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ep.114 グデロン公爵から身を守る。
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うぉおおおおおおっ。地獄の精霊よっ!!! 僕に力ぉおーーーーーー!!!
いえい! いえーーーい!
自分の身を守るぅ~~~っ♪
プロテクト まい せるふ~~~っ!!!!
Protect myself~~~♪
いえーーーーーい!!!!
おっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう~。
王よ。送り人の歴史の知恵を伝える。
送り人の世界には戦国という、国がまともに動かず奪い合いが続く世界があった。
そこで、通常の将軍は自らが頭となって無理矢理に土地を奪うことを続けるが、武田信玄という将軍は違った。
武田信玄は、一番まずしい土地を持つ領主で戦も強くはあったが、周辺すべての土地を奪うのではなくまとめあげて、ともに戦う棟梁となる道を選んだのだ。
そこで、貧しいままに奪い続けて強くなったのでは、武田の土地で育つ強力な馬はできず、いい騎馬兵を育てることもできず、
また、貧しい弱い土地でよく襲われる土地柄で、敵に対する外交政策を取って、土地を戦いながら、ダメージ少なく増やして行くこともできなかった。
武田信玄は死の最後まで武田の土地の将軍であり続けたのだ。次世代で武田は崩れるが、土地を守り続けることの意味が王、お分かりか?
信仰の力を。
アーメン・インシュアラー・南無
あっ、武田信玄の話をしてる。
転生者の知恵って、よくこの世界に入りこんでるんだな~。
確かに力で奪うより、人をまとめ上げることで、より多くの力を持てるってあるよね?
坊さん、がんばってるな~。おっ、それより、今は僕のピンチだ!!!!
僕は、今妻のコウヅキと、王城で王から伯爵位をもらおうとしている☆彡 王城の大広間のパーティ会場にいるんだ。
が!!! グデロン公爵は、パーティ会場で僕に対して文句を言ってきたゾ!
僕や、孤児や、恵まれない人たちを助けているからって、貴族にふさわしくないっていうんだ!
僕を貴族にふさわしくないから打ち首にしようとか言ってる。
ひえええ。ひどいよお。
グデロン公爵は、公爵で、王の血族だからって農民をいじめて、好き放題に遊び暮らすひどいヤツっ!
ただ、公爵だし、王の血族だからって、貴族でも伯爵でしかない僕には文句が言えないゾ。
うーーーーん。やばい。ピンチだ。ピンチだっ。
こういうとき、どうしたらいいんだろう?
ええい! 異世界通信を使っちゃえっ!
スキル : 異世界通信オープン!!!
検索 : 偉いヤツから身を守るための道具。
おっ、出て来たっ。出て来たっ。
子ども援護悪口レコーダーだって!?
こんなものが何の役に立つんだろう?
さあ、困った僕を助けてくれっ。異世界通販の商品よ!
僕はこの商品を世界中の人に広めたい!
「はい! ここにご紹介するのは、悪口を徹底的に録音してある個人擁護敵対者悪口レコーダーになります! しかも、子どもの声で、悪口を徹底的に言いまくるレコーダーになってますっ!」
「あなたも、ひどいヤツに反抗できなくて、困ったりするときがあると思います。そのときに、子どもがあなたの立場を援護してくれて、そのうえ、相手の悪口を言いまくってくれます!」
「世界で助けるものがいなくなったとき、大切なのは、子どもの純粋な声! 誰ひとり、あなたの味方をする人がいないとき、そんなとき、この商品は役に立ちます。是非、買いましょうっ!」
そこで、僕は、大広間のパーティ会場で、子ども援護悪口レコーダーを購入したんだ。
ピロリ
子ども援護悪口レコーダー × 1 「購入」
さあ! 今の僕にはこの商品以外、僕を擁護してくれる人はいないゾ! 頼む。この商品よ! 僕を助けてくれっ!
そのとき、あの僕に警告をしてくれた貴族が動いた。
「伊佐木をこのまま殺すわけには行かない。裏で動くか。動けるのか、私に。いや、動かなければならない。王国の未来のために」
そのとき、ルディーン伯爵が動いた。
「・・・まずいな。今、動かなければ、伊佐木が死ぬ。伊佐木の死は王国のこれから先にまずいことになる」
そのとき、アーデロン公爵が動いた。
「・・・グデロン。無様過ぎる。血族とはいえ、ひどいやりようだ。だが、表立って揉めるわけにはいかん。裏で動くか。伊佐木、お前はたいせつな男だ」
いえい! いえーーーい!
