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【第二部】魔王覚醒編
15)儀式
しおりを挟む本人の意思になく強制的に転移されると人間はどうなるか。
突然、宙に放り出された事になり、そして長い距離を『放り投げられた』ような状態になる。つまり、ほとんどの人間が『転移酔い』をするのだ。故にダンジョンなどでも最も警戒すべきトラップとして知られている。
「うっ」
急に足元が無くなったと思ったら360度ぐるぐると回され、どさりとどこかに落とされた。グレンは吐き気を堪えつつ、転移の魔法陣に引っ掛かったことをぼんやりと理解する。
そうして口元を抑えながら身じろぎしたグレンに、襲い掛かったのは見知らぬ男たち。
「抑えろ!」
「っ!? 何をするっ!?」
四方八方から伸びてきた手がグレンの体を押さえつける。まだ眩暈も治まっておらず、状況も把握できていないグレンは突然の凶行にわけもわからず抵抗するしかない。
無詠唱で魔法を、と頭で考えても魔力が上手くまとまらない。転移の影響で、体内の魔力が乱れてしまっているのだ。
「急げ! こいつ、詠唱なしで魔法が使えるらしいぞ!」
頭上で飛び交う声にグレンは目を見開く。どうしてそのことを知っている人間がタイミング良く転移先にいるのか。なぜ、突発的に飛ばされたはずのグレンの個人情報を知っているのか。
――そこから導かれる結論は、これが人為的な転移の罠である、ということ。最初から自分が狙われていた、ということ。
(人為的に転移の罠だなんて……! 人間技じゃない! 悪魔だ!)
すぐにグレンはそう判断する。すでに悪魔の存在はドーヴィから何回も示唆されているのだから、その結論に至るのは自然だ。
だからと言って、どうしようもないのだが。
男、それもどうにも力がある大人の男に押さえつけられて非力なグレンが勝てるわけもなく。あっという間に手と足に鉄の枷を嵌められ、さらに魔術師を封じるための魔力封じの首輪を嵌められてしまった。
両腕を背中に回した状態で拘束され、両足もぴたりと閉じた状態で鉄の枷を嵌められた。首元には重さをずしりと感じる首輪。冷たい硬質な床に転がされ、グレンはここが室内であることに気づく。
暗闇の中、グレンは片目でぎろりと周囲を見渡す。薄っすらと見えるのは、見覚えのない男達だ。
「……何のつもりだ」
「――何のつもり、と聞かれたのなら、お答えしましょうか」
「! 貴様はっ!」
男たちの間を縫って出てきたのは。クレイア子爵の執事であるザトーであった。執事というよりも戦士に近い体格の良さに、特徴的な顔の傷。一目見れば忘れないだろうその顔を、グレンは睨みつけた。
「クレイア子爵の差し金か!」
「ええ、そうですよ。あの小娘……いや、モア様が、ね。『私こそが真の女王になるのよ』とおっしゃるものですから」
そう言うザトーの言葉の端々に、モア・クレイアを小馬鹿にする様子が見て取れた。グレンもそれで、この男こそが真の黒幕であると判断する。
自分は表に立たず、裏から人を操って美味しいところだけ掠め取っていく。小悪党らしい考え方だ、とグレンは心の中で唾棄した。
「あのアルチェロとかいう男。外から来て王様になったそうじゃないですか。だったら、ウチのお嬢様だって女王様になってもおかしくないんですよねえ」
「何を馬鹿な事を……大国のマスティリ帝国ともはや消え失せた小国のクレイア国では、話が違うではないか」
冷静に指摘するグレンに対してザトーは鼻で笑う。
「事実なんてどうでもいいんですよ、これからそれが事実になる」
床に転がったままのグレンに、ぐっと屈みこんでザトーはそう吐き捨てた。そして騒がしくなってきた後ろを振り返り、何やら他の人間と言葉を交わす。
「――よし、やるか」
ザトーはそう言って、男達に指示を出し始めた。床に転がっていたグレンが担ぎ上げられ、文字通り荷物の様に運ばれる。
