毒姫達の死行情動

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破滅の街 離別戦

柊 弥夜 vs 夜葉 茉白

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 囚われた弥夜を救出する際、蓮城との戦闘が行われた地下シェルター。激烈な戦闘跡が生々しくも過去を語る。色を失くした炎により焼き尽くされた壁面や床が、未だ溶け崩れたまま残されていた。 茫洋で薄暗い空間内に、僅かな光源となる円錐状の転送装置が等間隔に並ぶ。だが、以前とは違い誤作動を起こしているのか青白い電流をしきりに迸らせていた。そんな空間内を静かに反響する靴音は、迷いを代弁するように弱々しい。

「二度と来ることなんて無いと思ってた」

 茉白により救われた過去が思い返される。柊 弥夜は、以前自身が囚われていた場所へとかえって来た。



 今度は──相方である夜葉 茉白を救う殺す為に。



 空間内を揺蕩たゆたう空気がやすりの如く肌を撫でる。痛みや悲しみ、様々な想いが混じり合う混沌とした魔力だった。暗闇が重い。いや、重いのは私の心と傷だらけの身体だろうか。思考を巡らせる弥夜は、少し先に佇む茉白の姿を捉えた。

「茉白……」

 見慣れた姿。何度も触れ合った姿。ブレザーの左の袖が引き千切られており、黒い毒素に侵食された左腕が露になっていた。どうしてあの時気付いてあげられなかったのか。背を向けていた茉白はゆっくりと振り返る。交差した視線。コップから溢れる水のように、胸の奥底より想い出が蘇る。感情の許容量がいとも容易く限界を振り切った。

「助けに……来たよ」

 薄暗い空間内で鋭く煌めく二つの深紫。一体自分は何を口走っているのか。都合の良い言葉ばかり口にして、結局は真実から目を背けているだけ。自身に苛立ちを覚えた弥夜は、首を小さく振ると再び薄い唇を開く。

「ううん……救い殺しに来た」

 これが本音。これが本当の気持ち。何度も何度も何度も何度も押し殺した私の想い。荒波の如く揺り返す感情を感知したのか、現れた毒蟲が私に寄り添って頬擦りする。捻れた心を鎮めようとしてくれているのか、愛らしい鳴き声が発せられた。私は毒蟲を喰らう。身体を隅々まで犯す猛毒が、今はとても心地良い。肉塊同士がぶつかるようなえぐい咀嚼音も、袋に穴が空いたように飛び散る深緑の血液も、痛みに悶える断末魔の叫びもとても心地良い。茉白は弥夜を認識して僅かに顎を引く。浮かべられているのは、敵を前にしたような刺々しさを孕む表情だった。

「私は久遠 アリス。この国を救い、新たな歴史を築く存在」
  
 解ってた、茉白がもう自我を無くしていること。でも、僅かな希望に縋る自分も居た。その希望が……打ち砕かれたような気がした。

「ねえ、茉白……私とろ?」

 でも、呼び名だけは変えない。変えたくない。見た目だけはまだ……私の大切な相方だから。四肢裂きの断鎌ワスレナグサを手中で華麗に捌いた弥夜は、空いた左手で毒蟲の触覚を引き抜く。それは即座に魔力を吸い上げ断鎌と類似した形を晒す。決定的に違うのは、本来の漆黒とは相反して、色褪せない白を魅せる点。深緑の血管が亀裂の如く無数に迸っており、まるでついを為すように鼓動を刻んでいた。

「本気で行くよ……茉白。『身葬の裂鎌シネラリア』」

 一対二本の鎌を細腕で扱う弥夜は、溢れ返る想い出に無理矢理に蓋をする。茉白の眼光に抗うように、彼女もまた六つの重瞳より銀色の光を放った。向き合った双方が冷戦さながら視線をぶつける。そして、同時に口を開いた。




