例えβに生まれても

三日月

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22 謝罪の王子様

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「御姉様、朝からメールとお電話くださったのよ。
ハルちゃんが心配だって」


スマホをポケットに戻しながら、ふぅと溜め息をついたみどりちゃん。
みどりちゃんも、心配してくれたんだろうな。
いつも、振り回しちゃってる遊園地のお姉さんとみどりちゃん。

心配かけて、迷惑かけて、ごめんねって。
俺は言おうとしたんだけど.....


「ハルちゃんっ」


みどりちゃんは、手ぶらになった途端。
キラキラ潤んで輝く瞳を俺に向けてきて。
興奮して、なんか、鼻息まで荒くない?
みどりちゃんは、ビックリして言葉が引っ込んじゃった俺にむかって両手を広げて。


「おめでとうっ、ハルちゃんっっ」


勢いよく抱きついてきたよ!
なんか、良い匂いするしっ
むむむ胸、当たってるしっっ

え、ちょ、なんで??
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