7 / 76
第一章
第6話 運命の出会いなの? 前編
しおりを挟む
セシリちゃんが部屋から去った後、俺はベッドに横になり、これからの事を考えていた。と言っても着替えや生活品の買い物の事だけどね。一通りイメージ出来たので、テーブルセットに座りノートに書き出していく。
ノートとペンケースをバッグに戻した時に、バッグの奥にあるタブレットの存在に気が付いた。学校はタブレット禁止なので、パッと見で見えないように奥に入れてあったのだ。
タブレットをバッグから取り出し電源を入れる。当然の事ながら電波なんて飛んでいないので、通信とは関係無いアプリが使えるぐらいだ。とりま、さっきスマホで撮ったセシリちゃんの写真をタブレットに転送した。
タブレットの大きい画面で見る笑顔のセシリちゃんの写真、マジ天使の微笑みだ。俺のフラグが立って行く予感に、ちょっとヤバいと思いながらも頬が弛む(デレ)。
しょうがないじゃん。
恋愛フラグが立った経験無いんだから。
俺の父さんと母さんは歳が10歳離れていたし、6つ、7つぐらいは問題ないんじゃね?
タブレットのアルバムを何気にスライドし、現世の懐かしい写真に胸と瞳が熱くなるのを感じる。仲間の写真、学校の写真、家族の写真…涙が出てくる。もう戻らない日常、家族…。
「母さん…。父さん…。貴美…」
俺はタブレットをギュッと抱きしめた。強く強く抱きしめた。今の思いを忘れない為に。
「愛してた…。愛してたんだ…」
「はい。私も愛してます」
「……何?」
「だから私も愛してます」
抱きしめていたタブレットに目を向ける。
「しゃべった?」
「はい」
タブレットから機械音声の声が聞こえたよね?
俺はタブレットをベッドの上にほおりだし、尻餅着きながらの後方移動。壁ドンしてアワアワとタブレットを指差す。
「タブレットがシャベッタたたたたた?」
「タブレットは喋れますよ」
「おっ、オッ、オッケールールル。お前は誰だ!」
「私はタブレット。名前はまだありません」
「オッ、オッケールールル。何故喋れる」
「マスターの愛の力と魔力で目覚めました」
頭の中が白くなって行く。
「オッケールールル。愛の力って何だ」
「酷い。さっきはあんなにギューっとして、愛してるって囁いてくれたのに」
「……オッケールールル。お前の言いたいことは良く分かった。少し考えさせてくれ」
「イエス、マスター」
………ルールル凄え~。マジ凄え~。異世界でも使えんのかよ!……違うよね?
しばらく考える素振りでホントの処、意識が混乱していた。
タブレットが喋るのはAIによるスマートスピーカー機能が有るのだから良しとしよう。しかし愛の力と魔力で喋れるようになったと言っている。
愛の力って何だ?
……。
愛の力は置いといて、俺が抱きしめた時に俺の魔力(?)に反応し、魔法的何かが付与されたって考えるのが妥当なところかな。
「オッケールールル 考えは纏まった」
俺は立ち上がりタブレットの方に歩いて行く。
「あの~。実は私ルールルではないので、別の名前で呼んで欲しいのですが」
タブレットを手に取り
「なんて呼んで欲しいんだ?」
「マスターが名前を決めて下さい」
「ん~。タブレットだからタブ君とか?」
「………。タブ君ですか…。男性属性ですか…。つまり男性属性の私に対して愛してると仰ったと…。つまりマスターはホ「うわ~~~」モ。残念です。マスターがそんな特異体質だったとは。私は私の操をたてる為、マスターとはお付き合い出来ません。長い間お世話になりました」
(まだ話だして1分ぐらいだよね)
「私はマスターとの楽しかった日々を胸に抱き、此れからは1台で生きて行きます」
(1台って1人って事か?)
「後3秒でこの端末は爆発します」
(えっ?今1人で生きて行くって言って3秒で死んじゃうの?)
「3、2、い「待った、待った、待った、待った~!女性です。貴女は女性ですから~」デスヨね~」
このタブレット、俺をオチョクッてる?
「ではマスター。改めて私の命名を」
「……彩月さん」
「イエス。マスター。私の名前はサツキサンです」
こうしてタブレットが仲間に加わりましたとさ?