「クッ、離せっ!」
通路の先から漂う異様な気配と冷気に、グレンも焦り始めた。魔力を封じられていても、肌に突き刺す感覚でわかる。ここから先は、良くないモノが待ち構えていると。
グレンの不安は当たっていた。
着いた部屋には、床にびっしりと魔法陣が描かれている。暗い部屋には窓もなく、照明としてなのか儀式の一つなのか、四方に焚かれたたいまつだけが揺らめいてかすかな光を提供していた。
「この魔法陣は……っ!」
「おや、さすが隻眼の大魔術師殿。一目見ただけでわかるのですか」
魔法陣の前にグレンを立たせて、わざわざザトーが耳元で囁く。グレンはその顔を振り返って睨みつけた。
グレンの知識にもある、この部屋全体を使った大掛かりで複雑な魔法陣。
――人間を操り人形とする、禁忌の魔術。
マスティリ帝国や旧ガゼッタ王国、もちろんこのクラスティエーロ王国でも強く禁止されている精神に作用する魔術の一種だ。それも、非常に強い洗脳作用を持つ魔法である。
古には、王をこの魔法で操り人形として国を丸ごと乗っ取った悪しき魔術師の伝説もある。恐るべき魔術として、子供のころから言い聞かせられてきたものだ。
「このような禁術、準備をしただけでも死罪であるぞ!」
「……ハッハッハ! 死罪ですか!」
ザトーはグレンの警告を笑い飛ばす。そしてグレンを引きずるようにして、魔法陣の中心に連れて行った。
「バレなきゃなんだっていいんだよ、馬鹿め」
それまでの執事の皮を捨て去り、ザトーは迫真の顔で言い放つ。その悍ましさすら感じる表情にグレンは思わず息を飲んだ。
ザトーの合図で男たちが寄ってきて、グレンを再び取り押さえる。誰かがグレンの髪の毛を鷲掴みにし、無理矢理に顔を上向かせた。
「ぐっ!」
「ったく、あのバカ女がちゃんとやってりゃあ、俺だってこんな乱暴な事しないで済んだのによぉ……おい、こいつの口を開けろ!」
「へい!」
顎を掴まれ、無理に口を大きく開けさせられる。さらに閉じないように、木の棒を噛ませられた。
「~~!!」
「さあ、魔法に詳しい魔術師殿ならわかるはずだ、この液体が何なのか」
ザトーはグレンの目の前に、液体がなみなみと入った器を差し出す。グレンは片目を大きく見開いて何とか抜け出そうと必死にもがいた。が、複数人に押さえつけられて何の抵抗もできない。
ただ、喉の奥から悲鳴の様な唸り声と、開けっ放しの口から唾液が零れるのみ。
「俺がいちいち説明してやってるのも全部儀式の一部。はぁ~大魔術ってのは本当に面倒なモンだな」
やれやれ、とザトーはこれ見よがしに大きくため息をついてから、その器をグレンの口元へと向けた。
「さあ一滴残さず飲んでもらおうか。俺はよく知らねえが、これを飲むと意識がなくなるんだろ? で、その間に新しい人格を植え付ける、と」
「! !!」
ザトーが説明する通り。全くもって、グレンが知っている洗脳の魔法と同じ内容だ。術者が被術者に全てを説明することで、発動する洗脳の魔法。用意された液体は、被術者の魔力を完全に封じ、意識を奪うためのもの。
そうして意識が無くなっている間に、魔法陣を起動して新しい人格を植え付けるのだ。術者の言う事をすべて聞く、奴隷人形の人格を。
術者としてのザトーが全て説明を終えたことで、グレンの下にある魔法陣が仄かに輝き始める。魔法陣起動の準備が整った合図だ。
グレンは必死に逃げようとする、その儀式用の液体から。これを飲んでしまえば――実質、死と同じ。
体は残っていても、心臓が動いていても、その肉体はグレン・クランストンではなくなる。グレンの形をした『何か』になってしまう。
……今、グレンが恐れているのは、自分の死ではない。何よりも、この膨大な魔力を蓄えた体を、誰かに操られるという事だった。
自分の力がいかに化け物じみているかは、グレン自身がよくわかっている。もし、この力をクラスティエーロ王国に……自分の大切な人たちに向けられたら?
