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第三章反逆王子
獣王国対ネリーキア王国4
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エルキュール門の陥落とネリーキア軍の敗走は近くの城で休息を取っていたラントのもとにも届けられた。ブチギレたのは言うまでもないだろう。
「はぁぁ?!何をやっておるのだ?!」
バン!
ドゴン!
ドンガラガッシャーン!
台パンは当然のこと、怒りに任せて机をひっくり返して椅子を投げ飛ばした。
「役立たずドモめ!我が国きっての騎士団、宿将、大軍を擁しながら敵の夜襲に怖気づいて敗走など言語道断!末代まで語られる恥だ!」
報告に来ていた取り巻きの貴族の子弟は構わず続けて話す。ラントがこんな事をすることに慣れているからである。そしてとにかく時間がない。
「殿下!お怒りはごもっともですが、お急ぎください!この城はノース辺境伯の屋敷とエルキュール門を繋ぐ中継に過ぎません。壁も低く、大軍の収容に向きませぬ。こうなれば屋敷がある都市まで引くしかないでしょう。」
っとそこで少しラントが正気に戻った。やっと移動か…と誰もが思ったが、ラントは斜め上をゆく。
「お…伯父上は無事なのか?」
彼の口からは現宰相ネルキンの息子にして現ザラーフ侯爵家当主、その上ラントから見れば伯父にあたるライアンを心配する声が出た。
「伯父上が危機に瀕しているのに甥たる者が真っ先に逃げるなど騎士の道に於いてできぬ!」
覚悟の籠もった目でラントはそう告げる。
良き甥と言うべきか、危機感がないと言うべきか…。
取り巻きたちは言葉を失った。
彼らは忘れていた……ラントは策士ぶってはいるものの、それと同時に英雄のような王になりたいと思っている、軸ブレブレのただのワガママ小僧ということを。
「大丈夫です!侯爵様は後方にいらした上、そもそも我らに使者を作ってくださったのは侯爵様御自身です。よもや討たれることはありますまい。」
「臣下は主君を守る者です!ラント様が退かぬのに侯爵様が退く事ができましょうか?!」
(((はよ!しろや!)))
心のなかで毒づきながら取り巻きたちはラントを必死で説得する。
「わ、わかった…伯父上のためにも今は撤退だな…。おのれ…エラクレスめ…所詮、ケダモノ頼みとは情けない奴だ…エルキュール門は俺が居なかったために落とされたが、次はないぞ!バラバラにしてやるぅぅぅあああ!!!」
呪詛を残してラントはようやく撤退した。
<エルキュール関>
陥落した翌朝のエルキュール関では早速エラクレスが関所に入って皆に労いの言葉をかけていた。
「狼王エカチェリーナ、並びにその旗下で勇敢に戦った戦士たちよ。この度エルキュール関の攻略、見事である。」
「ありがたき御言葉!獣王国の繁栄のために!」
優雅に御輿に座るエラクレスの言葉に最前列で跪くエカが応える。彼女の後ろにはグスタフやパウルなどの重臣たちも控えており、彼らも頭を深々と下げている。
グスタフの作戦はこういうものであった。
まず、全力で攻め立てて敵を疲れさせるのと同時に正確な関所の高さを確認し、登るための足場を置いてくる。足場とは様々な攻城兵器の残骸のことだ。ひと通りの戦いが終わった後、ネリーキア軍はそれらを片付けようとしたが、時間が足りず、暗くなったため全てを片付けることはできなかった。
それで十分だった。
最初に白狼族が関所に近づいた。彼らなら光を向けられても雪に紛れる事ができるからだ。
そこで彼らは残骸を積み重ねたり、使えそうな梯子を掛けたりしてある一定の高さまで積上げた。その高さとは狼人がジャンプと道具を使えば届く高さである。ここで昼間の激戦の最中に正確な壁の高さを確かめたことが活きる。
次に時を見計らって黒狼族が闇に紛れて壁を這い上がる。優れた身体能力からなる跳躍と昼間の激戦で傷ついた箇所に道具を引っ掛けて登る。
それでようやく奇襲。
(正直結構粗がある作戦だと思ったけど、歴戦のグスタフが言うならこれが正しいと思ったから許可を出した。そしたら大成功。やっぱ、年の功ってスゲェ。)
改めて感心していると少し後方に控えているパウルに目が止まる。
「パウル・ヴァーサよ。狼王の側で勇壮に戦ったようだな。獣人の武名が大いに轟いた。褒めて遣わす。」
「もったいなき御言葉…。」
少々緊張しているのか声が上擦っていた。
その後も大きな武功を挙げた者たちに声を掛けて賛辞を贈る。
「それでは皆に次の進軍先を示そう。」
エラクレスが言うのに合わせてジークリンデとルイナが地図を広げる。
それに合わせて跪いていた者たちを立ち上がり地図を囲むように立った。
「この度の大勝利で戦の流れは完全に我らが得た。」
諸将は地図の上を浮遊するエラクレスの説明をウンウンと頷きながら聞く。
「よって、勢いそのままに敵が逃げ込んでいるノース館を攻略する!」
「「「オオッ!!!」」」
諸将も当然同じ事を考えていたから特に驚くことなく気合いの声を上げる。
「先鋒は獅子王女メリア率いる獅子王国軍とする!見事ノース館までの道を開いてみせよ!」
「はい!獣神に誓って使命を全うします!」
「我らはこの関に配備されていた兵糧を全て奪取しており、敵が籠城するとは考え難い。撤退か決戦か慎重かつ素早く見極める必要がある、用心せよ。」
メリアは何度も戦陣を立った経験があるらしいが、大将を務めたことは無いそうなので念を押しとく。
「この関には負傷兵を置くこととする!後続の兵に道でも教えてやれ!」
「「「ハハッ!!!」」」
この決定には最初に先鋒を務めた狼人から不満が出ていたが、そんな奴らにエラクレスは…
『こんなところで力を使い果たすな。』
…と言って黙らせた。
ネリーキア王国の全土を平らげようとしている彼からすると北の辺境での戦いにそんなにムキになるなよ、と言ったところである。既に狼人は連戦に次ぐ連戦に加えて、怒涛の追撃をブチかましたせいで、士気は旺盛に見えも所詮空元気に過ぎないのはよく知っている。
メリアは敵に体勢を整える隙を与えまいと兵士に昼食を取らせてすぐに出陣した。
<???>
(今だわ…)
時は少し遡り、夜襲によりエルキュール関が陥落した夜、少女は屋敷から未だ雪の積もる北の地に踏み出した。否、窓から出たので這い出たが正しいか?
(う、奪われてなるもんですか!我ら先祖代々の土地を…あのお方に捧げる地を!)
「おい!お嬢様がいないぞ!?」
「ちょ…今はもう女伯様だろ。」
「そんなのはあとだ!あとあと!…もっとしっかり探せ!」
屋敷の中が騒がしくなり、優しい少女は一瞬ビクッとして、自分が居なくなったことで騒ぎを起こしてしまったことを申し訳なく思うが、すぐに立ち直る。
(先祖代々我が家から受けた恩を忘れ私欲を貪るあなたたちはかんしんよ!かんしん!ムシムシ!)
そう頬を膨らませた彼女はエルキュール関へと続く道へ進む。
(一人で外を歩くなんて…これまで一度もなかったから、夜の闇が怖い…だけど、あの御方から頂いたこの箱を触ると勇気が出るわ。)
少女の運命や…いかに
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
いつも読んでくださりありがとうございます。更新が途絶えている間にお気に入り数とハートの数がめっちゃ増えてて驚きました。今後ともよろしくお願いします。
「はぁぁ?!何をやっておるのだ?!」
バン!
