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第16章 激突!玄牙vsポン 月影vsミク
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怒号と悲鳴、金属が打ち合う音が村を覆い尽くしていた。
夕暮れの空は赤く燃え、戦場全体が炎に包まれているようだった。
ポンは甲羅を前に突き出し、正面から敵を突き飛ばす。
イタチ兵が数匹まとめて宙を舞い、地に叩きつけられた。
だがその直後、森の奥から現れた二つの影が、戦況を一変させる。
漆黒の毛並みを持ち、鋭い牙を光らせるイタチの頭領――玄牙。
そして白銀の毛をたなびかせ、憎悪を宿した瞳で槍を握る兎の残党の核――月影。
二人が前線に立っただけで、イタチと兎の兵たちの士気は爆発的に高まり、村の防衛線は一気に揺さぶられた。
「甲羅の小僧……お前が相手か」
玄牙が低い声でつぶやき、ポンを真っ直ぐに見据えた。
その眼光は獣のものではなく、狩人が獲物を射抜く視線だった。
ポンは一歩も退かずに言い返す。
「そうだ、お前の相手は俺だ!誰ひとり死なせない、仲間を守るのは俺の役目だ!」
「戯言を!」
玄牙が腕を振り下ろした瞬間、巨大な爪が唸りをあげた。
ポンは甲羅でそれを受け止めたが、ゴゴゴゴゴと耳が痛くなる轟音と衝撃で地面が割れ、土煙が舞い上がる。
その力は山を砕くかのようで、ポンの足は土にめり込み、全身が震えた。
一方、ミクの前に立ちはだかるのは月影だった。
「夜白は変わってしまった――だから、思い知らせてやるお前たちに、甲羅どもに…!!!」
怒りで震える声とともに、槍が閃いた。
ミクは鉄棒を構え、真正面から受け止める。
火花が散り、耳を裂くような金属音が響き渡った。
「討ったのは僕達だ。みんなは関係ない!だから、ここでお前を止める!」
「無駄だ! 俺が兎一族の真の後継となるのだ!」
槍と鉄棒が何度もぶつかり、地を抉りながら互いを押し返す。
戦場は二つの大きな激突を中心に渦を巻いていた。
だがその混乱の中、矢を射続けるマメは、村人たちの姿に目を留めた。
背に幼子を抱え、必死に走る母親。
傷だらけの身体で仲間を庇う老人。
恐怖に足をすくませる若者。
胸が締め付けられるように痛んだ。
矢をつがえたまま、マメは叫んだ。
「聞け、みんな!」
その声は戦場の喧噪を突き破り、村人たちの耳に届いた。
「ぼくたちは逃げるために戦ってるんじゃない!
この村を守り抜くために戦ってるんだ!
恐れるな! ぼくたちは一人じゃない!
仲間がいる限り、絶対に負けないッ!」
その言葉は村の隅々まで響き渡った。
逃げ腰だった村人たちが顔を上げ、手にしていた石や棒を握り直す。
「……そうだ、俺たちには仲間がいる!」
「一緒に戦おう!」
次々と声が上がり、戦意が再び燃え上がった。
「……マメ!」
ポンとミクが一瞬だけ振り返り、互いに笑みを浮かべる。
玄牙が鼻で笑った。
「小僧の言葉で流れが変わるものか」
その言葉が終わる前に、マメの矢が玄牙の足元に突き刺さった。
「お前の思い通りにはさせない!!」
矢を放つマメの瞳は、もう村の少年ではなく、一人の戦士のものだった。
戦いの炎はさらに激しく燃え上がる――。
夕暮れの空は赤く燃え、戦場全体が炎に包まれているようだった。
ポンは甲羅を前に突き出し、正面から敵を突き飛ばす。
イタチ兵が数匹まとめて宙を舞い、地に叩きつけられた。
だがその直後、森の奥から現れた二つの影が、戦況を一変させる。
漆黒の毛並みを持ち、鋭い牙を光らせるイタチの頭領――玄牙。
そして白銀の毛をたなびかせ、憎悪を宿した瞳で槍を握る兎の残党の核――月影。
二人が前線に立っただけで、イタチと兎の兵たちの士気は爆発的に高まり、村の防衛線は一気に揺さぶられた。
「甲羅の小僧……お前が相手か」
玄牙が低い声でつぶやき、ポンを真っ直ぐに見据えた。
その眼光は獣のものではなく、狩人が獲物を射抜く視線だった。
ポンは一歩も退かずに言い返す。
「そうだ、お前の相手は俺だ!誰ひとり死なせない、仲間を守るのは俺の役目だ!」
「戯言を!」
玄牙が腕を振り下ろした瞬間、巨大な爪が唸りをあげた。
ポンは甲羅でそれを受け止めたが、ゴゴゴゴゴと耳が痛くなる轟音と衝撃で地面が割れ、土煙が舞い上がる。
その力は山を砕くかのようで、ポンの足は土にめり込み、全身が震えた。
一方、ミクの前に立ちはだかるのは月影だった。
「夜白は変わってしまった――だから、思い知らせてやるお前たちに、甲羅どもに…!!!」
怒りで震える声とともに、槍が閃いた。
ミクは鉄棒を構え、真正面から受け止める。
火花が散り、耳を裂くような金属音が響き渡った。
「討ったのは僕達だ。みんなは関係ない!だから、ここでお前を止める!」
「無駄だ! 俺が兎一族の真の後継となるのだ!」
槍と鉄棒が何度もぶつかり、地を抉りながら互いを押し返す。
戦場は二つの大きな激突を中心に渦を巻いていた。
だがその混乱の中、矢を射続けるマメは、村人たちの姿に目を留めた。
背に幼子を抱え、必死に走る母親。
傷だらけの身体で仲間を庇う老人。
恐怖に足をすくませる若者。
胸が締め付けられるように痛んだ。
矢をつがえたまま、マメは叫んだ。
「聞け、みんな!」
その声は戦場の喧噪を突き破り、村人たちの耳に届いた。
「ぼくたちは逃げるために戦ってるんじゃない!
この村を守り抜くために戦ってるんだ!
恐れるな! ぼくたちは一人じゃない!
仲間がいる限り、絶対に負けないッ!」
その言葉は村の隅々まで響き渡った。
逃げ腰だった村人たちが顔を上げ、手にしていた石や棒を握り直す。
「……そうだ、俺たちには仲間がいる!」
「一緒に戦おう!」
次々と声が上がり、戦意が再び燃え上がった。
「……マメ!」
ポンとミクが一瞬だけ振り返り、互いに笑みを浮かべる。
玄牙が鼻で笑った。
「小僧の言葉で流れが変わるものか」
その言葉が終わる前に、マメの矢が玄牙の足元に突き刺さった。
「お前の思い通りにはさせない!!」
矢を放つマメの瞳は、もう村の少年ではなく、一人の戦士のものだった。
戦いの炎はさらに激しく燃え上がる――。
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