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さよなら。TOYBEE

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ep.138 アイスドラゴン作り

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 はいはーーーい♪

 暑い日は涼しく、ハッピーに~~♪

 ひんやり、氷だ~♪ いえい! いえーい。

 夏の涼を楽しもう~~っ♪ 夏の涼を楽しもーーーーー!!!

 エンジョイ ざ くーるねす オブ さまぁーーーー♪

 Enjoy the coolness of summer~~~♪

 行ってみよおーーーーっ!!!!




 さあ、今日は1億ギルを派手に使ってパァーーーーーと、遊んじゃうゾ!

 現在、僕は月間80億ギル以上の収入を得ている状態だ。お金もいっぱいあるから、1億ギル使って、遊んじゃおうと思った☆彡

 でも、なにしよう?

 1億円って言ったら、みんななにやる?



 やっぱり、遊ぶだけじゃなくて、人が喜ぶことしたいよねぇーーーーー!



 おっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう~。



老人もどきというモンスターは、老人のような姿形で、人からものを盗み取って消えるやっかいな中級ダンジョンのモンスターだ。
ただ、倒しても一切の資源が入らないので、商品化は難しいと思っているが、
私はそれでも老人もどきを商品化して、中級冒険者の生活安定を謀りたい。誰か、老人もどきの死体を我が信仰に持って来て欲しい。
信仰に力を。

アーメン・インシュアラー・南無


 モンスターの死骸を集めて研究してるな~。坊さん。

 地球だったら、坊さんがいらないゴミを集めて、

 なにかに使えるか研究してもいいよね?

 一般人は働いてるから、そういうこと考えるのやっぱり難しいかな?

 でも、発表の場が欲しいかも。

 坊さん、がんばってるな~。なんでもトライって大切だよね?


 さあ。それよりは、1億円使って遊ぶぞーーーーーーーーーー!!!




 そこで、僕は異世界通販を使ったんだ。


 スキル : 異世界通販オープン!!!
 検索 : 1億円で出来るよのなかのためになるぱーーっと派手な遊び


 出て来たのは?


 アイスドラゴン作り?


 わお! これは是非とも、みんなにCMしたい!


「はいはーーーい。お金持ちのみなさぁーーーーん。お金の使い方に困ってませんかぁーーーーー? そこで、僕がお薦めするのが、夏場のアイスドラゴン作りなんですっ」

「よく冬場の雪まつりとかで、雪の彫像を作ったりするのありますよね? でも、それを夏場にやったら、ひんやりしてすごく楽しいと思いませんか?」

「ドドンと、働く仕事のない人を集めて、雪を買って、それで、巨大な雪の彫像を、夏に作っちゃいましょうよ~~~っ。ぜったい面白いですよーーーーーー」


 イエイ!


 そこから、僕は100人の仕事のない人を集めて、2万ギルで雇ったぞ。

 これで、2万ギル×100で、200万ギル。


 後、9200万ギルは雪を思い切り大量に買ったんだっ。



 ざくざく

 ざくざく


 雪ざくざく。ひーーーーんやり。



 アーシャさんが来て、僕に言った。

「伊佐木。なぜ、氷の像など無駄なものを作る。もっと有用なでかいものを作ってもいいんじゃないか?」

「人間ってけっこう難しいものを作るのって技術的に難しいですから。氷の像なら、作ろうと思えば、そんなに技術なく、一般的な働く仕事がない人が作れて、今の仕事ができますから」

「なるほど。ただ、それだと、お前の考えを知らない人はお前を道楽者のバカだと思うぞ」

「いいんですよ。僕は金持ちですから。多少バカに思われてた方がいろいろ都合がよかったりしますから」

「・・・お前はいいヤツだな。私はお前のことが好きだ」

「ありがとうございます。アーシャさん。僕もアーシャさんが好きですよ」

「さあ、私は見守りをせねばならない。それじゃあな。伊佐木。お前と話せてよかった」


 おっ、アーシャさんが去って行った。

 これから見守りか~。騎士団長は色々仕事があって大変だなぁーーーー?



 おっ、それより、人を集めなきゃっ。



「はいはーーーい。みなさん。それじゃあ、この雪を使って、ローデルムの広場にアイスドラゴンの巨大な彫像を作ってくださぁーーーーい。給料は1日でなんと、2万ギルっ! みなさん。がんばってくださぁーーーい」

 仕事のない男の人たちが大勢がんばって、アイスドラゴン作りをはじめたゾっ!

 ドドン! ドドン!


 ひえひえ~。


「おりゃああああっ、やるぞっ」「絶対、俺がすごいアイスドラゴンを作ってやるっ」「ガンガンやるぜぇ。仕事ありがとうよう。伊佐木伯爵さまぁーーーーーっ」


 雪をざくざく集めて、そこから、それを25メートル以上に集めて、そこから、アイスドラゴンをみんなで作る。


 ふわふわの雪が、ドンドン氷になって行って、

 そこから、みんながスコップでザクザクやる度に、それがドンドン雪の彫像になって行く。


「えへへ。店長見に来ちゃいました!」
「わたしも。楽しみです」


 メルティちゃんと、ルフラちゃんが広場にやって来て、僕と一緒に雪の彫像が出来上がるのを見ている。


 男の人たちが、ドンドン雪を削って行く。
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