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18.「決着」
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「〝エクスカリバーと合体した聖剣〟、ありがたく使わせてもらうわ」
お姉ちゃんが、陽光を浴びて煌めく聖剣を手にする。
「ぐぬぬ。馬鹿にしおって! 魔王の力、とくと見るが良い!」
魔王が手を天に翳すと、空が炎で埋め尽くされた。
「燃え尽きるが良い! 『降り注ぐ業火』!」
魔王が手を振り下ろすと同時に、無数の火炎が僕らに降り注ぐ。
「「「うわああああああ!」」」
「うごぼっ!?」
取り敢えず、邪魔なので、シュウキさんとハラトさんとムネナオさんは僕がポイポイっと遠く(この空飛ぶ魔王島よりも)に投げて避難(落下)させて、ヴィンスさんはお姉ちゃんが蹴って吹っ飛ばして、同じく地上へと落とす。
「フハハハハハ! 流石にこれは防げな――」
「〝お祈り〟プロテクト!」
「………………へ?」
僕とお姉ちゃんを半球体状の光が覆い、数多の炎から守ってくれた。
「くっ! ならばこれでどうじゃ! 『氷柱大嵐』!」
今度は空を埋め尽くした氷柱が襲い掛かるが。
「〝お祈り〟回避!」
「なっ!?」
僕らは踊るような華麗なステップを披露、氷柱群を全て避ける。
「うぐぐっ! 今度こそ! これでも食らえ! 『無数雷刃』!」
幾多の雷刃が空を切り裂き僕らに向かって飛んでくるが。
「〝お祈り〟誘導!」
「なんで!?」
僕らの眼前で、不自然に別方向へと誘導された雷刃群は、明後日の方向へと飛び去っていった。
「こ、これならどうじゃ! 『巨大漆黒剣』!」
魔王が両手を天に向けると、巨躯を誇るドラゴンすら矮小に見えるであろう、巨大な漆黒の剣が大空に出現。
「行くのじゃ!」
魔王の声に呼応して飛翔してくる巨大剣の前に、お姉ちゃんが飛び出す。
「任せて! やあああああああああ!」
聖剣で受け止めたお姉ちゃんが、苦しそうに顔を歪める。
「ぐっ……ううっ……!」
お姉ちゃんの力になりたい!
「〝お祈り〟増幅!」
お姉ちゃんの身体が光り輝き、一時的にレベルと膂力が跳ね上がる。
「ううっ……あああああああああああああああ!」
「馬鹿なっ!?」
お姉ちゃんが聖剣で弾くと、巨大剣は粉々になって霧散した。
「……ここまでやるとはのう……。認めよう。お主らは強い。じゃが! 所詮〝生物〟としてじゃ! 儂は〝生物〟の強さの限界を超えようとしておるのじゃ!」
そう断言すると、魔王は手を翳して、不気味な笑みを浮かべた。
「『真空』」
「「!?」」
その瞬間、玉座の間の〝空気〝が〝消えた〟。
「どうじゃ? 苦しいじゃろう」
念話なのか、魔王の声が聞こえる。
「死ぬまで何分掛かるかのう? 五分か? はたまた十分持ち堪えるか? ちなみに儂は、一時間は持つからのう。お主らが死んだ後、ゆっくりと元に戻すとしよ――」
「へっちゃらだもーん!」
「はああああ!?」
僕は両拳を突き上げた。
見ると、お姉ちゃんも僕に動きを合わせてくれている。
「固有スキル〝呼吸〟のおかげ!」
「いやいやいや、〝真空状態〟で〝呼吸が出来る〟て、何じゃそりゃ!? 思いっ切り矛盾しておるじゃろうが!」
「確かに、空気が無いのにこうやって喋れるのはすごいよね!」
「そこじゃない! いや、そこもじゃが、それよりも、〝呼吸が出来て生きていること〟が問題じゃ! しかも、真空だと他にも様々な身体の変化が起こるはずなのに、何も起こらずピンピンしとるし! 何なんじゃお主らは!?」
「ええい、こうなったら、奥の手じゃ!」と叫ぶと、魔王の全身からどす黒い魔力が一気に膨張していく。
「この魔王城そのものが〝兵器〟だとしたら、どうする?」
「「!」」
「そうじゃろう、脅威じゃろう。じゃが、儂が今から融合するのは、魔王城ではない」
魔王が魔王城の床下へと溶けて消えてかと思うと。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
地鳴りと共に、魔王城が崩れ去っていく。
「お姉ちゃん、外へ!」
「ええ!」
僕らが翼を広げ、大空へと避難すると。
「この〝魔王島全体〟が、儂の身体じゃ」
「「!」」
そこには、クラーケンですら矮小に見えるであろう、気の遠くなる程に巨大な漆黒ドラゴンがいた。
「ほれ」
「うわっ!」
魔王が無造作に前足を振るうと、それだけで凄まじい風が生じる。
「ほれ」
「くっ!」
前足と尻尾での攻撃を避ける度に、吹っ飛ばされないように力まなくてはならない。
強い!
