幼馴染みの女の子が学園一可愛くなって再会したけど俺は彼女の笑顔を見るために下ネタしか話せない

異能な転生者

文字の大きさ
10 / 15

第10話 彼女のショックの大きさ

しおりを挟む
俺は、七海ちゃんと友達のマリちゃんと別れて、クラスが違うので自分の教室に入った。
教室に入ると、もうタケシが来て自分の机の上に座っていた。

教室に入ると、みんなが俺の腫れている顔を見る。

「タケシ、早いなぁ」

「そーゆー、お前は、顔色悪いぞ、どこじゃないいくらい、その顔、どうしたんだ?」

「あー、これはな、妹に殴られた」

「なんだ、喧嘩でもしたのか」

「そうなんだ」
「兄ちゃんも大変だな」

「まぁな、いろいろあってな」

「お前、アザもひどいが、顔色もさえないぞ」

「いや、実は昨日寝ていなくて」
「なんだ夜通しゲームでもしていたのかよ」

「それとも、あれか?」
「なんだよ、アレって」

「もちろん決まっているだろ、アダルト系だよ」
「違うよ」

「なんだぁ残念」
「おまえ、何を期待してんだよ」
「そりゃわかってるだろ」

「全然、そんなことじゃないよ」

「そういえば、お前、今日、早く来たんだけど、ベランダで外を見ていたら七海ちゃんと、もう1人の女の子と歩いていたよな」

「あー、一緒に居たのは、七海ちゃんの友達」

「なんだ、そうか」

「俺が、二股しているのかと思ったよ」

「おまえなぁ、お前の想像力に呆れかえるよ。俺、今日は机に座っていると眠っているかもわからないからな、よろしく」


俺は今日1日は、頭がぼーっとして、授業に集中できなかったが、何とか居眠りしないで放課後を迎える。

ノートを見たら、時々、意味不明なことを書いていた。

放課後になったので、天文部の部室に顔を出すことにしたが、七海ちゃんは、もう部室に来ていた。

七海ちゃんは俺の顔を見るなり「今日は大丈夫だった?」

「眠くてたまらなかったよ」

「七海ちゃんは?」

「私も……でも寝なかったわよ」

「俺、今でも、ここで寝そう」と言って机に伏せた。

「もう、だらしないわね」と言って、机の下で見えないように手を握ってくれた。

「どう、これで、目が覚めた?」
「うん…」

俺は七海ちゃんが握ってくれた、手を握り返した。

今日は部活が早く終了すると言う事だったので、俺たちは2人して帰ることにした。

もう、今日はキツイ

彼女の家に向かって歩きながら、できるだけ長く一緒にいるために、ゆっくり時間が過ぎればいいと思う。

でも、そんな時間が終わりを告げようとしてくる。

それは、もう彼女の家についたから。

彼女は少しモジモジしながら、「ちょっと上がっていかない」と。

「そうだね、少し、お邪魔しようかな」

扉を開けて彼女が元気よく「ただいま」と言うと七海ちゃんのお母さんが、お帰りなさいと出迎えてくれた。

「悠くんもいらっしゃい」

「おばさん、こんにちは、お邪魔します」

「今日は2人とも大丈夫だった?」

「もう、眠くて眠くて大変だったわよ」

「居眠りしたんじゃないでしょうね?」

「わたし、何とか我慢したわよ、悠くんは眠ったそうだけど」

俺は、七海ちゃんのおばさんから笑われてしまった。

「でも、それだけ悠くんが大変だったと言う事よ、七海」

「…ほんと、悠くんには感謝してもしきれないくらい」

「悠くん、ちょっと顔見せてごらん」とおばさんが言うので、顔の腫れを見せた。

「少しおさまってきたけど、まだまだね、でも悠くん勲章だね」

「はい、自分でもそう思います。俺が、七海ちゃんを見つけることができて良かったと思います」

「本当ね」

「そして、その後、おじさんが来てくれたことにも」

「主人も言っていたけど、たまたま昔の悠くんが焦って走っていったから、何か起きたのかと思って追いかけたそうよ。だから悠くんの姿を見つけることができてよかったって言ってたわ。 主人も悠くんの姿を見つけることができなかったらと思うと怖いって言ってたわ」

