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婚約破棄を告げられました
それぞれの親達の登場
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「父上!母上!」
振り返った先にいたのはこの国の王と王妃だ。つまりジョバンニの両親だ。国王と王妃の登場で夜会の会場は静まり返る。本来なら両陛下が登場する場はもう少し先だった。
だがジョバンニの勝手な行いを侍従が知らせたらしく、両陛下は何とも言えない顔をして立っている。
余談だが、勿論ナディアの両親であるサルトレッティ公爵夫妻や、その他の両親達もこの場にいたのだ。
息子達がとんでもない事をしでかし始めたので止めに入ろうとしたのだが、何故か王宮の警備兵達に阻止されていたのだ。
「ジョバンニ、お前は何て事をしでかしたのだ!!」
「ち、父上…しかし…!」
「ええい黙れ!宰相よ、例の調書をここへ」
「畏まりました、陛下」
ルイジ公爵が恭しくお辞儀をし、顔を上げる際にダニエルを一瞥する。その視線にダニエルが顔面蒼白になり、カタカタと震え出した。
最初から用意していたらしい調書はルイジ公爵が手に持っていた。そしてそれを受け取った国王は、淡々とそこに書かれていた内容を読み上げた。
「サブリナ・ディ・フェリッリ男爵令嬢についての調書だ。ジョバンニに近付き、その側近候補達を篭絡したその手腕はある意味感心するが…フェリッリ男爵令嬢が関係を持った男がこのように複数人いるとは、しかも全て同時期なのか。娼婦でもここまでの事はできまい」
「そ、そんな!う、嘘です!」
「黙れ!誰の許可を得て発言している!!」
「きゃ…!」
「サブリナ!お前達何を…!」
第一騎士団長のボニファシオ侯爵が部下に指示し、サブリナを拘束した。ジョバンニが抗議するが国王に睨まれ、思わず口を噤んでしまった。
だがそれに驚いたジャンカルロは慌ててサブリナを助けようと近寄るが、その行く手を他の騎士に遮られる。
「何しやがる!サブリナをはなせ!!」
「ジャン!助けて!!」
「サブリナ!」
「はあ…情けない…」
ボソリと呟いたボニファシオ侯爵の声がジャンカルロの耳に届き、憎々し気に父親であるボニファシオ侯爵を睨みつける。
「親父!何でサブリナを拘束するんだよ!!」
「何故?簡単な事だ。陛下からの命令だからだ」
「なっ…!」
「というか、お前は今この場での殿下とサルトレッティ公爵令嬢とのやり取りを聞いていなかったのか?聞いていればそのような事を言えるはずもないだろう」
「そ、それは…けどサブリナは何も悪くないだろ!」
一応サブリナの本性を垣間見た瞬間は若干引き気味だったが、それでもサブリナに篭絡されているせいかどうしても彼女をかばってしまうようだ。そんな息子を残念な目で眺めたボニファシオ侯爵は、盛大に溜息をついた。
「複数の男と同時期に関係を持ち、殿下の婚約者である公爵令嬢をたかが男爵令嬢が冤罪で貶めようとした。それが悪くないと言うのか?」
「サ、サブリナはその女に嫌がらせをされてたんだぞ!?」
「黙れ!お前がサルトレッティ公爵令嬢を『その女』と呼ぶ資格はない!なんと無礼な事を!」
「が、学園では身分は関係ないだろ!」
「今は学園ではない。はぁ…こんな事まで説明しないといけないとは情けない。いくら学園が平等だと言っても、お前達だって殿下を王族として扱っていただろう。それならばサルトレッティ公爵令嬢は公爵家の人間だ。王家の次に身分が高いのだ。お前もそのくらいわかるだろう」
「それはっ…!けど…!」
何か言い返さないとと思ったのか、ジャンカルロはまだ父親に食って掛かろうとする。が、それよりも早くボニファシオ侯爵が部下に合図を送り、ジャンカルロを拘束した。
「な、何しやがる!放せよ!」
「黙れ!大人しくしないのなら骨の一本でも折ってやろうか」
「なっ…」
