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堕ちていく僕(春奈ルート)
春奈ルート②
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すっかり秋も深まったある日、いつもの様に美容室の開店準備をしていると。
「はぁ~……」
春奈様がため息をついていた。
「春奈様?体調悪いのですか??」
「いや……あのね、今日来るお客さん専門学校時代の先生なんだけど、すっごい厳しい先生なんだよね」
「そうなんですね・・・」
「だから気合い入れなきゃいけないんだけど憂鬱なんだよね・・・」
その時だった。まだ開店5分前なのにドアベルが鳴り来店者が来たことを知らせてくれた。
僕は急いで出迎えに行く。
「いらっしゃいま……せ?」
お客様を見て春奈様が驚いている。
「おはよう、春奈ちゃん、久しぶりね」
そこに立っていたのは、以前春奈様が通っていた美容師の専門学校の講師、仁科亜美さんだった。
仁科先生は抜き打ちで卒業生の店を訪れてはダメ出しをする事で有名らしい。
「先生!いらっしゃいませ!ご無沙汰しております。先生お早いですね」
「ちょっと早く着いたから…いいかしら?」
「も、もちろんです!」
春奈様が恐縮しているなんて、珍しい……
すると仁科さんは僕の方を向いた。
「あら、あなたうちの学校の子じゃないわね?」
「あ、はい……」
「あ、この子は私の友人でアシスタントしてます!ほら優衣!ご挨拶して!」
「あ、アシスタントの優衣です」
「ふーん・・・なんか派手な子ね…あまり好きなファッションじゃないわ」
僕の顔をジロジロ見てくる。
そしていきなり顔を近づけてきて
「ねぇ、あなたもしかして男の子なんじゃないかしら?」
ドキッとした。
僕は慌てて否定する。
「ち、違いますよ、女の子ですよぉ~」
(やばい、バレたか?)
「せ、先生お荷物お預かりします」
とっさに春奈様が慌てて遮り荷物を預かる。
「まぁいいわ、とりあえずカットお願いしようかしら」
「はい、ではこちらへ」
と席へ案内しシャンプー台へ。
「じゃあ春奈ちゃんよろしくね」
「はーい」
と返事をする春奈様だが少し緊張気味だ。
「じゃあ、始めましょう」
いつもの様にシャンプーを始めると…
「!!?」
僕の髪を留めているヘアピンが落ちて仁科先生の顔に当たってしまった!
「ちょっと、あなた!何してるの?」
動揺してしまった僕はシャワーを仁科先生の顔にかけてしまった…
「わ!何するのよ!!」
「す、す、すみません!!」
「優衣!!!」
春奈様も慌ててタオルを仁科先生に渡して謝る。
「申し訳ありません!!優衣はまだ慣れていないもので……」
「もう!しっかりしなさいよ!」
仁科先生が怒り出す。
「本当にすいませんでした……」
僕が頭を下げて謝罪する。
「あなた、そんなチャラチャラした髪と格好で仕事してるからダメなのよ!!」
「はい……」
「もい、いいわ!」
仁科先生は自分で髪を乾かし出ていってしまった……
「春奈様、ご、ごめんなさい」
「優衣、今日はお店閉めるよ、シャッター下ろして」
「はい……」
「優衣ここに座りなさい!」
春奈様は僕を店内の鏡の前の椅子に座らせるとケープを掛けて僕のエクステを取り始めた。
「春奈様……?」
「もう一度先生に来てもらう為に髪切るよ」
「ええー……」
「良いから言うこと聞きなさい」
「は、はい……」
エクステを全部取った僕の地毛は肩に掛かるくらいの長さだった。
「先に髪染めるよ」
そういうと春奈様は僕の髪を染め始めた。
「優衣、あんたちゃんとお手入れしてたんだね、綺麗だよ」
「ありがとうございます……」
染め終えると僕の髪は真っ黒にされていた。
「先生はね私達みたいなギャルっぽいの嫌いなのよ」
「優衣、モードな髪型にするからね」
「は、はい…」
どうなるかわからないけど僕は従うしかなかった。
