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第二章
6-1 それでも
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お披露目会一か月前の朝。いつも通り浅い眠りから目が覚めると屋敷内は騒然としていた。
慌ただしいとは言えどそれは侍女たちではなく、見慣れない兵士達が屋敷内を徘徊しているからだ。
今日は何か来客の予定があっただろうか。
覚えのない出来事に、焦りながら身支度を済ませると事情を聞くため執務室へと向かった。
「失礼します」
扉を鳴らし中へ入ると、そこにはミギアと父、そして銀色の長髪の人物が立っていた。
その人物は男性とも女性とも言えない中性的な顔立ちをしているが、男性の装いを身にまとっている。その容姿から、すぐに誰なのかを理解することができた。
この人は三大公爵家のひとり、ルーネン家の公爵だ。
女性も男性も魅了する美しい公爵としてもさることながら、農業や科学の分野でも名を轟かせる、今最も人気のある人物でもある。
そんな人物がなぜこの場にいるのか。それはあまり良い出来事ではないように感じた。
「あ、今ちょうどかーくんを呼ぼうと思ってたんだよ。おいで」
ミギアは落ち着いた様子で手招きをした。それに大人しく従う。
「こちらはルーネン公爵」
ミギアが彼を紹介すると、丁寧に挨拶を交わした。
「はじまして。あなたがカイルアくんね?朝からお邪魔してごめんなさいね」
「いえ、ようこそお越しくださいました。カイルアです」
ルーネン公爵は人懐っこい笑顔を向けると少し女性のような口調で話した。
穏和で誰に対しても分け隔ての無さそうな人柄は一言話すだけでも見て取れる。
ルーネン家の当主がこのような、他公爵と違う雰囲気なのには理由がある。それは当主は血筋ではなく選挙で決まるからだ。
実力主義の地でもあるルーネンは実績がものを言う。そうした統治体制を取っているため、当主によって領地の様子もガラリと変わる。
現在のルーネンが穏やかなのも、この領主ありきという訳なのだ。
「今日はどうされたんですか?」
カイは早々ではあるが本題を切り出した。
予想では、お披露目会に向けての話か、それとも合同警備に関することか、いずれにせよ手紙や使いを送ることをせずに直接本人が来たということは重要な案件であることは間違いない。
「そうね、カイルアくんにとても関係があることよ。アルミス王子の件って言ったらわかるかしら」
カイの予想の中でも、最も当たって欲しくないものが的中した。
内容がどうであれ、今この時点でルーネン公爵が知っているというその事実が全てを物語っている。
「もしかして、噂が広まってるってことですか」
「えぇ。それも良くない噂がね。あんまり驚いていないって事は、もしかして知ってたのかな?」
カイは黙り込んだ。
ミギアは少し驚いたようすでカイを見つめる。
ここまで一言も話さなかった父がようやく口を開いた。
「カイ、すまない」
突然の謝罪に思わず「え?」と聞き返す。
「お前からアルミス王子が18になるまでは今の関係を続けると聞いていたが、もっと注意をするべきだった。情報がどこから漏れたのかは分からないが、これは私の責任だ。すまない」
父は立ち上がると、カイに向かって頭を下げた。
「父様が悪い訳では無いですから。頭を上げてください」
「ウォルン公爵、私もあなたが悪いとは思わないわ。カイルアくんも困っているでしょ」
ルーネン公爵からも言われてようやく頭を上げると、再び静かに椅子に腰を下ろした。
「私は、カイがようやく見つけた大切なものを奪いたくなかったんだ」
「俺はまだ奪われたとは思っていません」
カイは力強く答えた。
噂を流した者はなぜそれを知っていたのか。なぜ、噂を流したのか。まだ何も分かってはいない。
きっとどこかに原因があって、突破口もあるはずなのだ。
「かーくんは強くなったね」
そばで見ていたミギアは静かに言った。
その表情は嬉しそうにも、寂しそうにも見えた。
きっと言いたいことは沢山あるだろう。
