【R-18】女に人権が無い異世界に転生してしまった俺は、凌辱の限りを尽くす〜異世界性奴隷化計画〜

あむあむ

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第二章

第六話

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 ♢♢♢

「うわ、意外と可愛いのがあるんだな」

 街一番の大型服屋に到着した俺は、そんな感想を抱いた。
 あれだけ雑な扱いを受けているのだから、まともな服が売れてないかも、と思っていたが店頭には可愛らしい服が沢山ならんでいる。

「皆ほぼ全裸なのに、どうして」
「外に出るときは、身体のラインが見えた方が自慢しやすいですからねぇ」
「しかし、部屋の中では服を着せるのか?」
「そういった趣向の買主もいらっしゃるみたいですね。一種のインテリアのようなものかと」
「……うむ、なるほどわからん」

 無理矢理に解釈するとすれば、犬や猫に服を着せたがるのと一緒か?
 そう考えると、別に俺がシルクに服を着せていても「そういう趣味」と解釈されるか。なら、問題はなさそうだな。

「シルク、好きな服選んできてもいいぞ」
「ぇ!? 私が……ですか?」
「あぁ、俺もそんなファッションセンスがあるわけじゃないからな」
「ぃ、いや、イットー様が選んだ方がよろしいかと……」
「なんで?」
「……というよりも、初めて着る服になるので、イットー様に選んで頂きたい、と言いますか……趣味に染めて欲しいのです」
「そーいうこと。わかった、ちょっと待ってろ」

 なんだよ、可愛いじゃねーか。素直に自分のして欲しい事を言うようになったし、これはいい傾向だな。

 俺は店員の女性に聞きながら、様々な服に目を通していった。
 むしろ着ている方がエッチだと思える服とか、半生触手スーツとか奇怪な服もあったけど……透明な彼女に、似合う服はやっぱりこれだ──

「どうだ、中々センスあるんじゃないか?」
「こ、これが……わ、私……ど、どうでしょうか!?」

 試着室から出てきたシルクは、その場でくるりと回って見せた。
 白と黒を基調にした、俺の世界の言葉で表すならメイド服のような衣装。彼女の白い肌と髪によく映えている。

「可愛いよ。流石は俺の奴隷だ」
「へ……えへへ、ありがとうございます。とても……いえ、今私はこの世に生を受けてから最も幸せを感じています」
「エッチの時じゃなくて?」
「そ、それとこれとは幸せ方向が違うのですよ!」
「あはは、知ってる知ってる」
「も、もぅ……私のご主人様は、意地悪です♡ 本当に、ありがとうございます」

 シルクの幸せそうな笑顔を見てると、こっちまで笑顔になってしまう。
 勿論、夜は奴隷としてヒィーヒィー言ってもらうけど、オンとオフのスイッチは大事だ。

 店員に料金を渡し会計を済ませ、次に向かったのは本屋だった。
 シルクに頼み、魔法基礎学と歴史書、あとは胡散臭そうなお金の稼ぎ方が書いてある本を持ってきてもらう。
 せっせかせっせか分厚い本を運びながら、シルクは俺に話しかけてきた。

「イットー様は、勉強熱心なのですね」
「シルクに聞くだけじゃ限界があるからな」
「歴史書は規制が多いので、参考にできるものは少ないかと思いますが」
「……規制? 構わない、今入手できるものだけでいい」
「承知しました。魔法基礎学は、男の方には必要ないかと思いますが」
「全部女に任せてはおけないからな。アイツらを見返す為にも、力と学は必要不可欠だ」
「アイツら……ですか?」
「俺を見下した奴ら、それにシルクをゴミだの貧相だの侮辱した糞男どもだ」
「そ、それって……」
「俺の奴隷を、俺以外の者が侮辱することは、絶対に許さん」

 今に見ていろ、俺が直ぐに成り上がって、お前ら全員土下座させてやるからな。
 なんて、私怨を燃やしているとシルクがピタッと身体をくっつけてきた。なんだ。

「シルク……?」
「──ぁ、申し訳ありませんッ! な、なんだか……その、お身体に触れたくなってしまいまして……」
「ん? まぁいいけど、歩き難くないか?」
「で、ですね! 離れます……」

 変な奴隷だ。ともあれ、個性があるということは人間的になった、ということ。これからの成長に期待だな。

「さて、そろそろ宿に戻るか」
「はい、お荷物お持ちします!」
「重いけど大丈夫?」
「これしきの物、いままで持たされてきた物と比べれば軽い方ですよ」
「うん、じゃあ任せた」

