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30 いつもの穏やかな日
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『ふたご座流星群』を見た日、夜中に家に帰った僕はすぐに寝て、次の日は土曜なので朝十一時に起きた。昨日までで期末試験も終わっているので、この日はのんびりと両親とブランチにした。
その間に彼女にチャットすると、『今日も元気』とのことなので、『昼食後に行く』と返信する。
僕の両親は、いつも僕が病院にお見舞いに行っているのを知っている。彼女の病気を詳しくは話していないけれど、兄が入院しているフロアに言っていると話しているので、両親はだいたい察しているようだ。
約一ヶ月前には両親は流星群にも付き合ってくれたし、彼女について特に言うことはなく、僕の好きなようにさせてくれている。
高校二年生の僕は、少しずつ進路についても考えるようになった。
兄や彼女が褒めてくれる絵。僕が暇あれば描いている絵。やはり絵に関わる仕事をしたい。そのように両親には話している。両親も賛成してくれていて、それを踏まえた上で進路を考えているところだ。
昼食後、約束通り、彼女の病室を訪ねた。
彼女は一人ではなかった。スーツを着た叔父(大叔父)が東京からお見舞いに来ていた。
「コウ君、いらっしゃい~。夜中ぶり~」
「うん。……こんにちは」
僕はやはり人見知りを発揮して、二度目ましての叔父に緊張して挨拶をする。
「北原君、だったかな。いつもサヤの見舞いをありがとう」
「い、いえ……」
「昨日もサヤのわがままに付き合ってくれたのだとか。すまないね。礼には足りないが、これを貰ってくれるかな」
叔父は東京で有名な洋菓子を差し出した。テレビで見たことがあるやつだ。僕は食べたことがない。
「いえ、お礼をされるほどのものではないので……。昨日のはサヤへの誕生日プレゼントというか……」
「コウ君、お礼じゃなくていいから、お菓子貰ってよ~。ここのお菓子美味しいから! 東京土産と思えばいいよ」
「え、いや、……うん。じゃあ、ありがとうございます」
遠慮し過ぎるのは良くないのかもと思い、お菓子を受け取ると叔父は満足気に頷いた。そして叔父は帰り支度なのか、椅子に置いていたジャケットとバッグを取った。
「じゃあ私はこれで。北原君はゆっくりしていってください」
「あ、はい」
互いに会釈すると、叔父は病室を出て行く。
僕は叔父が座っていた椅子に代わりに腰を下ろす。
「もしかして、俺って邪魔したんじゃ?」
「そんなことないよ。おじちゃん、ここで一時間くらいしゃべってたから。これからおばあちゃんちに行くんだよ。おじいちゃんが死んでから、おじちゃん定期的におばあちゃんの様子を見に行ってるんだ。おばあちゃん、しっかりしてるけど足が悪いからおじちゃんも心配してて」
「そうなんだ。スーツ着てたけど、今日も仕事なのかな」
「おじちゃんワーカホリック気味だから。仕事が趣味? 朝から仕事して、新幹線でこっちに来たみたい」
「へぇ。面倒見の良い方なんだね」
「うん。私の面倒も見てくれるし、自由にさせてくれてるしね。でも、たまーに怖いんだよ、おじちゃん。前に、やっぱりスマホ欲しいって言った時は、ちょっと怒られたもん。二度手間だって」
「あー、そういえばそんなこと言ってたね」
あの時は、彼女の両親が亡くなったとは知らなかったから、親に怒られたのかと思っていたが、叔父だったのか。
「でも、おじちゃんは私がサヤと知ってて接してくれるから。楽なんだ」
「サヤと知ってるのは、おばあちゃんとおじさんの二人だけ?」
