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第1章 旅立ち
マッツ・オーウェン(1)
しおりを挟む「おそ~~~~~い!!!」
「イデデデデデ!」
助けたリディアに殴られまくる。
「バカバカバカバカ! バカマッツ!!」
巡視中だった俺達『タカ』の守備隊は、奇跡的なタイミングでヘルマン率いる『シシ』からの援軍と合流し、共に『タカ』への帰途についていた。
「……リディア殿。そもそも、マッツが間に合った事、いや、むしろここにいる事自体が奇跡的なんですよ?」
危ない所だったが、ヒーリングによって一命を取り留めたヘルマンが、フォローをいれてくれる。
「……ふんっ! そんな事ぐらい、わかってます! マッツのバカ!」
「わかってて、どうしてバカバカ言うんだよ!」
リディアの照れ隠しだろう事は皆、わかっている。そんなやりとりを無視して、ヘルマンが俺に続けた。
「しかし、本当、よく来てくれたなぁ、マッツ」
「今朝、モンスター発生報告を受けて、俺たちは討伐にあたっていたんだ ――」
―――
バシュッッ!!
キェェェ……
真っ二つに割れたモンスターの返り血を拭いながら、笑いもせずにヴィンセンツが俺に顔を向ける。
「さて、これで終わりですかね……マッツ隊長?」
最後のジャイアントバットを斬り伏せて、早朝から行なっていた討伐は終わり、のはずだった。だが……
キィィ……ン……
気に入らない。
まだ敵意を感じる。
どこからか、何者か、はっきりとはわからないが、俺の敵意感知センサーに、弱く引っかかっている。
「いや、ヴィン。残念ながら、まだ敵はいるらしい」
「へ? どこにいるんだ?」
言いながらキョロキョロと辺りを見回すヴィンセンツ。
「 ……と、離れてると、正確な場所まではわからねぇんだったなぁ」
やれやれといった表情で剣を鞘に戻すヴィンセンツに「ああ」と頷く。
俺達はランディア王国の守備隊であり、ラシカ地区にある、通称『タカ』と言われる砦の常駐部隊だ。
朝からずっとモンスター討伐、戦いっぱなしで、今はもう昼前頃か。気温はそれほど高くはないが汗が噴き出す。
「じゃあ巡視がてら、もう少し辺りを捜索しましょうか」
そう言ったのは紅一点、双剣使いのリタ。
彼女はランディアの南方に位置する修羅大陸の出自とわかる赤毛を肩口より少し短めに整えており、長身で筋肉質、切れ長で綺麗な目をした褐色の美人さんだ。
「そうだな。このまま何もなければ、今日は『タカ』に戻ろうか」
『タカ』はこのランディア王国で3番目に出来た砦であり、俺はそこの隊長、つまり砦長、をやっている。
先月あたりから、何故か俺の担当地区、ラシカ地区にだけ、突然モンスターが現れるようになった。あっちこっちで沸いてくるため俺達だけで捌ききれず、『シシ』の守備隊に援軍を依頼しているがまだ何の返答も無い。
しばらく警戒しながら進むと目の前に鬱蒼とした森が現れる。
『シシ』と『タカ』を遮るライヒェナウの森だ。
「入りたくはねぇなあ」
ポツリとデニスが漏らすのが聞こえる。
横にでかいデニスは基本的にめんどくさがりだ。だが、任務に不真面目な奴ではない。
この森に入りたくないのは……まあ誰だってそうだ。
最近のモンスター活性化とは別に、この森では昔からモンスターが目撃されており、道を外れてしまって出てこなくなった商隊も多い。その為、非武装の一般人がここを通る時は、通常、『シシ』もしくは『タカ』の守備隊が同行するのだ。
さすがに俺もはっきりと敵意の場所がわからない以上、無理やりこの森に入るとも判断できない。
しばらく迷っていると……どこか遠く、いや、森の奥からだ。何かの足音らしき音が聞こえる。
ズゥゥン……
ズゥゥン……
いや、足音なのかこれ。
でかすぎない?
そんな事を考えていると、真後ろにいたリタが不意に俺の肩越しに森の奥を指差し、叫ぶ。
「マッツ!! あそこ!……いる!」
言われてリタの指先が示す方向に目を凝らす。
なるほど。かなり奥だ。ゴブリンらしき集団が蠢いている。しかも、その内の1匹はこの距離からでもわかるほどの超巨体だ。
「あれって、ゴブリンロードよね……どうする?」
彼女は剣士だが、優秀なアーチャーでもある。非常に目がいい。
「ここで待とう」
リタの問いにそう答える。
見てしまった以上、無視はできない。
俺に敵意が向いているということは、きっとこのままこちらに来るのだろう。
なら、森に入るのは不利だ。この平地で戦う。
……と判断したと同時に、スッと敵意が消えた。
「ん?」
「どうしたの? マッツ」
ひょっとして……
「リタ、あいつら、森の奥に戻ってないか?」
「え?」
再び、リタが森の奥を覗き込む。
「……ほんとね。逃げたのかしら?」
動物的勘というやつか?