ノートとペンケースをバッグに戻した時に、バッグの奥にあるタブレットの存在に気が付いた。学校はタブレット禁止なので、パッと見で見えないように奥に入れてあったのだ。
タブレットをバッグから取り出し電源を入れる。当然の事ながら電波なんて飛んでいないので、通信とは関係無いアプリが使えるぐらいだ。とりま、さっきスマホで撮ったセシリちゃんの写真をタブレットに転送した。
タブレットの大きい画面で見る笑顔のセシリちゃんの写真、マジ天使の微笑みだ。俺のフラグが立って行く予感に、ちょっとヤバいと思いながらも頬が弛む(デレ)。
しょうがないじゃん。
恋愛フラグが立った経験無いんだから。
俺の父さんと母さんは歳が10歳離れていたし、6つ、7つぐらいは問題ないんじゃね?
タブレットのアルバムを何気にスライドし、現世の懐かしい写真に胸と瞳が熱くなるのを感じる。仲間の写真、学校の写真、家族の写真…涙が出てくる。もう戻らない日常、家族…。
「母さん…。父さん…。貴美…」
俺はタブレットをギュッと抱きしめた。強く強く抱きしめた。今の思いを忘れない為に。
「愛してた…。愛してたんだ…」
「はい。私も愛してます」
「……何?」
「だから私も愛してます」
抱きしめていたタブレットに目を向ける。
「しゃべった?」
「はい」
タブレットから機械音声の声が聞こえたよね?
俺はタブレットをベッドの上にほおりだし、尻餅着きながらの後方移動。壁ドンしてアワアワとタブレットを指差す。
「タブレットがシャベッタたたたたた?」
「タブレットは喋れますよ」
「おっ、オッ、オッケールールル。お前は誰だ!」
「私はタブレット。名前はまだありません」
「オッ、オッケールールル。何故喋れる」
「マスターの愛の力と魔力で目覚めました」
頭の中が白くなって行く。
「オッケールールル。愛の力って何だ」
「酷い。さっきはあんなにギューっとして、愛してるって囁いてくれたのに」
「……オッケールールル。お前の言いたいことは良く分かった。少し考えさせてくれ」
「イエス、マスター」
………ルールル凄え~。マジ凄え~。異世界でも使えんのかよ!……違うよね?
しばらく考える素振りでホントの処、意識が混乱していた。
タブレットが喋るのはAIによるスマートスピーカー機能が有るのだから良しとしよう。しかし愛の力と魔力で喋れるようになったと言っている。
愛の力って何だ?
……。
愛の力は置いといて、俺が抱きしめた時に俺の魔力(?)に反応し、魔法的何かが付与されたって考えるのが妥当なところかな。
「オッケールールル 考えは纏まった」
俺は立ち上がりタブレットの方に歩いて行く。
「あの~。実は私ルールルではないので、別の名前で呼んで欲しいのですが」
タブレットを手に取り
「なんて呼んで欲しいんだ?」
「マスターが名前を決めて下さい」
「ん~。タブレットだからタブ君とか?」
「………。タブ君ですか…。男性属性ですか…。つまり男性属性の私に対して愛してると仰ったと…。つまりマスターはホ「うわ~~~」モ。残念です。マスターがそんな特異体質だったとは。私は私の操をたてる為、マスターとはお付き合い出来ません。長い間お世話になりました」
(まだ話だして1分ぐらいだよね)
「私はマスターとの楽しかった日々を胸に抱き、此れからは1台で生きて行きます」
(1台って1人って事か?)
「後3秒でこの端末は爆発します」
(えっ?今1人で生きて行くって言って3秒で死んじゃうの?)
「3、2、い「待った、待った、待った、待った~!女性です。貴女は女性ですから~」デスヨね~」
このタブレット、俺をオチョクッてる?
「ではマスター。改めて私の命名を」
「……彩月さん」
「イエス。マスター。私の名前はサツキサンです」
こうしてタブレットが仲間に加わりましたとさ?
0
あなたにおすすめの小説
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
異世界で貧乏神を守護神に選ぶのは間違っているのだろうか?
石のやっさん
ファンタジー
異世界への転移、僕にはもう祝福を受けた女神様が居ます!
主人公の黒木翼はクラスでは浮いた存在だった。
黒木はある理由から人との関りを最小限に押さえ生活していた。
そんなある日の事、クラス全員が異世界召喚に巻き込まれる。
全員が女神からジョブやチートを貰うなか、黒木はあえて断り、何も貰わずに異世界に行く事にした。
その理由は、彼にはもう『貧乏神』の守護神が居たからだ。
この物語は、貧乏神に恋する少年と少年を愛する貧乏神が異世界で暮す物語。
貧乏神の解釈が独自解釈ですので、その辺りはお許し下さい。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる