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33 指輪
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うん、だが、今の清人さんにこちらからフェロモンを見えないようにして欲しいなんて。
・・・反応が怖すぎる。
二人とも考えることは同じだ。
廊下の端で、目と目を合わせて苦笑。
ヤマは、目を細めたままふと動きを止め、何かに思い当たったらしい。
「あ・・・俺のフェロモンを強めたら、カナの目に入る兄貴のフェロモンを歪めるくらいは出来るかも・・・
兄貴の領域で、兄貴のフェロモンにαが手を出すのはヤバイけど、番Ωの視界に関するくらいならそこまで怒りは買わないだろうし。
俺は、小さい頃からよく兄貴の攻撃受けてるから、まぁ、多少は慣れもある。
カナには、キツイだろ?」
試そうか?と言われて。
俺は首を振った。
俺から指輪作りを清人さんに教えて貰おうと言い出したことが招いてるのに、俺だけ避けるなんてダメだろう。
それに、いつも以上にイライラしている清人さんが自分のフェロモンを歪められたら・・・ヤマに過剰な仕返しくらいはしてきそうだ。
ヤマは、それも覚悟の上で俺を守ろうとしてくれているんだろうが。
・・・反応が怖すぎる。
二人とも考えることは同じだ。
廊下の端で、目と目を合わせて苦笑。
ヤマは、目を細めたままふと動きを止め、何かに思い当たったらしい。
「あ・・・俺のフェロモンを強めたら、カナの目に入る兄貴のフェロモンを歪めるくらいは出来るかも・・・
兄貴の領域で、兄貴のフェロモンにαが手を出すのはヤバイけど、番Ωの視界に関するくらいならそこまで怒りは買わないだろうし。
俺は、小さい頃からよく兄貴の攻撃受けてるから、まぁ、多少は慣れもある。
カナには、キツイだろ?」
試そうか?と言われて。
俺は首を振った。
俺から指輪作りを清人さんに教えて貰おうと言い出したことが招いてるのに、俺だけ避けるなんてダメだろう。
それに、いつも以上にイライラしている清人さんが自分のフェロモンを歪められたら・・・ヤマに過剰な仕返しくらいはしてきそうだ。
ヤマは、それも覚悟の上で俺を守ろうとしてくれているんだろうが。
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