聖女召喚に巻き添え異世界転移~だれもかれもが納得すると思うなよっ!

山田みかん

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コワいねぇ

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 新たに現れたのは、元騎士団長であったドルクのおっさん。
 現役を引退したらしいのだが、その存在感はまだまだ健在で‥‥健在で‥‥健‥在‥。

「‥‥‥おっさんのあの服装は、どうしたの?」

「ああ、森に行ってる間に体格が変わったって」
「一回りサイズが大きくなったとか」
「今は取りあえず、在庫?から借りてるって」
「変わったデザインだね。あれ冒険者の間で流行ってるのかな?」

 もめてる現場に現れたのは、髪型も服装も相まってどこぞの世紀末の人だ。
 在庫? 絶対アレ『お姫さんコレクション』でしょ。
 姫さんの前世の事はよく知らないが、年代とか違わないか?なんであの世界観を知ってるんだろう?あれかリバイバルとかか?
 自分には着る事は絶対ないが‥‥‥‥。どこの覇王やねん。

「‥‥‥‥え、あ?ど、ドルク様‥‥?」

 どこぞの登場人物よろしく存在感抜群の衣装に、おまけにドドンとオーラを放つおっさんの登場に、劇団員もどき隊員は顔色を変えた。

「あ…えドルク様?な、なぜ?」

「何故じゃと?なんじゃ貴様は。今見えとるものが理解できんのか?」

「え、い、いいえそんなことは!」

 な~んて言ってるけど、おっさんの登場に分かりやすく動揺してるよね
 おっさんに頭下げながらも、自分の後ろの奴を睨んで何やらコソコソしている。

 ん~、こういう時は『盗聴』?『盗み聞き』の方がいいかな。
 人差し指をくるくる回して、空間を繋げるイメージで‥‥っと。

『おい、どういうことだ』
『自分にもさっぱり‥‥』
『確かに第二とドルク様は、致命的な打撃を喰らったと情報が‥』
『どこにその形跡があるんだ!ピンピンしてるじゃないか。これじゃ第二への乗っ取りが‥』

 乗っ取り?ほほう、なになにコイツら。
 ちょっとずれた劇団員かと思ったてたけど、ちょっと穏やかじゃないフレーズが聞こえちゃったよ。
  『盗み聞き』をしている私の周りを、なんだ何してるんだ?と野次馬のように集まってきた男達が、眉を顰めて沈黙する中。とってもいい笑顔の人物が一人。

「おやおや、第二の混乱につけこんでの乗っ取り計画ですか。穏やかじゃないですねぇ~だから本来の仕事より張り切ってたんですね。納得です、ふふふふ」

  にこぉ~としてますが、目の奥が笑ってないウィル君のお兄さん。
 ほかの人達が、笑顔のお兄さんにドン引きしています。 

 ─────うんうん解るわかるよ、コワいもんねぇ。それにさっきモフ達に何かいってたよなぁ?
 
 モフ達の視界に入れるのも不愉快だから、そろそろ退場してもらおうか。

~~~ ~~~ ~~~  
 

 ひと手間の「エールボタン」ありがとうございます。
 時間を割いてくださった事に感謝感激で、連続前転ローリングをかまします。
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