春奈様黙って半乾きの僕の髪をブロッキングしてカットする準備をしていく。そして襟足からハサミを入れていく。
チョキ……チョキン……
僕の長い髪の毛が床に落ちて行く。
襟足がかなり短くされているのがわかる。
「え?………え?……は、春奈様…」
「黙ってなさい!」
そういうと春奈様は容赦なく僕の髪を切り始めバリカンの電源を入れ僕の襟足に近づけた。
「え?イ、イヤ……」
春奈様はためらいもなく僕の襟足にバリカンを当て
ジーーーージョリジョリジョリッ
僕の襟足が刈り上がっていく……
あっという間に刈り上げになった襟足に揃えるよに真っ直ぐ横の髪も切っていく。
春奈様は無言のまま手を動かし続ける。
前髪も眉の上で真っ直ぐ切り揃えられた。
耳がギリギリ隠れるくらいの刈り上げボブにされてしまった。
手で襟足を触るとすごく短く刈り上げられているのがわかる……
「はい、これで終わり!」
そういうと春奈様は仁科先生に電話をして何とか明日来てもらう約束をした。
そして翌日
開店と同時に仁科先生が来店した。
「昨日はご迷惑をお掛けしました!」
春奈様が謝ると仁科先生が僕を見て
「あら、あなた髪切ったの?」
「はい、思いっきり切らせて頂きました」
「そう、いいんじゃないかしら」
「ありがとうございます!」
そしてトラブル無く仁科先生のカットを終える事ができた。
「昨日の事は無かった事にしてあげる」
「でもね、あなたのカットは………」
その後春奈様は色々注意やアドバイスを受け先生は帰って行った。
「はい、ありがとうございました」
そして営業時間を終え帰宅した。
「優衣、お疲れ様!ご飯食べようか?」
「はい……」
二人で夕食を食べながら今日の出来事を話していた。
「春奈様…僕この髪型恥ずかしい……」
「何言ってるの?似合ってるよ」
「でも……」
「私は好きだけどなぁ~、刈り上げボブ」
「本当ですか?」
「うん♪」
「春奈様に喜んでもらえるなら……」
僕は恥ずかしかったけどそのままにする事になった。
「さあ、お風呂に入っておいで」
「はい……」
僕はお風呂に入った。鏡を見ると刈上げた部分が丸見えだ。
(うわぁ……やっぱり恥ずかしいな……)
湯船に浸かりながらそんな事を思っていた。
そしてお風呂から上がりしばらくして布団に入ると
「優衣こっちおいで」
「ほら早く」
春奈様が僕を優しく抱きしめる。
「春奈様?」
「優衣、刈り上げ触らせて」
「ええっ!?」
春奈様が僕の刈り上げを撫でる。
「優衣の刈り上げ気持ちいいね」
「そ、そうなんですか……?」
「うん、前髪も可愛いよ♪」
そういうと僕の服
を脱がし始めて……
「優衣の体も綺麗だよ」
「春奈様……んふぅ……」
僕の唇にキスをしながら胸を揉んでくる。
「優衣のおっぱいきもちぃ……」
「春奈様……」
「優衣後向いて」
僕は言われるままに後ろを向くと春奈様が僕の後ろに座り両手を伸ばして僕の乳首を摘んできた。
「優衣の髪型と背中のタトゥーのギャップが良いよね~」
「あ、あ、あ、あ……」
春奈様が僕の首筋を舐めてきた。
ゾクッとする感覚に思わず声が出てしまう。
「優衣の首筋美味しい……」
「春奈様……そこは……」
「ここ弱いの?」
「は、はい……」
「じゃあいっぱいしてあげる」
春奈様は僕の首筋を何度も舌先でなぞり吸い付く。
その度に僕の体がビクンと跳ねる。
「春奈様……もう……」
「どうして欲しいのかなぁ~?」
「いじわる……」
「ちゃんと言ってくれないとわからないよぉ」
「優衣のおっぱい触って下さい……」
「良い子ね」
そういうと春奈様は僕の胸に触れてくる。
「ああ……」
「可愛いねぇ、もっと感じさせてあげる」
春奈様は僕の両方の乳首を指先ではじいたりつまんだりする。
「あんっ……春奈様……」
「優衣の乳首もっと女の子らしく可愛くしないとね」
そういうと春奈様は爪を立てて僕の両乳首をカリッカリッと引っ掻いた。
「はううううう!!」
あまりの刺激に僕の体は仰け反って果てた
。
そして春奈様は僕を抱きしめる。
