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音痴な学生の放課後練習

卒業式 中編

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「里見っ、んんっ」

ジャケットのボタンをひとつづつ外す時間すらもどかしかった。
床に二人の着衣が混じり合うように落ちていく。

早く、一刻も早く繋がりたい。
二人の手をその思いが急かしていく。

「っふんん、んっ、あっ」

高松は里見のことをずっと前から壊したいほどに愛したかった。
今まで秘めていた欲望が高松の奥底から爆発するかの如く、衝動的に里見の身体を求める。

「せん、せっ、あっん、んんっ」

高松に応えるかのように里見も艶めいた声を出し始めた。

「里見、ここ、びしょ濡れじゃないか」

里見の尻に手を回して後ろの穴に触れた高松が中指でソコをかき混ぜる。

「早く、先生の欲しくて、さっきトイレで…」

里見は恥ずかしそうに答えるが高松にとってはそれすら興奮を誘うスパイスだ。

「そうか。そんなに欲しかったならご褒美を早くあげないとな」

高松は舌なめずりをすると既に準備万端の自身の肉棒を里見の物欲しそうなソコに宛がった。

「せ、先生…」

足を開かされて不安そうな上目遣いで里見が高松を見上げる。

「さ、とみ」

お互い吸い寄せられるように唇を合わせながらゆっくりと高松は里見のナカに入り込む。

「ん、くっ、うううっ、イタっ」

さすがに狭い。
里見も圧迫感から苦しそうだがなんとか口付けでそれを紛らわせる。

「入ったぞ」

唇を少しだけ離した高松が呟き里見の手を取ると二人が唯一繋がっている部分に導く。

「う、嬉しい」

里見の目から一粒の滴が落ちる。
高松はそれをそっとなめとるとゆっくり腰を前後に動かし始めた。

「はうっん、あっ、ああっ」

里見は徐々に顔を赤く染めながら感じ始めていた。
里見が気持ちよくなり始めていることに喜びを覚えた高松は徐々に腰の動きを早く激しくする。

「里見、出すぞっ!ううっっ」

「せ、せんせい、あっ、ああっ」

高松の肉棒が脈打った。
最初の精液が里見の奥底に注がれていく。
里見は達せなかったようだが、高松が注いだものをさらに奥へと至らせるように抜かずに律動を続けた。

「ああっ、先生、まって、うあっっ」

「苦しいだろう、里見。すぐにイカせてやるからな」

里見の前は高松に触れられるとあっという間に白濁を高松の手の中に吐き出してしまった。

「うっ」

里見が達したことで後ろの穴がキュっとさらに締まった。
高松は眉を顰めながら更なる快感を求め始める。

クラスの打ち上げだとか、家で待っている保護者のことなんて頭にはなかった。
ただひたすらに二人は我慢の末に抑えつけられていた欲望を解放したのだ。

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