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2 御屋敷の王子様
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清人様は、俺がお屋敷に行かなくなってからも気にしてくださって。
御自身の送迎ルートに俺の学校まで入れて下さり、朝は御一緒させていただいていた。
免許を習得されてからは、御自身が今日みたいに来てくださる。
さすがに修学旅行とかは除くし、清人様は取材もあるから毎日じゃないけど。
そのまま遊園地や映画に連れていって貰ったり、使用人の息子なのに良くされ過ぎて居心地が悪いくらい良くしていただいている。
「あの、清人様、本当にもう一人で通えますから。
大学に入られて、清人様も授業が...」
「俺が行けるときだけ、でも、迷惑?」
車を止めて、身体を俺の正面に来るよう捻ってまで聞かれたら...俺はその綺麗に整いすぎた顔から慌てて目を反らすのが精一杯だよ。
御自身の送迎ルートに俺の学校まで入れて下さり、朝は御一緒させていただいていた。
免許を習得されてからは、御自身が今日みたいに来てくださる。
さすがに修学旅行とかは除くし、清人様は取材もあるから毎日じゃないけど。
そのまま遊園地や映画に連れていって貰ったり、使用人の息子なのに良くされ過ぎて居心地が悪いくらい良くしていただいている。
「あの、清人様、本当にもう一人で通えますから。
大学に入られて、清人様も授業が...」
「俺が行けるときだけ、でも、迷惑?」
車を止めて、身体を俺の正面に来るよう捻ってまで聞かれたら...俺はその綺麗に整いすぎた顔から慌てて目を反らすのが精一杯だよ。
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