なぜ自分に相談してくれなかったのだと。けれども、それに対するカイの返事も想像できるはずだ。
みんなに迷惑をかけたくなかったから、と。
「さて、噂の内容なんだけどね、ざっくり言えば、ウォルン家が王家と手を組んで勢力を大きくしようとしてるって感じなの」
「そこに、俺とアル様の関係も相まって噂に信憑性が増してるってことですね」
「ええ、そうよ」
さらに細かく説明すれば、合同警備体制での実績がウォルン家の力の強さを示すことになり、そのせいで政治への干渉を図っているのではないかという噂に発展しているようだ。
「ここで問題なのが、どこから漏れたか。それとなぜこんなにも急速に広まったのか。あとは忘れているかもしれないけど、なぜハナマー家よりもウォルン家の方が事件解決率が高いか、よ」
「それは、ハナマー家の警備体制が脆弱だからなのでは?」
ミギアはそばに置いてある直近の捜査資料を父の卓上に置くと、ルーネン公爵に問いかけた。
以前この話題については兄たちと話し、解決済みのはずだ。
「そうね。それも一理ある、と言いたいけれどそうではないのよ。例えばここを見て」
ルーネン公爵は捜査資料の一部を指で示した。
そこには事件解決時の流れが記載されている。
鍛冶屋の前で男たちが刃物の見せ合いをしていたところ、通行人に注意されたことで揉め合いに発展。
近くにいたハナマー家警備員が応援を求めて男たちを鎮圧。といった内容だ。
「次にここよ」
対応に当たった人物と所属部隊の記載。
そこにはウォルン家の警備隊員の名前が書かれている。
「至って普通の内容に見えますが」
資料をまじまじと読みながらも、おかしな所は特にない。
するとミギアが他の資料も読み始めた。しばらく読み進めて、はっと声を漏らす。
「これは……通報人や応援要請をしているのはハナマー家の者ですね。でも解決に当たっているのはウォルン家」
「そう。普通は警備隊は少なくとも3人で組まれるはずよ。小さな事件であればその人数で対応できるようにね。でも、どの事件もわざわざウォルン家を呼んでるわ」
ということは、わざと手柄をウォルン家に渡しているということになる。
ハナマー家にデメリットになることをあえて行っているのだ。
「私の領地でもね、噂が広まってたから少し気になってこっそり調べてみたの。これだけでは証拠にはならないから難しいんだけどね」
確かにそうだ。
人手が足りなかった。たまたま近くにいた。
適当に言えば誤魔化されてしまうほどのものでは証拠として扱えない。
「私たちは、ほかの領地のことに干渉はできないわ。だから、手伝いができるのはここまで」
「ありがとうございます。でも、なぜここまでしてくださるのですか?」
「それは、カイルアくんが私の従者が困っていたときに助けてくれたからよ」
「え、俺がですか?」
「そう。覚えていなくてもいいのよ。それは、あなたがたくさんの人を助けてあげているってことだもの」
ここでもまた人の縁に恵まれた。
それは、アルが出会った頃に教えてくれたようにカイの才能とも言えるものだった。
花は種だけでは花には育たない。
これは母の口癖だ。
土があって、水があって、太陽があって初めて芽吹く。芽が出たあとも、大事に育てる人がいてようやく花開く。
そうやって、たくさんのものに支えられてようやくひとつの美しいものになるのだ。そして、新しい種になる。
それは、まさにカイが他者に与えてきたものなのだろう。
「いや、本当にありがとう」
父がお礼をいうと、ルーネン公爵は吹き出した。
「やめてちょうだい。あなたが私に謝るなんて気持ち悪くて鳥肌が立っちゃう」
「お前なぁ、人がせっかく感謝を伝えているというのに……」
「あー、もう、また始まったわ。私はこれで失礼するわね、カイルアくん、頑張ってね!」
ルーネン公爵はカイの肩をポンポンと叩くと嵐のように去っていった。
「さてお前たち、やることはわかっているな?」
「かーくんと一緒に噂の真相と証拠を掴むことですね」
「そうだ。こちらも噂が広まらないようにできるだけ手を回しておく」
渡されたのは過酷な試練。
