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番外編
もしハロウィンがあったら
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「おはよー、グレン!!!」
休日の朝早く、マルクは上機嫌でグレンを叩き起こした。
「…はよ、なんで、そんなに元気なんだ?」
目を擦りながらグレンはゆっくりとベッドから起き上がる。
「それではグレンに問題です!今日は何の日でしょうか?」
マルクはウキウキしながらグレンに尋ねる。
「今日…なんかあったか?」
結婚記念日でもないし…とグレンは首を傾げた。
「ぶっぶー!時間切れ。正解はハロウィン!」
「あぁ、なんだハロウィンか」
上機嫌なマルクとは真逆でグレンは全く興味がなさそうだ。
「え、グレン、ハロウィンだよ?嬉しくないのか?」
「いや、別に…ロクな思い出もないしな…」
グレンは幼い頃からマルクに毎年、ド派手な悪戯をされていたのだ。
「それじゃあ、今年もトリックオアトリート!!」
マルクは起き抜けのグレンに手を差し出してきた。
「トリート」
グレンはベットサイドのチェストから何か箱を取り出すと手渡した。
「嘘だろ!これは…」
マルクがずっと気になっていたパティスリーの焼き菓子だった。
「毎年、悪戯されてたら俺の身がもたないからな」
グレンはニヤリと笑った。
「えぇ…じゃあハロウィンを忘れてたのは演技?」
「あぁ、どうやったらマルクに勘付かれないか必死だったよ」
そう答えたグレンには必死な素振りは見えなかった。
「ねぇ、グレンはいいの?」
マルクはやり返す気満々だった。
「あ?」
「僕にも聞いてよ」
「いやだ、どうせ俺に悪戯する魂胆だろ」
グレンはぷいと顔を背ける。
「じゃあ、勝手にやってもいい?」
「ダメだ!…わかったよ。トリックオアトリート」
「トリート」
そういうとマルクはグレンに口付けた。
「んっ…キスがお菓子の代わりかよ」
「だって甘いものにはかわりないでしょ?」
「まぁそうだな…」
休日の朝早く、マルクは上機嫌でグレンを叩き起こした。
「…はよ、なんで、そんなに元気なんだ?」
目を擦りながらグレンはゆっくりとベッドから起き上がる。
「それではグレンに問題です!今日は何の日でしょうか?」
マルクはウキウキしながらグレンに尋ねる。
「今日…なんかあったか?」
結婚記念日でもないし…とグレンは首を傾げた。
「ぶっぶー!時間切れ。正解はハロウィン!」
「あぁ、なんだハロウィンか」
上機嫌なマルクとは真逆でグレンは全く興味がなさそうだ。
「え、グレン、ハロウィンだよ?嬉しくないのか?」
「いや、別に…ロクな思い出もないしな…」
グレンは幼い頃からマルクに毎年、ド派手な悪戯をされていたのだ。
「それじゃあ、今年もトリックオアトリート!!」
マルクは起き抜けのグレンに手を差し出してきた。
「トリート」
グレンはベットサイドのチェストから何か箱を取り出すと手渡した。
「嘘だろ!これは…」
マルクがずっと気になっていたパティスリーの焼き菓子だった。
「毎年、悪戯されてたら俺の身がもたないからな」
グレンはニヤリと笑った。
「えぇ…じゃあハロウィンを忘れてたのは演技?」
「あぁ、どうやったらマルクに勘付かれないか必死だったよ」
そう答えたグレンには必死な素振りは見えなかった。
「ねぇ、グレンはいいの?」
マルクはやり返す気満々だった。
「あ?」
「僕にも聞いてよ」
「いやだ、どうせ俺に悪戯する魂胆だろ」
グレンはぷいと顔を背ける。
「じゃあ、勝手にやってもいい?」
「ダメだ!…わかったよ。トリックオアトリート」
「トリート」
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「んっ…キスがお菓子の代わりかよ」
「だって甘いものにはかわりないでしょ?」
「まぁそうだな…」
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