怖い!
でも!
「そろそろ死ね。ほれ」
天から打ち下ろされた両方の前足を。
「たあああああああああ!」
「やあああああああああ!」
僕のパンチと、お姉ちゃんの聖剣が弾く。
「往生際が悪いのう! 大人しく殺されるのじゃ!」
途方もなく巨大な口が、僕らを狙う。
「私は死ねない! やっと、人を信じられるようになれたんだから! ルド君のおかげで! これから私は、新たな人生を生きるんだから! あなたなんかに殺されてる場合じゃないのよ! やあああああああああ!」
右手で僕の手を掴んだお姉ちゃんが、左手に持った聖剣で魔王の牙を弾き、その勢いで危険区域から離脱。
「僕は、お姉ちゃんみたいに強くなるんだ! だから、魔王だって倒してみせる! 固有スキル〝パンチ〟!」
僕の右拳が漆黒ドラゴンの顎下に突き刺さる。
と同時に。
「たあああああああああ!」
衝撃波が下から漆黒ドラゴン全体に当たる。その数、一万。
「たああああああああああああああ!!」
更に増えて、その数、十万。
「たあああああああああああああああああああ!!!」
とうとう、百万に達すると。
「ごぶばっ!」
魔王の巨躯が真上へと、吹っ飛んでいく。
「この巨体を吹っ飛ばすとは! しかも、明らかに致命傷じゃなこれは……じゃが、並のの殺し方では、儂はまた復活するからのう! その時こそ、人類は終わりじゃ! フハハハハハ! ……って、あれ? 何か止まらないんじゃが……」
高空から更に高く、舞い上がっていく。
「ど、どこまで行くんじゃ!?」
大気圏を突破して、宇宙へ。
「くっ! 勢いが強過ぎて止められん!」
一直線に飛ばされていった魔王は。
「おいおいおい……嘘じゃろ!? 嘘と言うてくれ!」
そのまま。
「き、軌道修正を! ぐぬっ! 抗えん! こ、この儂が、こんな……こんなあああああ!」
光り輝く〝その場所〟に到達。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
〝太陽〟に呑み込まれ、〝魂〟まで焼き尽くされて、この世界から完全に消滅した。
こうして僕らは、魔王討伐を完了した。
お姉ちゃんが、陽光を浴びて煌めく聖剣を手にする。
「ぐぬぬ。馬鹿にしおって! 魔王の力、とくと見るが良い!」
魔王が手を天に翳すと、空が炎で埋め尽くされた。
「燃え尽きるが良い! 『降り注ぐ業火』!」
魔王が手を振り下ろすと同時に、無数の火炎が僕らに降り注ぐ。
「「「うわああああああ!」」」
「うごぼっ!?」
取り敢えず、邪魔なので、シュウキさんとハラトさんとムネナオさんは僕がポイポイっと遠く(この空飛ぶ魔王島よりも)に投げて避難(落下)させて、ヴィンスさんはお姉ちゃんが蹴って吹っ飛ばして、同じく地上へと落とす。
「フハハハハハ! 流石にこれは防げな――」
「〝お祈り〟プロテクト!」
「………………へ?」
僕とお姉ちゃんを半球体状の光が覆い、数多の炎から守ってくれた。
「くっ! ならばこれでどうじゃ! 『氷柱大嵐』!」
今度は空を埋め尽くした氷柱が襲い掛かるが。
「〝お祈り〟回避!」
「なっ!?」
僕らは踊るような華麗なステップを披露、氷柱群を全て避ける。
「うぐぐっ! 今度こそ! これでも食らえ! 『無数雷刃』!」
幾多の雷刃が空を切り裂き僕らに向かって飛んでくるが。
「〝お祈り〟誘導!」
「なんで!?」
僕らの眼前で、不自然に別方向へと誘導された雷刃群は、明後日の方向へと飛び去っていった。
「こ、これならどうじゃ! 『巨大漆黒剣』!」
魔王が両手を天に向けると、巨躯を誇るドラゴンすら矮小に見えるであろう、巨大な漆黒の剣が大空に出現。
「行くのじゃ!」
魔王の声に呼応して飛翔してくる巨大剣の前に、お姉ちゃんが飛び出す。
「任せて! やあああああああああ!」
聖剣で受け止めたお姉ちゃんが、苦しそうに顔を歪める。
「ぐっ……ううっ……!」
お姉ちゃんの力になりたい!
