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さよなら。TOYBEE

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ep.60-2 障がい者たちとのゲーム

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 出て来たのは、

 色サイコロッッ☆彡




 ピロリ

 色サイコロ × 1 「購入」




 僕は世界の障がい者たちと一緒の施設に大声で売り出したい!!!

「はい! ここでみなさんに、障がい者でも遊べる色サイコロのゲームをご紹介したいと思います! 色サイコロっていうのは、赤、青、黄、白、黒、緑の6色が数字の代わりになっているサイコロになります!」


「そのサイコロを、みんなが、色で選んで! そこから、サイコロを振って! 当たった人が一歩進めます! 10歩進めばその人が上がりになります!」


「基本的には色を使って、スゴロクだと思ってください! 他にもこの数字を使わない、色サイコロを使って、色々なゲームがみなさんの考え次第でできます! 色々遊んでみましょう!」




 なるほどぉ。

 そういう商品なんだな。これは便利だ。障がい者たちのために、10個くらい買っておこうか。




 いいよねー。なんていうか、数字とか考えない、ダイスって。いろいろ人のやさしさが詰まってるゾ☆彡

 そこから、僕は障がい者たちと遊んだ。

 ハイハイ! ガンバロー!!! 障がい者のみんな~。一緒に遊ぼうよ~!




「はい。みんな! それじゃあ、今日は色サイコロを使って、簡単なすごろくをやるよーーーっ。いっぱい遊ぼうねえ」

「「「「はーーーーい」」」」

「それじゃあ、みんな、色を選んで」

「赤!」

「あ、あ、あ、青!」

「黒!」

「それじゃあ、サイコロを振るよ!」




 ポイ! ・・・出たのは赤。イエーイ。レッド!!!!




「はーーーい。赤の人の勝ち。赤の人は一歩前に進んで! 10歩進めば勝ちだよ」

「わーーーい。僕の勝ちだ」

「あ、あ、あ、あっ、ま、ま、ま、負けちゃったぁ」

「伊佐木お兄ちゃん。今度は青出してよ。あははは」




 障がい者たちと色サイコロで遊んで、その後、お肉とお野菜のバーベキュー。

 僕はバーベキューが好きだ。なんていうか、生きてるだいご味って、バーベキューにあると思うんだよね?




 気の合う仲間と、わいわい、お肉とか、野菜とか食べるのって最高ッッ

 障がい者は僕のたいせつな仲間だ☆彡

 たいせつな従業員だし。



 おにくにくにく、バーベキューソースで、たら~り。お野菜やきやき~。

 じゅーじゅー

 じゅーじゅー



 焼きたてバーベキュー肉のかーーんせい!!!




「あはははっ。伊佐木おにいちゃん、美味しいよ~♪」

「すごく美味しい。伊佐木お兄ちゃん大好き~♪」

「ほ、ほ、ほ、ほんとだ。い、い、い、伊佐木お兄ちゃんだ、だ、大好き~♪」


 休日を終えた。


 あっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう。


私たち信仰は、山に食べられる食べ物を植える信仰活動を行いたいです。
人はいずれにせよ、食べられない人が大勢出る状態となります。
その中で、山に食べ物を植えて、食べられる間でも、人が生きられるように、活動をして行きたいです。
また、野の草でも、食べられる野草を植えたり、とにかく、人がいつでも生きられる状態としたいです。
信仰に力を!

アーメン・インシュアラー・野草


 なるほど。人のいない山に食べ物を無限に植えたら助かる人大勢出るよね。

 人間って経済的生き物になった状態で、

 全然食べられなくなっちゃう状態って発生しちゃうんだ。


 だから、完全に経済から切り離された状態でも、

 山に行けば食べ物があるという状態を作るのって結構たいせつだと思うんだ。

 人はどこか、いつでも、

 食べ物を求めてさまよって生きて来たのが、本当の人間だったりするから。

 最後まで食べ物がある世界を作り続けるっていうことってずいぶん大切なことだって思うだよね?



 例えば、戦争が急に起きた状態って、食べ物が急になくなって、

 強い人間しか食べ物を得られない状態が発生したりするんだ。


 そういうときに、山に逃げ込めば、食べ物が存在するっていう保障をつけておくことって、

 現代文明に生きてて、山なんて関係ないって思う人でも、ずいぶんに大切な保険だって思うんだ。




 坊さんにはがんばって欲しいなあ。

 どこの山に坊さんがいるのか分からないけど、修行の傍らで、常に食べ物を山に増やして行って、

 山の中に人が逃げ込んだ状態で、それでも生きられる状態になるのって大切だと思ったりするなあ。

 坊さん、がんばってるな~。



 おっ、もう一個立てカンバンがある。観てみよう~。



誠実を忘れてはならない。
人が人の善意に応え、人が人の善意を広げる。それが誠実である。
人が人の善意を踏みにじり、人が人の悪意を広げる世界であるなら、なおさら。
人は誠意ある人を知るべきだ。誠意ある人で集まるべきだ。

アーメンズ・インシュアラー・マコト


 なるほどね~。

 善意に対して善意で応える人って大切だって話だよね~。

 そういう人が集まって助け合うってことはたいせつって話かなぁ。

 ただ、善意を持つって普通に生きてないとなかなか難しいんだよね~。




 人って、自分が善意で向き合ったら、善意で応えてくれる人がいないと、

 なかなか、人を助ける人って増えて行かないんだ。


 善意ある人が響き合って、お互いに助け合ったり、協力しあったりしながら、

 それでじょじょに善意ある世界って作られて行くんだと思うんだ。


 結局のところ、大勢の人が殺しあう世界の中で、

 善意ある人が、誠意の中で生きて、人同士が殺しあう状況をなくすように

 動き続けることによって、なんとか世界って、普通の平和が作られる状態だと思うから、

 だから、誠意ある人ってとても大事で、その誠意ある人が集まる場所ってすごく貴重で大切だよね?


 マコトいいこと言ってるな~。

 それより、僕のことだ。


 ふぅ。今日はいい休日になったな。障がい者たちも喜んでくれたし。明日は何やろう? そうだ。明日はドドン! ドドンと。1億お金を使って、なにか面白い騒ぎをぱーーーっと、作ってやろう。




 さーーーて、なにができるかな? 想像できる? あなたが1億円持ったらできるステキなこと!!!
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