「茉白……大好きだよ『灼け爛れた蠱毒のカオス・オブ・千蟲夜行ナイトパレード』」

「『侵食する黯毒の黎明ナイト・オブ・ヴェノム』」



 先に仕掛けたのは弥夜。空間を裂いて身体を前へと捻じ入れる。間髪入れずに急激に減速し、靴底を滑らせ、遠心力に任せて断鎌を振るう。その際、遅れた瞳の残光が軌道を追うように宙を泳いだ。

「身体から出て行けよ……茉白の生きた証を冒涜するな!!」

 弾ける音。迸る火花。鎌を止めた刀が僅かに圧されて角度を変える。そして、反発。右半身を後方へと下げた弥夜は入れ替えるように裂鎌を繰り出した。しかし茉白も二刀流。突き出された左の得物同士が甲高い金属音を撒き散らした。再びの反発。重心を一気に下げる。傷だらけの身体を限界まで軋ませて捻った弥夜。回転の要領で振り回された鎌が僅かに届かず宙を切った。切っ先の辿った軌道が殺意の残り火をちらつかせる。

「いかなる者もうちには届かない」

 得物が通過するであろう軌道より身体を外した茉白。後方へと跳躍する際に放たれた二匹の分厚い蛇が、弥夜の喉元へと獰猛に喰らい付く。

「だからどうした……」

 無理矢理に体勢を変えた弥夜は、両腕を前に折り込むように振り下ろす。交差した鎌は向かい来る勢いを利用して、それぞれの蛇の顔面から尻尾までを一刀両断。灰と化した蛇が後方へと流れて暗闇に吸い込まれた。

「届かないことなんて最初から解ってるの。それでも私が此処へ来たのは……茉白を殺す為だから」

 次いで彼女は、尻尾を地に突き立ててしならせる。そのまま反発の勢いで空中へと飛び上がり、上体を逸らして鎌を後方へと引いた。逆くの字に折れ曲がった体躯が振り下ろされる得物の威力に殺意を上乗せする。まさに、殺す為だけの一撃。躊躇ちゅうちょない死への道標。凄まじい質量と重力を以てして落ちた二つの三日月は地上を嘲笑う。二本の鎌は、茉白の刀を容易く両断して胴体へと刃先を至らせた。

 ──浅かったか。

 手中に齎された手応えは小さい。ある程度読まれていたのか、重心を後ろに移した茉白は致命傷を避けていた。それどころか折れた刀を投げ捨てて新しい得物を手中に収める。そして反撃の逆袈裟を繰り出すという動作を、この僅かなやり取りの中で行う。皮肉にも痛み分け。胴体同士を切り裂かれた二人の間には僅かながら距離が生まれた。既に満身創痍の中、迸る激痛が警鐘を鳴らす。立っている感覚でさえ忘却してしまいそうな、曖昧になる意識が視界を閉ざしては開いてを繰り返した。だからこそ弥夜は前へと身を投げ出す。絶対に敗けないと、絶対に救うと、己が感情を掻き鳴らして。

「ずっと隣に居られると思ってた」

「──ッ!!」

 有したはずの距離を即座に喰らわれ、茉白が小さな動揺を見せる。肉薄した弥夜は、覚悟を宿した儚い笑みを浮かべていた。本当は辛いけれど、茉白の方がもっと辛いから。

「ねえ、茉白。悲しいね……まさかこんな結末になってしまうなんてね……」

 私が勝手な行動を取って救いの街で捕まったこと。あの日のたった一つの選択が、私達の未来を変えてしまったのかもしれない。手に取る選択肢を間違えてしまったのかもしれない。どれだけ自身の行いを嘆いても、声が枯れるまで泣き叫んでも、地をむしり雨に穿うがたれても、後悔に苛まれ自我を失いかけても、齎された結末が変わることは無い。