「〝お祈り〟増幅!」
お姉ちゃんの身体が光り輝き、一時的にレベルと膂力が跳ね上がる。
「ううっ……あああああああああああああああ!」
「馬鹿なっ!?」
お姉ちゃんが聖剣で弾くと、巨大剣は粉々になって霧散した。
「……ここまでやるとはのう……。認めよう。お主らは強い。じゃが! 所詮〝生物〟としてじゃ! 儂は〝生物〟の強さの限界を超えようとしておるのじゃ!」
そう断言すると、魔王は手を翳して、不気味な笑みを浮かべた。
「『真空』」
「「!?」」
その瞬間、玉座の間の〝空気〝が〝消えた〟。
「どうじゃ? 苦しいじゃろう」
念話なのか、魔王の声が聞こえる。
「死ぬまで何分掛かるかのう? 五分か? はたまた十分持ち堪えるか? ちなみに儂は、一時間は持つからのう。お主らが死んだ後、ゆっくりと元に戻すとしよ――」
「へっちゃらだもーん!」
「はああああ!?」
僕は両拳を突き上げた。
見ると、お姉ちゃんも僕に動きを合わせてくれている。
「固有スキル〝呼吸〟のおかげ!」
「いやいやいや、〝真空状態〟で〝呼吸が出来る〟て、何じゃそりゃ!? 思いっ切り矛盾しておるじゃろうが!」
「確かに、空気が無いのにこうやって喋れるのはすごいよね!」
「そこじゃない! いや、そこもじゃが、それよりも、〝呼吸が出来て生きていること〟が問題じゃ! しかも、真空だと他にも様々な身体の変化が起こるはずなのに、何も起こらずピンピンしとるし! 何なんじゃお主らは!?」
「ええい、こうなったら、奥の手じゃ!」と叫ぶと、魔王の全身からどす黒い魔力が一気に膨張していく。
「この魔王城そのものが〝兵器〟だとしたら、どうする?」
「「!」」
「そうじゃろう、脅威じゃろう。じゃが、儂が今から融合するのは、魔王城ではない」
魔王が魔王城の床下へと溶けて消えてかと思うと。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
地鳴りと共に、魔王城が崩れ去っていく。
「お姉ちゃん、外へ!」
「ええ!」
僕らが翼を広げ、大空へと避難すると。
「この〝魔王島全体〟が、儂の身体じゃ」
「「!」」
そこには、クラーケンですら矮小に見えるであろう、気の遠くなる程に巨大な漆黒ドラゴンがいた。
「ほれ」
「うわっ!」
魔王が無造作に前足を振るうと、それだけで凄まじい風が生じる。
「ほれ」
「くっ!」
前足と尻尾での攻撃を避ける度に、吹っ飛ばされないように力まなくてはならない。
強い!
怖い!
でも!
「そろそろ死ね。ほれ」
天から打ち下ろされた両方の前足を。
「たあああああああああ!」
「やあああああああああ!」
僕のパンチと、お姉ちゃんの聖剣が弾く。
「往生際が悪いのう! 大人しく殺されるのじゃ!」
途方もなく巨大な口が、僕らを狙う。
「私は死ねない! やっと、人を信じられるようになれたんだから! ルド君のおかげで! これから私は、新たな人生を生きるんだから! あなたなんかに殺されてる場合じゃないのよ! やあああああああああ!」
右手で僕の手を掴んだお姉ちゃんが、左手に持った聖剣で魔王の牙を弾き、その勢いで危険区域から離脱。
「僕は、お姉ちゃんみたいに強くなるんだ! だから、魔王だって倒してみせる! 固有スキル〝パンチ〟!」
僕の右拳が漆黒ドラゴンの顎下に突き刺さる。
と同時に。
「たあああああああああ!」
衝撃波が下から漆黒ドラゴン全体に当たる。その数、一万。
「たああああああああああああああ!!」
更に増えて、その数、十万。
「たあああああああああああああああああああ!!!」
とうとう、百万に達すると。
「ごぶばっ!」
魔王の巨躯が真上へと、吹っ飛んでいく。
「この巨体を吹っ飛ばすとは! しかも、明らかに致命傷じゃなこれは……じゃが、並のの殺し方では、儂はまた復活するからのう! その時こそ、人類は終わりじゃ! フハハハハハ! ……って、あれ? 何か止まらないんじゃが……」
高空から更に高く、舞い上がっていく。
「ど、どこまで行くんじゃ!?」
大気圏を突破して、宇宙へ。
「くっ! 勢いが強過ぎて止められん!」
一直線に飛ばされていった魔王は。
「おいおいおい……嘘じゃろ!? 嘘と言うてくれ!」
そのまま。
「き、軌道修正を! ぐぬっ! 抗えん! こ、この儂が、こんな……こんなあああああ!」
光り輝く〝その場所〟に到達。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
〝太陽〟に呑み込まれ、〝魂〟まで焼き尽くされて、この世界から完全に消滅した。
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