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ep.60 障がい者たちとのゲーム

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 いぇい、いぇい、いえーーーーい!

 るるる~♪

 布染め工場がお休みの日~~~~♪ 布染め工場がお休みの日~~~~♪

 くろーす だいいんぐ ふぁくとりー くろーす でぇいいい~♪

 Cloth dyeing factory closed day~♪

 いえす!!!



 あっ、坊さんの立てカンバンだ。観てみよう。


無感の力というものがある。
絶望の状況があったとき、悲観して暴れるのではなく、
ただ、何も感じないで、まっすぐに何かをしようとする意志が、無感の力である。
無感の力で、前に進んで状況を改善できるというのは、結構、通常の危機ではありうることである。
神を信じよ。

アーメン・インシュアラー・阿弥


 無感か。なにも感じなくなることかな?

 人って、色々考えることがあると、絶望しちゃったり、光を観れなくなっちゃったりするんだよね~。

 だから、感性がするどい人ほど不幸になりやすくなっちゃったりして。


 だから、あえて、感覚を持たずに、なにが起きても、感じぬ心っていうのは、

 けっこう大事なのかも知れない。


 最悪の状況があっても、それは物理的に人がいて、なにかもめごとを起こしてるなあとか、

 客観的に自分が不幸な状態であっても、

 なにか、所詮人は死ぬものだし、なにか、なんとか、生きられる部分まで

 生きて、なんとか生きられるとこまで生きようとか、

 あまり、感受性を高くしないように、

 自分に起こってる悲劇とかを客観的に見れることって案外大切だったりするかも知れない。


 でも、もちろん、悲劇は悲劇だし、

 その状態で、自分が不幸になっている状態とか客観的に判断した状態で、

 自分を救う方に誘導したりするのはたいせつだって思ったりするけど。


 無感ってけっこう大事かもとか思ったりするよね?

 坊さん、がんばってるな~。


 おっ、もう一個立てカンバンがある。観てみよう~。


食べ物は無限に作られるべきだ。
ただ、無限に無駄にしてはならない。
我々は食べ物を無限に増やしながら、
無限に蓄積して行かなければならない。
無限に捨てられる食べ物を、
無限に蓄積しつつ、誰もが食べられなければならない。

アーメンズ・インシュアラー・マヤ



 なるほどね~。

 食べ物っていくらでも作れる世界になっても、

 食べて捨てるんじゃなくて、

 蓄積して、後の世に貯めとけって話だよね~。


 いつでも食べれる世界じゃないんだから、いつでも人が食べるのに困らないように貯め続けることが大事って話だよね?

 ただ、その食べ物も、権力者に専有させて腐らせるのだと結局は無駄になっちゃうから、

 すべての人が最低限の幸福を得られるように、

 人間がうまく調整して行って、

 餓死とかない世界に、僕らがいつでも生きられる状態にするっていうのは、大切なことだって思うなあ。


 うーーん。マヤ良いこと言ってるね~。

 それより、僕のことだ。



 今日は、布染め工場がお休みの日だ。そこで、僕は障がい者たちとゲームをしようと思うッッ☆彡

 といっても、なにか、新しい遊びが出来ればと思って~。




 ただ、障がい者って、あまり頭を使うのが得意じゃないから、難しい遊びはできないしね☆彡

 なんていうかーーー★ 元気に楽しんで生きてもらいたいんだよねーーーーッッ☆彡




 僕の工場では、障がい者が、いつもがんばって色染めをして働いてるから。

 なんていうか、ときどき思うんだー。

 障がい者でも働かなきゃならないのって、なんかたいへんな社会だな~って。




 でも、働く仕事のない人間って、生きてくのたいへんだからねーーーっ。

 僕が知り合ったこの世界の障がい者には。

 せっかく異世界でなんでもできるんだ。だったら、みんなを幸せにしたいと思うんだ~!!!




 よしよし!

 元気に、ジャンプでもして考えみよっーーーと。

 ぴょ~ん。




 そうだ!

 こういうとき、異世界通販を使ってもいいよね?




 異世界通販! スキルオープン!

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