５歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか？--

ハッチャケる

「イメージだ！イメージするんだ！」

　無限収納から取り出した手のひらサイズの四角い箱。その箱は細かい装飾がされている。

「香織もイメージしてガ○プラを着込んだんだ！プロテクターのように加工して！イメージするんだ！」

　サイズ補正も、強度補正も、カラーリング補正も！
　手のひらサイズだった箱が徐々に大きくなり、洗濯機サイズまで大きくなると、動物の描かれた面の輪を手に取り

「今こそ！」

　輪を引くとチェーンが・・・そして箱が展開され・・・

「聖衣！あとは、毎回大きさを変化させるんじゃなくて、小さいままの状態から装着までをイメージして・・・」


　できました。手のひらサイズだった聖衣をTVアニメのような装着シーンを再現して・・・

「ただ、使いどころがないんだよね・・・さて、気を取り直して次！」



「パワードスーツ・・・エイ○アンなやつじゃなくて、宇宙○戦士？メタルスキ○パニック？」

　ぁ、創造しようとしなくても、無限収納に入ってるやん・・・orz

「なぁ？ポチ？」

「なんや？」

「とらいおんさん以外の合体って基本箱に手足を入れてるよな？」

「身体の中を新幹線が走ったりもするけどな？」

「ドリルな脚パーツを両手に装着できるだろ？あれのイメージでガン○ラを・・・そうだな・・・」

　延長合体・・・？プラネッ○システム？

「そうだよ！ポチ！プラネッ○システムだよ！今の獅子(ガ○ガー)状態の手足にドリル装着するみたいにガ○プラの手足のパーツを延長合体するんだよ！それでも足りなければ、さっきまでボクがやってた聖○士聖衣方式で！」

「おぉおぉおぉぉぉ！！」

「大事なのはイメージだよ！ボクにも。香織にもできたんだ！ボクたちよりもガ○プラと長く合身してたポチならできる！」



　・・・ぽち？そろそろギルドに行きたいから、王都に戻ろう？

「・・・」

「ポチ？ショウ様もあぁ言ってるので、今日は戻りましょう？」

「・・・」

「ポチは今の身体。玩具のイメージが強固になってるんだよ、ボクに考えがあるから、今日のところは帰ろう？」

「・・・うん・・・」



「すみません、先日の傷害の件で来たんですけど、分かる方いらっしゃいますか？」

　まだアイシャさんは出勤してなかったようなので、近くの受付で聞いてみたところ、どうやらまだ思うように進展してないようだった。どうしようか悩んでるタイミングでアイシャさんが出勤してきたので、別件を質問してみた。

「アイシャさん、昨夜行ったあの無人島なんですが、あれってどっちの領土なんですか？もし王国領土なら購入したいなと思ったんですが」

　帝国との境なら、防衛目的でも良いし、交通？の便も良いしね