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第一話

俺、巨乳を弄る

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 柔らかく、絹のように滑らかな手触り。
 撫でるようにそーっと、優しく指先でなぞる。
 乳首には触れない。あくまでも周りだけ、じっくりと巨乳を堪能する。

「……ふふ、そんなの痒いだけですよ。貴方、遊び人の癖に下手くそなのですね!」
「そーだな」

 これなら余裕とでも思ったのか、声に覇気が戻った。適当にあしらいながら、俺はずっと指でなぞり続ける。
 彼女の凹んだお腹も、優しく、指の先端で回すようになぞった。

「ッ……さっきまでの減らず口は、どうしたのですか……ッ」

 無視。こういうのは雰囲気が大事だ。
 カタリナの全身の神経を、肌の表面まで持ってくる。じっくりと、時間を掛けて。

「や、やめな……ッさい。擽ったいです……ッ、ぅ!」

 小さく身体が跳ね始め、言葉も途切れ度切れになってきた。そろそろ頃合いだろう。
 乳首も勃起してきているな。摘みやすそうだ。

「いつまでッ……やっても無駄ですよ。勇者様の方がッ、全然気持ちよ──」

 彼女の言葉を遮るように、俺は両手で両乳首を摘みコリっと摘んだ。
 何が起こったのか理解できず、一瞬フリーズするカタリナ。
 そして、一気に押し寄せる快楽の波に襲われたのか甘い声で絶叫した。

「ッ──んぁああああ゛♡」

 ビクンっと大きく身体を跳ねらせ、唖然とするカタリナ。あぁ、本当に知らないんだな。

「な、なんですか……ぃ、まの……ふ、ぁッ!♡ や、やめッ、んんッ!!♡」
「え? どうした? うぉ、すげーコリコリしてる。感じてんの?」
「感じてなんかッ……んぁッ!♡ な、なぃのッ!!♡」

 腰をくねらせ逃げ場を探し、動き回る。
 可愛いな……処女じゃないとは言え、この初々しい反応、堪らない。

「ぃ、ぁ゛ッ!♡ ま、待ってッ……強ぃッ、ひぎッ!?♡」
「下手くそすぎて感じねーんじゃなかったのか?」
「そうだけ、どぉ!♡ く、ぁッ、ん……んぁッ!♡」
「甘い声ただ漏れで言っても、説得力ねーなぁ」
「こんな……なんでッ、いぁッ!♡」

 力に強弱を加え、引っ張り、こねり、じっくりと虐めてやる。

「はグッ!♡ ぅ、ぁ……ぁん!♡」
「おいおい、完全に雌の顔だぞ? 勇者様よりも気持ちいいんだろ?」
「んひッ、ぃたい……はずなのにぃ……や、やめて……ッ!♡」
「やめてくださいだろ? 捕虜なんだから」
「やめ……んッ! て、くださ……ぃぃい゛!!♡」
「ダメー、上手く聞き取れませんでしたー、はいザンネーン!」
「かひっ……こ、の……げすぅ、んんあ゛ッ!!♡」

 背中の仰け反らせるほど、刺激を敏感に伝えるいやらしい乳首。
 俺は触っているだけだが、これだけ反応してもらえると楽しいものだ。

「どーだ。バチバチと頭が痺れるみてーだろ。これが、愛撫ってやつだ」
「知らないッ……こんなの、私、しらないのぉぉ!♡」
「だから教えてやるのさ。本当の雄と、本来の雌を。カタリナ嬢、俺はずーっとお前とセックスしたかった。これは、純愛だろ?」
「ちがッぅぅ、じゅんあいは……ッ! もっと、素敵なものな、のぉ!♡」
「気取っている君よりも、人間の皮を脱いだ君の方が素敵だぜ?」
「そーいうのじゃ、ぁ、なくてッぇ!♡」

 表情からはキツさが抜け、一旦昔のような柔らかい顔に戻ったかと思えば、緩みに緩んだ雌の顔に。はぁはぁと犬のように吐息を荒くし、指の一挙一動に反応する。
 もっと虐めてやりたい。なんて、加虐心が唆られる女だ……っと、そんな事を考えていると、カタリナの口から思わぬ言葉が飛び出した。

「んッ……ぁ、な、何か……何かきちゃいますぅ!♡ や、止め、止めてくだしゃぃ!♡」

 もしかしてコイツ、乳首だけでイクことができるのか?
 珍しいタイプだが、そーいう女も存在する……らしい。
 経験人数1000人を超える俺でも、実際目の当たりにするのはカタリナが初めてだ。

「こ、怖いッ……ゃ!♡ も、もう指止めて……ら、らめぇ!♡」
「カタリナ嬢、それが絶頂……イクというものです。ふふふ」
「これがぁ……ぃ、イク……ぅ? だ、ダメですッ……この感じ、絶対に味わってはなりませんんんッ!♡」