「優衣大好き……」
「春奈様……」
春奈様が僕の体を愛撫しながら囁く
「もっともっと可愛い優衣にしないとね…………」
「はぁ~……」
春奈様がため息をついていた。
「春奈様?体調悪いのですか??」
「いや……あのね、今日来るお客さん専門学校時代の先生なんだけど、すっごい厳しい先生なんだよね」
「そうなんですね・・・」
「だから気合い入れなきゃいけないんだけど憂鬱なんだよね・・・」
その時だった。まだ開店5分前なのにドアベルが鳴り来店者が来たことを知らせてくれた。
僕は急いで出迎えに行く。
「いらっしゃいま……せ?」
お客様を見て春奈様が驚いている。
「おはよう、春奈ちゃん、久しぶりね」
そこに立っていたのは、以前春奈様が通っていた美容師の専門学校の講師、仁科亜美さんだった。
仁科先生は抜き打ちで卒業生の店を訪れてはダメ出しをする事で有名らしい。
「先生!いらっしゃいませ!ご無沙汰しております。先生お早いですね」
「ちょっと早く着いたから…いいかしら?」
「も、もちろんです!」
春奈様が恐縮しているなんて、珍しい……
すると仁科さんは僕の方を向いた。
「あら、あなたうちの学校の子じゃないわね?」
「あ、はい……」
「あ、この子は私の友人でアシスタントしてます!ほら優衣!ご挨拶して!」
「あ、アシスタントの優衣です」
「ふーん・・・なんか派手な子ね…あまり好きなファッションじゃないわ」
僕の顔をジロジロ見てくる。
そしていきなり顔を近づけてきて
「ねぇ、あなたもしかして男の子なんじゃないかしら?」
ドキッとした。
僕は慌てて否定する。
「ち、違いますよ、女の子ですよぉ~」
(やばい、バレたか?)
「せ、先生お荷物お預かりします」
とっさに春奈様が慌てて遮り荷物を預かる。
「まぁいいわ、とりあえずカットお願いしようかしら」
「はい、ではこちらへ」
と席へ案内しシャンプー台へ。
「じゃあ春奈ちゃんよろしくね」
「はーい」
と返事をする春奈様だが少し緊張気味だ。
「じゃあ、始めましょう」
いつもの様にシャンプーを始めると…
「!!?」
僕の髪を留めているヘアピンが落ちて仁科先生の顔に当たってしまった!
「ちょっと、あなた!何してるの?」
動揺してしまった僕はシャワーを仁科先生の顔にかけてしまった…
「わ!何するのよ!!」
「す、す、すみません!!」
「優衣!!!」
春奈様も慌ててタオルを仁科先生に渡して謝る。
「申し訳ありません!!優衣はまだ慣れていないもので……」
「もう!しっかりしなさいよ!」
仁科先生が怒り出す。
「本当にすいませんでした……」
僕が頭を下げて謝罪する。
「あなた、そんなチャラチャラした髪と格好で仕事してるからダメなのよ!!」
「はい……」
「もい、いいわ!」
仁科先生は自分で髪を乾かし出ていってしまった……
「春奈様、ご、ごめんなさい」
「優衣、今日はお店閉めるよ、シャッター下ろして」
「はい……」
「優衣ここに座りなさい!」
春奈様は僕を店内の鏡の前の椅子に座らせるとケープを掛けて僕のエクステを取り始めた。
「春奈様……?」
「もう一度先生に来てもらう為に髪切るよ」
「ええー……」
「良いから言うこと聞きなさい」
「は、はい……」
エクステを全部取った僕の地毛は肩に掛かるくらいの長さだった。
「先に髪染めるよ」
そういうと春奈様は僕の髪を染め始めた。
「優衣、あんたちゃんとお手入れしてたんだね、綺麗だよ」
「ありがとうございます……」
染め終えると僕の髪は真っ黒にされていた。
「先生はね私達みたいなギャルっぽいの嫌いなのよ」
「優衣、モードな髪型にするからね」
「は、はい…」
どうなるかわからないけど僕は従うしかなかった。
春奈様黙って半乾きの僕の髪をブロッキングしてカットする準備をしていく。そして襟足からハサミを入れていく。
チョキ……チョキン……
僕の長い髪の毛が床に落ちて行く。
襟足がかなり短くされているのがわかる。
「え?………え?……は、春奈様…」
「黙ってなさい!」
