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本編
いざ森へ
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ポフポフ!ポフポフポフ!
『坊ちゃん!そろそろ起きないとダメだよ!』
ポフポフ!ポフポフポフ!ポフポフポフポフポフポフ!
『坊ちゃーん!!おーきーてー!』
「ん・・・?」
『坊ちゃん!起きて!』
「え?あ、うん。」
『ほらほら、顔洗ってきて!』
「うん、起こしてくれて有難う」
ぼーっとしたまま、洗面台へ向かう。
緊張して寝れないと思ったけど、クマさんが寝かしつけてくれたお陰で、ぐっすり眠れた。
むしろ熟睡しすぎて寝過ぎた気がする。
寝かしつけされて、起こされて・・・あれ、やっぱりクマさん僕の親だったかな?
朝ご飯を食べて、マジックバッグの中身を確認する。
忘れ物はなし!
いつもの森の入り口へ向かう。
既にガイルは来ていて、切り株に腰をかけていた。
「ガイル、おはよう!早いね」
「あぁ、おはよう。俺は基本的に朝早いからな。丁度良いから、ここで素振りして体動かしてた」
なるほど。
S級冒険者は、朝から鍛錬するのか!
剣術が辛っしきな僕には縁のない話だ。
あ、でも僕の場合は、剣術の代わりに、朝から魔法陣の発動速度を上げる練習をするが良いか。
「ちゃんと準備してきたか?」
「うん、言われた魔法陣はちゃんと描いてきた。一応【バインド】で足止めしてから使おうかなって思って【バインド】も持ってきた」
『お、それはいいな。確かに魔法陣での攻撃に失敗して襲われても困るしな。まぁ、俺がいるから問題ないが・・・そういう対策をしてから使うのが良いな』
「うん。そう言って貰えて良かったよ!まぁ、僕の場合は、怖いから足止めしてからじゃないと攻撃用の魔法陣を使う勇気がないっていう理由だけど・・・」
「理由なんてどうでもいいんだよ。そう言う対策が大事なんだから」
「うん、有難う」
「よし、森の中に入るぞ」
そう言うと、颯爽と森の中に入っていく。
僕はガイルを見失わない様に、急いで後をついていく。
ガイルは、慣れた足取りでどんどん進んでいく。
僕はいつも森の手前で薬草を採るだけだったから、こんなに森の中に入るのは初めてで、ずーっとドキドキしっぱなしだ。
ガイルについていくのが精一杯・・・。
なんでか分かる?
まず・・・僕とガイルじゃ足の長さが違うんだよー!!!
それに、ガイルは慣れているからスタスタ歩いて行っちゃうし!
もー、僕息切れしまくりで、後をついていくので精一杯・・・。
あれ、これモンスターに出会っても、僕がバテてて攻撃出来ないんじゃない?
だめだ!
休憩を取ってもらおう!!
「ガイル!待って!ちょっと待って!!」
「ん?なんだ?」
前を歩くガイルが後ろを振り向き、ゼェゼェ言っている僕を不思議そうに眺めていた。
『坊ちゃん!そろそろ起きないとダメだよ!』
ポフポフ!ポフポフポフ!ポフポフポフポフポフポフ!
『坊ちゃーん!!おーきーてー!』
「ん・・・?」
『坊ちゃん!起きて!』
「え?あ、うん。」
『ほらほら、顔洗ってきて!』
「うん、起こしてくれて有難う」
ぼーっとしたまま、洗面台へ向かう。
緊張して寝れないと思ったけど、クマさんが寝かしつけてくれたお陰で、ぐっすり眠れた。
むしろ熟睡しすぎて寝過ぎた気がする。
寝かしつけされて、起こされて・・・あれ、やっぱりクマさん僕の親だったかな?
朝ご飯を食べて、マジックバッグの中身を確認する。
忘れ物はなし!
いつもの森の入り口へ向かう。
既にガイルは来ていて、切り株に腰をかけていた。
「ガイル、おはよう!早いね」
「あぁ、おはよう。俺は基本的に朝早いからな。丁度良いから、ここで素振りして体動かしてた」
なるほど。
S級冒険者は、朝から鍛錬するのか!
剣術が辛っしきな僕には縁のない話だ。
あ、でも僕の場合は、剣術の代わりに、朝から魔法陣の発動速度を上げる練習をするが良いか。
「ちゃんと準備してきたか?」
「うん、言われた魔法陣はちゃんと描いてきた。一応【バインド】で足止めしてから使おうかなって思って【バインド】も持ってきた」
『お、それはいいな。確かに魔法陣での攻撃に失敗して襲われても困るしな。まぁ、俺がいるから問題ないが・・・そういう対策をしてから使うのが良いな』
「うん。そう言って貰えて良かったよ!まぁ、僕の場合は、怖いから足止めしてからじゃないと攻撃用の魔法陣を使う勇気がないっていう理由だけど・・・」
「理由なんてどうでもいいんだよ。そう言う対策が大事なんだから」
「うん、有難う」
「よし、森の中に入るぞ」
そう言うと、颯爽と森の中に入っていく。
僕はガイルを見失わない様に、急いで後をついていく。
ガイルは、慣れた足取りでどんどん進んでいく。
僕はいつも森の手前で薬草を採るだけだったから、こんなに森の中に入るのは初めてで、ずーっとドキドキしっぱなしだ。
ガイルについていくのが精一杯・・・。
なんでか分かる?
まず・・・僕とガイルじゃ足の長さが違うんだよー!!!
それに、ガイルは慣れているからスタスタ歩いて行っちゃうし!
もー、僕息切れしまくりで、後をついていくので精一杯・・・。
あれ、これモンスターに出会っても、僕がバテてて攻撃出来ないんじゃない?
だめだ!
休憩を取ってもらおう!!
「ガイル!待って!ちょっと待って!!」
「ん?なんだ?」
前を歩くガイルが後ろを振り向き、ゼェゼェ言っている僕を不思議そうに眺めていた。
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