74 / 98
第一章 ヒロイン編
74.
しおりを挟む
私の拉致事件から側を離れようとせず、離れる際は誰も来られないように結界を張り、私はあれ以来カル以外の人と会っていない。
あれからお腹の殴られたアザの部分を気にしてカルに見せてと言われいちいち脱ぐのも大変だろうからと透き通った寝着をもらいました。
これって着る意味あるのかな?と思うほど着ても全身が透き通っていて裸同然でカル以外にはとても会えませんわ。
お腹に負担がかかるからとあのカルが添い寝だけして側で寝るのです。
私の身体を心配してくれてるのがわかりとても嬉しくなりますが三日もたつと私のお腹に負担をかけない程度に触られます。
カルとの幸せな時間を知っているだけに私を欲求不満にさせたいのかと思うくらい撫で回されます。
四日目になると悶々としている自分がいました。
寝る前も寝てる時も触られているため、日中カルが公務でいない時に一人で悶々としてる自分が我慢の限界に達してカルに
「もう我慢の限界ですわ。カルに触られるだけじゃ嫌なんです。」
顔を真っ赤にして令嬢から言うような言葉じゃないのはわかってましたが無理でした。
カルはニヤリと不敵な笑顔で
「リティから言ってくれるの待ってた。激しくはしないから……優しくするよ。」
と言いながら嬉しそうに覆い被さってきた。
待ってた………てことは私がいずれ我慢が出来ずに言い出すことをわかってたってこと?
カルは私のことをここまでお見通しとは恥ずかしい限りです。
「も………もう………だ………めっ。」
それからずっと私はカルに抱かれ気持ちよすぎてもう無理と言いましたが、カルに唇を塞がれ言葉を遮られました。
カルのキスが気持ちよくて意識を失いそうです。
幾度となくもうダメと思いながらもカルに包まれる温かさに身を委ねてしまいます。
「はぁ………そろそろか。」
何度も求めてくるカルに身体がふにゃりとして転がっていると突然耳元にキスをされ呟かれた。
「んっ……カッカル?」
「このままずっとリティを抱きたいが、そろそろ準備しないとファシリック公爵夫妻とクラリスが来る。」
「えっ!?お父様とお母様にクラリスお兄様がもうすぐ来る?」
あまりにも突然言われたから聞き返してしまった。
私のことを心配してるだろうなとは思ってましたけどカルにあの後の事の話しも聞きたいですが、今はそれどころではありません。
もうすぐ来るのにこの状況がまずいですわ。
「カル!急いでお風呂に入って支度をしましょう。」
「慌てなくても大丈夫。お風呂にはいりながらあの後の話しもしよう。」
えっ!?一緒にはいるの??しかも今話を!?
と言葉にする前に抱き抱えられお風呂場へ連れていかれますわ。
お風呂場で話だけで………終わるはずがないことは言うまでもない。
あれからお腹の殴られたアザの部分を気にしてカルに見せてと言われいちいち脱ぐのも大変だろうからと透き通った寝着をもらいました。
これって着る意味あるのかな?と思うほど着ても全身が透き通っていて裸同然でカル以外にはとても会えませんわ。
お腹に負担がかかるからとあのカルが添い寝だけして側で寝るのです。
私の身体を心配してくれてるのがわかりとても嬉しくなりますが三日もたつと私のお腹に負担をかけない程度に触られます。
カルとの幸せな時間を知っているだけに私を欲求不満にさせたいのかと思うくらい撫で回されます。
四日目になると悶々としている自分がいました。
寝る前も寝てる時も触られているため、日中カルが公務でいない時に一人で悶々としてる自分が我慢の限界に達してカルに
「もう我慢の限界ですわ。カルに触られるだけじゃ嫌なんです。」
顔を真っ赤にして令嬢から言うような言葉じゃないのはわかってましたが無理でした。
カルはニヤリと不敵な笑顔で
「リティから言ってくれるの待ってた。激しくはしないから……優しくするよ。」
と言いながら嬉しそうに覆い被さってきた。
待ってた………てことは私がいずれ我慢が出来ずに言い出すことをわかってたってこと?