 ──もう二度と茉白と寄り添い合えないのなら






「おいでよ、茉白」






 ──もう二度と相方として笑い合えないのなら






「夜明けの為に……決着をつけよう」






 ──何処までも深い闇へ、私も堕ちてしまえ。






 振り抜かれた鎌がなされ、体勢が僅かに前のめりとなる。だが重心を下方へと是正した弥夜は、予測不能な軌道で腕を振り上げた。茉白の頬を僅かに傷付けた刃先。鮮明な赤が刃を艶やかに彩った。踏み込みが甘かったと意識を反らした一瞬の隙に、茉白の姿が揺らめきながら消失する。否。目に追えない、まるで蛇のような動きで弥夜の背後へと回っていた。気配で感じ取り振り返る。首を刎ねんと振り抜かれた刀が不自然に止まった。

「この力は……?」

 茉白の表情が警戒心を帯びる。刀は視覚化した殺意によりき止められていた。粘り気のある深緑の殺意は蠢き、捻れ、伸縮を繰り返し、弥夜を護るように展開する。



 柊 弥夜『生骸化せいがいか』。



 本能で刀を引き後方へ距離を有する茉白。だがそれよりも早く、出現地点を予測していたと言わんばかりに弥夜が背後を取った。

「遅い」

 上半身と下半身を両断するであろう軌道を描く鎌。華麗に飛んだ茉白は、振り抜かれる鎌の側面に一瞬手を当てると体勢を逆さまにし、腕を捻ることで身体に動力を伝え、弥夜の頬を蹴り抜いた。刃上での刹那の出来事。完全に見切られた。私は地を滑りながら内心毒づく。視覚化する殺意は少しずつ削れつつも、本来刻まれるはずだったであろう傷を最小限に抑えた。

 私の知る貴女はもっと強い。こんなものじゃない。

 口内に充満する不快感。唾液と混じった深緑の血が薄汚れた地面に吐き捨てられた。熱を帯びる呼吸、研ぎ澄まされ深く堕ちてゆく意識体。激動する展開は終わらない。全方位を囲い湧き上がる魔力。数え切れない分厚い蛇が猛り狂い弥夜を見下ろす。まるで私は、かごに閉じ込められ逃げ場を無くした獲物だった。



 ──何処からでも来い。



 一匹の蛇が、張り裂けるほど大口を抉じ開けて弥夜へと喰らい付いた。六つの瞳を稼動させて動きを分析する。振り上げられた鎌は、容易く顎を貫き脳天から刃先を覗かせた。消失した蛇の魔力と入れ替わるように飛び入って来た毒蟲が、はさみのような鋭利な牙を擦り合わせて感情を露にする。十六本の脚は無差別に地を抉り、背に宿る羽は何度も何度も羽ばたいていた。

「泣かないで……茉白との離別は私も苦しいから」

 撫でられた毒蟲が愛らしい声で哭く。満月に似た円状の三ツ目、その内部では真黒の瞳が不規則に蠢く。瞳から静かに垂れる液体が、まるで涙のように儚く筋を描いた。頬擦りをする毒蟲は、自分を喰らえと身を以てして語る。躊躇い無く喰らい付いた弥夜は無我夢中で毒蟲を喰らい、己の血肉となる対象を貪り尽くした。艶やかで、それでいて色気を孕んだ愉悦の吐息。身体中を犯す不快感、脳内を犯す猛毒、主導権を奪い合う意識。



 全てが──心地良い、辛い、シアワ✕#ゞ∧─∮セ??。✕マた#ゞワタシタチ∧会えルよね??─∮。



 大きくもつれる足元。弥夜の両目より垂れる深緑色をした血の涙。穢れた地面に吸い込まれた最初の一滴を合図とするように、周囲の蛇達が一斉に牙を剥く。でも、不思議と止まって見えた。灼け爛れた背中の傷が熱い。過去の傷跡がいつまでも私を追って来る。

 邪魔をするな、邪魔ヲすルな、今だけはジャマヲスルナ──。

 痛みは激痛へと変わり、背に不思議な感覚が齎された。振り抜いた鎌は蛇を次々と貫き、裂き、抉る。私の目の前で、死した蛇達の魔力残滓が虚空へと消え入った。暗闇を彩る美しい光。私はその一瞬に気を取られた。

