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8.【一方勇者たちは(2)】
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「あぐっ! クソが! まだケツがいてぇ……!」
「ぐぁっ! ドハ……ハハハ……! 俺も……だ……! ぐぅ……」
勇者シュウキと戦士ハラトは、尻の痛みに苦しめられながらも、ルドたちの追跡を続けていた。現在は、ホワイトフローレス皇国の皇都ゴールドバージェンにて滞在中だ。
ちなみに、弓使いのムネナオの姿は無い。
「チッ! あの野郎、ケツの痛みくらいで、寝込みやがって」
「どうしても無理」とのことで、彼はオースバーグ王国の王都ロマノシリングの宿に置いてきた。
誰が放った矢なのかも分からない、あの謎の襲撃のせいで、確かに尻には今なお深く刻まれた傷が残る。
『全部後払いで前金無し』というヴィンスの条件のせいで、シュウキたちは常に金欠だ。
そのため、ポーションを買う余裕すらなく、尻の傷を治すことも出来ず、自然治癒に任せるしかなかった。
「確かに、御者台に座るだけでも激痛が走るし、クソする時は地獄だし、何なら歩いているだけでも、じっとしてても痛ぇし……いやでも、この勇者さまが我慢してるんだ! てめぇも堪えろって話だ! クソッ!」
彼らは、シュレイティスに行くつもりはなかった。
雪原地帯などという極寒の世界なんて、冗談じゃない。
「それに、〝目標達成して緩み切ってる時〟が狙い目だからな」
暗殺するならば、緊張感のある往路ではなく、復路。
しかも、〝自分への御褒美〟を与えている最中がベスト。
同じ冒険者だからこそ、シュウキはその思考パターンを読み取り、活かすことが出来た。
※―※―※
「アイスドラゴンなんつう化物が相手だから、もしかしたら勝手に死んでくれるかと少し期待したが、生き延びやがったか……全く、しぶとい奴らだぜ……」
予想通りの場所に現れたルドとマリアに、シュウキはつぶやく。
「俺たち自身の手で殺した方が、ちゃんと謝礼も貰えそうじゃないか! ドハハハハ!」
「ま、それもそうだな」
ハラトの言葉に、シュウキが肩を竦めながら同意する。
「ドラゴン倒して〝高揚感〟感じてるところ悪いが、思い知らせてやるぜ。てめぇらが〝ただの人間〟だってことをな!」
そう。
ここは、ホワイトフローレス皇国の皇都ゴールドバージェンで一番ポトフが美味いと評判の店だ。
往路にてこの店に寄ったマリアは、明らかに至福の喜びを感じた表情を浮かべて、そんな彼女を見たルドも、幸せそうだった。
「天国から地獄に落としてやるぜ!」
前髪の長いカツラをつけて目元を隠したシュウキが、近付いていく。
「お待たせいたしました。ポトフランチセット、二人前です」
マリアが「わぁ~! 来たわ!」と歓声を上げ、ルドも笑みを浮かべる。
この瞬間のために、わざわざ皇都に残り、ハラトと共にレストランで働くことにしたのだ。
「なんでこの勇者さまがバイトまがいなことなんてしなきゃなんねぇんだ!」と思いつつも、まずは信用を得なければならないと思い、必死に働いた。
その結果、この数日でウェイターとしての仕事は一通り覚えてしまい、「厨房の仕事もやってみるか?」と店長に言われて、「い、いえ! 自分は、ウェイターの仕事が好きなんです! 誇りを持っているんです! ウェイターをやらせてください!」と、必死に訴えた。
せっかく〝客に食事を持っていく〟という一番犯行をやりやすいポジションにいるのに、厨房なんてやってられるか。
……いやまぁ、店の客全員殺す、とか考えれば、厨房が一番怪しまれずに行動しやすいが、犯行が派手になればなるほど、注目されちまうし、捜査も厳しくなるし、そういう危ない橋は回避するのが賢明だ。
同じくカツラを被って顔を半分隠したハラトとシュウキという二人体制にしたおかげで、どちらかがルドたちに料理を運ぶことが可能、という状態を作り上げることが出来た。
まぁ、他のウェイターが持っていこうとしても、「あ、俺がやります!」とか言って、強引にその役目を奪うだけだけどな。
さぁ、食え!
食っちまえ!
