43 / 67
第2章 姫
43話 騎士の誓い
しおりを挟む
時刻は深夜。俺が周囲の警戒と火の番をしている所に、一人近づいて来る人がいた。
「隣、よろしいですか?」
「勿論お好きにどうぞ」
俺の隣に座ったのはロネ姫だった。
彼女は先ほどよりも落ち着いた顔になっている。いつものような美しさの中に、儚さもある。どこか惹かれるような何かが彼女の中にあった。
「先ほどは失礼しました。お恥ずかしい所を……」
「いえ、そんなことは無いですよ」
「皇女としての自覚が足りませんでした」
「それは……」
俺には何が皇女としての自覚なのかが分からない。もしかしたら、弱音を吐いたりするようなこともしてはいけないのだろうか。
「皇女は弱音を吐いてはいけない。もし吐きたくなっても飲み込みなさい。そうでなければ誰もついて来ないからと。ほとんど会えないお母さまのお言葉ですわ」
「お母さま?」
「ええ、今は立派に皇后様をなさっています」
「気軽には会えないんですね……。やはり寂しいのですか?」
「小さい時からですから、あまりそういった感情にはなりません。それよりも、ウテナや、いつもそばにいてくれる方々がいますから……」
「皆さんとても姫様を慕っておいででしたよ」
「ありがとうございます。皆自慢の方々です」
「それで、どうして私の所に来られたのですか? 2人きりで無ければ話せないことでも?」
周囲には誰もいない。正確には寝ている人達がいるが、俺達の会話は聞かれてはいないだろう。
「…………」
俺が聞いてもロネ姫は黙ったままだ。彼女は火を見つめている。
暫く彼女と共に火を見続けた。彼女にも何か言いづらいことがあるのだろう。
沈黙は彼女によって破られた。
「わたくしの親衛隊に入りませんか?」
「え……?」
唐突だった。いきなり話された上に唐突な内容だったので、一瞬理解することが出来なかった。
彼女の方を見ても、彼女は炎を見つめるばかりでその横顔は変わらない。ただ、彼女の口だけは動く。
「わたくしの親衛隊に入りませんか?」
「どうして、私なんでしょうか?」
今度は反応することが出来た。
「貴方が欲しいから。それ以外に理由がいりますか?」
「えっと……。俺でいいんですか?」
「当然でしょう? 貴方は自分の価値というものを知るべきです」
「そういった話はあんまり分かりませんが……。分かりました」
「そうですか、断りますか。ですがわたくしの陣営に入れば……何ですって?」
「貴方の元で働かせて頂いてもよろしいですか? といっても龍脈の方でも仕事があるかもしれないので、ずっとという訳にはいかないかもしれませんけど」
「……本当ですの?」
ロネ姫が目を見開いて俺を見ている。
「本当ですよ」
「本当の本当ですの? わたくしの陣営は兄弟の中で最も弱いですよ? 他の兄弟や、強い貴族の方が良かったと言っても知りませんわよ?」
「本当にいいですよ」
「他の貴族の方が待遇とかも圧倒的でいいのですよ?」
「気にしませんよ」
ロネ姫が長いこと沈黙して、やっと次の言葉を絞り出す。
「…………わたくしから誘っておいてあれなのですが、どうして受けてくださったのですか?」
「いいなと思ったからです」
「え? もしかしてセレットさんはわたくしの様な体が?」
ロネカ姫は腕で胸を隠すような仕草をして俺から少し離れる。子供のように顔が赤いのが可愛らしい。
俺は軽く笑って否定する。
「そうではありません。貴方とウテナの関係がいいなと思ったんです」
「わたくしとウテナが……?」
「はい。私の前の国の王や、上司は正直に言って好きではありません。助けようという気持ちにも勿論なりません。でも、どうせ誰かに仕えるのなら、命がけで守りたい。そう思える人がいいんです。そして、ウテナと貴方の関係は、とても素敵です。これだけ部下の名声のことまで考えてくれる人であるならば、働き甲斐もあるんじゃないかなと思いました」
俺はロネ姫に向かって笑いかける。
「だから、俺を部下として受け入れてくれませんか?」
俺は彼女に頼む。このままずっと行けば、またトリアスの様な誰かに利用されてしまったり、カスール国王の様なやつに手柄だけ持って行かれてしまうかもしれない。そんなことは気にしない。でも、そのせいでアイシャや、身の周りの奴にまで迷惑がかかるのは嫌だった。
