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番外編
お酒に御用心 1
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「疾風ぇ~」
「由良、ご機嫌だな」
フカフカで可愛いぬいぐるみを抱き抱えるように、僕達にとっては恐ろしい暴君である疾風様を後ろから抱き締め。されるがままに嗤って許している疾風様の首筋を嘗め、甘噛みを繰り返す孕親の由良の姿に。
「ゆ、由良、どうしちゃったの?」
「由良、やばくない?」
座卓を囲み、子供用の椅子に座っていた双子の妹の風花五歳と兄の青嵐七歳はひきつっていた。疾風様の横に座らされていた妹の風音二歳だけは、状況を理解出来ない強みで、隣の異常事態はスルー。いつも通り、机の上に並べられた大皿から食べたいものを掴もうと座っている椅子から必死に手を伸ばしていた。
ある日の、夕食。何気ない日常のヒトコマが、いつもと全然違っていて。僕、凪は・・・固まっていた。
だって、こんなの、由良じゃない!僕の知ってる由良じゃない!
「由良、ご機嫌だな」
フカフカで可愛いぬいぐるみを抱き抱えるように、僕達にとっては恐ろしい暴君である疾風様を後ろから抱き締め。されるがままに嗤って許している疾風様の首筋を嘗め、甘噛みを繰り返す孕親の由良の姿に。
「ゆ、由良、どうしちゃったの?」
「由良、やばくない?」
座卓を囲み、子供用の椅子に座っていた双子の妹の風花五歳と兄の青嵐七歳はひきつっていた。疾風様の横に座らされていた妹の風音二歳だけは、状況を理解出来ない強みで、隣の異常事態はスルー。いつも通り、机の上に並べられた大皿から食べたいものを掴もうと座っている椅子から必死に手を伸ばしていた。
ある日の、夕食。何気ない日常のヒトコマが、いつもと全然違っていて。僕、凪は・・・固まっていた。
だって、こんなの、由良じゃない!僕の知ってる由良じゃない!
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