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第15話 彼女と初LINE
しおりを挟む第15話 彼女と初LINE
海に行って、七海ちゃんを家まで送ってから、家まで帰ってきた。
お母さんが家にいた。
「おかえり、今日は、海に行ってきたの?」おかあさん
「うん」
「どうだった?」おかあさん
「うん、海がキレイだったよ」
「そうじゃなくて七海ちゃん」おかあさん
「あぁ、元気だったよ」
「そうじゃなくて!もうわからない子だね」おかあさん
「え、どういうこと」
「海と言えば水着でしょ」
「??」
「七海ちゃんの水着姿みたんでしょ」
俺は顔を赤くしながら、「うん、きれいだった」
「七海ちゃん、バスト大きいもんね」
「そうじゃなくて、スタイルも良いし」
「それで姉ちゃんに借りたサンオイル、塗ってあげたかい」
なんでもお見通しの母親だな。
「うん」
「やったじゃないか」
なぜか母親が喜んでいる。
「七海ちゃんは、とても素直でいい子なんだから、大切にするんだよ」
「わかっているよ、おかあさん」
と言って自分の部屋にあがってきた。
本当に余計なことをしゃべらなければならなくなってしまった。
いまでも七海ちゃんの白いビキニが目に焼き付いている。
そして帰る時に、キスしてくれたこと。
今日は本当に最高な日だった。
七海ちゃんの背中や胸の上の部分や足を触ることができた。
はぁ~、今でも思い出す、柔らかかったな~
でも、いやじゃなかったかな、あんなに触ったりして。
俺は、そう考えて七海ちゃんにラインをすることにした。
本当は七海ちゃんと話したいのが本音だけど。
七海ちゃんにラインをすると、すぐには既読にならなかった。
今、七海ちゃんスマホの近くにいないのかな?
10分くらい待って、七海ちゃんからラインがきた。
ごめん、今、お風呂に入っていた。
★痛くなっかった?
うん、もう大丈夫
悠くんは?
★俺は今から入るから厳しいかも
悠くん、あの時、しっかりサンオイル塗ればよかったのに。
なに、私の塗り方が悪いの?
★ちがうよ
じゃなによ
★俺、背中ダメなんだよね
★内科に行って聴診器、あてる時も、すごいくすぐったいし。
へー悠くんの性感帯?
★おっ七海ちゃん、言うようになったね
今日一日、悠くんに鍛えられたから
★七海ちゃんの性感帯は、どこ?
もう、教えてあげない 切るわよ
★えーっ、厳しいな
★また七海ちゃんと、どこかに行きたいな
うん、私も本当に今日は楽しかった。
電車の中でも、私を守ってくれるし、本当にあのとき、涙が出るところだったよ
でも、スケベな話でマイナスの減点ね
★あーそういうこと言うんだ~
★ワンピースも可愛かったのに!
★水着もすごくよかったのに、ほめてあげようと思ったのに。
あースケベじゃなかったエッチだった、訂正しておくから、ほめて。
★スケベとエッチって、違うの??
違うわよ。
★どこが?
あのね、教えてあげる、スケベは変態、エッチは一歩手前
★そう対して変わりないじゃん
でも、スケベな悠くんも、エッチの悠くんも、七海は好きです。
★……
悠くん、なにか、言ってよ
おーい、悠くん!!
★ごめん、あまりにも唐突だったから、ストレートじゃなくて、フックだったから。
あまりボクシングのことはわからないけど、ストレートが真っすぐだから、フックってどういう意味?
★遠まわしという意味かな?
★ダウンして倒れましたという意味
じゃ、私の勝ちね
★はい、まいりました
★ねぇ七海ちゃん、エッチな人が聞きますが、寝間着は、ぱじゃま?、それともネグリジェ?
どっちだと思う?