だか、乗り越えられない試練ではないはずなのだ。
カイは拳に力を入れると、戦う意思を心の中で灯した。
慌ただしいとは言えどそれは侍女たちではなく、見慣れない兵士達が屋敷内を徘徊しているからだ。
今日は何か来客の予定があっただろうか。
覚えのない出来事に、焦りながら身支度を済ませると事情を聞くため執務室へと向かった。
「失礼します」
扉を鳴らし中へ入ると、そこにはミギアと父、そして銀色の長髪の人物が立っていた。
その人物は男性とも女性とも言えない中性的な顔立ちをしているが、男性の装いを身にまとっている。その容姿から、すぐに誰なのかを理解することができた。
この人は三大公爵家のひとり、ルーネン家の公爵だ。
女性も男性も魅了する美しい公爵としてもさることながら、農業や科学の分野でも名を轟かせる、今最も人気のある人物でもある。
そんな人物がなぜこの場にいるのか。それはあまり良い出来事ではないように感じた。
「あ、今ちょうどかーくんを呼ぼうと思ってたんだよ。おいで」
ミギアは落ち着いた様子で手招きをした。それに大人しく従う。
「こちらはルーネン公爵」
ミギアが彼を紹介すると、丁寧に挨拶を交わした。
「はじまして。あなたがカイルアくんね?朝からお邪魔してごめんなさいね」
「いえ、ようこそお越しくださいました。カイルアです」
ルーネン公爵は人懐っこい笑顔を向けると少し女性のような口調で話した。
穏和で誰に対しても分け隔ての無さそうな人柄は一言話すだけでも見て取れる。
ルーネン家の当主がこのような、他公爵と違う雰囲気なのには理由がある。それは当主は血筋ではなく選挙で決まるからだ。
実力主義の地でもあるルーネンは実績がものを言う。そうした統治体制を取っているため、当主によって領地の様子もガラリと変わる。
現在のルーネンが穏やかなのも、この領主ありきという訳なのだ。
「今日はどうされたんですか?」
カイは早々ではあるが本題を切り出した。
予想では、お披露目会に向けての話か、それとも合同警備に関することか、いずれにせよ手紙や使いを送ることをせずに直接本人が来たということは重要な案件であることは間違いない。
「そうね、カイルアくんにとても関係があることよ。アルミス王子の件って言ったらわかるかしら」
カイの予想の中でも、最も当たって欲しくないものが的中した。
内容がどうであれ、今この時点でルーネン公爵が知っているというその事実が全てを物語っている。
「もしかして、噂が広まってるってことですか」
「えぇ。それも良くない噂がね。あんまり驚いていないって事は、もしかして知ってたのかな?」
カイは黙り込んだ。
ミギアは少し驚いたようすでカイを見つめる。
ここまで一言も話さなかった父がようやく口を開いた。
「カイ、すまない」
突然の謝罪に思わず「え?」と聞き返す。
「お前からアルミス王子が18になるまでは今の関係を続けると聞いていたが、もっと注意をするべきだった。情報がどこから漏れたのかは分からないが、これは私の責任だ。すまない」
父は立ち上がると、カイに向かって頭を下げた。
「父様が悪い訳では無いですから。頭を上げてください」
「ウォルン公爵、私もあなたが悪いとは思わないわ。カイルアくんも困っているでしょ」
ルーネン公爵からも言われてようやく頭を上げると、再び静かに椅子に腰を下ろした。
「私は、カイがようやく見つけた大切なものを奪いたくなかったんだ」
「俺はまだ奪われたとは思っていません」
カイは力強く答えた。
噂を流した者はなぜそれを知っていたのか。なぜ、噂を流したのか。まだ何も分かってはいない。
きっとどこかに原因があって、突破口もあるはずなのだ。
「かーくんは強くなったね」
そばで見ていたミギアは静かに言った。
その表情は嬉しそうにも、寂しそうにも見えた。
きっと言いたいことは沢山あるだろう。
なぜ自分に相談してくれなかったのだと。けれども、それに対するカイの返事も想像できるはずだ。
みんなに迷惑をかけたくなかったから、と。
「さて、噂の内容なんだけどね、ざっくり言えば、ウォルン家が王家と手を組んで勢力を大きくしようとしてるって感じなの」