カルは私のことをここまでお見通しとは恥ずかしい限りです。
「も………もう………だ………めっ。」
それからずっと私はカルに抱かれ気持ちよすぎてもう無理と言いましたが、カルに唇を塞がれ言葉を遮られました。
カルのキスが気持ちよくて意識を失いそうです。
幾度となくもうダメと思いながらもカルに包まれる温かさに身を委ねてしまいます。
「はぁ………そろそろか。」
何度も求めてくるカルに身体がふにゃりとして転がっていると突然耳元にキスをされ呟かれた。
「んっ……カッカル?」
「このままずっとリティを抱きたいが、そろそろ準備しないとファシリック公爵夫妻とクラリスが来る。」
「えっ!?お父様とお母様にクラリスお兄様がもうすぐ来る?」
あまりにも突然言われたから聞き返してしまった。
私のことを心配してるだろうなとは思ってましたけどカルにあの後の事の話しも聞きたいですが、今はそれどころではありません。
もうすぐ来るのにこの状況がまずいですわ。
「カル!急いでお風呂に入って支度をしましょう。」
「慌てなくても大丈夫。お風呂にはいりながらあの後の話しもしよう。」
えっ!?一緒にはいるの??しかも今話を!?
と言葉にする前に抱き抱えられお風呂場へ連れていかれますわ。
お風呂場で話だけで………終わるはずがないことは言うまでもない。
2
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
転生したら乙女ゲームのヒロインの幼馴染で溺愛されてるんだけど…(短編版)
凪ルナ
恋愛
転生したら乙女ゲームの世界でした。
って、何、そのあるある。
しかも生まれ変わったら美少女って本当に、何、そのあるあるな設定。
美形に転生とか面倒事な予感しかしないよね。
そして、何故か私、三咲はな(みさきはな)は乙女ゲームヒロイン、真中千夏(まなかちなつ)の幼馴染になってました。
(いやいや、何で、そうなるんだよ。私は地味に生きていきたいんだよ!だから、千夏、頼むから攻略対象者引き連れて私のところに来ないで!)
と、主人公が、内心荒ぶりながらも、乙女ゲームヒロイン千夏から溺愛され、そして、攻略対象者となんだかんだで関わっちゃう話、になる予定。
ーーーーー
とりあえず短編で、高校生になってからの話だけ書いてみましたが、小学生くらいからの長編を、短編の評価、まあ、つまりはウケ次第で書いてみようかなっと考え中…
長編を書くなら、主人公のはなちゃんと千夏の出会いくらいから、はなちゃんと千夏の幼馴染(攻略対象者)との出会い、そして、はなちゃんのお兄ちゃん(イケメンだけどシスコンなので残念)とはなちゃんのイチャイチャ(これ需要あるのかな…)とか、中学生になって、はなちゃんがモテ始めて、千夏、攻略対象者な幼馴染、お兄ちゃんが焦って…とかを書きたいな、と思ってます。
もし、読んでみたい!と、思ってくれた方がいるなら、よかったら、感想とか書いてもらって、そこに書いてくれたら…壁|ω・`)チラッ
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
皇子の婚約者になりたくないので天の声に従いました
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
幼い頃から天の声が聞こえるシラク公爵の娘であるミレーヌ。
この天の声にはいろいろと助けられていた。父親の命を救ってくれたのもこの天の声。
そして、進学に向けて騎士科か魔導科を選択しなければならなくなったとき、助言をしてくれたのも天の声。
ミレーヌはこの天の声に従い、騎士科を選ぶことにした。
なぜなら、魔導科を選ぶと、皇子の婚約者という立派な役割がもれなくついてきてしまうからだ。
※完結しました。新年早々、クスっとしていただけたら幸いです。軽くお読みください。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる