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ミルクの優しさ
02 ー キャンプ飯
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誠が懸念していた登山は、山の標高や傾斜があまりなかったので、比較的スムーズに進めたようだ。三日かけて山々を越えたのは良かったのだが、誠は一つだけ不満があった。
魔獣の討伐は、アレクセイ達が撃ち漏らした個体を攻撃することで貢献している。食事作りも自分がメインみたいになっているので、問題は無い。
無いのだが、そろそろスイーツを作りたい。
誠は先頭を行く、こんがり狐色のルイージの尾の色を見て、そう決断をしていた。
今夜は村の近くで野営をして、翌朝になってから村に入る予定だそうだ。
山は日が暮れるのが早い。誠達は、早めにテントの設営をはじめた。
まだ皆がおかわり争奪戦を繰り広げている中、誠は焚き火からそっと離れて作業台に向かっていた。キャンプと言えば、キャンプ飯。そして、キャンプならではのデザートというものが地球には存在する。
誠はバッグからボウルと泡立器、そして食材を取り出した。白い粉が入っている瓶の蓋を開け、ボウルに入れる。そして牛乳と卵、砂糖、溶かしたバターを加え、あとはかき混ぜるだけだ。
誠が一心不乱に材料を混ぜていると、いつの間にか隣にはアレクセイが立っていた。その手には料理が山盛りになっている皿を持っているので、食べ足りないのだが誠の方が気になる。といったところだろう。
手を止めた誠は、アレクセイに手伝ってもらうことにした。
「アレクセイ、俺の腕より細い棒って持ってる?」
「マコトの腕の太さ…」
アレクセイは思わず自分の下半身を見てしまった。
誠の視線が冷たくなっていることに気付いたアレクセイは、すかさず視線を戻して自分のスクエアポーチを漁り出す。そして取り出したのは、誠の身長の半分ほどの長さの、鉄パイプのような物だった。
本当は竹があればと思っていたが、代用品としてはまずまずだ。
「これでどうだろうか」
「何ソレ。それ持って盗んだ軍馬で走り出すのか?」
素材は分からないが、どう見ても鉄パイプだ。
もしかしたらアレクセイの、やんちゃだった青春時代の思い出だろうか。いや、まさか。
誠は自分でボケて自分でツッコミを入れた。
「それをしていたのは、いとこだな。このパイプは、調理用だ」
「調理用?」
「ああ。主に小型魔獣の丸焼きを作る時に使う」
「…なるほど」
串刺し用か、手足を縛ってぶら下げる用なのか。
納得した誠は、ありがたくそのパイプを借りることにした。
パイプの真ん中あたりに、アルミホイルを巻く。アレクセイの視線が少し痛いが、何も言わせない。全ては東洋の神秘がなせる技だ。そして端にはタオルを巻いて、紐で縛っておく。これで熱はそれほど伝わらないだろう。
準備が終わる頃には、満腹になった獣達に囲まれていた。
誠は顔を上げて彼らの顔を一人一人見ると、口を開いた。
「さて、諸君。これから禁断のデザートを作りたいと思う」
珍しく重々しい誠の口調に、レビが思わず後ずさる。ルイージはいつもの笑顔が張り付いており、ドナルドは固まっている。いつも通りなのは、アレクセイとオスカーだけだ。
誠は続けた。
「俺はデザートを作りたい。けれど、今から作る物が他に知れると、俺は故郷に帰らなければならない」
どこの鶴だと思わないでもないが、これだけ脅しておけば、他人の耳には入らないだろう。
誠はボウルを持ち上げると、アレクセイに作業台の移動を頼んだ。
夕飯作りで活躍した、誠の私物であるバーベキューコンロの木炭は燃えている。その側に作業台を置いてもらい、ボウルを置く。
コンロの網を外して、パイプをその上に渡す。誠はお玉を取り出し、パイプを回しながら生地をかけた。
「これは…?」
アレクセイが鼻をひくつかせながら聞いた。
生地を混ぜていた時点でほんのりと甘い香りがしていたのだが、これを焼くと、甘い香りはハッキリとしてくる。誠は焼いている生地から目を離さずに言った。
「これは…バウムクーヘンと言う、柔らかい食感の焼き菓子だ」
誠がそう言うと、アレクセイ達は目を丸くした。
あの白い粉の正体は、ただのホットケーキミックスだ。
「柔らかい…だと!?」
「本当か、マコト」
「おいおい、柔らかい菓子なんざ、聞いたことは無ぇぞ」
レビ達が口々に言っているが、ドライイーストも、丁寧な作りのパン酵母も無い世界だ。ベーキングパウダーも無いのだろう。
そう、ホットケーキミックスには、ベーキングパウダーが配合されている。他のスイーツを作っても良かったのだが、遠野兄弟の中で、キャンプと言えばバウムクーヘンだ。この、無駄に時間を使ってしまうけれど年輪が太くなる毎に得られる充実感は、何物にも変えられないのだ。
だから誠はあえて、バウムクーヘンを選んだ。
「これは俺のクニに伝わる、秘密の製法なんだけど…皆に食べて欲しくてさ」
"地球"と書いて"クニ"と読む。"ホシ"ではない、"クニ"だ。
誠は少し悲しそうな表情を作った。妖怪は人を騙す生物だ。良心は痛まない。食べたいから作った。美味しいは正義なのだ。
そんな表情を浮かべながらも、誠は手を止めない。キャンプでのバウムクーヘン作りは、芯を回す速さが綺麗な形を作るポイントの一つだ。
せっせとパイプを回しては生地をかけている誠に、胸を打たれたらしいアレクセイは交代を申し出てくれた。
「マコト、回すのを代わろうか。生地は君がかけた方が、綺麗にできるんだろう?」
「え、マジで。じゃあ、頼むわ」
誠は嬉々としてアレクセイに場所を譲った。そろそろ回す腕が疲れてきていたのだ。
手伝えて嬉しいのか、アレクセイは笑みを浮かべている。それを見たオスカーは、「楽しそうですね」と言ったが、アレクセイから返ってきた答えは皆が砂を吐くようなものだった。
「そうだな。誠との愛を育てているみたいで、楽しいよ」
一時間以上かけてできたバウムクーヘンは、すぐには食べられない。三十分ほど置いておかなければならないのだ。
団員達は未練がましくバウムクーヘンを見ながら、アレクセイに追い立てられるようにして散って行く。後片付けと、明日の準備のためだ。
結局バウムクーヘンは誠の手によって等分され、夜番のおやつとなった。
少し寒い夜には、ホットミルクが合う。そしてバウムクーヘンも合う。この夜はニ、三時間置きに男達の感嘆の叫びが上がり、翌朝は皆目の下に隈ができていたのは言うまでもない。
「あれは悪魔の食べ物だな」
先頭を歩くアレクセイが、誠に聞こえる声で呟いた。
食べたことのないスイーツを口にすると、その食感や味、香り。それらに虜になってしまうことが多い。この世界のスイーツはどれも、現代の地球で完成形とされているスイーツの原型に近いものばかりだ。
初めて食べるだろう、あの柔らかさ。そして年輪にあたる部分の香ばしさとの食感の違い。口に入れると、そこから解れていき、卵と砂糖の甘さが口内に広がる。そして、ふんわりとした甘い香りが鼻に抜ける。
アレクセイが悪魔の食べ物と称するのも、無理はないだろう。
「俺らの愛の結晶を、悪魔呼ばわりか…」
あんなに尾を振って喜んでいたのに。
誠は少し意地悪を言ってみた。自分に惚れているだろう人物を、こうして振り回す趣味はないはずだが、アレクセイの反応が気になる。
今まで付き合ってきた彼女と呼ばれる人達には、誠はそんな気にはならなかった。言い寄られるのが面倒臭くて付き合う。その程度だった。所詮、学校を卒業して、製菓学校に入学し、実家で働くまでの通過点だ。彼女達に何も期待していなかったし、こうして手を繋ぐことすらしたいとも思わなかった。
それが、どうだ。
誠は自分の手を見る。
暖かい。
平坦な道だからと今は隣同士で歩き、指を絡めて手を繋いでいる。
ここまで気を許せる人物が居るとは思えなかったし、思わなかった。誠はアレクセイを見て、ニヤリと笑った。
「マコト…俺を揶揄ったのか」