自分の身を守るぅ~~~っ♪
プロテクト まい せるふ~~~っ!!!!
Protect myself~~~♪
いえーーーーーい!!!!
おっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう~。
王よ。送り人の歴史の知恵を伝える。
送り人の世界には戦国という、国がまともに動かず奪い合いが続く世界があった。
そこで、通常の将軍は自らが頭となって無理矢理に土地を奪うことを続けるが、武田信玄という将軍は違った。
武田信玄は、一番まずしい土地を持つ領主で戦も強くはあったが、周辺すべての土地を奪うのではなくまとめあげて、ともに戦う棟梁となる道を選んだのだ。
そこで、貧しいままに奪い続けて強くなったのでは、武田の土地で育つ強力な馬はできず、いい騎馬兵を育てることもできず、
また、貧しい弱い土地でよく襲われる土地柄で、敵に対する外交政策を取って、土地を戦いながら、ダメージ少なく増やして行くこともできなかった。
武田信玄は死の最後まで武田の土地の将軍であり続けたのだ。次世代で武田は崩れるが、土地を守り続けることの意味が王、お分かりか?
信仰の力を。
アーメン・インシュアラー・南無
あっ、武田信玄の話をしてる。
転生者の知恵って、よくこの世界に入りこんでるんだな~。
確かに力で奪うより、人をまとめ上げることで、より多くの力を持てるってあるよね?
坊さん、がんばってるな~。おっ、それより、今は僕のピンチだ!!!!
僕は、今妻のコウヅキと、王城で王から伯爵位をもらおうとしている☆彡 王城の大広間のパーティ会場にいるんだ。
が!!! グデロン公爵は、パーティ会場で僕に対して文句を言ってきたゾ!
僕や、孤児や、恵まれない人たちを助けているからって、貴族にふさわしくないっていうんだ!
僕を貴族にふさわしくないから打ち首にしようとか言ってる。
ひえええ。ひどいよお。
グデロン公爵は、公爵で、王の血族だからって農民をいじめて、好き放題に遊び暮らすひどいヤツっ!
ただ、公爵だし、王の血族だからって、貴族でも伯爵でしかない僕には文句が言えないゾ。
うーーーーん。やばい。ピンチだ。ピンチだっ。
こういうとき、どうしたらいいんだろう?
ええい! 異世界通信を使っちゃえっ!
スキル : 異世界通信オープン!!!
検索 : 偉いヤツから身を守るための道具。
おっ、出て来たっ。出て来たっ。
子ども援護悪口レコーダーだって!?
こんなものが何の役に立つんだろう?
さあ、困った僕を助けてくれっ。異世界通販の商品よ!
僕はこの商品を世界中の人に広めたい!
「はい! ここにご紹介するのは、悪口を徹底的に録音してある個人擁護敵対者悪口レコーダーになります! しかも、子どもの声で、悪口を徹底的に言いまくるレコーダーになってますっ!」
「あなたも、ひどいヤツに反抗できなくて、困ったりするときがあると思います。そのときに、子どもがあなたの立場を援護してくれて、そのうえ、相手の悪口を言いまくってくれます!」
「世界で助けるものがいなくなったとき、大切なのは、子どもの純粋な声! 誰ひとり、あなたの味方をする人がいないとき、そんなとき、この商品は役に立ちます。是非、買いましょうっ!」
そこで、僕は、大広間のパーティ会場で、子ども援護悪口レコーダーを購入したんだ。
ピロリ
子ども援護悪口レコーダー × 1 「購入」
さあ! 今の僕にはこの商品以外、僕を擁護してくれる人はいないゾ! 頼む。この商品よ! 僕を助けてくれっ!
そのとき、あの僕に警告をしてくれた貴族が動いた。
「伊佐木をこのまま殺すわけには行かない。裏で動くか。動けるのか、私に。いや、動かなければならない。王国の未来のために」
そのとき、ルディーン伯爵が動いた。
「・・・まずいな。今、動かなければ、伊佐木が死ぬ。伊佐木の死は王国のこれから先にまずいことになる」
そのとき、アーデロン公爵が動いた。
「・・・グデロン。無様過ぎる。血族とはいえ、ひどいやりようだ。だが、表立って揉めるわけにはいかん。裏で動くか。伊佐木、お前はたいせつな男だ」
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