シュウキたちが見守る中。
「よし! 食った! ずらかるぞ!」
「おうよ!」
ルドたちがポトフを口にしたのを確認したシュウキとハラトは、もうここには用はないとばかりに、入口から走って逃げだした。
「おい、待て! お前らどこに行くんだ!」と背後から掛けられた店長の言葉を無視して、カツラと店の制服も脱ぎ捨てたシュウキとハラトは、少し離れた路地裏まで、全力で駆け抜けた。
「はぁ、はぁ、はぁ……ここまで来れば、もう大丈夫だろう」
「はぁ、はぁ、はぁ……ドハハハハ! 完璧だったな! 働いている最中、誰にも顔を見られなかったし、偽名だったしな!」
やったんだ! ついにやった!
これで、謝礼をたんまりゲットして、あとは高飛びだ!
口角を上げるシュウキだったが。
「ん? なんだあれ?」
スーッと、何かが飛んでくる。
紫色のそれは、薄く引き伸ばしたスライムのようにも見えるが、スライムに飛行能力などない。
「どっかで見たような……」
その〝何か〟は、シュウキの眼前――空中でピタッと静止すると。
「うげっ!」
シュウキの鼻と口から、体内へと侵入した。
「……こ、これは……毒!? ……なん……で……!?」
「お、おい! しっかりしろ! 解毒剤なんて買う余裕ないんだから、自力で回復しろ!」
「……無茶……言う……な……! ……ぐはっ……!」
ルドが『毒を、仕掛けた人の〝中〟に戻して下さい!』と〝お祈り〟したことによる効果により、シュウキは毒を食らい、吐血した。
※―※―※
「マジで死ぬかと思ったぜ……」
「ドハハハハ! 運が良かったな!」
何とか自己治癒能力だけで回復したシュウキは、皇都ゴールドバージェンを後にして、現在ハラトと共に南下している。
毒で死ななかったのは、もしかしたら、ヴィンスが〝闇の商人〟から入手した〝膂力増強剤〟と〝魔力増強剤〟のおかげかもしれない。
先述のように、〝膂力増強剤〟はシュウキ・ハラト・ムネナオの三人が全員貰って飲んだ。
が、次の町で接触してきた黒ずくめの者は、シュウキにだけは、特別に〝魔力増強剤〟も手渡してきた。
更に言うと、〝膂力増強剤〟すらも〝勇者専用〟と瓶に書かれており、シュウキは特別な魔法薬を飲んでいた可能性があるのだ。
そのお陰で、毒耐性も獲得していたのかもしれない。
黒ずくめの者から聞いたところによると、今回の〝魔力増強剤〟は、〝闇の商人〟曰く「儂の魔法薬の中でも、最高傑作じゃからのう」と、自信満々だったらしい。
「っていうか、今更だが、〝闇の商人〟自ら作製してるのか。多芸なこった」
夜闇の中で、魔法薬の副作用により視力アップしたシュウキが、遥か遠くにルドたちの馬車に対して、両手を翳す。
弓使いのムネナオが戦線離脱した今、遠距離攻撃をするのは、シュウキの役目だった。
「〝魔力増強剤〟によって魔法を使えるようになった俺様に死角はねぇぜ!」
魔力を練り上げたシュウキが、満を持して発動する。
「『氷塊』!」
大きな氷の塊が、猛スピードで飛んでいく。
そのまま氷塊は、馬車の内外にいる二人を、馬車ごと叩き潰すはずだったが。
「な!?」
一瞬だけ覚醒したマリアが立ち上がって跳躍、長剣を一閃すると、氷塊は一刀両断されて、馬車の前後に落下した。着地したマリアは、何事も無かったかのように、また車輪にもたれ掛かり、寝息を立てる。
「嘘だろ!? 氷塊だぞ!? なんで斬れるんだよ!?」
「クソッ! もう一度だ!」と、シュウキが両手を翳す。
「『氷塊』!」
しかし。
「はああああ!?」
またもや、瞬時に覚醒したマリアによって防がれてしまった。
「……今回は止めだ」
シュウキは、その夜の襲撃を諦めた。
※―※―※
翌日の朝。
「また戦略の練り直しだ! あのクソアマ」
「ドハハハハ! 難敵ここに極まれりだな!」
馬車から出て来て、川で四つん這いになり、並んで顔を洗っている二人。
そこに、ルドが〝お祈り〟によって〝元に戻した〟氷塊が二個、飛んできて。
空中でぶつかり、粉々になって。
