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【+月ノ夜+】旅行編
+月ノ夜+旅行編【好き】
しおりを挟む「スキーいこ?」
冬休み。 今季2回目の、涼介の誘いに一も二もなく乗ったのは、やっぱりスキーもスノボも好きだから。
「今度も2人で行く? それとも誰か誘って皆で行く?」
涼介の問いに、「皆で」と答えたのは。
こないだ2人で行った時、疲れきったから。
男2人。
それも、嫌でも人目を惹く涼介と居ると、どうやら格好の逆ナンの的になるらしく。
雰囲気的にも なかなか無下に断りにくい物があって。
何度も話しかけられる事に、疲れ果てた。
もう一つ言えば、涼介が知らない女と、たとえ愛想笑いでも、楽しそうに笑ってるのが、嫌だったから。
団体で行けば声をかけてくる女も減るだろうと思ったから。
……愛想笑いでも、嫌だなんて、
オレはいつのまに、こんなに大好きになっちゃったんだろうと思うけれど。
――――……付き合う事になって、一緒に暮らし始めて、すごく仲良く日々一緒に居る。
ちゃんと最後まで、涼介を受け入れる事も出来て。その後、そっちも順調で。……抱かれる方が向いてたのかなと思う位で、最近は、受け入れるのも好きで、やばい位……。
……なんて事をしていると、際限なく、涼介を好きになってきてしまった気がする。
あわよくば、との意味を持って寄ってくる女の子に、涼介の視線、向いてほしくない。
だから、皆で行こう、と涼介に答えた。
そんな事とは知らない涼介は、ええよ、誰誘おうか~と楽しそうに言って笑ってた。
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