「そこに、俺とアル様の関係も相まって噂に信憑性が増してるってことですね」
「ええ、そうよ」
さらに細かく説明すれば、合同警備体制での実績がウォルン家の力の強さを示すことになり、そのせいで政治への干渉を図っているのではないかという噂に発展しているようだ。
「ここで問題なのが、どこから漏れたか。それとなぜこんなにも急速に広まったのか。あとは忘れているかもしれないけど、なぜハナマー家よりもウォルン家の方が事件解決率が高いか、よ」
「それは、ハナマー家の警備体制が脆弱だからなのでは?」
ミギアはそばに置いてある直近の捜査資料を父の卓上に置くと、ルーネン公爵に問いかけた。
以前この話題については兄たちと話し、解決済みのはずだ。
「そうね。それも一理ある、と言いたいけれどそうではないのよ。例えばここを見て」
ルーネン公爵は捜査資料の一部を指で示した。
そこには事件解決時の流れが記載されている。
鍛冶屋の前で男たちが刃物の見せ合いをしていたところ、通行人に注意されたことで揉め合いに発展。
近くにいたハナマー家警備員が応援を求めて男たちを鎮圧。といった内容だ。
「次にここよ」
対応に当たった人物と所属部隊の記載。
そこにはウォルン家の警備隊員の名前が書かれている。
「至って普通の内容に見えますが」
資料をまじまじと読みながらも、おかしな所は特にない。
するとミギアが他の資料も読み始めた。しばらく読み進めて、はっと声を漏らす。
「これは……通報人や応援要請をしているのはハナマー家の者ですね。でも解決に当たっているのはウォルン家」
「そう。普通は警備隊は少なくとも3人で組まれるはずよ。小さな事件であればその人数で対応できるようにね。でも、どの事件もわざわざウォルン家を呼んでるわ」
ということは、わざと手柄をウォルン家に渡しているということになる。
ハナマー家にデメリットになることをあえて行っているのだ。
「私の領地でもね、噂が広まってたから少し気になってこっそり調べてみたの。これだけでは証拠にはならないから難しいんだけどね」
確かにそうだ。
人手が足りなかった。たまたま近くにいた。
適当に言えば誤魔化されてしまうほどのものでは証拠として扱えない。
「私たちは、ほかの領地のことに干渉はできないわ。だから、手伝いができるのはここまで」
「ありがとうございます。でも、なぜここまでしてくださるのですか?」
「それは、カイルアくんが私の従者が困っていたときに助けてくれたからよ」
「え、俺がですか?」
「そう。覚えていなくてもいいのよ。それは、あなたがたくさんの人を助けてあげているってことだもの」
ここでもまた人の縁に恵まれた。
それは、アルが出会った頃に教えてくれたようにカイの才能とも言えるものだった。
花は種だけでは花には育たない。
これは母の口癖だ。
土があって、水があって、太陽があって初めて芽吹く。芽が出たあとも、大事に育てる人がいてようやく花開く。
そうやって、たくさんのものに支えられてようやくひとつの美しいものになるのだ。そして、新しい種になる。
それは、まさにカイが他者に与えてきたものなのだろう。
「いや、本当にありがとう」
父がお礼をいうと、ルーネン公爵は吹き出した。
「やめてちょうだい。あなたが私に謝るなんて気持ち悪くて鳥肌が立っちゃう」
「お前なぁ、人がせっかく感謝を伝えているというのに……」
「あー、もう、また始まったわ。私はこれで失礼するわね、カイルアくん、頑張ってね!」
ルーネン公爵はカイの肩をポンポンと叩くと嵐のように去っていった。
「さてお前たち、やることはわかっているな?」
「かーくんと一緒に噂の真相と証拠を掴むことですね」
「そうだ。こちらも噂が広まらないようにできるだけ手を回しておく」
渡されたのは過酷な試練。
だか、乗り越えられない試練ではないはずなのだ。
カイは拳に力を入れると、戦う意思を心の中で灯した。
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