まあ、こちらはひらけている所にいるわけだし、遅かれ早かれバレるのはわかっていたが……10名足らずの人間相手に、まさか引き返すとは思いもしなかった。
「何かヤバい。みんな追うぞ」
そう言い捨てて馬に乗り、森へと走る。
「あぁ……やっぱこうなるんだな」
「やれやれだ」
皆、ぶつくさ言いながらも俺を追いかけてくる。
―
ほどなくゴブリンの群れに追いついた。
かなりの数だ。5、60匹はいる。中には、ウェアウルフの姿もちらほら見える。
「数が多いな…… 残さず狩るのは難しそうだ」
そう呟いて皆に向き直る。
「ゴブリン、ウェアウルフは殲滅が最上だが難しいだろう。なるべく逃さないようにしつつ、深追いはするな」
皆、何も言わずに俺の話を聞いている。ゴブリンロードへの対策を待っているのだろう。
「ゴブリンロードは、俺がやる」
「隊長1人で??」
「ああ」
ヴィンセンツが驚いて声を上げるのに、簡単に答える。
リタも目を丸くしているが、彼女は何も言わない。
この状況では仕方ないはずだし、それが出来るのは、俺しかいない。
「行くぞ!!!」
「おおーー!!」
「おらぁぁぁーー!!」
一斉に飛びかかる。無論、ゴブリン共も、いつまでも呑気に森奥へと行進してはいない。
こちらに向き直り、負けじと飛びかかってくる。
リタは敵との間を詰める要所要所で短弓による正確な一撃を叩き込み、懐に入った瞬間、双剣を踊らせ、ひと呼吸で6匹のウェアウルフを切り倒していた。
ヴィンセンツはいつのまにやら、斧に持ち替えており、当たるを幸い、ゴブリンの棍棒ごと真っ二つに割って行く。
「さっさと殲滅して、隊長を助けるぞ!」
そういうクリストフは凄まじい形相でモンスターを狩って行く。俺より若いが、剣の腕前は大したものだ。
さて、俺も行くぞ。
魔剣を片手で構え、ゴブリンロードの真正面に立つ。
「アアアアア!!オオオアアアア!!!!」
すごい咆哮だ。ビリビリ来る。
と、同時に、周囲にいたウェアウルフが、他の隊員達を無視して俺に向き直り、襲いかかって来る。
こいつの咆哮は他のモンスターへの指示になっているのか?
ザスッ!!
俺の右側から、両手を広げ、掴みに来たウェアウルフの両腕を切り落とす。
「グルルルルァァァァ!!」
それを気にも留めずに左側から3体、右側から2体が同じような体勢で突っ込んでくる。だが、攻撃方法が単調で扱い易いもんだ。
左に踏み込み、体を屈めて下段を薙ぎ払う。これでこの3体は動けない。剣を払った勢いで右側に方向転換、剣を下から上に跳ね上げる。
「グギャァァァァ!!」
「ギャァァルル!!」
これで6体を仕留めた。だが、ゴブリンロードを中心に、まだ何十体と向かってくるのが見える。
落ち着いて1歩下がり、必殺の剣技を放つ。
「青竜剣技!」
ブゥゥゥ―――ン……
剣全体が俺の魔力を帯び、水属性の青いオーラを纏う。
修羅剣技の師匠が修行の卒業記念に俺にくれた魔剣、シュタークスだ。
そしてミニシュタークスとも言うべき数十センチほどの魔剣のイメージが、その剣先をモンスター共に向け、俺の眼前に数十と現れ、連なる。
「『飛』!!!!」
詠唱と同時にモンスター達に降り注ぐシュタークスのイメージ群。
ズドドドドドドドドドドドドッ!!
『飛』は、物理加速した斬撃を魔法力で剣のイメージにし、飛ばす。従って物理に耐性がある敵にも良く効く。広範囲に拡散するも一箇所に集中するも、剣技使いの俺次第だ。
瞬く間にウェアウルフは戦闘不能状態になる。が、巨体のゴブリンロードには効いているのかいないのか、よくわからない。
「……タフな奴やのう」
ウェアウルフをこっちに向けてしまってすまん、とデニスが謝りながら、ゴブリンロードを見て一言残していく。
だがゴブリンロードの体は傷だらけだ。流れる血から、今、『飛』によってついた傷であることがわかる。
うーん。しかし、体の表面を削っているだけか?
「ルゥオオオオオオオ!!!!」
「いちいち吠えるんじゃあない! 今、仕留めてやる」
巨体を睨み、再度、シュタークスを構える。
……と、不意に目の前が暗くなる。いや、何か飛んでくる。何だ?
ブォン!!!
……! ウェアウルフ!
剣では衝突が防げそうもないと、咄嗟に身体ごとウェアウルフの軌道から逃れる。
そしてゴブリンロードに向き直り、いざ反撃!と思いきや、またウェアウルフが飛んでくる。
ブゥオオオン!!
「くッ!」
なんて攻撃だ、と思いつつ、よくよく見ると……ヤツだ。
ゴブリンロードが近くにいるウェアウルフの頭を掴み、俺の方に投げてきているのだ。
やれやれ。無茶苦茶な戦法だ。
だが、でかいヤツの力押しは手強い。早めにトドメを刺しに行くぞ。
飛んでくるウェアウルフを躱しながら、ヤツに近づく。
「これで終わりだ! 青竜剣技!!」
あと5、6メートル、という所でゴブリンロードの顔面に剣技を放つ。
「『飛』!!!!」
その時!!
キ――――――ンッ!!
「マッツ!! 危ない!!」
ガスッガスッ!
剣技の詠唱とリタの叫び、そして敵意感知が頭に鳴り響いたと同時に何かに首と足を掴まれた。
「え?」
ドォォォォンッッ!!
一瞬そちらに意識が行った瞬間、物凄い衝撃が左腹部から俺を襲い、そして―――
意識が途切れた。
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