 全ての商品の清算を終えポーチの中を確認すると、残りの残金は38万マニーまで減っていた。そろそろ本当に金策を考えねばならない。

 頭を悩ませながら商店を出ると、なにやら外が騒がしくなっていた。
 さっきまで数えるほどしかいなかった男達が波のように押し寄せ、ある一点を囲っている。

「なんだ、あれ?」
「私にもわかりかねますが……行ってみますか?」
「野次は好きじゃないが、少し覗いて見るか」

 人混みを掻き分けながら、波の中へと入っていく。皆の視線はある一点に集まっている。
 ようやくと中心付近へたどり着くと、そこには金髪ロングの美しい容姿をした女性が首輪を付け、三角木馬に座らされ、木馬の足神輿のように担がされていた。
 羞恥プレイという物だろうか。腕は後ろで縛られ、口には猿轡が。
 彼女を担ぐ女達は、木馬の足をわざとに激しく揺らす。
 マンコが角に擦れ、美女が「おぉん゛!♡」と喘ぐと、男達は歓喜の声を上げた。

「シルク、あれも愛玩女《ペット》なのか?」
「み、見えないですーぅ!」
「ごめんごめん、よっと!」

 人混みに埋もれるシルクを抱っこして、注目の的となっている美女を見せてあげる。すると、彼女は首を横に振り答えた。

「あれは違いますよイットー様、耳をよく見て下さい」
「耳? ……ちょっと長いか? それに、尖ってる」
「エルフ、と呼ばれる非常に珍しい種族になります。誰かが捕獲して、持ち帰ったのでしょう」

 エルフ、か。現世でも聞いていた通り、確かに美形で、体格も美しい。一流の芸術品を見ているみたいだ。
 俺は思わず、彼女の乱れる姿に見惚れてしまっていた。
 だが、その時、エルフの瞳は俺をギッと睨め付ける。その視線にドキッと胸が跳ねた。

「……シルク、人間以外の女ってどんな扱いなんだ?」
「そうですね……詳しくは知りませんが、あのエルフはこれから競売に掛けられます」
「オークションか」
「エルフは身体も頑丈で、人にはできないような行為も耐え抜くことができるので、マニア人気が高いのですよ」
「回復魔法があるから、人間でもできることは多いと思うが……」
「死んでしまっては回復の効果は見込めませんからね」

 シルクの口振りから察するに、相当酷い事をされるみたいだな。
 普段から凌辱が当たり前の男共に扱われるのだ、それはそれは悲惨だろう。
 しかも、あの眼付きは「人間の常識」に嵌まっていない眼だ。
 となると、女を奴隷のように扱っているのは人間だけ……? 世界が歪、なのではなく、人間が歪なのか?
 うむ……分からないことが多すぎる。宿に戻ったら調べてみないと。

 なんて考えとは別に、もう一つ気になることがあった。

「因みに、なんだがエルフの相場は幾らなんだ?」
「イットー様もエルフがお好きなのですね!」
「そうじゃない、けど、欲しいかな」

 ギラギラ輝く眼光を屈服させた時、俺は最上の達成感を得るだろう。
 犯したい、凌辱したい、我が物にしたい。といった汚い欲望が湧き出ていた。

「エルフの相場……そうですね、ざっと3000万マニーってところでしょうか?」
「──は?」

 冷や水を掛けられたが如く、一気に熱が冷めていく。

「3000万って……お前の60倍じゃねーか!」
「大量生産の粗悪品と比べてはなりませんよ! エルフは子を作ることも難しく、めったに手に入らないのですから」
「ぐ……ぬぬぬ」
「イットー様は私を大事にして下さいますが、世間からみれば下の下もいいところです。私とあまり比べない方がよいかと」
「いや、すまない。シルクを下げるつもりはなかったんだが……そうか、3000万か」

 もう一回ポーチを覗き込んでみる。
 転生の加護的な何かで増えてないかと思ったけど、そんなことはない。
 38万マニー……あと2962万マニー必要か、流石に手も届きそうにない。

「……帰るか、宿に」
「はい、イットー様!」

 心残りはあるが、仕方ないと自分を納得させ、俺たちは宿へと戻った。
 何とかしてあのエルフを手に入れる方法はないものだろうか。
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