「本当におじさんには、感謝してます」
「何をいうの、それを言うならこちらの方よ」

「あなたには、七海を助けてくれて本当にありがとうと何度も伝えたいわ」

七海ちゃんが俺の横に来て手を握ってくれた。

それを、おばさんが見ていたけど、俺も手を握り返した。

「あまり、仲が良いのはいいけど、節度が守るのよ」

「うん」

「はい」

と2人して答えた

「じゃぁ私は買い物に行ってくるから、七海の部屋にでも行ったら」

「はい」

「あっ、じゃあ、ちょっと待って悠くん、制服から着替えてくるわ」

七海ちゃんだけ二階に上がっていき、俺は、しばらく1階のリビングに座っていたけど、七海ちゃん、どんな服着てくるのかな?。

おばさんが俺に近づいてきて、「悠人くんが、いてくれなけれ七海が殺されていたこともあったかもわからないのよ」

とドキっとするようなことを言われてきた。

「七海を襲っていた男はね、刃物を二本、持っていたんだって、警察が言ってきたわ」
「えっ、そうなんですか」

おばさんは、うなずいている。

「多分、七海が襲われたときに、抵抗したら脅すために刺したかもわからないの」

「以前から、七海に交際を申し込んでいたんだけど、七海は断っていたの、七海が言う通りにしならなければ、刺そと思っていたと自供したわ」

「そうなんですか」俺は強いショックを受けていた。

「だから、もし現場に行った悠人くんが刺された可能性もあるの、本当によかったわ、この事は七海には言わないでね」

「はい、もちろん」

七海ちゃんが着替えて降りてきた。

七海ちゃんは白いワンピースを着ていた。
以前、LINEの写真で送ってもらったワンピースだと思う。

「どうぞ悠くん」

俺は七海ちゃんについていきながら階段を上っていく

部屋に入ったら、「お母さんと何を話していたの」と聞いてきたので、学校で本当に居眠りしたかどうか聞かれたと説明した。

「ふふっ、そうなんだ」

「でも、先生の話なんか子守唄みたいだから、ほんとに椅子に座っているだけで眠ってしまうよ」

「先生に言っておくわ」
「それだけは、マジやめて」

「ふふっ」
「あははは」
俺たちは笑いあった。

七海ちゃんの部屋に入るのは昨日の事件の後、以来だ。

1日しか経っていない七海ちゃんの部屋なのに違った感じがする。

おばさんも心配するので裏切らないように扉は開けておいた。

俺は椅子の上に座って、七海ちゃんはベッドに座った。

改めて入った七海ちゃんの部屋は、公園の方向に向いて大きく窓がある。

カーテンはピンク系で可愛いクマが置いてある。

七海ちゃんが座っているベッドにもぬいぐるみが置いてある。

部屋ばかり見ていて、しゃべらないのも何なので、ななみちゃんに「今日の宿題しようよ」と言うと、

「もう、せっかく2人だけなのに」

「学生の本分は勉強だよ」なんて1番、俺に似つかわしくない言葉なんだ。

「は~い、分りました」

そして2人してベッドの前にテーブルを置いて向かい合わせて宿題をすることにした。

「そういえば七海ちゃん、そのワンピースって」

「あっ、やっと気づいてくれたぁ~」

「うん、この前、悠くんが褒めてくれたワンピース」七海ちゃんは立ってワンピースを俺に見せてくれた。

「いいでしょ、お気に入りなんだ」

そして、くるっと回って見せてくれた。

俺が床に座っていたせいもあり、ワンピースの裾がひらひらと回って、めくれあがると、見えた。

それを七海ちゃんに言うか、迷ったけど、俺は元来、スケベだから、七海ちゃんが、どんな顔をするか、期待してしまった。

「今日はストライプなんだね」

それを聞いた七海ちゃんは、一瞬、ぽかんとしていたが、すぐに顔を真っ赤にして「もう、悠くんのエッチ」と言って、すぐに座ってしまった。

「残念、もう少し見ていたかったな」俺が言うと、七海ちゃんは、こちらをチラッと見て、「また今度ね」と顔を赤くしていた。

「さぁ早く勉強してしまいましょう」
「もうすぐ定期テストがあるね」

「嫌なことを思い出させてくれるわね」
「七海ちゃん、成績は?」

「優くんこそ、どうなの」
「俺は最後のほう」

「へー、そうなんだ」
「七海ちゃんは?」

「教えてあげない」
「え~、どうして教えてよ」
「だめ」
なんて会話を繰り返していると、七海ちゃんのお母さんが帰ってきた。

七海ちゃんとの楽しい話も終わり、俺は宿題も終えたので、時間も夕食の時間だったので帰ることにした。

おばさんから夕食を食べていったらと言われたが、昨日も家で食べていないのでと言って今日は断って帰った。

「じゃぁ、七海ちゃん、またね」
「うん、また‥」

名残をしそうにしていたる。
俺も、そうだが、今日は体を引かれる思いを振り切りながら帰った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

友達の妹が、入浴してる。

つきのはい
恋愛
