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第一章転生から追放
武術の鍛錬
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「それでは!エラクレス様、遠慮は要りません!どこからでもかかってきてください。」
「わかった!」
俺は5歳になってようやく武術の訓練が受けられる年齢になったのだ。
今は兵士達とかが使う練兵場でエラクレスと訓練用に刃を潰した剣を互いに向けあっている。
俺が剣を構えた時フィリクは驚いた様な表情を浮かべた。素人の構えではなかったからだろう。当たり前だ、こちとら戦神様と何年も鍛錬をしたのだからな。
最初に動いたのは俺だった。まあ、かかってこいと言われたからな。フィリクは余裕もを持って防いで受け流そうとしたが、俺はすぐさま連撃を放つ。
勿論5歳の子供では成人男性の力にはまるでかなわず、それどころか剣を持てるか怪しいので、身体強化魔法を使っている。ちなみに俺が全力で身体強化魔法を使えばフィリクなんか100m以上吹き飛ばすことも簡単だが、技を見せるためにあえて同じくらいの腕力で戦っている。
フィリクは3回防いだが、それが限界だった。
「カキン!」
フィリクの剣が空を舞う。俺は彼の首に剣を突き付けた。
「お、おい。あのフィリク殿が王子様に負けたぞ!」
「まさか…子供だから手加減か王子様に忖度したのだろう。」
「いや、あの王子様の剣術は本物だ。先手を譲ったとは言えフィリク殿は本気で戦っただろう。俺でも一合打ち合えるかどうかと言ったところだな。」
「「ひゃ、百人隊長!」」
俺とフィリクの訓練を見ていた兵士達が囁いた。俺は油断せずに身体強化を解いていないから聞こえた。フィリクは昔、騎士団に所属していたことがあってその時の彼を知る人がいたようだ。
「降参か?フィリク。」
「こ、降参です……。あ、あの~。剣術は初めてですよね?強くないですか?」
フィリクはドン引きしてしまっているようだ。気持ちはよくわかる。だが、「戦神様と鍛錬した」とは言えない。だから、話しを変えることにした。
「ああ、勿論初めてだ。だが、気づかなかったか?俺の腕力に?とても5歳の子供の腕力じゃなかっただろう?」
「あ!確かに!」
フィリクは言われて気付いたようだ。おそらく負けたことがショックでそこまで頭が働かなかったのだろう。
「もう気付いただろう?俺は身体強化の魔法が使えるぜ。」
「ほ、本当ですか?!なぜそれを今まで言わなかったのですか?」
「俺も気がついたのが今朝だったからな。」
俺は適当に誤魔化した。いずれ魔法が使えることはバレる。それなら、普通の魔法使いとして先に知らさておきたい。
「で?次はどうする?もう一回勝負するか?」
このまま引き下がってしまえば鍛錬にならないと考えたのだろうか?フィリクは
「やりましょう。」
と答えた。
「はあああー!」
今度はフィリクから仕掛けてきた。フィリクの神速の突きを俺は剣で弾く……と思わせといて突きを躱してフィリクの足を払った。
「ぐぅ!」
転んだフィリクに剣を突き付けた。
俺の勝ちだ。しかし、フィリクは……
「まだまだああ!」
と言って何度も立ち上がった。一体どっちが師範でどっち弟子なのだろうか。それが見ている兵士の気持ちであっただろう。
結局この日は俺が10勝0敗。フィリクが0勝10敗だった。フィリクも弱くないはず(弱かったら守役に選ばれない)だが相手が悪かったな。訓練後に乗馬もした。俺はアメーナ様からペガサス(性格は暴れ馬の比にならないくらい獰猛)を貸してもらって乗馬の練習もしたことあるから、乗りこなすのは簡単だった。
その日からランス、槍、ハルバード、メイスを練習した。どれもアメーナ様から教えてもらった武器だったから、フィリクが教えることがないくらいに使いこなせた。また、身体強化魔法が使えるのでその専門家も連れてきてくれたようだが、俺よりも使い方や質が悪くて参考にならなかった。
遂にはフィリクは鍛錬の内容に困って第一騎士団から第十騎士団の騎士団長達までも連れてきたが、俺が少しだけ身体強化を強めて戦ったら相手にならなかった。
『武聖王子』
『アメーナ様の寵愛王子』
『王国最強王子』
いつしか兵士や騎士達からそう呼ばれるようになった。
その強さは宮中でも広まり、今まで無視されてきた俺の行動を知ろうとしてくる貴族が増えた。
「幼き頃から文字の読み書き計算を学び、守役が付いた頃にはそれを極め武術を習い始めた時にはそれも既に極めていた。また、国内きっての身体強化魔法の使い手でまさに天才。」
奴らの目にはそう映るだろう。
フィリクの話では、親父は…
「奴は本当に古の大英雄エラクレスになるかもしれない。」
と言ったようだ。
身の回りの人々も変化してきた。俺の世話をしてくれるメイド達がコッソリ誰か(多分貴族の手先)から何か(多分金)を貰う姿も見つけるようになった。メイド達は俺の情報を売っているのだろう…多分。
守役のフィリクも深刻そうな顔をしている。俺もよく声をかけられるようになったから、いつでも応戦できるように空間魔法『障壁』を展開する準備をいつも欠かさずしている。
そして、俺は産まれて初めて兄3人と会った。
「義弟よ!はじめましてこんにちは。」
「調子はどうだい?」
「君の様な優秀な義弟をもって幸せだよ~。」
3人は皆笑顔で近づいてきたが、本当に笑っていたのは第三王子だけだ。他の二人は警戒心をマックスにして近づいてきた。護衛もやたらと多く引き連れてた。
ちょっと優秀なだけでここまで睨まれるとは……。成人するまで無能を演じ続けるべきだった!後悔してももう遅い。俺は愛想よく接した。
それから俺は最高権力者候補達(兄達)に睨まれながらなんとか5年間を生き延びて10歳になった。勿論、その間も夜にはちゃんとアメーナ様に鍛錬してもらった。
そしたら、俺に勅令が出たらしくて俺は守役のフィリクと一緒に王の間に向かう。
「わかった!」
俺は5歳になってようやく武術の訓練が受けられる年齢になったのだ。
今は兵士達とかが使う練兵場でエラクレスと訓練用に刃を潰した剣を互いに向けあっている。
俺が剣を構えた時フィリクは驚いた様な表情を浮かべた。素人の構えではなかったからだろう。当たり前だ、こちとら戦神様と何年も鍛錬をしたのだからな。
最初に動いたのは俺だった。まあ、かかってこいと言われたからな。フィリクは余裕もを持って防いで受け流そうとしたが、俺はすぐさま連撃を放つ。
勿論5歳の子供では成人男性の力にはまるでかなわず、それどころか剣を持てるか怪しいので、身体強化魔法を使っている。ちなみに俺が全力で身体強化魔法を使えばフィリクなんか100m以上吹き飛ばすことも簡単だが、技を見せるためにあえて同じくらいの腕力で戦っている。
フィリクは3回防いだが、それが限界だった。
「カキン!」
フィリクの剣が空を舞う。俺は彼の首に剣を突き付けた。
「お、おい。あのフィリク殿が王子様に負けたぞ!」
「まさか…子供だから手加減か王子様に忖度したのだろう。」
「いや、あの王子様の剣術は本物だ。先手を譲ったとは言えフィリク殿は本気で戦っただろう。俺でも一合打ち合えるかどうかと言ったところだな。」
「「ひゃ、百人隊長!」」
俺とフィリクの訓練を見ていた兵士達が囁いた。俺は油断せずに身体強化を解いていないから聞こえた。フィリクは昔、騎士団に所属していたことがあってその時の彼を知る人がいたようだ。
「降参か?フィリク。」
「こ、降参です……。あ、あの~。剣術は初めてですよね?強くないですか?」
フィリクはドン引きしてしまっているようだ。気持ちはよくわかる。だが、「戦神様と鍛錬した」とは言えない。だから、話しを変えることにした。