だから、俺は考えた。国に所属する時点で誰かの元で働かなくちゃならない。誰かの元で働くのなら、誰がいいのかと。そして、俺は今回の件でロネ姫なら忠誠を尽くすべきなんじゃないのかと考え決めた。
自分からなんて言おうかと思って迷っていたけど、ロネ姫の方から言ってくれたのは正直助かった。
「一度騎士の誓いを立てたなら、裏切ったら許しませんわよ?」
「構いません」
「数が多くないので仕事も忙しいのよ?」
「今は暇なので少しくらい忙しくなってもいいですよ」
「わたくしの所は弱小です。他の兄弟たちにちょっかいをかけられるかもしれませんよ?」
「それからも守って見せましょう」
「皇族だから色々怨まれています。街中で襲われるかもしれません」
「その為に護衛がいるんでしょう?」
「それから……それから……本当にいいんですね?」
「はい」
彼女は泣きそうな顔をしている。しかし、心が決まったのか、彼女は頭を振り、すっと立ち上がった。
彼女は右手を差し出してくる。
「セレット。わたくしの騎士として、生涯守り抜くことを誓いますか?」
俺は片膝をつき、彼女に向かって頭を垂れる。
「誓います」
「ではここに」
俺は彼女の右手に嵌っている指輪にキスをする。
「……」
「……」
今のがこの国で騎士の誓いを立てる時の作法だ。といっても本来はもっと面倒なこともあったりするが、色々と纏めるとこれくらいになる。
だけど、俺はこれでいいと思った。正直皇帝の前で今のを仰々しくやる気にはならないし、人に見せるものでもない。と。
「セレット。これからよろしくお願いしますね?」
「はい。ロネ姫様」
「セレット、貴方はわたくしの騎士になったのです。姫など要りません」
「しかし」
「いいから、他の人も寝ていて聞いていません。言ってください」
「う……ろ、ロネ……様」
「はい。セレット。これは最初の命令です。ふふ、後2人でいる時は様をつけないこと。いいですね?」
「はい。畏まりました」
こうして、俺は龍騎士であり、ロネ姫のいや、ロネの騎士にもなった。
「あ、それと頼まれていた茶です。いらなかったかもしれませんけど」
「もう……ここで言わなくてもいいじゃない」
彼女の顔が赤かったのは、火の反射のせいだったのだろうか。
「隣、よろしいですか?」
「勿論お好きにどうぞ」
俺の隣に座ったのはロネ姫だった。
彼女は先ほどよりも落ち着いた顔になっている。いつものような美しさの中に、儚さもある。どこか惹かれるような何かが彼女の中にあった。
「先ほどは失礼しました。お恥ずかしい所を……」
「いえ、そんなことは無いですよ」
「皇女としての自覚が足りませんでした」
「それは……」
俺には何が皇女としての自覚なのかが分からない。もしかしたら、弱音を吐いたりするようなこともしてはいけないのだろうか。
「皇女は弱音を吐いてはいけない。もし吐きたくなっても飲み込みなさい。そうでなければ誰もついて来ないからと。ほとんど会えないお母さまのお言葉ですわ」
「お母さま?」
「ええ、今は立派に皇后様をなさっています」
「気軽には会えないんですね……。やはり寂しいのですか?」
「小さい時からですから、あまりそういった感情にはなりません。それよりも、ウテナや、いつもそばにいてくれる方々がいますから……」
「皆さんとても姫様を慕っておいででしたよ」
「ありがとうございます。皆自慢の方々です」
「それで、どうして私の所に来られたのですか? 2人きりで無ければ話せないことでも?」
周囲には誰もいない。正確には寝ている人達がいるが、俺達の会話は聞かれてはいないだろう。
「…………」
俺が聞いてもロネ姫は黙ったままだ。彼女は火を見つめている。
暫く彼女と共に火を見続けた。彼女にも何か言いづらいことがあるのだろう。
沈黙は彼女によって破られた。
「わたくしの親衛隊に入りませんか?」
「え……?」
唐突だった。いきなり話された上に唐突な内容だったので、一瞬理解することが出来なかった。
彼女の方を見ても、彼女は炎を見つめるばかりでその横顔は変わらない。ただ、彼女の口だけは動く。
「わたくしの親衛隊に入りませんか?」
「どうして、私なんでしょうか?」
今度は反応することが出来た。
「貴方が欲しいから。それ以外に理由がいりますか?」
「えっと……。俺でいいんですか?」
「当然でしょう? 貴方は自分の価値というものを知るべきです」
「そういった話はあんまり分かりませんが……。分かりました」
