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さよなら。TOYBEE

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ep.24 貴族の別荘での朝の生活

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 いえーーーーい!

 優雅な生活ぅーーーーー♪ 優雅な生活ーーーーーーーっ♪

 えれがんと・りびんぐぅーーーッッ!!!!

 Elegant Living~~~♪ Elegant Living~~♪




 貴族の別荘を借りて、朝の生活は優雅だッッ☆彡

 まず、孤児で雇ったアーロンが僕のために半熟の卵焼きと、熱々の分厚いトーストを焼いてくれる。

 それから、そこにコーヒーがついて、僕はコーヒーを飲みながら、朝ごはんを食べるッッ☆彡

 おっ、新聞に坊さんの言葉が載ってる。読んでみよ~。


絶望環境のとき、すべてをゲームだと思え。
自分は悲劇のゲームの中にいて、不幸ポイントを貯めて、いずれは、その不幸ポイントで、
転生した後に、幸福を買うことができると思え。不幸ポイントを貯めろ。
我々がパラレルワールドで必ず、不幸ポイント換金制度を作る。協力者募集。
神を信じよ。

アーメン・インシュアラー・阿弥



 おっ、坊さん、絶望したときの人の救い方やってるね~。

 確かに、人間って、絶望することが多い。

 普通に生きてる人でも、ある日、突然、仕事がなくなって絶望したりするのが現実だ。

 他にも、病気もあったりする。

 自分ではどうしょうもない治りようもない辛い病気になって、

 苦痛に苦しむとき、人はどうあれ絶望することになる。


 ほんとは、そんな状況、科学技術や、色々な人の知恵で、

 すべて吹き飛ばして幸福に導くのがいいのは当たり前だけど。



 どうあれ、現実の世界っていうのは、絶望する今の世界を越えて楽園に至ってないんだ!!!

 だから、僕は、楽園を作りたい!!!!

 このファンタジーのパラレルの世界に、本当に人が絶望しないで生きられる世界を作り上げたいんだ。



 でもね~♪

 やっぱり、人は絶望するっぷーーーーーーー!!!!

 どうしょうもなく、

 絶望するっぷーーーーーーーーーーーーー!!!!


 そんなとき、

 このお坊さんは?


 おや? 新しい考え方だね。

 人は不幸になると、不幸ポイントが貯まるって話だね?


 おっ、転生があるこの世界だと、それって面白いかも知れない。



 例えば、パラレルワールドの世界で、神様がいたとする。


 その神様は人の不幸をすべてポイントとして数えていて、


 そのポイントに合わせて、人に褒美を与える状態にするんだ!!!!


 例えば、美女が抱けたり、
 例えば、美男に抱かれたり、

 例えば、手に余るほどのたくさぁーーーーんの娯楽を与えたり、

 美味しいものもいいよね?


 とてつもなく、美味しいものが食べられたり。



 確かに、不幸ポイントを貯めてるっていうと、ちょっと、絶望した人は希望が湧くかも知れない。


 ただ、それでも、不幸ポイントが貯まるとか言って、

 人を虐待しながら、自分だけは遊び暮らす独裁者には懲罰は必要だと思うけどね!!!


 懲罰と、不幸ポイント。


 僕が転生する機会があって、神になったら、作ってみよっかなぁーーーー。


 ほほほ。



 だけど、いえい。坊さん、今僕は絶望してないぜ~。

 不幸ポイント換金制度ぜったいつくってね~。僕も応援しちゃうゾ~。

 さっ、朝の朝食を楽しもう~。

 厚切りのトーストうまい!

 ぱくり

 コーヒーうまい。

 ごくり


 僕はそのとき、カクカクいう。コーヒーを飲みながら、トーストを食べながら、カクカクいうんだ。

 カクカク~♪ カクカク~♪

 優雅な生活だ。




 そこから、ギルドまで行って、今日売れる分の、裾一瞬直しズボンと、こんにゃくゼリー、バランスビタミンを置いて行くッッ☆彡

「店長。今日もお疲れ様です。私たちがんばって仕事しますね」

「がんばります」




 メルティちゃんと、ルフラちゃんに見送られて、今度は、僕はローデルムの広場に行って、そこに孤児たちに、アルファポリスの小説を20冊ずつ卸して、

 孤児たちと一緒に、アルファポリスの小説を、異世界でダンスで売る仕事をする☆彡

 ピロリ

 アルファポリスの知る人ぞ知るお薦め本100 × 2000 「購入」




 ダンス♪ ダンス~♪

 ぽんぽこ。ぽんぽこ。イエイッッ




 要するに売り込みは簡単だっ☆彡 アルファポリスの本は面白いんだから、後は、僕がたぬきになって、腹を叩きながら、踊れば、みんな、わいわい寄って来るッッ

「アルファポリスという異世界のファンタジーの本を売っていまーーーす!」

「すごくためになって、すごく面白くて、すごく感動する小説がいっぱいでーーーーす」

「みなさん、買ってくださーーーい」




 カクカク~♪

 ダンス♪ ダンス~♪

 ぽんぽこ。ぽんぽこ。




 僕がそう言ってカクカク売り歩いていると、孤児たちも一緒になって売り歩いて、そこから、リーダーになって、売りの仕切りをする少年が出て来た。

 ルッツと言って、孤児の中だと、アーロンと同じ歳で、なかなか社交的で、売り上手な子供だ。

 僕はルッツにこの商売を任せて、本をルッツに卸すだけに仕事ととどめようと思ったッッ☆彡




 ルッツくんはすごいヤツなんだよねー★

 自分が小説を売るだけじゃなくて、他の子の面倒まで、いちいち見て気配りできるんだッッ☆彡

 こういう気のつく子って、子どもなのにすごくなーーい?




「ルッツ。君にこの商売を任せる!!!!」

「えっ? ほんとうですか?」

「うん。僕は1800ギルで君にすべての本を、1日に100冊×20卸す」

「はいっ!」

「それを君は孤児たちに2000ギルで売らせて、1冊売れるごとに500ギルづつ孤児たちに渡してくれ」

「はいっ!」

「ルッツ。任せてもいいかな?」

「はい! 大丈夫です! 任せてください」




 よし! この商売も軌道に乗ったし、他に商売を広げようかな? あんまり儲からなくてもいいけど、色々人のためになる仕事をして、のんびーり生きたいな。なにか、いい商売はあるかなーーーー?
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