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報告に来ていた取り巻きの貴族の子弟は構わず続けて話す。ラントがこんな事をすることに慣れているからである。そしてとにかく時間がない。
「殿下!お怒りはごもっともですが、お急ぎください!この城はノース辺境伯の屋敷とエルキュール門を繋ぐ中継に過ぎません。壁も低く、大軍の収容に向きませぬ。こうなれば屋敷がある都市まで引くしかないでしょう。」
っとそこで少しラントが正気に戻った。やっと移動か…と誰もが思ったが、ラントは斜め上をゆく。
「お…伯父上は無事なのか?」
彼の口からは現宰相ネルキンの息子にして現ザラーフ侯爵家当主、その上ラントから見れば伯父にあたるライアンを心配する声が出た。
「伯父上が危機に瀕しているのに甥たる者が真っ先に逃げるなど騎士の道に於いてできぬ!」
覚悟の籠もった目でラントはそう告げる。
良き甥と言うべきか、危機感がないと言うべきか…。
取り巻きたちは言葉を失った。
彼らは忘れていた……ラントは策士ぶってはいるものの、それと同時に英雄のような王になりたいと思っている、軸ブレブレのただのワガママ小僧ということを。
「大丈夫です!侯爵様は後方にいらした上、そもそも我らに使者を作ってくださったのは侯爵様御自身です。よもや討たれることはありますまい。」
「臣下は主君を守る者です!ラント様が退かぬのに侯爵様が退く事ができましょうか?!」
(((はよ!しろや!)))
心のなかで毒づきながら取り巻きたちはラントを必死で説得する。
「わ、わかった…伯父上のためにも今は撤退だな…。おのれ…エラクレスめ…所詮、ケダモノ頼みとは情けない奴だ…エルキュール門は俺が居なかったために落とされたが、次はないぞ!バラバラにしてやるぅぅぅあああ!!!」
呪詛を残してラントはようやく撤退した。
<エルキュール関>
陥落した翌朝のエルキュール関では早速エラクレスが関所に入って皆に労いの言葉をかけていた。
「狼王エカチェリーナ、並びにその旗下で勇敢に戦った戦士たちよ。この度エルキュール関の攻略、見事である。」
「ありがたき御言葉!獣王国の繁栄のために!」
優雅に御輿に座るエラクレスの言葉に最前列で跪くエカが応える。彼女の後ろにはグスタフやパウルなどの重臣たちも控えており、彼らも頭を深々と下げている。
グスタフの作戦はこういうものであった。
まず、全力で攻め立てて敵を疲れさせるのと同時に正確な関所の高さを確認し、登るための足場を置いてくる。足場とは様々な攻城兵器の残骸のことだ。ひと通りの戦いが終わった後、ネリーキア軍はそれらを片付けようとしたが、時間が足りず、暗くなったため全てを片付けることはできなかった。
それで十分だった。
最初に白狼族が関所に近づいた。彼らなら光を向けられても雪に紛れる事ができるからだ。
そこで彼らは残骸を積み重ねたり、使えそうな梯子を掛けたりしてある一定の高さまで積上げた。その高さとは狼人がジャンプと道具を使えば届く高さである。ここで昼間の激戦の最中に正確な壁の高さを確かめたことが活きる。
次に時を見計らって黒狼族が闇に紛れて壁を這い上がる。優れた身体能力からなる跳躍と昼間の激戦で傷ついた箇所に道具を引っ掛けて登る。
それでようやく奇襲。
(正直結構粗がある作戦だと思ったけど、歴戦のグスタフが言うならこれが正しいと思ったから許可を出した。そしたら大成功。やっぱ、年の功ってスゲェ。)
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「パウル・ヴァーサよ。狼王の側で勇壮に戦ったようだな。獣人の武名が大いに轟いた。褒めて遣わす。」
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少々緊張しているのか声が上擦っていた。
その後も大きな武功を挙げた者たちに声を掛けて賛辞を贈る。
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エラクレスが言うのに合わせてジークリンデとルイナが地図を広げる。
それに合わせて跪いていた者たちを立ち上がり地図を囲むように立った。
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諸将も当然同じ事を考えていたから特に驚くことなく気合いの声を上げる。
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「はい!獣神に誓って使命を全うします!」
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<???>
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時は少し遡り、夜襲によりエルキュール関が陥落した夜、少女は屋敷から未だ雪の積もる北の地に踏み出した。否、窓から出たので這い出たが正しいか?
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「おい!お嬢様がいないぞ!?」
「ちょ…今はもう女伯様だろ。」
「そんなのはあとだ!あとあと!…もっとしっかり探せ!」
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