「ルイジ公爵、ピアネリ伯爵」
呼ばれた二人はお互いに頷いて一歩前に出る。そして自分達の息子の前に行き、思いっきり殴り飛ばした。
「ぐあっ!!な、何を…!」
「い、痛っ…!な、何で殴るんだよ!?」
ダニエルとエルネストは殴られた頬を抑えながら講義する。が、二人の父親は冷めた目で我が子を見据え、そして無言で国王に振り返った。
「陛下、我が息子が殿下を諫める事すらできず、申し訳ありません」
「私もです。息子には厳しく躾けてきたつもりでしたが、甘えた人間に育っていたようです」
「いや、それは私の息子も同じだ。王太子として厳しく育てたつもりだったが、このように傲慢で思慮の浅い人間になっておるとは…情けない」
「ち、父上!?」
「父さん!?」
「父上!それはどういう事ですか!!」
三人が口々に叫ぶがそれを許さないと言わんばかりに国王がギロリと睨みつける。その視線に思わず口を噤み、委縮するように小さくなって視線を下げた。
そんな三人を見て国王がフンと鼻を鳴らし、そしてサブリナを再び見据える。
「サブリナ・ディ・フェリッリ男爵令嬢。王族を虚偽の内容で騙し、冤罪で公爵令嬢を貶めた罪は重い。よって5年間牢に入りその後は辺境の地にあるガルバリウム修道院で生涯務めるがいい」
「そ、そんな!ひどいです!わ、私は本当にいじめられて…!」
「黙れ。貴様の嘘はとうに立証済みだ。それに例え貴様がいじめられていたとしても、それが王家と公爵家が結んだ婚約を壊していい事にはならん。貴様がしたのは夫婦の仲を裂き夫を奪う悪女と同じ事だ。それも、王太子だけでなくその側近候補達まで篭絡し、彼等の婚約を壊しておるではないか」
「そんなの私のせいじゃないです!だって、向こうが勝手に私を好きになったんだし…」
悪びれる様子もなくサブリナが言い放つ。それを侮蔑の目で眺めた国王は、もう話す気も失せたのか衛兵に合図を送った。
「きゃあ!やだ、離して!」
「黙れ。サブリナ・ディ・フェリッリ男爵令嬢を速やかに牢へ連れて行け」
「はっ!」
「いや!!ジョバンニ助けて!!」
「王子の名をお主のような娘が軽々しく呼び捨てにするな」
「だって…!」
この期に及んでまだ反論しようとするその度胸は感心する。が、それは完全に悪手でしかない。
事の顛末を呆然と見ていたジョバンニは、連れて行かれるサブリナを何も言えずに眺めていた。
その様子を黙って見ていたナディアは疲れたように溜息をつく。それに気付いたジョバンニは憎々し気にナディアを睨みつけた。
「何だ、そのようにわざとらしく溜息などついて。サブリナを捕らえられてお前は満足なのだろう!?」
「そんな訳ないじゃないですか」
何を馬鹿な事を言っているのか、と言わんばかりの視線を向けると、ジョバンニが一瞬怯む。
「そもそも殿下がフェリッリ男爵令嬢にお心を奪われた事が問題なのでしょう?私は殿下の事を全くもって一切合切好きではありませんでしたけど、婚約者がいる身だと自覚しておりましたから他の男性からアプローチされても靡く事はありませんでしたし」
「…は!?」
「それはどういう意味の『は?』なのです?」
「ぜ、全部だ!全部問題しかないだろ!」
「問題って、殿下が男爵令嬢にお心を奪われた箇所以外に問題発言はありませんが」
「他の男からアプローチされていたと言っただろう!お前こそ不貞を…!」
「聞いてました?靡かなかったと言ったでしょ?はぁ、ホント嫌になる程ア…じゃなくてバ…じゃないか、えっと…人の話を聞かないですよね?そんな事で王族としてやっていけると思ってるなんて、とんだ甘ちゃん…じゃないわ、ああもう難しいわね…」
「全部!全部筒抜けだ!!何一つ隠せていないわ!!」
「ええい黙れ!!」
ナディアとジョバンニのやりとりを黙って聞いていた国王がビシッと会話を制止させる。
「ジョバンニ!お前にはほとほと呆れ果てたわ!このような場で証拠もない状況での断罪などもってのほかだ!」
「ですが父上!ナディアは…!」