★そうだな~ うーん、俺としては、何も来ていない裸…
そんなわけないよね、夏でも
★だってエッチな人が聞いているか
今は夏だから長いTシャツ
★おーそれは、それは…
★じゃ起きたらパンツ丸見えになってない?
私、そこまで寝相悪くないわよ
★あっそうですか、残念
……
実は時々はあるわ
★あっ、やっぱり
悠くんだから教えるけど、Tシャツがめくれることってあるじゃない
★うん、うん
それで見えることが…
★えっ、もしかしてパンツだけじゃなくて…
もうしらない…
★そういえば、かえって来た時、お母さんが今日はどうだったって聞いてきたから、楽しかったって答えたんだけど、違うって言われて、何のことを聞きたいのか、わからなくて、それが何だったと思う??
え~わからないよ
★お母さんが聞きたいことは、七海ちゃんの水着姿が、どうだったって
なんて答えたの
★きれいだったって答えた
………
★本当に俺が思ったことだよ
★七海ちゃんの白いワンピースも可愛かったし、水着もビキニを着てくれるなんて最高だよ
ありがと悠くん…… わたし嬉しい
【そのとき、下からおばちゃんの声が、ななみ、ちょっと良い、と言う声がした。】
あっ、お母さんが呼んでいるからいかなければ…
★あっうん明日ね、七海ちゃん
はい、明日もよろしくお願いします、悠くん
といってラインが終わった。
さあ、今から宿題だ。
その前に頭の働きを良くするために、腕立て伏せをする
でもあまり、やりすぎないようにしておく、疲れることよりも脳に酸素を送るのが目的だから。
ラインの状態じゃ、七海ちゃん、今日は嫌がっている様子はなかったと思う。
しかし笑わせるというと、下ネタじゃあね
下ネタ以外のことで、本当は笑わせたかったけど、どうやるかわからないし、何もを話したらいいかわからない!
俺、基本的、引きこもりに近かったし、会話ヘタ
こんな俺が情けない。
そういえば人って、どうやって笑うんだろう?
恋人同士で漫才してもしょうがないしな。
そんな恋人同士、いないし。
俺は今まで恋愛経験がゼロ
妹ともまともに話せないし、姉ちゃんとは少し話す程度だから。
よくわからない。
まー、一番、言いやすいのが下ネタかな
七海ちゃんが、いやじゃなければいいけど。
こんなこと人に聞けないよな~
七海ちゃんのことに関しては自分で考えて笑顔にしたい。
もう、ストレートに七海ちゃんに聞いてみるか??
翌朝、目覚まし時計が鳴る前にいつも通り起きて、ジョッキングして、制服を着て食事を早めに済ませて七海ちゃんを迎えにいくことに。
俺が早めに七海ちゃんの家の前の公園に到着すると、七海ちゃんもすぐに出てきた。
「今日は早いね、悠くん」
「うん、ちょっと七海ちゃんに相談があって」
「えっ、なに」
「七海ちゃん、俺が下ネタ言うことを、どう思っているのかな」
「……」
「嫌だったら言わないようにしようと思って、もちろん人前ではいわないよ」
「でも、人って、いつの間にか、不愉快と思うことってあるでしょ」
「……そんなこと考えていたんだ…」
「私はね、一生懸命、いつも私を笑わせてくる悠くんが好き。……あまり、ひどい下ネタは困るけど、悠くんって人を馬鹿にすることなんてしないから、純粋に男の子だから、女性の体に興味があるのは、仕方ないけど、……私だけにしてもらえるかな」
「うん、もちろんだよ」
「悠くん、約束だよ」と言って小指を出したので、俺も小指をだして指切りげんまん、と言って、針1000本と言って約束した。
「やった~、これで悠くんは、私のものね、約束破ったら針10000本だからね」
「あの、七海ちゃん、針が増えていますよ」
「えっ、ほんとう?」
俺たちは笑いあった。
七海ちゃんの笑顔が最高だな。
そして2人して手をつないで登校した。
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