その中から、細長い氷柱が二本生まれて、斜め下へと飛翔。
グサッ
グサッ
「「ぎゃあああああああああああああああ!」」
彼らの尻の穴に突き刺さった。
「ぐぁっ! ドハ……ハハハ……! 俺も……だ……! ぐぅ……」
勇者シュウキと戦士ハラトは、尻の痛みに苦しめられながらも、ルドたちの追跡を続けていた。現在は、ホワイトフローレス皇国の皇都ゴールドバージェンにて滞在中だ。
ちなみに、弓使いのムネナオの姿は無い。
「チッ! あの野郎、ケツの痛みくらいで、寝込みやがって」
「どうしても無理」とのことで、彼はオースバーグ王国の王都ロマノシリングの宿に置いてきた。
誰が放った矢なのかも分からない、あの謎の襲撃のせいで、確かに尻には今なお深く刻まれた傷が残る。
『全部後払いで前金無し』というヴィンスの条件のせいで、シュウキたちは常に金欠だ。
そのため、ポーションを買う余裕すらなく、尻の傷を治すことも出来ず、自然治癒に任せるしかなかった。
「確かに、御者台に座るだけでも激痛が走るし、クソする時は地獄だし、何なら歩いているだけでも、じっとしてても痛ぇし……いやでも、この勇者さまが我慢してるんだ! てめぇも堪えろって話だ! クソッ!」
彼らは、シュレイティスに行くつもりはなかった。
雪原地帯などという極寒の世界なんて、冗談じゃない。
「それに、〝目標達成して緩み切ってる時〟が狙い目だからな」
暗殺するならば、緊張感のある往路ではなく、復路。
しかも、〝自分への御褒美〟を与えている最中がベスト。
同じ冒険者だからこそ、シュウキはその思考パターンを読み取り、活かすことが出来た。
※―※―※
「アイスドラゴンなんつう化物が相手だから、もしかしたら勝手に死んでくれるかと少し期待したが、生き延びやがったか……全く、しぶとい奴らだぜ……」
予想通りの場所に現れたルドとマリアに、シュウキはつぶやく。
「俺たち自身の手で殺した方が、ちゃんと謝礼も貰えそうじゃないか! ドハハハハ!」
「ま、それもそうだな」
ハラトの言葉に、シュウキが肩を竦めながら同意する。
「ドラゴン倒して〝高揚感〟感じてるところ悪いが、思い知らせてやるぜ。てめぇらが〝ただの人間〟だってことをな!」
そう。
ここは、ホワイトフローレス皇国の皇都ゴールドバージェンで一番ポトフが美味いと評判の店だ。
往路にてこの店に寄ったマリアは、明らかに至福の喜びを感じた表情を浮かべて、そんな彼女を見たルドも、幸せそうだった。
「天国から地獄に落としてやるぜ!」
前髪の長いカツラをつけて目元を隠したシュウキが、近付いていく。
「お待たせいたしました。ポトフランチセット、二人前です」
マリアが「わぁ~! 来たわ!」と歓声を上げ、ルドも笑みを浮かべる。
この瞬間のために、わざわざ皇都に残り、ハラトと共にレストランで働くことにしたのだ。
「なんでこの勇者さまがバイトまがいなことなんてしなきゃなんねぇんだ!」と思いつつも、まずは信用を得なければならないと思い、必死に働いた。
その結果、この数日でウェイターとしての仕事は一通り覚えてしまい、「厨房の仕事もやってみるか?」と店長に言われて、「い、いえ! 自分は、ウェイターの仕事が好きなんです! 誇りを持っているんです! ウェイターをやらせてください!」と、必死に訴えた。
せっかく〝客に食事を持っていく〟という一番犯行をやりやすいポジションにいるのに、厨房なんてやってられるか。
……いやまぁ、店の客全員殺す、とか考えれば、厨房が一番怪しまれずに行動しやすいが、犯行が派手になればなるほど、注目されちまうし、捜査も厳しくなるし、そういう危ない橋は回避するのが賢明だ。
同じくカツラを被って顔を半分隠したハラトとシュウキという二人体制にしたおかげで、どちらかがルドたちに料理を運ぶことが可能、という状態を作り上げることが出来た。
まぁ、他のウェイターが持っていこうとしても、「あ、俺がやります!」とか言って、強引にその役目を奪うだけだけどな。
さぁ、食え!
食っちまえ!