「仮にお前の主張が本当だったとして、何が問題なのだ!」
「は…?」
言われている事が理解できないのか、ジョバンニがきょとんとする。そしてそんな息子を見て国王は盛大に溜息をついた。
振り返った先にいたのはこの国の王と王妃だ。つまりジョバンニの両親だ。国王と王妃の登場で夜会の会場は静まり返る。本来なら両陛下が登場する場はもう少し先だった。
だがジョバンニの勝手な行いを侍従が知らせたらしく、両陛下は何とも言えない顔をして立っている。
余談だが、勿論ナディアの両親であるサルトレッティ公爵夫妻や、その他の両親達もこの場にいたのだ。
息子達がとんでもない事をしでかし始めたので止めに入ろうとしたのだが、何故か王宮の警備兵達に阻止されていたのだ。
「ジョバンニ、お前は何て事をしでかしたのだ!!」
「ち、父上…しかし…!」
「ええい黙れ!宰相よ、例の調書をここへ」
「畏まりました、陛下」
ルイジ公爵が恭しくお辞儀をし、顔を上げる際にダニエルを一瞥する。その視線にダニエルが顔面蒼白になり、カタカタと震え出した。
最初から用意していたらしい調書はルイジ公爵が手に持っていた。そしてそれを受け取った国王は、淡々とそこに書かれていた内容を読み上げた。
「サブリナ・ディ・フェリッリ男爵令嬢についての調書だ。ジョバンニに近付き、その側近候補達を篭絡したその手腕はある意味感心するが…フェリッリ男爵令嬢が関係を持った男がこのように複数人いるとは、しかも全て同時期なのか。娼婦でもここまでの事はできまい」
「そ、そんな!う、嘘です!」
「黙れ!誰の許可を得て発言している!!」
「きゃ…!」
「サブリナ!お前達何を…!」
第一騎士団長のボニファシオ侯爵が部下に指示し、サブリナを拘束した。ジョバンニが抗議するが国王に睨まれ、思わず口を噤んでしまった。
だがそれに驚いたジャンカルロは慌ててサブリナを助けようと近寄るが、その行く手を他の騎士に遮られる。
「何しやがる!サブリナをはなせ!!」
「ジャン!助けて!!」
「サブリナ!」
「はあ…情けない…」
ボソリと呟いたボニファシオ侯爵の声がジャンカルロの耳に届き、憎々し気に父親であるボニファシオ侯爵を睨みつける。
「親父!何でサブリナを拘束するんだよ!!」
「何故?簡単な事だ。陛下からの命令だからだ」
「なっ…!」
「というか、お前は今この場での殿下とサルトレッティ公爵令嬢とのやり取りを聞いていなかったのか?聞いていればそのような事を言えるはずもないだろう」
「そ、それは…けどサブリナは何も悪くないだろ!」
一応サブリナの本性を垣間見た瞬間は若干引き気味だったが、それでもサブリナに篭絡されているせいかどうしても彼女をかばってしまうようだ。そんな息子を残念な目で眺めたボニファシオ侯爵は、盛大に溜息をついた。
「複数の男と同時期に関係を持ち、殿下の婚約者である公爵令嬢をたかが男爵令嬢が冤罪で貶めようとした。それが悪くないと言うのか?」
「サ、サブリナはその女に嫌がらせをされてたんだぞ!?」
「黙れ!お前がサルトレッティ公爵令嬢を『その女』と呼ぶ資格はない!なんと無礼な事を!」
「が、学園では身分は関係ないだろ!」
「今は学園ではない。はぁ…こんな事まで説明しないといけないとは情けない。いくら学園が平等だと言っても、お前達だって殿下を王族として扱っていただろう。それならばサルトレッティ公爵令嬢は公爵家の人間だ。王家の次に身分が高いのだ。お前もそのくらいわかるだろう」
「それはっ…!けど…!」
何か言い返さないとと思ったのか、ジャンカルロはまだ父親に食って掛かろうとする。が、それよりも早くボニファシオ侯爵が部下に合図を送り、ジャンカルロを拘束した。
「な、何しやがる!放せよ!」
「黙れ!大人しくしないのなら骨の一本でも折ってやろうか」
「なっ…」
「ルイジ公爵、ピアネリ伯爵」
呼ばれた二人はお互いに頷いて一歩前に出る。そして自分達の息子の前に行き、思いっきり殴り飛ばした。