「うん。二人にはバレちゃったから仕方ないけど、他の親戚とかには言わないでってお願いしてる。実は妹に成り代わってます、なんて今更言う必要ないしね。……でも、おばあちゃんとおじちゃんにはバレてよかったと思ってる」
「……二人はサヤの両親のことは、なんて言ってるの?」
「おばあちゃんは静かに怒って、おじちゃんは爆発する感じに怒ってた。死んだ人を悪く言うものじゃないけど、でも悪いのはパパとママで、私は悪くないって。おばあちゃんは謝ってた。もっと早く気づいてあげてたらって。パパが隠そうとしたんだもん、おばあちゃんは悪くないのに。でも、もう一人で秘密を抱えなくていいんだって、二人が知ってくれて少しほっとした」
彼女は恨み言をほとんど口にしない。僕と同じ十七歳――彼女はまだ十六歳だけど――なのに、両親のせいで早くから大人にならざるを得なかった。病気の事を嘆くこともなく、寿命を受け入れ、すでに死後の世界にまで思いを馳せる。
僕が同じ立場だったとしても、彼女のようにはできない。だから、できるだけ僕は彼女と普通のことをする。絵を描いて話をする。それだけしかできない。でも、それだけでいい、という彼女に甘えた。
「ずいぶん、絵が上手になったよね」
「ほぼ毎日描いてるからねー。そのうちコウ君の絵を凌駕するかも」
「それはない」
「否定が早っ。コウ君って自身の絵は少な目じゃない。お兄さんか私の絵が多いもん。コウ君の絵を頻繁に描いてる私の方が、コウ君の絵は負けないぜ?」
「それでも負ける気しないな」
「一ヶ月後を見てな! 勝負だ!」
「受けて立つ」
そうやっていつもと同じ穏やかな時間を過ごした僕は、二時間程の滞在で帰宅した。
次の日の日曜日も昼間に二時間程、彼女を見舞った。その日も前日のように入院しているわりには元気だった彼女だが、次の日、再び彼女に高熱が襲った。
● ● ●
月曜日、この日は朝から学校だった。期末試験の返却があり、教室にはクラスメイトの落胆と満足の両極端な雰囲気が漂う。
僕と言えば、試験後に感じた通りの結果だった。良くもなく悪くもなく。今回の試験は全体的に難易度が高かったと生徒たちは感想を持っており、僕の点数もそれを反映したような形と思っている。
授業の合間にスマホを確認したところ、彼女から連絡が来ていた。『高熱注意報。今日のお見舞いは中止されたし。お絵描き禁止令発動中』とのこと。なぜか『歯を攻撃するばい菌』の擬人化スタンプが押されていた。
昨日は元気だったのにと心配になるけれど、『了解』と返事をする。
だからその日は夕方『桜ヶ丘珈琲』のバルコニーで正義の味方風の二頭身の彼女の絵を描いて、彼女に送った。すぐに既読になり、『病原菌やっつけてくる!』と返事がきて、安堵する。
しかし、次の日の火曜日から彼女の連絡が途切れた。僕のチャットも既読にはならない。
ベッドに横になってスマホを見られないほど、体調が悪いということなのだろうか。心配になる。
水曜日、この日も彼女と連絡が付かないため、彼女の許可がないのに病院に行ってしまった。病室の前でウロウロしていると、彼女の祖母(曾祖母)に遭遇した。
祖母と談話室へ移動する。
「コウ君、お見舞いに来てくれたのに、ごめんなさいね。サヤは……熱で朦朧としていて、目を開けないの」
「……っ、わ、悪くなってるんですか」
「ええ。呼吸も困難なようでね……」
「……そう……ですか」
「サヤの目が開いたら、コウ君に連絡しますね。よければ、連絡先を教えていただけるかしら」
「……はい」
スマホの電話番号を紙に書いて、彼女の祖母に渡す。
できれば、祖母よりも彼女から連絡が欲しい。それは元気になったよ、という証だから。祖母からの連絡は、別の連絡になるだろうから欲しくない。
家に帰って、絵を描く気にもなれず、ベッドに横になった。
大丈夫。
まだ大丈夫なはずなんだ。
彼女の寿命はまだ残っている。
