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「ヤマは俺の番で婚約者なんだぞ?」
「俺がお仕えしているのは桜宮家ですから」
にっこりと作り笑いで即答される。
確かにそうではあるんだが・・・萩野なら表向きだけでも気を使うくらい出来るのに、ヤマへの対応は露骨すぎる。
当分はこのままなのか?
俺としては、もう少し歩み寄って欲しいんだが・・・業務命令で仲良くしろと言ったら、萩野の場合、嫌みなくらい露骨に態度を変えて逆に不協和音を作りそうだ。
「では、そろそろ俺は行きますよ。
あまり、ハマりませんように」
萩野は、軽く釘をさして背を向け離れていく。
ハマる前に、まず、ヤマが許してくれるかもわからない。
俺は紙袋の中をもう一度確認し、その口を閉じた。
「俺がお仕えしているのは桜宮家ですから」
にっこりと作り笑いで即答される。
確かにそうではあるんだが・・・萩野なら表向きだけでも気を使うくらい出来るのに、ヤマへの対応は露骨すぎる。
当分はこのままなのか?
俺としては、もう少し歩み寄って欲しいんだが・・・業務命令で仲良くしろと言ったら、萩野の場合、嫌みなくらい露骨に態度を変えて逆に不協和音を作りそうだ。
「では、そろそろ俺は行きますよ。
あまり、ハマりませんように」
萩野は、軽く釘をさして背を向け離れていく。
ハマる前に、まず、ヤマが許してくれるかもわからない。
俺は紙袋の中をもう一度確認し、その口を閉じた。
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