夫に他の男性との情事を目撃されてしまいました

文字の大きさ
10 / 10

監禁 ※

しおりを挟む


ガチャリ

セーロスは無表情のまま家に入って私を寝室へと連れて行く。
何だか話しかけづらい、そんな雰囲気。
彼は奥から枷を出して来て、その金属の枷を私の右足首に嵌めた。
冷たくて硬い……。
その鎖をジャラジャラと長く伸ばしてベッドまで繋ぐ。
寝室の隣のトイレまで行けそうな長さ。

「セーロス?どうしたの?」
「ヴァニラは僕がこんなものを着けても拒否しないんだね。」
「うん。だってセーロスのすることだから………。大丈夫でしょ?」
「……うん、ヴァニラはそうだね。」

セーロスがいつもと違う……。
知らない男の人みたい。

「ヴァニラはどこにでも出掛けると直ぐに男を誘惑しちゃうからここにいてね。」

彼は優しく微笑んだ。
それは私が知ってるいつもの穏やかな彼。
セーロスは私を家の寝室に置いたままどこかへ出掛けた。
部屋の外からガチャンと鍵が掛けられ、私はもう外へは出れない。

セーロスは私が嫌がることはしないから………きっと大丈夫。
そう思いながらセーロスを待った。

暫くするとセーロスは何か買い物袋を抱えて帰ってきた。
やっぱり少し思い詰めたような顔……?

「ヴァニラ、香を買ってきた。ほら、いい匂いでしょ?」

「うん。いい匂い。」

やっぱり彼は親切でいつも私のことを一番に考えてくれる。

「これ、少し媚薬が入ってるけどいいよね?」

「え?う、うん。……いいよ。」

セーロスが香を焚くと甘い香りが部屋に広がった。
ふわふわ、ふわふわ、いい気持ち。
何だか身体も火照ってきて、セーロスに抱きつきたくなる。

「セーロス、……したいの。抱いて?」

ぎゅっと抱きつくのに、セーロスはとっても意地悪。
いつもお願いしたら直ぐに抱いてくれるのに……。


彼はずーっと服を着たまま。
舌と手だけで私を愛撫して、何回もイかせて………それでも、どんなに私がせがんでも、彼は挿れてくれない。
身体が疼いて気が狂いそう……。

「セーロス、お願い、もう欲しいのーー!」

「駄目だよ。」

「セーロス、大好き、抱いて……。」

どうしていいか分からなくて、髪を振り乱して彼の腕に縋りつく。

「ヴァニラ、君の大好きは信用できないよ……。もうこの部屋から出ないって約束して。」

「約束するわ……だから、お願い………。」

「約束だよ。いいね?」

私が頷いた瞬間

ぐぢゅんーーーー

彼は自分の肉茎を取り出し、私を貫いた。

「あっ、はぁあああああーーーー!!」
 
ぐぢゅ……………くぢゅ……………

ゆっくり抜き挿しされるたび、陰茎の括れが襞を擦ってジンジンと甘い快楽を呼び覚ます。

気持ちいい、気持ちいい………

もう何も……考えられない……。  

「ヴァニラ、いくよ……。」

彼が少し乱暴に腰を打ち付ける。

お腹の奥を打たれるたび、視界が真っ白く弾け脳まで痺れるように気持ちよくなる。

「ヴァニラ、君は僕だけのものだよ。いい?」

「はぁーー、うん、いい、いいのぉーー。」

「うん、イクよ。ヴァニラ、僕を受け止めて。」

その後、セーロスは何回も私を抱いた。
溢れるほどの白濁を私の中へと注ぎ、その粘ついた白濁と私の愛蜜がまざって、部屋の中に淫靡な湿音が響く。

彼がくれる刺激は全てが快感へと繋がり、私を恍惚とした世界に引き摺り込む。

どれだけの時間が過ぎたか分からない……。

何日?
何ヵ月?
何年?