「ああ、勿論初めてだ。だが、気づかなかったか?俺の腕力に?とても5歳の子供の腕力じゃなかっただろう?」
「あ!確かに!」
フィリクは言われて気付いたようだ。おそらく負けたことがショックでそこまで頭が働かなかったのだろう。
「もう気付いただろう?俺は身体強化の魔法が使えるぜ。」
「ほ、本当ですか?!なぜそれを今まで言わなかったのですか?」
「俺も気がついたのが今朝だったからな。」
俺は適当に誤魔化した。いずれ魔法が使えることはバレる。それなら、普通の魔法使いとして先に知らさておきたい。
「で?次はどうする?もう一回勝負するか?」
このまま引き下がってしまえば鍛錬にならないと考えたのだろうか?フィリクは
「やりましょう。」
と答えた。
「はあああー!」
今度はフィリクから仕掛けてきた。フィリクの神速の突きを俺は剣で弾く……と思わせといて突きを躱してフィリクの足を払った。
「ぐぅ!」
転んだフィリクに剣を突き付けた。
俺の勝ちだ。しかし、フィリクは……
「まだまだああ!」
と言って何度も立ち上がった。一体どっちが師範でどっち弟子なのだろうか。それが見ている兵士の気持ちであっただろう。
結局この日は俺が10勝0敗。フィリクが0勝10敗だった。フィリクも弱くないはず(弱かったら守役に選ばれない)だが相手が悪かったな。訓練後に乗馬もした。俺はアメーナ様からペガサス(性格は暴れ馬の比にならないくらい獰猛)を貸してもらって乗馬の練習もしたことあるから、乗りこなすのは簡単だった。
その日からランス、槍、ハルバード、メイスを練習した。どれもアメーナ様から教えてもらった武器だったから、フィリクが教えることがないくらいに使いこなせた。また、身体強化魔法が使えるのでその専門家も連れてきてくれたようだが、俺よりも使い方や質が悪くて参考にならなかった。
遂にはフィリクは鍛錬の内容に困って第一騎士団から第十騎士団の騎士団長達までも連れてきたが、俺が少しだけ身体強化を強めて戦ったら相手にならなかった。
『武聖王子』
『アメーナ様の寵愛王子』
『王国最強王子』
いつしか兵士や騎士達からそう呼ばれるようになった。
その強さは宮中でも広まり、今まで無視されてきた俺の行動を知ろうとしてくる貴族が増えた。
「幼き頃から文字の読み書き計算を学び、守役が付いた頃にはそれを極め武術を習い始めた時にはそれも既に極めていた。また、国内きっての身体強化魔法の使い手でまさに天才。」
奴らの目にはそう映るだろう。
フィリクの話では、親父は…
「奴は本当に古の大英雄エラクレスになるかもしれない。」
と言ったようだ。
身の回りの人々も変化してきた。俺の世話をしてくれるメイド達がコッソリ誰か(多分貴族の手先)から何か(多分金)を貰う姿も見つけるようになった。メイド達は俺の情報を売っているのだろう…多分。
守役のフィリクも深刻そうな顔をしている。俺もよく声をかけられるようになったから、いつでも応戦できるように空間魔法『障壁』を展開する準備をいつも欠かさずしている。
そして、俺は産まれて初めて兄3人と会った。
「義弟よ!はじめましてこんにちは。」
「調子はどうだい?」
「君の様な優秀な義弟をもって幸せだよ~。」
3人は皆笑顔で近づいてきたが、本当に笑っていたのは第三王子だけだ。他の二人は警戒心をマックスにして近づいてきた。護衛もやたらと多く引き連れてた。
ちょっと優秀なだけでここまで睨まれるとは……。成人するまで無能を演じ続けるべきだった!後悔してももう遅い。俺は愛想よく接した。
それから俺は最高権力者候補達(兄達)に睨まれながらなんとか5年間を生き延びて10歳になった。勿論、その間も夜にはちゃんとアメーナ様に鍛錬してもらった。
そしたら、俺に勅令が出たらしくて俺は守役のフィリクと一緒に王の間に向かう。
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