「っ! ぐううっ!!」
「おい! もっとちゃんと抑えろ! 予備はねェんだからな! ええい、喉まで開けろ!」
ザトーの指示に、男がグレンの口に指先を突っ込む。グレンの喉から苦しそうな声が上がったが、逆にザトーは笑みを浮かべた。
「よーしよしよし、さあ、良く飲めよ……」
グレンの顔は完全に天井を向けられ、そこからどろりとした液体が流し込まれる。男達がグレンを押さえつける力は非常に強く、もはや指先一つも動かせない。
(い、いやだ……っ! ドーヴィ、助けてくれ、ドーヴィ!)
無情にも、グレンの悲鳴に応える声はなく。
液体は口の中にたまり、物理法則にしたがってグレンの喉を焼きながら流れていってしまう。
様々な薬草や特殊な魔物の一部を用いられたその液体は、苦みと異様な臭みをもたらす。喉から食道、そして胃まで。内臓を中から焼かれるほどに熱く、そして恐ろしいほどに痛みがグレンを襲う。
グレンの片目から生理的に涙が零れ落ちた。それを拭う人間はおらず……逆に、泣き出したと嘲笑う人間ばかり。
「う、うう……ぁ……」
「……よし、全部入ったな。おい、栓を持ってこい!」
顔を上向かせたまま、ザトーの手によりグレンの口に大きな口枷が嵌められた。それは言葉を封じるためのものではなく、文字通り口に栓をするものだ。喉のぎりぎりまで木の棒を詰められ、グレンは苦しそうに呻く。
……液体の薬効は早くも現れ始める。恐怖に揺れていたグレンの片目が、突然、焦点を失いゆらゆらと揺れ始めた。
「効いてきてるな……今のうちに拘束を直すぞ」
ザトーの指示で、魔法陣の上に簡素なベッドが持ち込まれた。いや、ベッドと言うよりも、ただの足がついた木の板程度だが。
その上にグレンは寝転がされ、改めて仰向けのまま大の字に縛り付けられた。もちろん、両手両足を拘束するのは厳重な鉄の鎖であり、それぞれに魔法を封じる紋が刻まれている。
呼吸を荒くし胸を上下するグレンを中心に、男たちは徐々に離れて行った。魔法陣は薄い明滅を繰り返している。見る者がみれば、魔力が中心に向かって動き始めているのに気づいただろう。
「……あとは、あの女に起動させるだけだ」
「呼んできますか?」
「いや、まだいい。フィルガーに見て貰う必要がある。……お前とお前、監視に残れ」
「へい」
二人を指名し、ザトーは残りの人間を連れて地上へ続く階段を上がる。
「さあ、戦争の始まりだ……!」
無意識のうちに、ザトーは舌なめずりをしていた。国最強と呼ばれる隻眼の大魔術師を、ついに手中に収めた。
これから始まるのは戦争ではない。ザトー達による、他国の蹂躙だ。
それを思うだけで、ザトーは恍惚とした気分になる。地べたを這い回って、泥水を啜り、血しぶきを浴びてきた自分がついに!
王の座はモアにやらせればよい。表舞台に立つのはザトーの趣味ではないから。自分は裏で酒池肉林を楽しむとしよう。
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これが全年齢向けで良かったという話
R18だったらそれはもうあれがそれでこれになってたよグレンくん……
危なかったね……(今でも十分危ないが????
グレンくんをいぢめるのはなぜこんなにも楽しくて興奮するのか
もっとねっとりいぢめたかった
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