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第二章公爵として
狼王からの招待
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「はあ~。俺が来てはや一ヶ月……本格的に冬が近づいてきて来たな。」
「そうですね。ちょうど冬小麦をまく季節でしたからね。」
「あ、毛布は配り終えたか?領民には冬の間でも元気で生きていてもらわないといけないが。」
俺は確認する。この領地は北にあるため結構冬は寒い。村人の情報によると毎年凍死者が出てしまうそうだ。だから『ただでさえ少ない人口が減るのは困る』と考えた俺は毛皮がドロップする魔物を東の森にある
『迷宮』(魔物が発生する場所。そこは魔物界と呼ばれる異空間になっている。そのため迷宮の下を掘っても迷宮内部に出られるわけではない。たまにそこでの生存競争に敗れた魔物が出てきてしまうことがある。)
で虐殺して大量の毛皮を手に入れた。そして、それを奴隷や村人に編ませて毛布にして一人一人に配った。皆は感激して涙を滲ませていたな~。どうやら俺が毛布を売るために自分達に作らせていたと思っていたようだ。
中には跪いて俺を
『神公』『聖公』『神聖公』
…などと呼ぶやつもいたな。
言っておくと俺が魔物を虐殺したのは毛皮が欲しかっただけじゃない。ポンプや街灯とかの魔道具の燃料に魔力が込められた石である『魔石』が必要だからだ。別に俺が直接魔力を流し込んでも機能するのだが、面倒くさい。それに魔石を入れるくらいなら覚えさせれば奴隷か村人でもできる。あ、補足しておくと俺は別に魔物を虐殺することは面倒ではない。無双って楽しいじゃん?
ちなみに、実務ができる人も増やした。フィリクの弟二人と奴隷になっていた海の向こうの国の没落貴族一家男三人と女二人だな。全員それなりの給料を約束したら登用に応じてくれた。この世界にはいわゆる『隷属魔法』とかがないから、奴隷の反乱には本当に気をつけないといけない。俺は作ろうとしたが、アリナ様に拒否られた。
その時、頭の中に
『サイッテー』
と叫ぶアリナ様の声が聞こえた……
気がした。
港も使われ始めた。王都やケーケット港と適度に離れているからその中継地として需要があるのだ。狼王の下からも獣人の商人がそこに訪れる商人との商売に使うようになった。管理者はフィリクの年上の弟マノトと没落貴族一家の大黒柱キナーモだ。
「北のエラクレス公爵の領地にはケーケット港激似の港がある。」
と言う噂に引き寄せられて繁盛しているから近いうちに必ず俺には港について問い詰めるために王都から呼び出しが来ると思う。
だが、その前に意外な所から呼び出しを受けた。
「なんで、狼王が俺を呼んだんだよ。俺、なにかした?」
三日前…
『狼王様が是非とも大海龍を倒した勇者エラクレス殿とお会いしたいとおっしゃられております。』
…て狼王からの使者に招待を受けたんだよ。
はあ、友好を願うこっちの身としては断るわけにはいかないから五日後に会うと言ってしまったんだよ。狼王の王都は常に移動しているらしいから今はここから二日の距離にところにある。
会談ってさ、政治的な話もするんだよね。は~~。もう、それが一番嫌。面倒だ。俺は気が短いから面倒くさいことを何時間も話されたら狂って魔法を乱射してしまうかもしれない。
まあでも、仕方ない。やるしかないのだ。
「それでは向かいます。」
「うむ。道案内を頼む。」
俺はフィリクと使者と一緒に狼王の所に向かった。
「そうですね。ちょうど冬小麦をまく季節でしたからね。」
「あ、毛布は配り終えたか?領民には冬の間でも元気で生きていてもらわないといけないが。」
俺は確認する。この領地は北にあるため結構冬は寒い。村人の情報によると毎年凍死者が出てしまうそうだ。だから『ただでさえ少ない人口が減るのは困る』と考えた俺は毛皮がドロップする魔物を東の森にある
『迷宮』(魔物が発生する場所。そこは魔物界と呼ばれる異空間になっている。そのため迷宮の下を掘っても迷宮内部に出られるわけではない。たまにそこでの生存競争に敗れた魔物が出てきてしまうことがある。)
で虐殺して大量の毛皮を手に入れた。そして、それを奴隷や村人に編ませて毛布にして一人一人に配った。皆は感激して涙を滲ませていたな~。どうやら俺が毛布を売るために自分達に作らせていたと思っていたようだ。
中には跪いて俺を
『神公』『聖公』『神聖公』
…などと呼ぶやつもいたな。
言っておくと俺が魔物を虐殺したのは毛皮が欲しかっただけじゃない。ポンプや街灯とかの魔道具の燃料に魔力が込められた石である『魔石』が必要だからだ。別に俺が直接魔力を流し込んでも機能するのだが、面倒くさい。それに魔石を入れるくらいなら覚えさせれば奴隷か村人でもできる。あ、補足しておくと俺は別に魔物を虐殺することは面倒ではない。無双って楽しいじゃん?
ちなみに、実務ができる人も増やした。フィリクの弟二人と奴隷になっていた海の向こうの国の没落貴族一家男三人と女二人だな。全員それなりの給料を約束したら登用に応じてくれた。この世界にはいわゆる『隷属魔法』とかがないから、奴隷の反乱には本当に気をつけないといけない。俺は作ろうとしたが、アリナ様に拒否られた。
その時、頭の中に
『サイッテー』
と叫ぶアリナ様の声が聞こえた……
気がした。
港も使われ始めた。王都やケーケット港と適度に離れているからその中継地として需要があるのだ。狼王の下からも獣人の商人がそこに訪れる商人との商売に使うようになった。管理者はフィリクの年上の弟マノトと没落貴族一家の大黒柱キナーモだ。
「北のエラクレス公爵の領地にはケーケット港激似の港がある。」
と言う噂に引き寄せられて繁盛しているから近いうちに必ず俺には港について問い詰めるために王都から呼び出しが来ると思う。
だが、その前に意外な所から呼び出しを受けた。
「なんで、狼王が俺を呼んだんだよ。俺、なにかした?」
三日前…
『狼王様が是非とも大海龍を倒した勇者エラクレス殿とお会いしたいとおっしゃられております。』
…て狼王からの使者に招待を受けたんだよ。
はあ、友好を願うこっちの身としては断るわけにはいかないから五日後に会うと言ってしまったんだよ。狼王の王都は常に移動しているらしいから今はここから二日の距離にところにある。
会談ってさ、政治的な話もするんだよね。は~~。もう、それが一番嫌。面倒だ。俺は気が短いから面倒くさいことを何時間も話されたら狂って魔法を乱射してしまうかもしれない。
まあでも、仕方ない。やるしかないのだ。
「それでは向かいます。」
「うむ。道案内を頼む。」
俺はフィリクと使者と一緒に狼王の所に向かった。
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