 雌の本能が囁くか。
 絶頂とは屈服の証、雌の証明。
 今まで嫌いだった男にイカされるなど、屈辱以外の何物でもあるまい。
 が、これが、これこそが──

「ほら、イクときはおっきい声で叫ぶんだよ。『イクぅぅぅう!』ってな」
「ぶ、無様な真似はできま──ぁ゛!♡ ま、強くしないでッ、ん、んん──!♡」
「叫ばないと、永遠に続けちゃうぞ? いいのか?」
「ぃ、ぎッ、ぁ……ち、乳首シコシコ、ゃだぁ!♡ 絶対に、イカないん……だ、からぁ!♡」

 俺は、指先に更に力を込め乱暴に弄くり回す。
 悶え狂うカタリナに、最早聖女の面影はなかった。
 今は、一人の雄に責められる、一人の雌にしか過ぎない。
 股から愛汁を垂れ流し、地面に水溜りを作るような女が聖女なわけねーか。
 だったら、早い事卒業させてやんねーとな。

「おら、イケ。お前は雌だ。快楽に溺れる、只の女だ」
「ぅ、ぅぅ! ぁ、ひ──ぁ、く……るぅ!♡ きちゃうのぉ!!♡」
「……トドメだ、くらえッ!!」
「──ひッ!!♡」

 最後に俺は、彼女の乳首を親指で捏ね、ギューっと上に持ち上げた。その瞬間。

「い、い゛ぐぅぅぅぅぅううう゛ッ!!!♡♡」

 全身をピンっと棒の様に張り、股からは噴水が如く潮を噴き出した。
 ビクン、ビクンと身体を跳ねらせ、だらしない表情で壁にもたれ掛かるカタリナ。
 初めての絶頂の余韻に、驚きながらも溺れているみたいだった。

「はぁ──ひッ……ぁ、ぁぁ──……ぁ、あれ……?」

 そうして、ようやく気が付いたみたいだ。自分の身体の異変に。

「わ、私……どうして魔族の皆様を攻撃していたのでしょうか……あ、あれ?」
「く、クク。思考が戻ったか? カタリナ嬢」
「貴方にイカされてから……なんだか、肩が軽くなったような……」
「下腹部を見てみろ」
「……あッ!」

 彼女に刻まれた淫紋は、跡形も無く消滅していた。……これはこれで、少し寂しい。
 淫紋があった方が、性的興奮要素《エッチイズム》を擽られたんだが、仕方ない。

「これが、淫紋を解除する唯一の方法だ。刻まれた時以上の快感を与える……ルイが下手くそで助かった」

 インキュバスが刻んだモノだったら、こーも簡単にいかなかっただろう。
 カタリナは、ハッとしたように顔を上げると俺を見上げて言った。

「まさか……リベールさん、私を淫紋から解放する為に……恥辱を行ったのですか……? さ、流石は勇者様のお兄様……侮っていました」
「……ぁ、ああ! 勿論だ」
「今までの非礼、お詫びします……見直しました」
「ん、んーありがとう、ありがとう」
「……ところで、なのですが……」
「ん~?」
「……私の拘束を解いてはくれないのですか? 安心して下さい、正気に戻りました……もう、魔族を襲うことは──ッ!! ひ、ぃ!♡ ま、た乳首をぉ゛!?♡」

 俺の指は再び彼女の乳首を摘む。

「な、なんれぇ!?♡ ぁ、ぁ、さっきより気持ちぃ!!♡」
「……いや、なんでって……俺、まだイッてないし。本番はこれからだし」

 乳から手を離し、カタリナの股をガバッと広げると……そこにはトロトロに蕩けた蜜壺が。
 ヒクヒク痙攣しながら、俺を誘っているではないか。
 
「カタリナ嬢……お前とやりたかったってのは、本音なんだよ……なぁ」
「だ、だからって……い、今……とても敏感になってる時に、そんなモノ入れられてしまったら……」
「視線、離せてないぞ? 本当は、少し期待してるんだろ?」
「──ッ……違いますッ! やめましょう、ね?」
「さっきの感覚、今夜は後何十回味わいたい?」
「……」

 足を閉じようと抵抗する気配がない。
 カタリナの判断は正しかった。
 一度、絶頂を覚えた身体はもう元には戻れないのだ。
 快楽は毒と同じ。心に反し、身体は求めてしまう。

「ここからは仕事じゃない。カタリナ嬢……お前を俺の女にする。覚悟しておけよー」
「げ、下衆なのは……本当なのですね……で、ですが、私はリベールさんの女にはなりません。聖女は一度、愛した人を永遠に想い続ける者。例え、酷い扱いを受けようとも、聖女の誇りは捨てません」
「そーかい。楽しみだよ」
「ひッ……ぃッ!♡」

 俺はカタリナに寄り添うと、自分の陰茎を彼女の陰部に軽く当てた。
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