「終わりだ、能力者風情が」

 懐に滑り込んだ茉白は水平に刀を薙ぐ。だが、身体を捻りながら衝撃を往なした弥夜が咆哮する。腹の底から喉を伝い、想いが声となって吐き出された。上方目掛けて弧を描く一対の鎌。切り裂かれた茉白は、大きく後退しながら弥夜の顔面目掛けて刀を投擲する。煌めく切っ先が、心を掻き乱すような悲しい色をしていた。

「来い──茉白ッ!!」

 短く木霊した金属音。刀を切り裂きへし折った弥夜は目を見開く。

 ──今のは囮か。

 眼前に迫る斬撃。咄嗟に断鎌で身を守る弥夜。自身の得物を盾に軌道上から逃れることに成功するも、断鎌は真っ二つにへし折れて地を滑った。深緑の血管を無数に宿す断鎌。へし折れてなお生を主張しているのか、まるで痙攣さながら歪な震えを晒していた。

「さすがだね、初めて折られた」

 互いに残る得物は一本。退くことをしない弥夜は想い出を連れて未来まえへと突き進む。我武者羅に振り回される満身創痍の身体。その原動力の全ては茉白に対する想いだけ。

 剣戟。火花が散り、虚空を彩る。
 衝突。想いが爆ぜ、胸中を犯す。

 数十、数百、数千と振り下ろされる刀を受け止め続ける弥夜。力は均衡。だが、先程の毒蟲を喰らった影響からか、弥夜の背には蝙蝠こうもりに似た羽が宿る。毒蟲のそれと酷似して翼膜は薄黒く、羽ばたかれる度に粘液が飛び散っていた。身体中を駆け巡る愉悦の猛毒。

 それでも──

「茉白はもっと苦しんでるの……!!」

 羽に感化された魔力が、身体の限界を嘲笑う如く跳ね上がる。それに伴い剣戟における均衡が解かれた。押し切られた茉白は懐をがら空きにし、後ろに大きく体勢を崩す。純白の裂鎌が胴体を捕らえ、それは戦いにおける決定打となった。吹き散らされた血液が地に張り付くように付着。だが、未だ戦闘の意志は消えない。体勢を立て直そうと試みる茉白を読んでいたと言わんばかりに、もう一方の刀が弾き飛ばされる。身葬の裂鎌シネラリアを振り抜き切った弥夜と茉白の視線が交差した。

 言葉無くして、瞳のみで語り合う。

 互いに手負いを通り越した満身創痍。熱を帯びた吐息が判断を研ぎ澄まし、瞳の残光が弱々しくも尾を引いた。得物を無くした、かつて毒蛇と呼ばれた少女。なおも弥夜は退かない。

「もう……終わりにしよう?」

 裂鎌が足元目掛けて投擲されるも軽い跳躍でやり過ごす茉白。裂鎌は耳障りな甲高い音を立てながら地を滑る。最初から当てることなど望んでいない、まさに狙い通りだった。重心をうわつかせた茉白に真正面から突っ込む。右肩で胸を強く突いてふらつかせ、そのまま後ろへと押し倒して腹上に跨った。茉白は、辛うじて動く上半身を捻り右の拳を突き出す。狙いは紛れもなく弥夜の頬。だが、到達する前に乾いた音が響いた。

「もうやめよう? 私、気付いてるんだよ?」

 拳を片手で受け止めた弥夜は、優しく押し返すと儚げな表情で首を横に振る。触れ合う血塗れた手。震える声と共に灼熱感を主張する目頭。腹底から喉奥を突き抜けた感情が瞳を通して零れ落ちた。

「茉白がまだ……久遠 アリスに完全には飲まれていないこと。私と戦ったのは茉白の意志だってこと」

 小さな舌打ち。懐かしく感じる動作に、弥夜は殺意を消失させた。今まで通りの表情で、今まで通りの相方として接する為に。

 ねえ、茉白。最期に──少しお話をしよう。
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