「さあ?どうだろうな。ほら、早く村に入ろうよ」
言うや否や、誠はアレクセイの手からするりと抜け出し、村の門に向かってコートの裾を軽やかに翻す。
残されたアレクセイ達は、そんな誠の後ろを慌てて追いかけてた。
魔獣の討伐は、アレクセイ達が撃ち漏らした個体を攻撃することで貢献している。食事作りも自分がメインみたいになっているので、問題は無い。
無いのだが、そろそろスイーツを作りたい。
誠は先頭を行く、こんがり狐色のルイージの尾の色を見て、そう決断をしていた。
今夜は村の近くで野営をして、翌朝になってから村に入る予定だそうだ。
山は日が暮れるのが早い。誠達は、早めにテントの設営をはじめた。
まだ皆がおかわり争奪戦を繰り広げている中、誠は焚き火からそっと離れて作業台に向かっていた。キャンプと言えば、キャンプ飯。そして、キャンプならではのデザートというものが地球には存在する。
誠はバッグからボウルと泡立器、そして食材を取り出した。白い粉が入っている瓶の蓋を開け、ボウルに入れる。そして牛乳と卵、砂糖、溶かしたバターを加え、あとはかき混ぜるだけだ。
誠が一心不乱に材料を混ぜていると、いつの間にか隣にはアレクセイが立っていた。その手には料理が山盛りになっている皿を持っているので、食べ足りないのだが誠の方が気になる。といったところだろう。
手を止めた誠は、アレクセイに手伝ってもらうことにした。
「アレクセイ、俺の腕より細い棒って持ってる?」
「マコトの腕の太さ…」
アレクセイは思わず自分の下半身を見てしまった。
誠の視線が冷たくなっていることに気付いたアレクセイは、すかさず視線を戻して自分のスクエアポーチを漁り出す。そして取り出したのは、誠の身長の半分ほどの長さの、鉄パイプのような物だった。
本当は竹があればと思っていたが、代用品としてはまずまずだ。
「これでどうだろうか」
「何ソレ。それ持って盗んだ軍馬で走り出すのか?」
素材は分からないが、どう見ても鉄パイプだ。
もしかしたらアレクセイの、やんちゃだった青春時代の思い出だろうか。いや、まさか。
誠は自分でボケて自分でツッコミを入れた。
「それをしていたのは、いとこだな。このパイプは、調理用だ」
「調理用?」
「ああ。主に小型魔獣の丸焼きを作る時に使う」
「…なるほど」
串刺し用か、手足を縛ってぶら下げる用なのか。
納得した誠は、ありがたくそのパイプを借りることにした。
パイプの真ん中あたりに、アルミホイルを巻く。アレクセイの視線が少し痛いが、何も言わせない。全ては東洋の神秘がなせる技だ。そして端にはタオルを巻いて、紐で縛っておく。これで熱はそれほど伝わらないだろう。
準備が終わる頃には、満腹になった獣達に囲まれていた。
誠は顔を上げて彼らの顔を一人一人見ると、口を開いた。
「さて、諸君。これから禁断のデザートを作りたいと思う」
珍しく重々しい誠の口調に、レビが思わず後ずさる。ルイージはいつもの笑顔が張り付いており、ドナルドは固まっている。いつも通りなのは、アレクセイとオスカーだけだ。
誠は続けた。
「俺はデザートを作りたい。けれど、今から作る物が他に知れると、俺は故郷に帰らなければならない」
どこの鶴だと思わないでもないが、これだけ脅しておけば、他人の耳には入らないだろう。
誠はボウルを持ち上げると、アレクセイに作業台の移動を頼んだ。
夕飯作りで活躍した、誠の私物であるバーベキューコンロの木炭は燃えている。その側に作業台を置いてもらい、ボウルを置く。
コンロの網を外して、パイプをその上に渡す。誠はお玉を取り出し、パイプを回しながら生地をかけた。
「これは…?」
アレクセイが鼻をひくつかせながら聞いた。
生地を混ぜていた時点でほんのりと甘い香りがしていたのだが、これを焼くと、甘い香りはハッキリとしてくる。誠は焼いている生地から目を離さずに言った。
「これは…バウムクーヘンと言う、柔らかい食感の焼き菓子だ」
誠がそう言うと、アレクセイ達は目を丸くした。
あの白い粉の正体は、ただのホットケーキミックスだ。
「柔らかい…だと!?」
「本当か、マコト」
「おいおい、柔らかい菓子なんざ、聞いたことは無ぇぞ」
レビ達が口々に言っているが、ドライイーストも、丁寧な作りのパン酵母も無い世界だ。ベーキングパウダーも無いのだろう。
そう、ホットケーキミックスには、ベーキングパウダーが配合されている。他のスイーツを作っても良かったのだが、遠野兄弟の中で、キャンプと言えばバウムクーヘンだ。この、無駄に時間を使ってしまうけれど年輪が太くなる毎に得られる充実感は、何物にも変えられないのだ。
だから誠はあえて、バウムクーヘンを選んだ。
「これは俺のクニに伝わる、秘密の製法なんだけど…皆に食べて欲しくてさ」
"地球"と書いて"クニ"と読む。"ホシ"ではない、"クニ"だ。
誠は少し悲しそうな表情を作った。妖怪は人を騙す生物だ。良心は痛まない。食べたいから作った。美味しいは正義なのだ。
そんな表情を浮かべながらも、誠は手を止めない。キャンプでのバウムクーヘン作りは、芯を回す速さが綺麗な形を作るポイントの一つだ。
せっせとパイプを回しては生地をかけている誠に、胸を打たれたらしいアレクセイは交代を申し出てくれた。
「マコト、回すのを代わろうか。生地は君がかけた方が、綺麗にできるんだろう?」
「え、マジで。じゃあ、頼むわ」
誠は嬉々としてアレクセイに場所を譲った。そろそろ回す腕が疲れてきていたのだ。
手伝えて嬉しいのか、アレクセイは笑みを浮かべている。それを見たオスカーは、「楽しそうですね」と言ったが、アレクセイから返ってきた答えは皆が砂を吐くようなものだった。
「そうだな。誠との愛を育てているみたいで、楽しいよ」
一時間以上かけてできたバウムクーヘンは、すぐには食べられない。三十分ほど置いておかなければならないのだ。
団員達は未練がましくバウムクーヘンを見ながら、アレクセイに追い立てられるようにして散って行く。後片付けと、明日の準備のためだ。
結局バウムクーヘンは誠の手によって等分され、夜番のおやつとなった。
少し寒い夜には、ホットミルクが合う。そしてバウムクーヘンも合う。この夜はニ、三時間置きに男達の感嘆の叫びが上がり、翌朝は皆目の下に隈ができていたのは言うまでもない。
「あれは悪魔の食べ物だな」
先頭を歩くアレクセイが、誠に聞こえる声で呟いた。
食べたことのないスイーツを口にすると、その食感や味、香り。それらに虜になってしまうことが多い。この世界のスイーツはどれも、現代の地球で完成形とされているスイーツの原型に近いものばかりだ。
初めて食べるだろう、あの柔らかさ。そして年輪にあたる部分の香ばしさとの食感の違い。口に入れると、そこから解れていき、卵と砂糖の甘さが口内に広がる。そして、ふんわりとした甘い香りが鼻に抜ける。
アレクセイが悪魔の食べ物と称するのも、無理はないだろう。
「俺らの愛の結晶を、悪魔呼ばわりか…」
あんなに尾を振って喜んでいたのに。
誠は少し意地悪を言ってみた。自分に惚れているだろう人物を、こうして振り回す趣味はないはずだが、アレクセイの反応が気になる。
今まで付き合ってきた彼女と呼ばれる人達には、誠はそんな気にはならなかった。言い寄られるのが面倒臭くて付き合う。その程度だった。所詮、学校を卒業して、製菓学校に入学し、実家で働くまでの通過点だ。彼女達に何も期待していなかったし、こうして手を繋ぐことすらしたいとも思わなかった。
それが、どうだ。
誠は自分の手を見る。
暖かい。
平坦な道だからと今は隣同士で歩き、指を絡めて手を繋いでいる。
ここまで気を許せる人物が居るとは思えなかったし、思わなかった。誠はアレクセイを見て、ニヤリと笑った。
「マコト…俺を揶揄ったのか」
「さあ?どうだろうな。ほら、早く村に入ろうよ」
言うや否や、誠はアレクセイの手からするりと抜け出し、村の門に向かってコートの裾を軽やかに翻す。
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