そして、彼女からの連絡がないまま、土曜日を迎えた。
朝九時過ぎ、僕のスマホが鳴る。彼女の祖母からだった。
彼女が天国に旅立ったという連絡だった。
その日は十二月二十一日。彼女が十七歳になった日だった。
その間に彼女にチャットすると、『今日も元気』とのことなので、『昼食後に行く』と返信する。
僕の両親は、いつも僕が病院にお見舞いに行っているのを知っている。彼女の病気を詳しくは話していないけれど、兄が入院しているフロアに言っていると話しているので、両親はだいたい察しているようだ。
約一ヶ月前には両親は流星群にも付き合ってくれたし、彼女について特に言うことはなく、僕の好きなようにさせてくれている。
高校二年生の僕は、少しずつ進路についても考えるようになった。
兄や彼女が褒めてくれる絵。僕が暇あれば描いている絵。やはり絵に関わる仕事をしたい。そのように両親には話している。両親も賛成してくれていて、それを踏まえた上で進路を考えているところだ。
昼食後、約束通り、彼女の病室を訪ねた。
彼女は一人ではなかった。スーツを着た叔父(大叔父)が東京からお見舞いに来ていた。
「コウ君、いらっしゃい~。夜中ぶり~」
「うん。……こんにちは」
僕はやはり人見知りを発揮して、二度目ましての叔父に緊張して挨拶をする。
「北原君、だったかな。いつもサヤの見舞いをありがとう」
「い、いえ……」
「昨日もサヤのわがままに付き合ってくれたのだとか。すまないね。礼には足りないが、これを貰ってくれるかな」
叔父は東京で有名な洋菓子を差し出した。テレビで見たことがあるやつだ。僕は食べたことがない。
「いえ、お礼をされるほどのものではないので……。昨日のはサヤへの誕生日プレゼントというか……」
「コウ君、お礼じゃなくていいから、お菓子貰ってよ~。ここのお菓子美味しいから! 東京土産と思えばいいよ」
「え、いや、……うん。じゃあ、ありがとうございます」
遠慮し過ぎるのは良くないのかもと思い、お菓子を受け取ると叔父は満足気に頷いた。そして叔父は帰り支度なのか、椅子に置いていたジャケットとバッグを取った。
「じゃあ私はこれで。北原君はゆっくりしていってください」
「あ、はい」
互いに会釈すると、叔父は病室を出て行く。
僕は叔父が座っていた椅子に代わりに腰を下ろす。
「もしかして、俺って邪魔したんじゃ?」
「そんなことないよ。おじちゃん、ここで一時間くらいしゃべってたから。これからおばあちゃんちに行くんだよ。おじいちゃんが死んでから、おじちゃん定期的におばあちゃんの様子を見に行ってるんだ。おばあちゃん、しっかりしてるけど足が悪いからおじちゃんも心配してて」
「そうなんだ。スーツ着てたけど、今日も仕事なのかな」
「おじちゃんワーカホリック気味だから。仕事が趣味? 朝から仕事して、新幹線でこっちに来たみたい」
「へぇ。面倒見の良い方なんだね」
「うん。私の面倒も見てくれるし、自由にさせてくれてるしね。でも、たまーに怖いんだよ、おじちゃん。前に、やっぱりスマホ欲しいって言った時は、ちょっと怒られたもん。二度手間だって」
「あー、そういえばそんなこと言ってたね」
あの時は、彼女の両親が亡くなったとは知らなかったから、親に怒られたのかと思っていたが、叔父だったのか。
「でも、おじちゃんは私がサヤと知ってて接してくれるから。楽なんだ」
「サヤと知ってるのは、おばあちゃんとおじさんの二人だけ?」
「うん。二人にはバレちゃったから仕方ないけど、他の親戚とかには言わないでってお願いしてる。実は妹に成り代わってます、なんて今更言う必要ないしね。……でも、おばあちゃんとおじちゃんにはバレてよかったと思ってる」
「……二人はサヤの両親のことは、なんて言ってるの?」
