでいる。
「レン...私は...」
「クレアさん」
俺は、彼女の頭に手を置いた。
「無理しなくていいんですよ」
「...」
「クレアさんは、ずっと頑張ってきたんでしょう? もう、一人じゃないんですから」
その言葉を聞いて、クレアの目から涙が溢れた。
「レン...私は...!」
クレアは、俺の胸に顔を埋めた。
「私は...お前に...!」
俺は、何も言わずに彼女を抱きしめた。
クレアの身体は、震えている。
長い間、一人で戦ってきた彼女にとって、誰かに抱きしめられるということが、どれだけ特別なことなのか。
「大丈夫です。もう、一人じゃないから」
「...ああ」
クレアは、顔を上げた。
その目は、涙で濡れているが、どこか温かい光を宿している。
「レン...私は、お前のものだ」
「...え?」
「私の全て...身体も、心も、剣も...全てをお前に捧げる」
クレアは、真剣な表情でそう言った。
そして——
彼女は、ゆっくりと俺の唇に自分の唇を重ねた。
柔らかい感触。
驚いたが、俺も彼女を抱きしめ返した。
長いキスの後、クレアは恥ずかしそうに俯いた。
「...初めて、だ」
「...俺もです」
「そうか...」
クレアは、小さく笑った。
「レン...今夜は、このままここにいてもいいか?」
「...はい」
俺は頷いた。
その夜、俺たちは初めて一つになった。
クレアは、最初は緊張していたが、次第にその身体を俺に委ねてくれた。
「レン...」
「クレア...」
互いの名前を呼び合いながら、俺たちは深く結ばれていった。
全てが終わった後、クレアは俺の腕の中で幸せそうに微笑んでいた。
「...私、幸せだ」
「俺もだよ」
「これから...ずっと一緒だ」
「ええ、ずっと」
クレアは、俺の胸に顔を埋めた。
「レン...愛してる」
「俺も、愛しているよ」
二人は、そのまま眠りについた。
翌朝、目を覚ますと、クレアが俺の隣で寝息を立てていた。
穏やかな寝顔。昨夜の情熱が嘘のような、平和な表情だ。
俺は、そっと彼女の髪を撫でた。
「...ん」
クレアが目を覚ます。
「...おはよう、レン」
「おはようございます、クレア」
二人は、微笑み合った。
「これから、どうする?」
クレアが尋ねる。
「そうですね...もっと広い世界を見に行きましょうか」
「広い世界?」
「はい。この街も好きですけど、まだ見ぬ場所がたくさんあるはずです」
「なるほど...」
クレアは、少し考えてから頷いた。
「分かった。私は、お前についていく。どこへでも」
「ありがとうございます」
「いや、こちらこそだ」
クレアは、幸せそうに微笑んだ。
こうして、俺の異世界ハーレムライフが、本格的に始まった。
最初のヒロイン——クレアを手に入れた俺は、これから更なる冒険へと旅立つ。
次は、どんな美女と出会えるのか。
楽しみで仕方なかった。
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