 「交換してみない?」  冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。  それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。  鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。  冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。  そんなラブコメディです。

小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!

竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」 俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。 彼女の名前は下野ルカ。 幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。 俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。 だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている! 堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!

罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語

ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。 だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。 それで終わるはずだった――なのに。 ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。 さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。 そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。 由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。 一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。 そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。 罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。 ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。 そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。 これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

隣の家の幼馴染と転校生が可愛すぎるんだが

akua034
恋愛
隣に住む幼馴染・水瀬美羽。 毎朝、元気いっぱいに晴を起こしに来るのは、もう当たり前の光景だった。 そんな彼女と同じ高校に進学した――はずだったのに。 数ヶ月後、晴のクラスに転校してきたのは、まさかの“全国で人気の高校生アイドル”黒瀬紗耶。 平凡な高校生活を過ごしたいだけの晴の願いとは裏腹に、 幼馴染とアイドル、二人の存在が彼の日常をどんどんかき回していく。 笑って、悩んで、ちょっとドキドキ。 気づけば心を奪われる―― 幼馴染 vs 転校生、青春ラブコメの火蓋がいま切られる!

S級ハッカーの俺がSNSで炎上する完璧ヒロインを助けたら、俺にだけめちゃくちゃ甘えてくる秘密の関係になったんだが…

senko
恋愛
「一緒に、しよ?」完璧ヒロインが俺にだけベタ甘えしてくる。 地味高校生の俺は裏ではS級ハッカー。炎上するクラスの完璧ヒロインを救ったら、秘密のイチャラブ共闘関係が始まってしまった!リアルではただのモブなのに…。 クラスの隅でPCを触るだけが生きがいの陰キャプログラマー、黒瀬和人。 彼にとってクラスの中心で太陽のように笑う完璧ヒロイン・天野光は決して交わることのない別世界の住人だった。 しかしある日、和人は光を襲う匿名の「裏アカウント」を発見してしまう。 悪意に満ちた誹謗中傷で完璧な彼女がひとり涙を流していることを知り彼は決意する。 ――正体を隠したまま彼女を救い出す、と。 謎の天才ハッカー『null』として光に接触した和人。 ネットでは唯一頼れる相棒として彼女に甘えられる一方、現実では目も合わせられないただのクラスメイト。 この秘密の二重生活はもどかしくて、だけど最高に甘い。 陰キャ男子と完璧ヒロインの秘密の二重生活ラブコメ、ここに開幕!

処理中です...