「おばあちゃんは静かに怒って、おじちゃんは爆発する感じに怒ってた。死んだ人を悪く言うものじゃないけど、でも悪いのはパパとママで、私は悪くないって。おばあちゃんは謝ってた。もっと早く気づいてあげてたらって。パパが隠そうとしたんだもん、おばあちゃんは悪くないのに。でも、もう一人で秘密を抱えなくていいんだって、二人が知ってくれて少しほっとした」
彼女は恨み言をほとんど口にしない。僕と同じ十七歳――彼女はまだ十六歳だけど――なのに、両親のせいで早くから大人にならざるを得なかった。病気の事を嘆くこともなく、寿命を受け入れ、すでに死後の世界にまで思いを馳せる。
僕が同じ立場だったとしても、彼女のようにはできない。だから、できるだけ僕は彼女と普通のことをする。絵を描いて話をする。それだけしかできない。でも、それだけでいい、という彼女に甘えた。
「ずいぶん、絵が上手になったよね」
「ほぼ毎日描いてるからねー。そのうちコウ君の絵を凌駕するかも」
「それはない」
「否定が早っ。コウ君って自身の絵は少な目じゃない。お兄さんか私の絵が多いもん。コウ君の絵を頻繁に描いてる私の方が、コウ君の絵は負けないぜ?」
「それでも負ける気しないな」
「一ヶ月後を見てな! 勝負だ!」
「受けて立つ」
そうやっていつもと同じ穏やかな時間を過ごした僕は、二時間程の滞在で帰宅した。
次の日の日曜日も昼間に二時間程、彼女を見舞った。その日も前日のように入院しているわりには元気だった彼女だが、次の日、再び彼女に高熱が襲った。
● ● ●
月曜日、この日は朝から学校だった。期末試験の返却があり、教室にはクラスメイトの落胆と満足の両極端な雰囲気が漂う。
僕と言えば、試験後に感じた通りの結果だった。良くもなく悪くもなく。今回の試験は全体的に難易度が高かったと生徒たちは感想を持っており、僕の点数もそれを反映したような形と思っている。
授業の合間にスマホを確認したところ、彼女から連絡が来ていた。『高熱注意報。今日のお見舞いは中止されたし。お絵描き禁止令発動中』とのこと。なぜか『歯を攻撃するばい菌』の擬人化スタンプが押されていた。
昨日は元気だったのにと心配になるけれど、『了解』と返事をする。
だからその日は夕方『桜ヶ丘珈琲』のバルコニーで正義の味方風の二頭身の彼女の絵を描いて、彼女に送った。すぐに既読になり、『病原菌やっつけてくる!』と返事がきて、安堵する。
しかし、次の日の火曜日から彼女の連絡が途切れた。僕のチャットも既読にはならない。
ベッドに横になってスマホを見られないほど、体調が悪いということなのだろうか。心配になる。
水曜日、この日も彼女と連絡が付かないため、彼女の許可がないのに病院に行ってしまった。病室の前でウロウロしていると、彼女の祖母(曾祖母)に遭遇した。
祖母と談話室へ移動する。
「コウ君、お見舞いに来てくれたのに、ごめんなさいね。サヤは……熱で朦朧としていて、目を開けないの」
「……っ、わ、悪くなってるんですか」
「ええ。呼吸も困難なようでね……」
「……そう……ですか」
「サヤの目が開いたら、コウ君に連絡しますね。よければ、連絡先を教えていただけるかしら」
「……はい」
スマホの電話番号を紙に書いて、彼女の祖母に渡す。
できれば、祖母よりも彼女から連絡が欲しい。それは元気になったよ、という証だから。祖母からの連絡は、別の連絡になるだろうから欲しくない。
家に帰って、絵を描く気にもなれず、ベッドに横になった。
大丈夫。
まだ大丈夫なはずなんだ。
彼女の寿命はまだ残っている。
そして、彼女からの連絡がないまま、土曜日を迎えた。
朝九時過ぎ、僕のスマホが鳴る。彼女の祖母からだった。
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