ダンジョン行くなら監禁するよ?

浅上秀

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番外編 執事の受難

2話

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マルクの祖父が出て行った部屋には血だらけの男とガイヤの祖父、ガイヤが取り残された。
ガイヤの祖父はガイヤの背中を押して血だらけの男の方に押しやった。

「ほら、働け」

ガイヤと祖父は二人で男を持ちあげてベットの上にのせた。
うつ伏せの男は背中から足にかけて、擦過傷が多かった。

また足首には鎖の後がくっきりと付いている。

「これ使え」

祖父はガイヤに布を手渡した。
二人で男の身体の表面を拭っていく。
布はすぐに茶色く染まった。

「ここもだ」

ガイヤの祖父が男の尻たぶを割り開く。
そこは生き物が呼吸するようにハクハクと開閉をしていた。

「ひっ」

ガイヤは未知のものに戦いていた。

「何してんだ。早くしろ」

祖父に急かされてガイヤは男のアナルを拭った。
アナルには白濁の液体やとろみのあるものが垂れていた。

「ナカもだ」

祖父は顎でしゃくった。

「な、ナカ?」

ガイヤが戸惑っているとため息をついて指を二本、男のアナルに押し込んだ。

「んおおおおお」

男の枯れた喘ぎ声が上がる。
ガイヤの祖父の指に合わせて男の尻が躍る。

「おうおう、出てきた」

男の尻のナカから大量に液体が出てきた。
出てくる間、男は痙攣していた。

「さっさと拭かんか」

ぼーっと眺めていたガイヤは慌てて男の尻を拭う。



尻の処理が終わると、男はより一層ぐったりとしていた。
祖父は男を仰向けにして、手枷や足枷をはめた。

「ここも拭くぞ」

男の乳首は赤々と立ち上がっている。
そして胸から腹にかけては鞭で打たれたような跡が無数にあった。

「はい、お爺様」

ガイヤは言われた通りに男の身体を拭った。
男は汗で顔に張り付いている髪の間からガイヤを見ている。

ガイヤはなるべく目をあわせないようにした。

「終わったか」

「はい、お爺様」

男の処置の後、血まみれの床や壁を拭かされた。
祖父はカゴの中に何に使用したのかガイヤには分からない器具を抱えていた。

ガイヤはタオルを持つとようやく部屋の外に出された。



道具を他の使用人に渡した祖父とガイヤは二人で屋敷を後にした。

ガイヤは帰り道で今あったことは夢だと思いこもうとしたが、マルクの祖父もガイヤの祖父もそれを許してはくれなかった。




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