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第一章 ヒロイン編
37.
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「はぁ………カルやりすぎですわ。」
羞恥心で死にそうです。
髪を洗っていただいたところまではよかったのです………私はバスタブの中、カルは外から髪を洗ってくださる。
なのに…………『くしゅんっ。』とくしゃみをされたので、寒くなったのかと焦り、私はカルを温める一心でカルをバスタブの中へと招き入れてしまいましたわ。
それがいけなかったのです。
「リティから誘ってくれるなんて嬉しいな。」
「さっさっさっ誘ってはいませんわ。寒そうだったから入っていいと言ったんです。ごっごごごごご誤解しないでくださいね。」
カルの方を見れず、バスタブの隅に移動しながらごにょごにょと話をする。
カルは見なくてもわかるほど嬉しそうに声が弾んでますわ。
「かっわいいなぁ。」
「カッカカカカカカカル、なにななななにしてるのでしょうか?」
動揺が隠しきれませんわ。
だって…………………カルが私の髪を触っているしその手が偶然なのか私の背中に当たるのです。
「リティの髪は綺麗だね。それに背中も綺麗だ。」
「ひやぁっ。」
やめてください。何をしてるんですか!?
背中を撫でられて変な声が出てしまいましたわ……恥ずかしいです。
「………ヤバいな。可愛すぎる。」
「きゃっ。」
カルが呟いたかと思うと身体を後ろに引き寄せられ、一瞬でカルの腕に包まれてしまいましたわ。
「カッカカカカカカカル??きききききき急にどどどどどどうしましたか?」
カルの思ったより硬い胸板を背中で感じてパニック中ですわ。
変な気持ちになってしまいますから離れましょう。
………前に進もうとしても進みません。
進もうとする度にカルの腕が絡み付いてきてカルから抱き締められた状態になってしまいましたわ。
なんてことでしょう。逃げるはずがさっきより絡み付いておりますわ。
「リティ、逃がさないよ。」
耳元でそんなことを呟かないでください。
お風呂場のせいか普通に言われていても色っぽく聞こえてきて私がパニックになります。
「にっ逃げませんわ。だから離れてください。」
「リティの身体は柔らかいね。このまま俺のものにしたいな。」
ひぃぃぃ。なんてことを言ってるのですか!?
「駄目です。まだ……婚約者ですわ。」
「大丈夫だよ。」
「大丈夫とは?」
カルの言ってる意味がわかりませんわ。
「ああ、父上も母上も婚前交渉は認めてるってことだよ。」
「はっ??」
あまりの言葉にビックリして後ろを振り向いてカルを見ると、私をトロンとした幸せな顔で見つめていましたわ。
目があってしまってそんな甘い瞳で見つめられてると知ってドキドキがパニックになっております。
「気付いてなかったんだな。それよりも今はこっちに集中して。せっかくリティが俺の方を向いてくれたから口を開けて……そういい子だ。」
私の唇を貪り続けるカルに何も考えられなくなってしまいました。
タオルの上から胸に触れていた気もしますが、頭がボーとして抵抗力もありません。
あのゲームは18禁ではなかったはずですが……何故かカルと密着することが多い気がします。
カルがこんなにエロい王子とは知りませんでした。
一度キスをするとカルはなかなか終わろうとしてくれません。
カルから深いキスをされる度に気持ちよさで気が遠くなりそうになりますわ。
……私はいつのまにか意識が遠退いてしまっていたようです。
羞恥心で死にそうです。
髪を洗っていただいたところまではよかったのです………私はバスタブの中、カルは外から髪を洗ってくださる。
なのに…………『くしゅんっ。』とくしゃみをされたので、寒くなったのかと焦り、私はカルを温める一心でカルをバスタブの中へと招き入れてしまいましたわ。
それがいけなかったのです。
「リティから誘ってくれるなんて嬉しいな。」
「さっさっさっ誘ってはいませんわ。寒そうだったから入っていいと言ったんです。ごっごごごごご誤解しないでくださいね。」
カルの方を見れず、バスタブの隅に移動しながらごにょごにょと話をする。
カルは見なくてもわかるほど嬉しそうに声が弾んでますわ。
「かっわいいなぁ。」
「カッカカカカカカカル、なにななななにしてるのでしょうか?」
動揺が隠しきれませんわ。
だって…………………カルが私の髪を触っているしその手が偶然なのか私の背中に当たるのです。
「リティの髪は綺麗だね。それに背中も綺麗だ。」
「ひやぁっ。」
やめてください。何をしてるんですか!?
背中を撫でられて変な声が出てしまいましたわ……恥ずかしいです。
「………ヤバいな。可愛すぎる。」
「きゃっ。」
カルが呟いたかと思うと身体を後ろに引き寄せられ、一瞬でカルの腕に包まれてしまいましたわ。
「カッカカカカカカカル??きききききき急にどどどどどどうしましたか?」
カルの思ったより硬い胸板を背中で感じてパニック中ですわ。
変な気持ちになってしまいますから離れましょう。
………前に進もうとしても進みません。
進もうとする度にカルの腕が絡み付いてきてカルから抱き締められた状態になってしまいましたわ。
なんてことでしょう。逃げるはずがさっきより絡み付いておりますわ。
「リティ、逃がさないよ。」
耳元でそんなことを呟かないでください。
お風呂場のせいか普通に言われていても色っぽく聞こえてきて私がパニックになります。
「にっ逃げませんわ。だから離れてください。」
「リティの身体は柔らかいね。このまま俺のものにしたいな。」
ひぃぃぃ。なんてことを言ってるのですか!?
「駄目です。まだ……婚約者ですわ。」
「大丈夫だよ。」
「大丈夫とは?」
カルの言ってる意味がわかりませんわ。
「ああ、父上も母上も婚前交渉は認めてるってことだよ。」
「はっ??」
あまりの言葉にビックリして後ろを振り向いてカルを見ると、私をトロンとした幸せな顔で見つめていましたわ。
目があってしまってそんな甘い瞳で見つめられてると知ってドキドキがパニックになっております。
「気付いてなかったんだな。それよりも今はこっちに集中して。せっかくリティが俺の方を向いてくれたから口を開けて……そういい子だ。」
私の唇を貪り続けるカルに何も考えられなくなってしまいました。
タオルの上から胸に触れていた気もしますが、頭がボーとして抵抗力もありません。
あのゲームは18禁ではなかったはずですが……何故かカルと密着することが多い気がします。
カルがこんなにエロい王子とは知りませんでした。
一度キスをするとカルはなかなか終わろうとしてくれません。
カルから深いキスをされる度に気持ちよさで気が遠くなりそうになりますわ。
……私はいつのまにか意識が遠退いてしまっていたようです。
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