「そうですか、断りますか。ですがわたくしの陣営に入れば……何ですって?」
「貴方の元で働かせて頂いてもよろしいですか? といっても龍脈の方でも仕事があるかもしれないので、ずっとという訳にはいかないかもしれませんけど」
「……本当ですの?」
ロネ姫が目を見開いて俺を見ている。
「本当ですよ」
「本当の本当ですの? わたくしの陣営は兄弟の中で最も弱いですよ? 他の兄弟や、強い貴族の方が良かったと言っても知りませんわよ?」
「本当にいいですよ」
「他の貴族の方が待遇とかも圧倒的でいいのですよ?」
「気にしませんよ」
ロネ姫が長いこと沈黙して、やっと次の言葉を絞り出す。
「…………わたくしから誘っておいてあれなのですが、どうして受けてくださったのですか?」
「いいなと思ったからです」
「え? もしかしてセレットさんはわたくしの様な体が?」
ロネカ姫は腕で胸を隠すような仕草をして俺から少し離れる。子供のように顔が赤いのが可愛らしい。
俺は軽く笑って否定する。
「そうではありません。貴方とウテナの関係がいいなと思ったんです」
「わたくしとウテナが……?」
「はい。私の前の国の王や、上司は正直に言って好きではありません。助けようという気持ちにも勿論なりません。でも、どうせ誰かに仕えるのなら、命がけで守りたい。そう思える人がいいんです。そして、ウテナと貴方の関係は、とても素敵です。これだけ部下の名声のことまで考えてくれる人であるならば、働き甲斐もあるんじゃないかなと思いました」
俺はロネ姫に向かって笑いかける。
「だから、俺を部下として受け入れてくれませんか?」
俺は彼女に頼む。このままずっと行けば、またトリアスの様な誰かに利用されてしまったり、カスール国王の様なやつに手柄だけ持って行かれてしまうかもしれない。そんなことは気にしない。でも、そのせいでアイシャや、身の周りの奴にまで迷惑がかかるのは嫌だった。
だから、俺は考えた。国に所属する時点で誰かの元で働かなくちゃならない。誰かの元で働くのなら、誰がいいのかと。そして、俺は今回の件でロネ姫なら忠誠を尽くすべきなんじゃないのかと考え決めた。
自分からなんて言おうかと思って迷っていたけど、ロネ姫の方から言ってくれたのは正直助かった。
「一度騎士の誓いを立てたなら、裏切ったら許しませんわよ?」
「構いません」
「数が多くないので仕事も忙しいのよ?」
「今は暇なので少しくらい忙しくなってもいいですよ」
「わたくしの所は弱小です。他の兄弟たちにちょっかいをかけられるかもしれませんよ?」
「それからも守って見せましょう」
「皇族だから色々怨まれています。街中で襲われるかもしれません」
「その為に護衛がいるんでしょう?」
「それから……それから……本当にいいんですね?」
「はい」
彼女は泣きそうな顔をしている。しかし、心が決まったのか、彼女は頭を振り、すっと立ち上がった。
彼女は右手を差し出してくる。
「セレット。わたくしの騎士として、生涯守り抜くことを誓いますか?」
俺は片膝をつき、彼女に向かって頭を垂れる。
「誓います」
「ではここに」
俺は彼女の右手に嵌っている指輪にキスをする。
「……」
「……」
今のがこの国で騎士の誓いを立てる時の作法だ。といっても本来はもっと面倒なこともあったりするが、色々と纏めるとこれくらいになる。
だけど、俺はこれでいいと思った。正直皇帝の前で今のを仰々しくやる気にはならないし、人に見せるものでもない。と。
「セレット。これからよろしくお願いしますね?」
「はい。ロネ姫様」
「セレット、貴方はわたくしの騎士になったのです。姫など要りません」
「しかし」
「いいから、他の人も寝ていて聞いていません。言ってください」
「う……ろ、ロネ……様」
「はい。セレット。これは最初の命令です。ふふ、後2人でいる時は様をつけないこと。いいですね?」
「はい。畏まりました」
こうして、俺は龍騎士であり、ロネ姫のいや、ロネの騎士にもなった。
「あ、それと頼まれていた茶です。いらなかったかもしれませんけど」
「もう……ここで言わなくてもいいじゃない」
彼女の顔が赤かったのは、火の反射のせいだったのだろうか。
0
あなたにおすすめの小説
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる