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第十二章 長期休暇

1話

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「はぁようやく終わったぁ」

帰ってくるなりマルクはグレンに抱きついた。

「おつかれ」

グレンは苦笑しながらマルクを受け止め、背中をぽんぽんと叩いた。

「団長からようやく休暇もぎとれた」

全ての仕事が終わり晴れてマルクは長期休暇に入ったのだ。
しかし戦争など有事の際は出勤しなければならない。

「とにかくよかったな」

この時期なら国境での紛争などもないだろうから安心して休めるはずなのだ。

「お腹すいた」

「夕食、用意してくれてるよ」

二人は仲良く食堂に向かった。



「腹一杯になったら眠くなったわ」

マルクはシャワーから上がると珍しくウトウトしていた。

「疲れたまってるのかな?」

グレンは最近徹夜続きだったマルクを心配していた。

「今日は寝るわ、おやすみ」

「ん、おやすみ」

二人は軽く口付けると一緒にベッドに入った。



その日の夜は何もなかった…はずだった。

「んんっ」

たしかに夜には何もなかった。

「あんっ、は!?」

グレンが目を覚ますと、かけていた布団は剥がされ、着衣も盛大に乱れていた。

「あ、起きた?」

「ふざけんな、んんっ、マルクっ!」

グレンのナカにはしっかりとマルクのペニスが飲み込まれていた。

「いや、騎士団に行く癖で早起きしちゃってさ」

「ああっんん、だからって、なんで、あああああ」

グレンは寝起きのボーッとした頭では言葉をしっかり紡げない。

「だって昨日もできなかったし」

「それは、マルク、が眠そうだった、ああ、からだろ、んんんんんっ」

「そうだっけ?」

マルクは意地悪く笑いながら腰を振る。
その動きにあわせてグレンのペニスも朝から元気そうにグレンの腹の上で飛び跳ねている。

「おおおお、もう、ダメ、イク、イクううううう」

グレンはそのまま達してしまった。

「わ、一気にきたっ、くっっ」

マルクも眉間にシワを寄せながら、グレンのナカに吐き出した。

「はぁっ、ナカ、あついいい」

「朝から元気だなぁグレンのここ」

マルクは達した時に吐き出されたグレンの精液を手に取ると、その手でグレンのペニスを扱いた。

「んいあああ」

「休暇は始まったばかりなんだから、楽しもうぜ?」








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