時間に関わらずお腹が空いたら食べて、眠くなったら眠る。
身体がドロドロに汚れたらセーロスがお風呂に入れてくれる。

この世界には私とセーロスだけしかいないみたい。

甘い香を焚いた寝室は私の天国。
いつもゆらゆらいい気分。

温かい寝室の中、セーロスが仕事に出掛けた後、彼の匂いが残る毛布にくるまる。

「ヴァニラ、寂しい?」
「うん。セーロスが居ないと寂しいのぉ。」

これ、僕のカタチに作った張り型だよ。
これを挿れておくといい……。
セーロスのぷれぜんと。
うれしい。

セーロスがいない間もこれで私を埋めておくの。

揺蕩う意識の中、彼の与えてくれる快楽だけがやけに鮮明。
甘い毒のような恍惚とした波に身を任せる。

「セーロス、気持ちいいよぉーー。」

ばちゅん、ばちゅんと淫靡な音が響く。

「ヴァニラ、ジョイってヤツのパン買ってきたよ。」

「うう~~ん、ジョイって……だぁれ?」

「ヴァニラが判らないならいいよ。ほら、もっと気持ちよくなって……。」

「ぁー、ぅん………セーロス、もっとぉ……。」

「ヴァニラ、お母さんの名前は覚えてる?」

「……ぅん……わすれたぁーーぁん…ぅん………」

「そう?ならいいよ。」

セーロスしか知らない。
セーロスしかいらない。
私の世界はセーロスだけ。
彼がいれば、それだけで幸せーーー。


そんな私を見て、彼はうっそりと微笑んだ。

(終わり)
しおりを挟む
感想 41

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(41件)

柚木ゆず
2020.11.02 柚木ゆず

完結おめでとうございます。

お二人らしい、といいますか。
お二人の性質がはっきりと表れた物語であり、エンディングでしたよね。

ずっと、お二人、そしてお二人の世界を眺めさせていただきましたので。
やはり、真っ先にそう思いました。

2020.11.02

柚木ゆず様
感想ありがとうございます☺️
ゆず様監禁エンド大丈夫でしたか❓️❓️
ちょっとイライラするヒロインとヤンデレヒーローです🎵

解除
椎名さえら
2020.11.01 椎名さえら

完結おめでとうございます!!!

なんだろう……セ―ロスさんは間違いなくヤンデレ系ヒーローだし
監禁エンドなんだけど……
ヴァニラちゃん相手だとこうするしかなかったよね^^;と思ってしまう…
鍋蓋に綴じ蓋って感じというか……

私、実は次の短編、ヤンデレヒーロー書く予定で今プロット練ってて。
余計にめちゃくちゃ面白く読ませて頂きました!!ありがとうございます!!

2020.11.01

シーナ様~(/´△`\)
何て温かいお言葉💖
ありがとうございます🥰
ヒロインがいきなり他の男といたす場面から始まり、いつもドキドキ公開してきました😅
幸い苦情なく完結出来てほっとしています🎶
さえら様の書くヤンデレ楽しみにしています。

解除
青空一夏
2020.11.01 青空一夏

完結、おめでとうございまぁす🎊🍾🎉
ヤンデレ系も萌えますねぇ〜
面白かったでぇす✨
お疲れ様でした☕️🍰

2020.11.01

青空様~
お、面白かったですか❓️❓️
よ、良かったです~(/´△`\)
怒られないか心配していましたが、幸い苦情も無くて……
感想くださる皆様が優しくて泣いちゃう😭

解除

あなたにおすすめの小説

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜

紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。 連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

魚人族のバーに行ってワンナイトラブしたら番いにされて種付けされました

ノルジャン
恋愛
人族のスーシャは人魚のルシュールカを助けたことで仲良くなり、魚人の集うバーへ連れて行ってもらう。そこでルシュールカの幼馴染で鮫魚人のアグーラと出会い、一夜を共にすることになって…。ちょっとオラついたサメ魚人に激しく求められちゃうお話。ムーンライトノベルズにも投稿中。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。