シュウキたちが見守る中。
「よし! 食った! ずらかるぞ!」
「おうよ!」
ルドたちがポトフを口にしたのを確認したシュウキとハラトは、もうここには用はないとばかりに、入口から走って逃げだした。
「おい、待て! お前らどこに行くんだ!」と背後から掛けられた店長の言葉を無視して、カツラと店の制服も脱ぎ捨てたシュウキとハラトは、少し離れた路地裏まで、全力で駆け抜けた。
「はぁ、はぁ、はぁ……ここまで来れば、もう大丈夫だろう」
「はぁ、はぁ、はぁ……ドハハハハ! 完璧だったな! 働いている最中、誰にも顔を見られなかったし、偽名だったしな!」
やったんだ! ついにやった!
これで、謝礼をたんまりゲットして、あとは高飛びだ!
口角を上げるシュウキだったが。
「ん? なんだあれ?」
スーッと、何かが飛んでくる。
紫色のそれは、薄く引き伸ばしたスライムのようにも見えるが、スライムに飛行能力などない。
「どっかで見たような……」
その〝何か〟は、シュウキの眼前――空中でピタッと静止すると。
「うげっ!」
シュウキの鼻と口から、体内へと侵入した。
「……こ、これは……毒!? ……なん……で……!?」
「お、おい! しっかりしろ! 解毒剤なんて買う余裕ないんだから、自力で回復しろ!」
「……無茶……言う……な……! ……ぐはっ……!」
ルドが『毒を、仕掛けた人の〝中〟に戻して下さい!』と〝お祈り〟したことによる効果により、シュウキは毒を食らい、吐血した。
※―※―※
「マジで死ぬかと思ったぜ……」
「ドハハハハ! 運が良かったな!」
何とか自己治癒能力だけで回復したシュウキは、皇都ゴールドバージェンを後にして、現在ハラトと共に南下している。
毒で死ななかったのは、もしかしたら、ヴィンスが〝闇の商人〟から入手した〝膂力増強剤〟と〝魔力増強剤〟のおかげかもしれない。
先述のように、〝膂力増強剤〟はシュウキ・ハラト・ムネナオの三人が全員貰って飲んだ。
が、次の町で接触してきた黒ずくめの者は、シュウキにだけは、特別に〝魔力増強剤〟も手渡してきた。
更に言うと、〝膂力増強剤〟すらも〝勇者専用〟と瓶に書かれており、シュウキは特別な魔法薬を飲んでいた可能性があるのだ。
そのお陰で、毒耐性も獲得していたのかもしれない。
黒ずくめの者から聞いたところによると、今回の〝魔力増強剤〟は、〝闇の商人〟曰く「儂の魔法薬の中でも、最高傑作じゃからのう」と、自信満々だったらしい。
「っていうか、今更だが、〝闇の商人〟自ら作製してるのか。多芸なこった」
夜闇の中で、魔法薬の副作用により視力アップしたシュウキが、遥か遠くにルドたちの馬車に対して、両手を翳す。
弓使いのムネナオが戦線離脱した今、遠距離攻撃をするのは、シュウキの役目だった。
「〝魔力増強剤〟によって魔法を使えるようになった俺様に死角はねぇぜ!」
魔力を練り上げたシュウキが、満を持して発動する。
「『氷塊』!」
大きな氷の塊が、猛スピードで飛んでいく。
そのまま氷塊は、馬車の内外にいる二人を、馬車ごと叩き潰すはずだったが。
「な!?」
一瞬だけ覚醒したマリアが立ち上がって跳躍、長剣を一閃すると、氷塊は一刀両断されて、馬車の前後に落下した。着地したマリアは、何事も無かったかのように、また車輪にもたれ掛かり、寝息を立てる。
「嘘だろ!? 氷塊だぞ!? なんで斬れるんだよ!?」
「クソッ! もう一度だ!」と、シュウキが両手を翳す。
「『氷塊』!」
しかし。
「はああああ!?」
またもや、瞬時に覚醒したマリアによって防がれてしまった。
「……今回は止めだ」
シュウキは、その夜の襲撃を諦めた。
※―※―※
翌日の朝。
「また戦略の練り直しだ! あのクソアマ」
「ドハハハハ! 難敵ここに極まれりだな!」
馬車から出て来て、川で四つん這いになり、並んで顔を洗っている二人。
そこに、ルドが〝お祈り〟によって〝元に戻した〟氷塊が二個、飛んできて。
空中でぶつかり、粉々になって。
その中から、細長い氷柱が二本生まれて、斜め下へと飛翔。
グサッ
グサッ
「「ぎゃあああああああああああああああ!」」
彼らの尻の穴に突き刺さった。
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