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第5章
what's?
しおりを挟む「は、‥なんて顔してる‥」
首が痛い‥。
わざと、苦しいように持ち上げてくるし、
ムカつく‥
しかも、なんでまたそんな傷ついた顔してんの‥
本当にこの人は意味がわからないから苦手だ
俺は、その3くんの手から逃れるように、
首を振る。
思ったよりも、簡単に離された腕は、
何故だか寂しそうだった
「っ、ここは、何処なんだ?」
とりあえず、今の状況が知りたい。
頼りになるのが、その3くんだけなのは悔しいが、この際仕方がない。
俺は彼に問いかける。
「‥雇い主からの命令は、お前を従順な犬にする事だ‥。」
「おい、話を聞いて」
「躾をするには、痛みや恐怖が1番だ。
だが、そこに〝快楽をプラスする事で、
求める事しか考えられない、より従順なペットになる。」
話を聞けよッ
先程から、淡々と俺を無視して語るコイツは一体何がしたいんだろう
嫌な予感がする。
彼が語る内容はどこかえげつなくて、
もう、それはそれは悪寒で鳥肌が止まらないような
最悪の予感だ
「許しは得た‥今からお前を、
〝抱くーーー」
「‥
‥は?」
青い瞳が、細くなって
キメ顔で俺を見つめる。
俺は彼の顔を見つめ返して思った
コイツナニイッテンダ
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