そういうと春奈様は容赦なく僕の髪を切り始めバリカンの電源を入れ僕の襟足に近づけた。
「え?イ、イヤ……」
春奈様はためらいもなく僕の襟足にバリカンを当て
ジーーーージョリジョリジョリッ
僕の襟足が刈り上がっていく……
あっという間に刈り上げになった襟足に揃えるよに真っ直ぐ横の髪も切っていく。
春奈様は無言のまま手を動かし続ける。
前髪も眉の上で真っ直ぐ切り揃えられた。
耳がギリギリ隠れるくらいの刈り上げボブにされてしまった。
手で襟足を触るとすごく短く刈り上げられているのがわかる……
「はい、これで終わり!」
そういうと春奈様は仁科先生に電話をして何とか明日来てもらう約束をした。
そして翌日
開店と同時に仁科先生が来店した。
「昨日はご迷惑をお掛けしました!」
春奈様が謝ると仁科先生が僕を見て
「あら、あなた髪切ったの?」
「はい、思いっきり切らせて頂きました」
「そう、いいんじゃないかしら」
「ありがとうございます!」
そしてトラブル無く仁科先生のカットを終える事ができた。
「昨日の事は無かった事にしてあげる」
「でもね、あなたのカットは………」
その後春奈様は色々注意やアドバイスを受け先生は帰って行った。
「はい、ありがとうございました」
そして営業時間を終え帰宅した。
「優衣、お疲れ様!ご飯食べようか?」
「はい……」
二人で夕食を食べながら今日の出来事を話していた。
「春奈様…僕この髪型恥ずかしい……」
「何言ってるの?似合ってるよ」
「でも……」
「私は好きだけどなぁ~、刈り上げボブ」
「本当ですか?」
「うん♪」
「春奈様に喜んでもらえるなら……」
僕は恥ずかしかったけどそのままにする事になった。
「さあ、お風呂に入っておいで」
「はい……」
僕はお風呂に入った。鏡を見ると刈上げた部分が丸見えだ。
(うわぁ……やっぱり恥ずかしいな……)
湯船に浸かりながらそんな事を思っていた。
そしてお風呂から上がりしばらくして布団に入ると
「優衣こっちおいで」
「ほら早く」
春奈様が僕を優しく抱きしめる。
「春奈様?」
「優衣、刈り上げ触らせて」
「ええっ!?」
春奈様が僕の刈り上げを撫でる。
「優衣の刈り上げ気持ちいいね」
「そ、そうなんですか……?」
「うん、前髪も可愛いよ♪」
そういうと僕の服
を脱がし始めて……
「優衣の体も綺麗だよ」
「春奈様……んふぅ……」
僕の唇にキスをしながら胸を揉んでくる。
「優衣のおっぱいきもちぃ……」
「春奈様……」
「優衣後向いて」
僕は言われるままに後ろを向くと春奈様が僕の後ろに座り両手を伸ばして僕の乳首を摘んできた。
「優衣の髪型と背中のタトゥーのギャップが良いよね~」
「あ、あ、あ、あ……」
春奈様が僕の首筋を舐めてきた。
ゾクッとする感覚に思わず声が出てしまう。
「優衣の首筋美味しい……」
「春奈様……そこは……」
「ここ弱いの?」
「は、はい……」
「じゃあいっぱいしてあげる」
春奈様は僕の首筋を何度も舌先でなぞり吸い付く。
その度に僕の体がビクンと跳ねる。
「春奈様……もう……」
「どうして欲しいのかなぁ~?」
「いじわる……」
「ちゃんと言ってくれないとわからないよぉ」
「優衣のおっぱい触って下さい……」
「良い子ね」
そういうと春奈様は僕の胸に触れてくる。
「ああ……」
「可愛いねぇ、もっと感じさせてあげる」
春奈様は僕の両方の乳首を指先ではじいたりつまんだりする。
「あんっ……春奈様……」
「優衣の乳首もっと女の子らしく可愛くしないとね」
そういうと春奈様は爪を立てて僕の両乳首をカリッカリッと引っ掻いた。
「はううううう!!」
あまりの刺激に僕の体は仰け反って果てた
。
そして春奈様は僕を抱きしめる。
「優衣大好き……」
「春奈様……」
春奈様が僕の体を愛撫しながら囁く
「もっともっと可愛い優衣にしないとね…………」
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