「ぐあっ!!な、何を…!」
「い、痛っ…!な、何で殴るんだよ!?」
ダニエルとエルネストは殴られた頬を抑えながら講義する。が、二人の父親は冷めた目で我が子を見据え、そして無言で国王に振り返った。
「陛下、我が息子が殿下を諫める事すらできず、申し訳ありません」
「私もです。息子には厳しく躾けてきたつもりでしたが、甘えた人間に育っていたようです」
「いや、それは私の息子も同じだ。王太子として厳しく育てたつもりだったが、このように傲慢で思慮の浅い人間になっておるとは…情けない」
「ち、父上!?」
「父さん!?」
「父上!それはどういう事ですか!!」
三人が口々に叫ぶがそれを許さないと言わんばかりに国王がギロリと睨みつける。その視線に思わず口を噤み、委縮するように小さくなって視線を下げた。
そんな三人を見て国王がフンと鼻を鳴らし、そしてサブリナを再び見据える。
「サブリナ・ディ・フェリッリ男爵令嬢。王族を虚偽の内容で騙し、冤罪で公爵令嬢を貶めた罪は重い。よって5年間牢に入りその後は辺境の地にあるガルバリウム修道院で生涯務めるがいい」
「そ、そんな!ひどいです!わ、私は本当にいじめられて…!」
「黙れ。貴様の嘘はとうに立証済みだ。それに例え貴様がいじめられていたとしても、それが王家と公爵家が結んだ婚約を壊していい事にはならん。貴様がしたのは夫婦の仲を裂き夫を奪う悪女と同じ事だ。それも、王太子だけでなくその側近候補達まで篭絡し、彼等の婚約を壊しておるではないか」
「そんなの私のせいじゃないです!だって、向こうが勝手に私を好きになったんだし…」
悪びれる様子もなくサブリナが言い放つ。それを侮蔑の目で眺めた国王は、もう話す気も失せたのか衛兵に合図を送った。
「きゃあ!やだ、離して!」
「黙れ。サブリナ・ディ・フェリッリ男爵令嬢を速やかに牢へ連れて行け」
「はっ!」
「いや!!ジョバンニ助けて!!」
「王子の名をお主のような娘が軽々しく呼び捨てにするな」
「だって…!」
この期に及んでまだ反論しようとするその度胸は感心する。が、それは完全に悪手でしかない。
事の顛末を呆然と見ていたジョバンニは、連れて行かれるサブリナを何も言えずに眺めていた。
その様子を黙って見ていたナディアは疲れたように溜息をつく。それに気付いたジョバンニは憎々し気にナディアを睨みつけた。
「何だ、そのようにわざとらしく溜息などついて。サブリナを捕らえられてお前は満足なのだろう!?」
「そんな訳ないじゃないですか」
何を馬鹿な事を言っているのか、と言わんばかりの視線を向けると、ジョバンニが一瞬怯む。
「そもそも殿下がフェリッリ男爵令嬢にお心を奪われた事が問題なのでしょう?私は殿下の事を全くもって一切合切好きではありませんでしたけど、婚約者がいる身だと自覚しておりましたから他の男性からアプローチされても靡く事はありませんでしたし」
「…は!?」
「それはどういう意味の『は?』なのです?」
「ぜ、全部だ!全部問題しかないだろ!」
「問題って、殿下が男爵令嬢にお心を奪われた箇所以外に問題発言はありませんが」
「他の男からアプローチされていたと言っただろう!お前こそ不貞を…!」
「聞いてました?靡かなかったと言ったでしょ?はぁ、ホント嫌になる程ア…じゃなくてバ…じゃないか、えっと…人の話を聞かないですよね?そんな事で王族としてやっていけると思ってるなんて、とんだ甘ちゃん…じゃないわ、ああもう難しいわね…」
「全部!全部筒抜けだ!!何一つ隠せていないわ!!」
「ええい黙れ!!」
ナディアとジョバンニのやりとりを黙って聞いていた国王がビシッと会話を制止させる。
「ジョバンニ!お前にはほとほと呆れ果てたわ!このような場で証拠もない状況での断罪などもってのほかだ!」
「ですが父上!ナディアは…!」
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